旬の服とシューズの売れた商品を知る方法(第774回)

※2022/2/14の記事です。

こんばんは、エスノです。

今日で約2週間の休園が終わり、
ようやく娘の幼稚園が再開されます。

長かった。

冬休みが2回来たような感じでした。

とはいえ、再開してもまた休園になる
可能性は十分ありますし、当然、
娘が感染する可能性も高まるので、
喜んでばかりもいられませんが。

今回の休園は実際に感染者が
散発したために行われた措置でしたが、
その前に自治体から登園自粛要請が
出されたことに伴って、娘は休園前から
幼稚園には行っていませんでした。

数日の差でしたが、そのおかげで
今回は感染せずに済んだようなもので、
我ながら良い判断だったと思います。

おそらく日本全国どこも似たような状況でしょう。

特に小学校低学年以下のお子さんがいる
ご家庭の方はきっといろいろ振り回されて
大変だと思います。

ずっと続くものではないので、
今をどう凌ぐかということにフォーカスして、
なんとか頑張っていきましょう。

さて、そろそろ季節の変わり目なので、
春夏の商品のリサーチをしたいなと
ぼんやり思っている方も多いと思います。

ぶっちゃけ今からだと、タイミング的には
ちょっと出遅れ感もなくはないです。

新シーズンのよく売れる商品って、
今の時期にはある程度他の商品より
反応が良いことが分かりつつあって、
力のあるショッパーたちはそれにもう
気付いています。

とはいえ、出遅れとかを気にしていては、
いつまで立っても追いつけませんので、
気付いたときからどんどんリサーチして
いけばいいだけです。

ただ、リサーチしようとしても、
まだ秋冬モノの商品がBUYMA内では
目立つ位置にあることが多くて、
どこを取っ掛かりにしていいものか
と悩んだりすることもあると思います。

基本的に私は売れた商品、つまり、

・各ショッパーの販売履歴

・各ブランドの最近売れたアイテム

から商品を選ぶことをオススメしているのは、
これまで何度も書いてきたことですが、

(一方で、人気順上位から見ていくのは、
基本的にはあまりオススメしていないです)

最近「あ、これもリサーチ商品を選ぶときに
チェックするのありだよな」と思ったものがあり、
そちらを紹介したいと思います。

それは何かというと、
BUYMAのリセールアカウントです。

https://www.buyma.com/buyer/2597809.html

ご存知のように、BUYMAには、
返品補償というサービスがあって、
対象となる商品であれば、
BUYMAが返品を受け入れてくれる
というシステムになっています。

それをこのBUYMAリセールという
アカウントで販売しているわけですが、
ここに掲載される商品というのは、
要するに「一度は売れた商品」ということです。

返品補償の対象になるカテゴリは、
主に洋服やシューズなので、
アウターやバッグ・財布なんかは、
出てこないのですが、逆に、
これらのカテゴリを集中して見たい
というときは、他が目に入らなくて
いいかもしれません。

このアカウントの商品を、
たとえば、ノンブランド以外で絞り込んで、
価格を一定額以上の範囲に設定し、
新着順とかで並び替えることで、
実際に売れたもののなかで、比較的
最近取引された商品を知ることが出来る
という可能性が出てくると思います。

もちろん、返品商品の割合は
BUYMAの取引全体からすれば
ごく僅かなので、ここを見たからといって、
すぐに良い商品に出会えるわけではありません。

一つの新しいオプションとして、
チェックしてみると、たまに良いことがある
というくらいのスタンスで見てみるのが
良いかなと思いますね。

ではではー。

P.S.

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1件で7万円の利益が出た話。(第773回)

※2022/2/10の記事です。

こんばんは、エスノです。

在庫一掃セールも終わり、
2月になってしまいました。

前回のメルマガでも書きましたが、
冬物の在庫が微妙に残っている
という方も多いのでは。

ここまで来るともう赤字販売を避けられず、
資金的に問題なければ、いっそ次の冬に
持ち越して売ればいいや…と思いがちですが、
それは基本的にはやめたほうがいいです。

よほど堅い定番商品でも、
次のシーズンに同じように売れる
という保証はどこにもありません。

また、いざ新しい商品を
リサーチするにあたって、
微妙に売れない商品が手元にあると
それが僅かにでも気にかかって、
本当にやらなければいけないことへの
リソースを奪ってしまうのもマイナスです。

