在庫販売の本質と無在庫販売のデメリット(第707回)

※2020/3/2の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日久しぶりにメルマガを配信したら、
コンサルとかワークショップについての
お問い合わせを何件かいただきました。

新規の募集は、一応3月中に
実施する予定ではいますので、
興味がある方は期待せずに
今しばらくお待ちくださいませm(_ _)m

さて、昨日は福岡で
ワークショップを開催しました。

先日実施した沖縄回にも参加して
くださった福岡在住のHさんとは、
実に3日ぶりの再会でした笑

Hさんとは、彼がBUYMAアカデミアに
一昨年の3月に参加してくださってからのご縁です。

そこから約1年間は、BUYMAでの
販売スキルの熟練度というよりは、
別の大きな問題によって、なかなか
満足いく成果を出せなかったのですが、
ようやく体制が整って順調に活動を
継続できるようになった昨年2月に、
個別コンサルの半年コースに申し込んでくださいました。

そこから、夏頃まで月利20万前後を
行ったり来たりしている感じだったのですが、
夏に仕込んだものをきっかけに、9月に
一気に月利60万円まで到達すると、
11月には月利70万円を達成。

12月はその勢いのままに、
月利100万円も射程圏内かと思いきや
これまた一気に120万円を突破してしまいました。

Hさんも作業の外注はせず、
お一人で活動されているので、
最近はもっぱら、よく売れる商品の
在庫販売がメインになってきています。

ちょっと話が逸れますが、
在庫販売についてよく聞かれるのが

「何個くらい売れていたら
在庫を持っていいんですか?」

という質問だったりします。

ですが、この質問は、
そもそも在庫販売という手段の
本質を完全に取り違えてしまっています。

なぜなら、本来在庫販売というのは、

「この商品はこういう根拠に基づいて、
今後このくらいの売れ行きが見込めるから、
このくらいの在庫を確保しよう」

というのが前提にあるものだからです。

「こういう基準を満たせば正解」という
分かりやすい安心材料を求めたくなる
気持ちは分からなくはありません。

しかし、人それぞれ知識や経験や
活動環境や資金力(カード枠)など、
あらゆることが異なることを考慮すれば、
一律で「こういう基準で在庫を持てば良い」
と定めるほうが難しいわけです。

たとえば、資金力に不安がある状況では、
月に何十個も売れるけど、利益単価は
数千円みたいなものを扱ったほうが
良かったりしますし、逆に資金に余裕が
あれば、年に数個しか売れなくても、
1点で何万、何十万という利益が出るものを
扱ったほうがよかったりします。

もちろんこれは極端な例ですが、

・過去の販売履歴

・ライバルや買い付け先の状況

・自分の資金などの状況

・商品の季節性

のような様々なパラメータをチェックして、
その上でこういう風に売れるはずだと
予測を立てて、それが実現するように、
メンテナンスをしていくというのが
在庫販売の本質です。

というか、これって在庫販売に限らず、

「商品を売るときに考えるべき原則」

の一つだと理解しています。

無在庫販売が在庫販売と違うのは、
上記のようなパラメータの設定の精度が
多少雑でも問題ないという点です。

いっそ、データが少なくて
それらがよく分からない状況であっても
自分で出品して確かめることが出来る。

これが無在庫販売のメリットです。

それはひとえに金銭的なリスクが
小さいからではありますが、それゆえに
適当に出品して、出品したらほったらかしでも
特に問題はないという負の側面も存在します。

適当に出品してそのあとほったらかしでは
売れるものも売れないのは言うまでもありません。

なので、単純に手元に在庫があるとか、
売れ残ったら赤字が怖いとか、そんな
表面的な視点で考えずに、まずは、
先述のようなデータを集めた結果、
商品が売れるまでの道筋がよりクリアであること。

そしてその上で、自分の様々な状況に
その道筋がマッチする場合は在庫販売、
そうじゃないときは無在庫販売と考えておくと、
商品ごとのリサーチやメンテナンスの
アプローチの質が高まるはずです。

だいぶ話が逸れましたが、
適切に在庫と無在庫を使い分けられれば
より効率的に活動することが可能になります。

その結果、たとえばHさんは、
今年に入ってからは、フランスに行ってみたり、
東京で開催した「BUYMA in REASON」のセミナーや
先述の沖縄でのワークショップに出向いてみたりと、
あちこち活発に飛び回っています。

BUYMAで効率よく生み出したリソースをきっかけに
ご自身の経験の幅がどんどん広がっているわけです。

その一方で、1、2月もBUYMAの利益は
しっかり出しているので、今年は色んな意味で
Hさんにとって変革の1年になりそうな感じですね。

ではではー。

P.S.

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