海外ショップが参入してきても問題ない理由(第722回)

※2020/11/10の記事です。

こんにちは、エスノです。

前回のメルマガで、今後のBUYMAでは、
海外のセレクトショップが直接BUYMAに
出品をしてくることが増えそうだとお伝えしました。

参考:エニグモ決算資料14ページ

「世界中の魅力的な法人や大型出品者との連携強化」

https://enigmo.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/ir_20200914_3.pdf

買い付け先がお客さんと直接つながっては、
少なくともBUYMAでの販売価格においては、
私たちパーソナルショッパーが有利になれる
可能性は、ほぼありません。

しかし、私はこの状況を
あまり悲観的に捉えていないとお伝えしました。

それはなぜか、ぜひ考えてみてください
という嫌な引っ張り方をして前回は終わりました。

さて、それでは私の考えを書いていこうと思います。

まず、対症療法的に考えられる対策が
いくつかすぐ考えられるから。

たとえば、あるショップが
BUYMAに出店してきたら、
そのショップの人気商品を
こちらが先に直接買ってしまえば
当然そのショップは販売できなくなります。

そうすれば、そのショップは、
残ったそこそこの人気以下のものしか
BUYMA上で売れなくなるので、
大した脅威ではなくなるわけです。

ただ、これだと、在庫を持つことが
資金的に難しい状況にいる人にとっては
不安の解消にはならないでしょう。

また、そもそもそのショップが、
一定以上の人気商品については、
自社のオンラインサイトでは販売しない
という対処をし始めると困ってしまいます。

その上で私は、もっと根本的な理由で、
やはり楽観的に考えています。

答えはシンプルです。

なぜなら、

「現地のセレクトショップは、

『そのショップの在庫』

しか販売しないから」

です。

腕の良いパーソナルショッパーは、
とにかく仕入れが強いです。

また、取り扱う商品についても、
ブランドのレベルや価格帯など問わず、
良い意味で節操がありません

世界中のあらゆる場所から、
さまざまな人気商品を、できるだけ
安くたくさん買い付けます。

確かに現地のセレクトショップは、
同じ商品を自分より安く出品される
という1点においては非常に厄介です。

しかし、言ってしまえば「それだけ」です。

そのショップの在庫がなくなれば、
それがどんなに人気の商品だったとしても、
再入荷があるまでもう売ることはできません。

そして再入荷は、セレクトショップが、
タイムリーにコントロールできることでもありません。

(数十件以上のセレクトショップが、
徒党を組んでBUYMAに出店してきたら
ちょっと嫌ですが、それはあまり
現実的ではないでしょう。)

一方で私たちは、当初予定していた買い付け先に
在庫がなくなったとしても、他のショップを
探し出すことで受注に繋げることができます。

そういう流動性の高さ、機動力の高さで
私たちは優位性を維持することが出来るわけです。

で、これってよく考えると、別に相手が
現地のセレクトショップとか関係なく、
私が今まで繰り返しずっとお伝えしてきた、

「パーソナルショッパーとしての地力」

を高めていくことに他なりません。

もちろん、現地のショップが参入することで、
特定の商品において、一時的に
厄介な存在が出てくるということは
残念ながら避けられません。

しかし、それもまた、セレクトショップじゃなく
普通に強いショッパーが参入してくることで、
現在も同じように起こり得る現象なわけです。

それに対処しながら、後発のショッパーでも
少しずつ利益を上げていくというのは、
ごくごくありふれた光景です。

ということで、現地のショップが
入って来ようが来まいが、
引き続きこれまでのように
淡々とやっていけばいいですね、
ということでした。

逆に、特定の買い付け先に
「依存」しながら利益を上げている場合は、
今後その買い付け先自体が、いつBUYMAに
直接進出してくるかという恐怖に怯えながら
活動していかなければいけないので、
早めの方針転換が必要になってきますね。

ではではー。

P.S.

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