今月中に叩き売るくらいのつもりで
しっかり現金化して、その資金を
春夏でしっかり利益の出る商品に回し、
その上でまた秋冬シーズンを迎えたいですね。

ところで、先日から以下の支援金の
受付が始まっているのはご存知でしょうか。

https://jigyou-fukkatsu.go.jp/

給付の条件など確認して、
顧問の税理士などがいれば、
よく相談した上で、申請できそうなら
しっかり利用させてもらいましょう。

さて、本題です。

昨年11月のことなので、
ちょっと時間が経ってしまったのですが、
特に無在庫出品においては、すごく
大事な考え方なので紹介したいと思います。

あるコンサル生が、いつものように
リサーチした結果をチャットワークで
報告してくださったのですが、
その時点での状況としては、

・リサーチした商品の売れた価格は約24万円

・同じくらいの価格で出品できるショップは見つからず

・ただし、その出品者はもう在庫切れ

・その時点で一番安いのは、30万円弱の
他の国内ショッパーで、その価格よりは
安く出品できる買い付け先は見つかった

・ただし、その価格で出品すると、利益率約6%

・高価格なのでそこまで頻繁ではないものの、
問い合わせがちょこちょこ来ているくらいには
商品自体の人気はある

という感じでした。

チャットを書いてくださった時点で、
このコンサル生の出品意欲は
あまり高くなかったのですが、
私はこう回答しました。

=================================

ちょっと利幅薄いですが、為替の設定などに余裕もたせていて、
利益額が納得行くものだったら出品するのはOKですよ。

売れてから買い付け先また探したら安くなっているところが
ある可能性だってありますし、なくても最低許せると思った
利益は確保できるわけですし。

=================================

この回答を受けて実際に出品。

そして2週間ちょっと経過した頃、
うまいこと受注が入ったのです。

が、なんと、利益が約66,000円とのこと。

どうしたのかと思ったら、
出品時に想定していたように、
買い付け先を改めて探したところ、
さらに安いショップが見つかり、
大きな利益になったとのことでした。

さらに最終的には送料も想定より安く、
結果的に1点で約7万円の利益に。

もしかしたら、この話を「たまたま」と
捉えてしまう方もいるかも知れません。

あるいは、

「利益率6%なんて馬鹿げている」

と思う方もいるやも。

しかし、こういう柔軟性のない考え方は
非常にもったいないと言わざるを得ません。

ファッションアイテムの仕入れにおいて、
時間が経てば何かしらの変化が起きるのは、
良くも悪くもごく普通のことです。

予定していたショップの在庫がなくなる
という嫌な現象もあれば、逆に、新しく
買い付けできるショップが見つかったり、
当初よりも割引率が大きくなるという
嬉しいことも、どちらもあります。

もちろん、こういった具体的な現象を、
そのタイミングと合わせて、完璧に
読み切るのは難しいです。

しかし、おそらくこういう風になるから、
こちらはこういう体制で構えておこう
というようなカバーの仕方はできます。

今回のケースで言えば、私は、

・利幅(利益率)が薄くても、為替レートに
多少余裕があり、かつ、利益額が、
「納得できる」金額ならOK

という前提を提示していました。

もしこの前提がなく、為替レートギリギリ、
かつ、利益額も自分が許せる最低額を
下回るような価格設定で出品するのは、
はっきり言って「都合よく考えすぎマインド」
「当たるも八卦当たらぬも八卦マインド」
と称されても仕方ありません。

そうではなく、リスクやデメリットの範囲を
自分でしっかり限定した上で、

「未来の選択肢の受け皿を広げる」

という目的で、出品時点で多少不利な
条件を打ち出すことは、けして頭ごなしに
否定されるものではないということです。

いろいろ参考になることが含まれる
具体的なひとつの事例として、ぜひ
頭の隅に置いておいてもらえれば。

ではではー。

P.S.

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年末年始で過去最高益が出たら特に気を付けたいこと。(第772回)

※2022/1/22の記事です。

あけましておめでとうございます、エスノです。

そう、年始の挨拶すらすることなく、
もう1月も半ばをとっくに過ぎてしまいました。

この時期になると、意外と冬物の
在庫が残っていたりして、あれ?
これちゃんと売り切れるのかな?
と焦ったりすることもあるかもですね。

そういうときは思い切って
ちょっと割安かなというくらいで
売ることに力を入れるのが大事です。

1件あたりの利益は取り切れなくても、
変に在庫が残ってしまうより、早めに
在庫状況を改善したほうが結局いいですね。

さて、年始は元旦から結構バタバタしていて、
家族で初詣に行ったり、妻の実家で
ご飯をご馳走になったり正月っぽいこともしつつ、
3日と4日は好きなアーティストの約2年ぶりの
ライブに参加したり、雪が降った日もあったので
娘とちょっと雪遊びしてみたり。

そうこうしているうちに、
先週娘の冬休みが終わって幼稚園が始まり、
ようやく通常モードに戻りつつある今日この頃です。

しかしコロナの感染が再拡大したり、
南の島の方で火山が大噴火したり、
なんか落ち着かない世相ですね。

日本にも阿蘇山という
世界屈指の活火山があり、もし噴火したら
火山灰などの影響で、北海道東部と沖縄以外は
まともに生活できなくなるそうです。

そんな話を聞いた先週日曜の朝は、
万が一阿蘇山が噴火した場合、
どうすれば最速で沖縄に家族で行けるか
という空想に、出張先の大阪のホテルで
思いを巡らせていました。

飛行機は飛ばなくなると思うので、
船で行くことになるけど、関東から行くのか、
行けるだけ新幹線で南下してから乗船
したほうがいいのか、むしろ北上してから
のほうが確実に乗れたりするのか。

