在庫販売で成果を出した人が陥る罠とは2(第796回)

※2023/5/6の記事です。

こんばんは、エスノです。

先日より1年半以上ぶりに、
BUYMAコンサルティングコミュニティ
「BUYMAアカデミア」の新規会員の
募集を行っています。

■BUYMAアカデミア詳細

http://

※メルマガでのみ募集しました。

BUYMAアカデミアは、
コンサルティングコミュニティ
と銘打っているように、
「個別コンサルレベルの
アドバイスとサポートを、
コミュニティレベルのコストで」
というコンセプトのサービスです。

頻度や手段は異なりますが、
すべてのコースにおいて、
私が参加者それぞれの状況を確認し、
具体的にフィードバックする機会が
設けられています。

・自分のアカウントの診断をして欲しい

・この商品のリサーチが上手くいかない

・この出品者の仕入先を探すヒントがほしい

・出品した商品のアクセスが伸びないので、
メンテナンスのアドバイスが欲しい

・現在の活動体制のボトルネックと、
その改善策について一緒に考えてほしい

などなど。

こうした「個別具体的な課題」の
解決に取り組むのは、一般的には
まさに、個別コンサルと呼ばれる
サービスそのものだと思います。

そんなの普通に無理じゃないか?
と思うかもしれませんが、アカデミアの
運営がもう丸7年続いているのが、
無理じゃない何よりの証拠になると思います。

対面(ワークショップ)、スカイプ、
チャット、メールなど様々な手段を駆使し、
また、必ず行うフィードバックの頻度を
コースごとに変えることで、ちゃんと
成立するように設計しているわけです。

ということで、「一般的なノウハウ」
ではなく、それを「自分の状況に合わせて
具体的にどう落とし込めばよいのか」という
観点からのアドバイスが必要だなと
感じている方は、ぜひご参加いただければ。

コース毎に募集人数は異なるので、
詳しくは上記ページをご覧ください。

募集締切は5月8日(月)24時ですが、
定員に達し次第締め切りますので、
あらかじめご了承ください。

またいつものように、BUYMAで
効率よく利益を出すために必要な視点を
レポート形式で盛り込んだ内容になっています。

ぜひ一度は読んで、
日々の活動に役立てくださいね。

上記ページを読んでなにか不明な点があれば、
遠慮なくお問い合わせくださいませ。

さて、ちょっと間が空いたのですが、
前々回のメルマガで取り上げた話題の続きです。

画像問題でにわかに脚光を浴びている
在庫販売ですが、そこには多くの人の
想定以上のリスクが潜んでいるという話でした。

結論から言ってしまうと、それは

「在庫が売れ残ってしまう」

ということです。

いやいやエスノさん、
そんなことは在庫販売のリスクとして、
誰でも理解していることで、だからこそ、
みんな無在庫販売という点に魅力を感じ
BUYMAを始めるんじゃないですか?

今さら何を言っているんですか??

もしかしたら、こう思ったかもしれませんが、
まあちょっと聞いてください。

おそらく多くの方が思う
「売れ残りのリスク」というのは、
たとえば、5万円で仕入れたものが、
想定していた価格で売れてくれず、
支払いに間に合わないとか、しばらく
その資金が在庫として塩漬けになるとか、
あるいは、赤字で販売せざるを得ず、
当初よりお金が減ってしまった、
というようなことだと思います。

もちろんこれも注意すべき代表的なリスクです。

そのために、多くの人は在庫を持つときに、

「この商品は在庫を持っても良いのか?」

ということに、かなり苦心します。

販売履歴や問い合わせ、
ライバルの状況、仕入れ価格、
商品のシーズン、自分の資金状況…。

そして、それらの事実から導かれる、
商品自体の売れ方と、自分の売り方の
シミュレーションも重要になってきます。

そういった様々な要素をチェックして、
「この商品は買っても大丈夫なのか?
損をしないのか?」という保証を
求めるわけです。

その結果手にした在庫は、
チェックの仕方が、よほど適当だったり、
あるいは、自分本意な解釈をしすぎて
いない限り、まったく売れないということは
ほとんどないと思います。

