BUYMAの大幅下落とfarfetch画像問題から考えるべきこと(第770回)

※2021/12/16の記事です。

こんにちは、エスノです。

一昨日BUYMAを運営する
エニグモの第3四半期決算が発表されました。

■決算補足資料

https://enigmo.co.jp/wp-content/uploads/2021/12/ir_20211214_TAN2.pdf

twitterでは発表直後にツイートしたのですが、
今回の特筆すべきトピックは、通期業績予想を
大幅に下方修正したことでしょう。

それを受けて昨日のエニグモの株価は、
前日から一時30%近く下落して、今日も
同じような水準で揉み合う展開が続きました。

これだけ見ると、好調だったBUYMAも
ついにその勢いに陰りが?という感じに
見えなくもないです。

が、そこは一旦冷静に考えたほうが良いでしょう。

まず、あくまで予想を下方修正しただけで、
前年度より伸びていないわけではありません。

そしてその下方修正後の数値も、
残りの第4Qが前年度とほぼ同じという
かなり手堅い数字でのものなので、
実際に今年度の決算時点で、その予想を
多少は上回ってくる可能性が高いと思います。

ただ、すでに第4Qはもう半分経過しており、
あまりにも予想と決算が食い違ったら
それはそれでろくに数字も読めないのか?
という話になってしまうので、ある程度は
現時点での状況を踏まえた予想には
なっているはずですが。

いずれにしても、今回の決算では、
要するに第3Qの数字が良くなかった
というのは事実で、確かにこれについては、
以前メルマガでも取り上げたように、
特に8月が微妙だったという印象と一致します。

■BUYMAの半期決算と気になる新サービスについて(第754回)

http://steermylife.com/2742.html

このときも書きましたが、私には、
コンサル生をはじめとして、BUYMAで
かなり成果を出している知人が複数名います。

具体的に言えば、
パーソナルショッパーランキングで
100位以内に入るような方が10名前後いるので、
彼らの内情を追って見ていると、おおよその
BUYMA内の取引状況が把握できるわけです。

そのため、彼らの現在の状況、
つまり10月以降の売上を踏まえると、
さすがに第4四半期の予想はちょっと
手堅すぎるような気がするというのが
私の感想です。

ただ、ひとつだけ、直近の業績にも
ある程度の影響を与えたであろう
イレギュラーな現象が先日ありました。

もしかしたら、そのインパクトの大きさが
かなりのもので、それも反映した上で、
かなり微妙な予想になったという可能性も
考えられなくはありません。

それは、先日の
サイバーマンデーの真っ只中で起こった、
farfetchの画像利用者の一斉出品停止です。

実は11月半ばの時点で、
farfetchから画像の無断利用について、
かなり強く指摘が入っていたようで、
多くの方に対応をお願いする連絡が
BUYMA事務局からなされていました。

その時点でしっかり対応した方は
基本的には大丈夫だったようなのですが、
そうではなかった一部の方が、一斉に
出品停止になってしまったようです。

(ちゃんと統計を取ったわけではないので、
いきなり停止になった方もいるかもしれませんが…)

BUYMAとしては一年で一番の書き入れ時の
サイバーマンデーの真っ只中にそんなことは
したいはずもないので、fareftchからの通告が
よほど強いものだったのだろうと推察されます。

出品停止になっている間は、
当然受注が入ることはありませんので、
これによる取引の減少幅がかなりの規模で、
それが業績予想の数字にも反映された
という可能性はなくはないと思います。

こればかりはもう決算が出ていないと
はっきりしたことは言えません。

私たちとしては、この件については、
今後一切farfetchの画像を利用しない
というのを徹底するのがまずは大事です。

その上で、farfetchの画像を利用する
farfetchと提携しているセレクトショップ
というのも数多く存在するので、それにも
ちゃんと注意すること。

また、以前からちょこちょこ指摘があった
各ブランドの公式の画像やロゴなども
もう一切使わないほうが無難でしょう。

さらに、今回のムーブに触発されて、
オンラインメインで展開している大手の
セレクトショップも、今後同じように
強く指摘して来る可能性も考えられます。

具体的に言えば、net-a-porterや
MATCHES FASHIONなどですね。

直近でいきなり対応するほどではないですが、
将来的にその場合どうするのかというのは
今から考えておいて損はないと思います。

こうやって考えると、在庫を手元で撮影する
というのが一番確実な一方で、無在庫で
出品するのが難しくなりそうな気もしますが、
全部が全部ダメというわけでもありません。

自分のコントロール外の大きな変化というのは
長く続ければ続けるほど遭遇してしまうものです。

大事なのはその変化にしっかり対応する
ということなので、やるべきことを明確にし、
淡々と対処していきましょう。

さて、話が逸れましたが、最後に
結局今回の決算発表を受けて
私たちは何すればいいかというと
それ自体は別に今までと変わりません。

BUYMA全体の伸びが多少落ち着こうが、
600億円以上の取引規模があるということには
変わりがないわけです。

先述した過去の記事にもあるように、
もしここ数ヶ月の売上や利益が思ったより
良くないというのであれば、それは別に
BUYMA全体の問題ではありません。

大きすぎる視点で思い悩む前に、
まずは自分がすべき眼の前のことに
しっかり取り組めているかどうかを、
その不調の要因として考えて
手を打っていくことが大事ですね。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから