BUYMAは円安だと稼げないのか。(第74回)

※2013/12/30の記事です。

こんにちは、エスノです。

12月31日が大晦日と言われているので、
前日の30日は晦日というのだと思ってましたが、
そうではないとさっき知って驚愕しています笑

毎月の最終日のことを晦日と言うので、
一年の最後の12月31日は大晦日というのだそうで。

この年になっても知らないことなんて
唸るほどあるものです。

なにごとも気になったらちょっと調べると、
いろいろ知らなかったことが分かって勉強になります^^;

さて、本日、株式市場は
今年の最後の取引「大納会」の日を迎えました。

安倍さんが総理になって早1年ですが、
この1年で日経平均は急激に上昇しました。

これだけ急激に大きく上昇し続ければ、
金融資産に投資している富裕層は、
どうやってもそれなりに儲かります。

そういう背景も手伝って、
ブランド品をはじめとする高級品の売れ行きは
かなりよいということです。

しかしながら、その一方で、
我々バイヤーにとっては、
とても困った現象が起きていますね。

そう、急激すぎる円安相場です。

現時点で1ドルは約105円、1ユーロも約146円と、
かつてないほど円安が急激に進んだ一年でした。

1年半前は1ドル約80円、1ユーロ約100円でしたから、
本当に驚くべき変化と言えるでしょう。

こういう円安相場になると決まって言われるのが、
「輸入ビジネスはもう儲からない」ということです。

確かに、これだけ急激に為替が動くと、
コストが急に増えて利益が減るのは事実です。

しかし、まったく利益が出ないかというと
そんなことはありえないわけです。

そもそも、BUYMAというのは、
為替差益で利益を出しているわけではなく、

「国内外で設定される同一商品の価格差」

を上手く利用して稼いでいます。

たとえば、コーチのバッグは、
日本国内の価格が、アメリカの価格の、
だいたい2倍ぐらいで設定されています。

そもそもの大きな価格差があるから、
そこに利益を載せても国内定価よりまだ安いため
お客さんが買ってくれるという仕組みです。

もちろん、急激に円安が進めば、
一時的には利益も減ります。

しかし、あくまでそれは一時的なものです。

価格は定期的に見直されるので、
国内の価格はそのうち値上げされ、
先ほどのコーチの例で言えば、
日米の価格差はおおよそ2倍程度を保たれます。

実際に、昨年も春前に、
ほとんどの高級ブランドが
国内価格の値上げを発表していました。

とはいえ、一時的にでも利益が減るのは
痛手といえば痛手です。

特に一番最悪なのは、販売しているのが
特定のブランドに偏っている場合です

やはりブランドによっては、
国内外の価格差がそこまで大きくなかったり、
あるいは国内価格の値上げの大きさが
望ましくないケースもありえます。

そういうブランドに偏って売っていると、
いざそのブランドが売れなくなったときに、
かなり厳しい状況になってしまいます。

リスクヘッジという点からも、
複数のブランドを扱っていることは
とても有効な戦術ということですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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到着通知を催促してみる。(第73回)

※2013/12/29の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は飼っているハムスターを
近所の動物病院に連れて行きました。

最近寝ている間の呼吸が荒かったので
心配になって連れて行ったのですが、
ただの老化現象でした^^;

もう2年生きているので、
心臓と呼吸器系にガタが来てるそうで、
おまけにここ数日で急に寒くなったのが
やはりけっこう堪えているとのこと。

1,000円で買ってきたコですが、
その存在による癒し効果は明らかにそれ以上です。

少しでも長く生きられるように
いろいろしてあげたいところですね。

さて12月のBUYMAの売り上げは、
29日時点で240万まで来ました。

発送済みで到着通知がまだのものが30万くらいなので、
結局260万くらいで着地しそうです。

今月これだけの売上になったのは
ひとつの商品が40個くらい売れたのが一番大きかったです。

来月以降はそれ以外のものも売れるように、
そしてさらに手間を削減できるように手を打っていきます。

特に、1月はまだいいのですが、
2月はセールの反動もあって
基本的にいきなり売れなくなります。

同じ理由で8月も売上が落ちるのですが、
そこに向けた対策も取っていかないといけません。

とは言っても、
やることは基本的に変わりませんが。

とりあえず私としては、
31日までに少しでも多く到着通知がほしいので、
明日お客さんに催促の連絡をしようと思います。

これもちょっとコツがあって、素直に
「到着通知、はよおくれ」と伝えてしまうと、
お客さんが急かされたと感じて、
評価が悪くなる可能性があります。

そこで重要なのが、

・催促するタイミング
・催促する文章

になってきます。

タイミングは、出来れば、
発送後5日目以降にするのがよいです。

5日目には事務局から催促がいくので、
その少しあとの7、8日目くらいがよいでしょう。

ただ、正直こちらよりも重要なのは
どんな文章で催促するかということです。

文章の内容が「急かされた」という内容でなければ、
どのタイミングであっても、
お客さんの印象は悪くなりません。

では、どんな内容にすればいいかというと、

・商品は無事に届いたか
・商品は問題なかったか
・もし問題があったらすぐに対応する
・そうでなければ到着通知をください

という相手を慮る内容にすればいいわけです。

基本的に、人は
相手の都合を押し付けられると
嫌な気持ちになるものです。

しかし、
自分のためを思ってされた発言、行動には、
悪い印象を持つことがほぼありません。

結局言うことは「到着通知くれ」なのですが、
「もし問題があればすぐに対応します!」
という「誠意」をメインに文章を組み立てて、
「到着通知くれ」をおまけにすることで、
受け取る側の印象は大きく変わるのです。