思ったようにアクセスが集まらなかったり、
想定していた価格では売れなかったり、
という多少の計算外はあると思います。

なので、売れるまでに時間が掛かって、
資金の回収が遅れたり、多少の赤字が
出てしまうということもあるでしょう。

しかし、こういったことは、実は、
買うときのチェックをいくらしっかりしても、
起こるときは起こってしまいます。

こういう話題について思いを馳せるとき、
最近だと、MAX MARAのRIGAという
モコモコした真っ白なアウターが私の脳裏を過ります。

ブランドとしては23SSシーズンの商品
という設定はされていたものの、明らかに
日本では冬物としてしか用がないこのジャケットは、
登場当初こそやや動きが悪かったものの、
年末年始でかなり売れ行きが良くなった上に、
価格もそれなりに高く売れていて、かなり
多くの出品者が参入することになりました。

しかし、1月後半から、
それまでの反応の良さが嘘のように、
一気に売れなくなってしまいました。

その結果、販売価格は暴落し、
次の冬に望みを託して在庫を持ち越すか、
あるいは、赤字で販売せざるを得なかった
という出品者も多かったように思います。

ちなみに本日時点で、手元在庫ありの
商品ページがまだ17件存在しています。

それぞれが在庫を1つずつしか持っていない
ということはなさそうなので、その塩漬けに
なった資金の総額はなかなかのものになっています。

なぜこんな事態になってしまったのか。

確かに需要に対して供給が増えすぎた
という印象はありましたが、それ以上に
その需要の落ち方があまりにも急すぎました。

それまで毎日、日によっては、
1日に数件の問い合わせが来ていたくらい
まあまあ反応があったのに、ある時を境に、
急に動きが止まってしまったのです。

もちろん、反応が良かったと言っても、
その短い期間での実績からの見通しを、
どこまで確かなものと考えるのかは、
慎重に判断すべきところではあります。

あるいは、完全な冬物なので、
売れる時期を2月末までと想定すれば、
年始くらいのタイミングで在庫を買うのは
やはり売れる期間が短いということで、
売れ残るリスクが否定できないというのもその通りです。

なので、資金に余裕がなかったり、
石橋を叩きに叩いて渡るのであれば、
こういう要素から在庫を持たないという
判断をするのももちろん間違っていません。

一方で、上記は織り込んだ上で、
かなり利幅が取れる仕入れができるから、
2か月以内に売れるであろう個数を買う
という判断をするのも、けして間違ってはいない
そのくらいの販売実績はあった商品でした。

この商品に起きた、「需要」つまり
「お客さんの人気」が、波が引くように
一気に落ちるということは、基本的には
予測しようがありません。

もうひとつ例を上げましょう。

たとえば、在庫を持ったときに、
こういう事態に陥ったことはないでしょうか。

様々な要素をチェックして、
これは売れるはずと思って買った商品が、
自分の予想通りちゃんと売れてくれた。

複数個仕入れたり、あるいは売りながら、
繰り返し仕入れながら、それでもちゃんと売れ続けた。

しかし、最後の最後で、少数の在庫
(だいたい最後の1つというケースが多い)が
なぜか売り切れず残り、まあいつか売れるだろう
と思っている間に、人気順も大きく落ちて、
そもそもアクセスすら来なくなってしまい、
気付いたらずっと手元に残っている…。

もしくは、こういうのも良くあるパターンです。

季節モノの人気商品を在庫で持ち、
その人気は先述のRIGAと違ってちゃんと続き、
商品自体もしっかり売れ続けたものの、
買った在庫を、シーズン終了までに捌き切れず、
結果的に数点売れ残ってしまった…。

これらは、極端な例ですが、
何が言いたいかというと、実は在庫販売では、

「購入時点での判断の正確さ」

と、

「在庫が売れ残るリスク」

というのは、実は関係ない場合も多いということです。

多くの人は、
買うときのことばかりを気にするのですが、
実はそれよりも大事なのは、

・買ったあとにちゃんと売ろうとすること

・ちゃんと売るために、その商品の
お世話(メンテナンス)をこまめにすること

だったりします。

RIGAであれば、私のコンサル生でも
在庫を買った人はいましたが、途中までは
数万円の利益は出しつつ、いち早く
その人気の急落ぶりに気付き、想定よりは
かなり少なくなりながらも、ちゃんと利益を出して
売り切った人もいました。

それは、この商品周りの様子を、
日頃から気にかけていたからに他なりません。

ちょっと長くなったのでここで筆を置きますが、
とにかく、在庫販売では、買うときのことばかり
考えてはいけない、むしろちゃんと売ることのほうが
重要ですらある、ということを、今回は頭に入れてもらえたらと思います。

そして、次回はさらに、この

「売れ残ってしまうことの最大にリスク」

の核心に迫りたいと思いますので、
それについてもぜひ考えてみてください。

ではではー。

P.S.

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