メルマガ:BUYMA(バイマ)ハイブリッド販売戦略

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BUYMAの作業の場を求めて東京から大阪まで行く理由(第608回)

※2017/10/30の記事です。

こんにちは、エスノです。

だいぶ久しぶりのメルマガになってしまいました。

気付けば10月もあと1日とちょっとです。

海外のセレクトショップからは、最近
短期セールの案内がちょこちょこ届いていますね。

セールの時期に毎回メルマガで書いていますが、
これは本格的なセール前のプレセールのようなものです。

これをまず活かせるかが、セール時期に
利益を大きく伸ばせるかの一つのポイントになります。

自分の売れ筋商品の在庫があるショップからの
プレセールの案内を見逃さないようにしたいですね。

さて、世間がそんな感じで動いている間も、
私は、昨日は福岡、一昨日は東京で
BUYMAアカデミアのワークショップを行ったり、
今月から始まった個別コンサルを実施したりで、
そこそこ忙しくはしておりました。

ワークショップと言えば、もうすでに、
先々週のことですが、大阪と名古屋に
普段東京で参加してくださっている
高野さんが遠征してきてくださいました。

ワークショップというのは、
たとえば一緒に買い付け先を探したり、
ライバルをチェックして、どうやって
そのライバルを倒すかを検討したりと、
個別の課題について私とマンツーマンで、
話す時間もあります。

ただ、基本的には、
ご自身で作業していただく時間のほうが長いです。

なぜ、その「作業の場」を求めて、
わざわざ新幹線で2時間半以上かけて、
大阪にまで足を運んだのでしょうか?

高野さんは私の個別コンサル生で、
月利10万円を突破した方の中では
それまでに一番時間を要した方です。

個別コンサル開始が2015年6月で、
月利10万突破が翌年の4月でしたので、
実に10ヶ月間かかったわけです。

これだけ書くと私の力不足を
露わにしただけなんですが、
それまでの地道な努力が実を結び、
そこからもしっかり成果を伸ばして、
その年の秋には週5勤務だったのを週4日に減らし、
その年の12月には月利50万円を突破。

翌年、つまり今年はさらに勤務日数を減らし、
6月には私と青木さんと一緒に、イタリアは、
ヴェネツィアとミラノに買い付けに出かけています。

これだけ聞くと、傍から見れば、
かなり上手くいっているというように
思われるかもしれません。

ただ、ご本人の意識としては
意外と逆なのが面白いところです。

生活するのには十分な利益があること、
時間的な余裕がかなり生まれたこと、
海外買い付けというなんとなく思い描いていた目標を
達成してしまい、そしてそれが、実際は、そんなに
大げさなものではないと分かってしまったこと。

そういったことから、BUYMAの作業自体に
なんとなくメリハリがなくなってしまっていることに
ちょっと悩んでいるような状態でした。

そこで、いつもと違う環境、刺激を求めて、
東京からわざわざ名古屋と大阪に遠征した
というわけです。

BUYMAに使える時間が増えるほど、
やりたいことがやりたいだけ出来て、
利益が増えそうなものだと、
おそらく誰しも想像すると思います。

特に、今まさに、仕事や家事や育児で
時間がない!と体感している方からすれば、
なおさらそう思うことでしょう。

確かに、一定以上の作業時間というのは
間違いなく成果を出すためには必要です。

さすがに毎日始発で出社して、
終電で帰ってくるような状況だと、
その状況で頑張るよりは、まずは
転職を考えるべきだと思います。

しかしここが難しいところで、
時間の余裕があったらあっただけ有利か
というと、意外とそんなこともないのです。

実際、高野さんも月利50万のときは
週4日は出社していましたし、青木さんも、
初めて月利100万を達成したときは、
まだ正社員として働いていました。

また、副業である程度成果を出した方が、
いざ会社を辞めて時間が大幅に増えたのに、
思うように成果が伸びないというのは
割とよくある話だったりします。

人はある程度時間が限られているからこそ、
今一番やるべきことは何なのかということを、
これ以上ないくらいシビアに精査して、
その注力すべき部分にギュッと集中して取り組みます。