細かいポイントですが、
こういうところがちゃんとできるかどうかが、
長い目で見たときのバイヤーの総合評価に繋がります。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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これからBUYMAを始めても上手くいく理由(第72回)

※2013/12/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

忘年会シーズンということで、
私もあちこちでいつもよりお酒を嗜む日々ですが、
だんだん地味に体調が悪くなってきました…。

ものすごく悪い、というわけではなく
なんとなく100%じゃない、という微妙な感じが
とても気持ち悪いです。

「酒は百薬の長」といいますが、
あれはたぶん酒屋がお酒を売るために考えた
嘘っぱちのキャッチコピーに違いありません。

まあ飲んで喋ることで、
ストレスは緩和されるかもしれませんね。

突然ですが、BUYMAというサービスが始まり
今年でどのくらいかご存知でしょうか?

実は、2005年2月に始まっているので、
もうすでに9年近く運営されているサービスなのです。

さらに近年では、運営会社のエニグモが、
BUYMA以外のすべての事業から撤退し、
経営資源のBUYMAへの集中投資を行ったり、
あるいは東証マザーズへの上場などを経て、
かなり世間的に認知されるサービスになってきています。

私がバイヤーを始めた2011年には、
BUYMAのメインターゲットである20~30代女性でも、
その存在はそれほど知られていませんでした。

しかし現在同じ世代の女性に聞いてみると、
2,3人に1人くらいは知っていたりします。

こういうような状況の変化を考えるとき、

「BUYMAがこれだけ知られていると、
 競合も増えすぎてもう稼げないのでは?」

と勘繰ってしまう人も多いようです。

こういう書き方をしているので分かるかと思いますが、
もちろんこのクエスチョンは、完全な誤りです。

まず、現時点で数多く販売しているバイヤーさんが
かなりの数いることは、BUYMAを見れば一目瞭然です。

もちろん、私もそのうちの一人です。

では、そういう人たちが売れている要因は、
単純にBUYMAを先に始めていたからなのかというと
これもNOです。

もちろん、長くやっているために経験があり、
結果として実力がついてるために、
今も数多く売れ続けているというのも、
これも紛れもない事実です。

しかし、始めたばかりでも
ちゃんと成果を出しているバイヤーはいます。

いわゆる「早い者勝ち」的な先行者利益は
バイヤーにはほとんどないと言って差し支えありません。

先行者利益というのは、
「知っているだけで優位に立っている」
という状況のことです。

はっきり言って、
もうBUYMAはそんなフェーズにはありません。

今販売できるかどうかは、
これまでブログやメルマガで書いてきたような、
ちゃんとしたバイヤーとしての能力が問われる、
そういう世界になってきています。

「だから」、ちゃんとやればちゃんと売れるわけです。

みんな「ちゃんとやる」のは嫌いなので、
ちょっとやって成果が出ないとすぐにいなくなります。

だから、いつまでたってもある程度実績を出せるバイヤーの数が
3万人近い登録者に対して数百名もいないのです。

おまけに、BUYMAの認知度がどんどん上がっている
ということは、新規のお客さんが増加し続ける
ということを意味しています。

実際に、私のお客さんの9割くらいは、
BUYMAで購入するのは初めて、という方です。

競合となるバイヤーの数が実は多くなく、
お客さんは増え続けている。

しかも、取り扱うファッションアイテムは、
半期ごとにそのラインナップがすべて入れ替わります。

そのたびに、古参バイヤーも新人バイヤーも
また同じスタートラインから勝負することになるわけです。

ただ、どうしても経験の差はあるので、
新作販売の準備に対する知識、意識が違ってきます。

そのため結局同じスタートにはならないですが、
しかし、本質的にはみんな同じ勝負です。

こんな状況下で、

「競合が多すぎて飽和する」とか、
「価格競争が凄すぎて利益が出ない」なんてことは

絶対に有り得ないわけです。

もちろん、一部のブランドやアイテムで、
競争が激しくなることは事実ですが、
そのときはさっさとそこから撤退すればいいのです。

取り扱えるアイテムもそれを求めるお客さんも、
限りなくたくさん存在しています。

必ずそこかしこに、
意外と美味しいポイントが転がっているわけです。

なんか書いてるうちに盛り上がってきて
予想以上に長くなってしまいました笑

結論としては、
飽和なんてしてないし、するわけもないので、
そこを理由に諦めず頑張りましょう、
ということがお伝えしたかったのでした。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.
昨日のメルマガでコンサル的な相談でもいい
ということ書いたらさっそくご質問いただいたのですが、
別に今の時点で料金とかいただくつもりもないので、
気軽にご連絡してくださいね笑

P.S.

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