また、現地についてから
宿泊はどこにするのか、とりあえず
ホテルの予約だけ速攻で数日入れて、
あとは現地で賃貸を探すのか、などなど。

まあそんな空想が現実になる確率は
万に一つもないわけですが、一方で
重要なのは、この非常識なシミュレーションを
今すぐ実行しないといけないとなったときに
実際に躊躇なく可能だということです。

これは、金銭的にも時間的にも
それなりに余裕があり、かつ、
それらに対して、自分の都合で
融通が利く割合が大きいからこそ。

ここまでの異常事態じゃなくても、
何かしら緊急事態が発生したときに、
自分の意志で決断できる割合が大きい
というのは、私が自分で商売を始めた当初から
望んでいたことのひとつです。

ふとした妄想から、そういう状態に、
今自分がなれていることに改めて気付き、
よかったなあと一息ついたところで、
毒にも薬にもならないこの謎の空想は終わりました。

長い前置きを経てここからが本題ですが、
前回のメルマガでは、青木さんとの
新しい対談音声を久々に公開しました。

■【BUYMA2021年ふり返り】「青木が2年ぶりに最高益を更新」

※再生速度1.25~1.5倍でお聴きください。

青木さんは、2019年秋以来約2年ぶりに
単月の最高益を更新したわけですが、
その過程にあった大きな不振とその原因、
そしてそこからどうやって立て直したのか
というテーマを中心に据えて話しています。

ちなみに前回更新時の音声は以下です。

※参考:「青木が最高月利●●●万円を達成!(月利288万円から2年9ヶ月ぶりの更新)」

それに加えて、今後、
BUYMAでの活動を心置きなく続けるために、
特に注意すべきリスクについてもお伝えしています。

そんな感じで、今回の音声は
いろんな切り口から味わってもらえますが、
ひとつ多くの人の励みになるのが、
BUYMA全体がいまいち調子よくなさそうと
先日の決算発表で分かったけれども、それは
個々人の成果にはほぼ影響しないということです。

以前から何度もお伝えしていることですが、
青木さんの成果がこれを改めて裏付けてくれています。

BUYMA全体の総取扱高に目を向ければ、
その対前年比の成長率は、昨年度や
一昨年度のほうがどうも良さそうな雰囲気だ
というメルマガを先日配信しました。

しかしながら、青木さん自身は、
2020年は2019年に記録した自らの
単月最高益を塗り替えることはなかった。

これは、単月の売上が数千万円になるレベルの
BUYMAの中でもトップクラスの出品者でも、
その成果は、市場全体から受ける影響以上に、
自身の活動の内容によって左右される部分が
ほとんどということです。

これも、これまで繰り返していることですが、
「成長率」が落ちようが、そもそもBUYMAの
市場規模が数百億円あるわけですから、
当然といえば当然のことです。

これは、捉え方によっては、
多くの人の希望になり得ます。

活動の内容が良ければ成果は出て、
活動の内容が良くなければ成果は出ない。

シビアですが、至ってシンプルで、
とてもフェアだと思いますし、私は
そういうのが好きです。

一回利益出せるようになったなら、
そこから先は楽をさせてくれよ
と思うかもしれません。

しかし、競合が明確に存在する
「プラットフォーム」で「既製品」を
販売するというのは、他者の行動に
自分の成果が影響を受けやすい
というのが大前提です。

頑張る他者の存在に目を瞑り、
自分の過去の栄光にすがっていては、
寝首を掻かれて当然なわけです。

それを踏まえてやっていかないと、
常に成果を出し続けるというのは難しい。

もちろん、始めた頃と同じようなしんどさを
ずっと抱えて活動し続けようと言っている
わけではありません。

知識と経験を積み上げ、
より効率よく成果を出しながら、
リソースを増やしていくこと。

その経験値やリソースに胡座をかいて
弛緩し切るのではなく、それを使って
さらに効率的、効果的に成果を出すことを
少しでいいので模索し続けようと言っているだけです。

実は昨年は、青木さんを含めて、
過去に一度以上大きな成果を出した方が
コンサルやアカデミアを再受講をして
くださった件数が多かった年でもありました。

その理由は、それなりに利益は出ているけど、
最高益を超えられない、理想的な活動体制を
築き切れていない、自分のやる気に成果が
左右されてしまうなど。

みなさんの状況を詳しく見てみたときに、
BUYMAの状況云々ではなく、一度経験した
「成功体験」が、先入観や視野の狭さ、
行動の抑制を誘発してしまって、ほんの少しの
新しい(けどしんどい)ことを続けられなくなる
というのが、その原因のほとんどだったのは、
おそらくそれが、よほど意識して取り組まないと、
多くの方が自然と陥る典型的なサイクルだから
なのだと思います。

年末年始の調子が良くて、
過去最高益を更新したという方も
数多くいることでしょう。

特にそういう方こそ、
むしろここからが本当の勝負だと、
勝って兜の緒を締め直す的なつもりで、
その成果をいかに次に繋げるのかに
フォーカスしてもらうといいかなと思います。

ではではー。

P.S.

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