メルマガ:BUYMA(バイマ)ハイブリッド販売戦略

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セール時期は世界中が買い付け候補。(第302回)

※2014/11/4の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のメルマガで、
一気に円安になったことから派生して、
輸出に取り組むのもアリという話をしましたが、
ちょっとその補足をしたいと思います。

繰り返し書いたことですが、
円高だから輸入が稼げて、
円安だから輸出が稼げるというような、
そんな単純な話は一切していません。

これも何度か一気に円安に触れたときに書いたことですが、
一気に動いた直後は、日本国内の価格が変わらないため、
海外価格との差が小さくなり売れづらくなりますが、
それは季節ごとの値上げという形で是正されるものです。

実際に2012年の夏は1ドル80円くらいだったので、
その頃から比べれば今は海外買い付け費用は
約30%アップしているわけです。

しかし、アメリカと日本の同じ商品の価格差というのは、
当時とほとんど同じ比率で存在しています。

輸入転売の本質は「国内外の価格差」を突くことです。

それが存在するのは、
為替によるものではないので、
1ドルがいくらだろうが関係ないわけです。

同時に、輸出転売の本質も同じく、
「国内外の価格差」を突くことです。

これも為替によって生まれたわけではなく、
常に存在し続けるもののため、
1ドルがいくらであろうと利益を出すことは可能です。

輸入だろうと輸出だろうと、
結局「販売する難しさ」というのは、
基本的には変わりません。

輸入でちゃんと利益を出せている人は
輸出でもちゃんと利益を出せますし、
その逆もまた真なりです。

逆に、輸入で利益を出せない人が、
じゃあ輸出に取り組みだしたというだけで、
急に上手くいくわけはないということです。

ただ、直近の、円安に一気に動いた、
あるいは動きやすい環境を考えた場合には、
“売ったあと”に得られる利益というのが、
輸出の場合は一時的にボーナス感はあるでしょう。

そういう意味で、現時点でまだBUYMAを始めていない人は、
輸出から腰を据えて取り組み始めるのも、
アリかもしれないということですね。

さて、今日もちょっとしたセールネタを。

ブランド品というのは、
基本的にはそれが生まれた国というのが
一番価格が安いことが多いです。

アメリカブランドならアメリカ、
フランスブランドならフランス(もしくは通貨がユーロの諸国)
というような感じですね。

ただ、もう少ししたら本格的に始まる、
セールの時期はちょっと違ってきます。

ヨーロッパのブランドでも、
アメリカのセールの割引率が大きいために、
ヨーロッパのショップで購入するより安い
なんてことが普通に起きてしまうわけです。

ということで、特にこれからの時期は、
一つの商品に対して世界中のショップの価格をチェックすることで、
ライバルより優位に立てたり、思わぬ利益を取れることもあります。

世界中というのは、もちろん
以前メルマガでも書いたように、
日本国内の直営店なども含みます。

「世界中って、探すのが大変になりそうだ…」
と思うかもしれませんが、ちゃんと探せる人にとっては、
むしろ通常時よりも買い付け先候補が増えるわけなので、
受注後のキャンセルを減らせて嬉しかったりします。

うっかりいつものくせで、
ひとつの地域だけで在庫を確認して、
おしまいにしないように気を付けたいところですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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