時間が出来てしまうと、その
優先順位が少しぼんやりしてしまい、
またいつでも取り組めることがアダとなって、
集中力を欠いた状態で作業してしまいがちです。

これが、使える時間の絶対量と成果が
完全には比例しない理由です。

要するに、集中して質の高い作業を行う時間を
毎日ある程度確保できているのであれば、
大きな成果を出すことは十分可能だということです。

この前提に立ったときに、必要なのは、

「使える時間の絶対量」

ではなく、

「今使える時間を何に使うのか」

だということが分かります。

つまり、自分の時間というリソース(資源)を
どんな作業に割り振っていくのかが重要だということです。

この設定を多くの人たちは間違えているので、
なかなか思ったように成果が伸ばせないわけです。

特にこの冬のセールの時期に多いのが、

「自分が売りやすい商品に時間を掛けすぎる」

という現象です。

どういうことかというと、たとえば、
自分が出品している商品の中で、
すでに何個も売れていて、日々問い合わせが来て、
ライバルもそこまで強くなく、かつ利益もそこそこ取れる
とても素敵な商品があったとします。

今の季節だと、ダウンジャケットなどのアウターで、
こういう商品はちらほら見られますね。

この商品だけにフォーカスすると
とても嬉しいことなのですが、
実はそう単純な話ではありません。

こういう、反応も良く、利益の取れる商品は、
当然最初のうちはこまめにライバルを見たり、
あちこち買い付け先を探して、少しでも
在庫を確保できないか探したりするでしょう。

しかし、シーズンが進むにつれて、
在庫が新しく入荷するショップは減り、
ある程度買い付け先を探すのもやりきった
という状況になります。

しかし、こういう美味しい商品は、
その美味しさ故にちょっとした麻薬のようで、
すでに散々買い付け先を探したのに、
まだないかな、まだないかなと、
さらなる買い付け先を探すのに、
いたずらに時間を掛けてしまったりします。

それは、その手応えの良さもさることながら、
自分がそれまで扱っていることによる、
取っ付きやすさも大いに関係しているでしょう。

誰でも、慣れていないことより、
慣れていることに真っ先に手を付けたほうが、
気持ちが楽なものです。

ただ、それに真っ先に取り組むことが、

「今使える時間を何に使うのか」

という観点から考えると、筋が良くない
というのはお分かりいただけると思います。

この場合、今反応の良い商品に対しては、
出来るだけ手間を掛けないように利幅を伸ばす、
つまり、コスパを上げるという発想で当たるべきです。

逆に、時間を掛けるべきなのは、
すでに出品した商品をもっと売れるように出来ないか、
あるいは、今まであまり手を付けてこなかったブランド、
商品のリサーチなどの「試行錯誤が避けられない」
慣れていない部分にしたほうがいいわけです。

これが、トータルで見たときに
成果を大きくするために必要な考え方です。

もちろん今回の例とは反対に、

「今はその売れやすい商品の買い付け先を
もっと頑張って探したり、ライバルの状況を
もっとこまめにチェックしたりして、どうしたら
さらに売れるようになるか?に注力すべき!

新規のリサーチはちょっと寝かせてもいいよ!」

という状況もあります。

いずれにしても大事なのは、

「使える時間の絶対量」

ではなく、

「今使える時間を何に使うのか」

ということです。

これは、もっと具体的に言えば、

・作業に優先順位を付ける

・優先順位の高い作業に特に集中して取り組む

ということです。

これだけ見るとBUYMA無関係のようですが、
優先順位を付けるために必要なのは、
BUYMAの仕組みに対する理解度だったり、
具体的な買い付け先の探し方などの
ベースとなるノウハウだったりします。

結局、「今使える時間を何に使うのか」
というBUYMA以外でも必要な汎用性の高い基礎と
具体的なBUYMAのノウハウのどちらも大事で、
そのどちらも不可欠ということですね。

ではではー。

P.S.

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