「これから売れる人気商品」を調べる。(第431回)

※2015/7/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

先週1週間高熱で寝込んでいたせいで、
体力が戻りきらず歯痒い日々でございます。

ところで、その話を書いた前回のメルマガで、
もっと成果報告してくれてもいいんですよ!
とお伝えしたところ、元コンサル生から
ちょこちょこ報告をいただきました笑

そちらはそちらで、また折を見て
まとめて報告したいところなのですが、
特にまだパーソナルショッパーとして
活動して日が浅い方が懸念するのが、

「この好調はセールだからなのでは?」

というものです。

特に今のBUYMAはCM効果もあり、
一種のボーナスステージ状態なので、
この特別なセール期が過ぎたときに、
果たして同じように成果を出せるのか?
という不安が頭を過るのは
まあ分からないことではありません。

さて、そのように少し先のことを考えたとき、
パーソナルショッパーなら誰しも思うのが、

「これから売れる商品を先読みできたら」

ということではないでしょうか。

自分だけが先んじて人気商品を出品できれば、
競合が少ない分利幅も大きく確保できますし、
お客さんの購入意欲が落ち付くセール後を戦うために、
有力な戦術となり得そうな気がします。

また、単純に
これから何を出品すべきかというのが、
秋冬モノがまだ売れ始めていない現時点では
分かりづらいので、もし「先読み」ができれば
作業も進めやすくなるでしょう。

ということで今日は、これから売れる商品
について考えてみようという話です。

これから売れる商品にも、
大きく2パターンあって、

・まったくの新作

・各ブランド定番の人気商品及びその派生商品
(カラバリ、ちょっとしたデザイン違いなど)

まあ当たり前ですね。

このうち、前者の「これから売れる商品」
をあらかじめ見極めるのは基本的には不可能です。

これはいわゆる「目利き」と呼ばれる
ちょっとした特殊能力が必要な範疇の話で、
私のようなファッションやトレンドに疎い人間には
おおよそ持ち合わせていない類の能力です。

まったくの新作で売れる商品をいち早く見つけたければ、
BUYMAの最近売れたアイテムや出品数の多いショッパーさんの
出品商品の人気順位の変動などを、日々注意深く観察するのが
一番良い方法だと思います。

あるいは、先シーズンのMOSCHINOみたいに、
多くの雑誌やショップでのプロモーションに
ものすごく力を入れているのがありありと分かる場合は、
それも取っ掛かりにはなるかと思います。

それだけブランドが力を入れて宣伝しているわけですから、
よほどおかしな商品が出て来ない限りは、あるい程度は
売れる可能性が高いわけですね。

どちらかと言えば、後者のほうが、
「これから売れる商品」を把握しやすいと思います。

と言っても、定番商品というのは
だいたい毎シーズン同じものが出るので、
厳密に言うと「これから売れるものを見極めている」
というわけではないかとは思いますが。

こちらも基本的には、
各ブランドの最近売れたアイテムや
いろんなショッパーさんの販売履歴を
よくよく観察してデータを取っていくのが
結局は一番確実で早いです。

このとき重要なのが、
どのくらいの期間でどのくらいの数が売れるか
というのはもちろんそうなのですが、

・売れる価格の範囲はいくらなのか

ということです。

ある商品が、一定期間に何個売れたか
というのは、販売履歴を見れば誰でも分かります。

ただ、「売れたときの価格」というのは、
あとから販売履歴を確認しても確実には分かりません。

例えば、ある商品が1ヶ月に4個売れていて、
じゃあその商品の今の出品価格が15万円だとしても、
最後に売れたときに15万円だったという保証は
どこにもないわけです。

実際に安く買い付けられるショップの在庫がなくなって
再出品のときには値上げするというのはよくあることです。

この「売れる価格」の感覚は、
リアルタイムでBUYMAの中をどれだけ見ているか
ということで培われる能力なので、
ぜひ各ブランドの人気定番アイテムについては
今出品している人たちの価格を
よくよくチェックしてもらいたいところです。

こういうデータが積み重なっていくと、
シーズンが変わるたびに、出品できる

「売れる可能性が極めて高い人気定番アイテム」

の選択肢が増えてきて、どんどん
ライバルを出し抜いて出品できるようになってきます。

もちろん、経験豊かなショッパーは
同じようにシーズンが変わるたびに
定番人気商品を出品してきますが、
その数はさほど多くないことが多く、
必要以上の競争の中に巻き込まれることは
ほぼありません。

結局のところ、「その他大勢」に
先んじて人気商品を出品したければ
日頃からBUYMAの中をよく見ておきましょう
という割と身も蓋もない結論なのですが、
それをする人、できる人が多くないからこそ、
それを続けられる人はどんどん競争力が高まります。

ちょっと気の長い話に聞こえるかもしれませんが、
ぜひ意識してみてくださいね。

ではではー。

P.S.

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成果を伸ばすために意識すべきサイクルの話。(第429回)

※2015/7/11の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は大阪に向かう新幹線の中で、
このメルマガを書いています。

昨日福岡から帰ってきたので、
もういっそ福岡から大阪に行けばよかったのでは?
と、いまさらな悩みが首をもたげていますが、
考えても仕方ないので前向きに生きていきます。

一昨日は福岡でお一人とお会いしたあと、
佐賀に移動してもう一人の方とお会いしました。

いつもは長崎でお会いしているのですが、
最近佐賀に転勤になったので、
博多から一時間くらいの肥前山口
というところまで行ってきた次第です。

その方に、自分のことをぜひメルマガに書いて欲しい
と言われたので、ちょっと書いてみようと思います笑

このKさんが個別コンサルを申し込まれたのは、
昨年の、もう8月も終わろうとする頃でした。

8月の募集はとっくに締め切った後だったのですが、
ぜひと請われては特に断る理由もなく、
まずは3ヶ月ということでお受けしたのが始まりです。

Kさんはコンサル開始時点では完全な初心者で、
何も売ったことがないどころか、
本当に商品をひとつ出品しただけという状況で、
ブランドにもファッションにも
特に詳しいわけではありませんでした。

というわけで本当に0からスタートしたのですが、
まずは低価格のもので少し実績を積みました。

ただ、いかんせん仕事が忙しすぎて、
ほとんど作業をする時間がない状況で、
なかなか思うように成果が上がりません。

どうしたものかと思案する中で、
2ヶ月目が終わろうかというくらいの時期に、
やっぱり半年やりたいとの申し出が。

ということで、途中で半年コースに切り替えて、
翌年の2月末までのお付き合いに。

年末の繁忙期をなんとか乗り切りながら、
冬のセールのタイミングでは、
1件あたり数万円の利益という受注も
何度か生まれていました。

Kさんが特に人より一歩抜きん出ているのは
買い付け先を探す執念です。

ご自身でもしつこい性格だと仰るように、
買い付け先を探すことにとてもこだわっていて
私も見たことがない買い付け先を見つけてきては、
このショップ大丈夫ですかと何度も質問されたものです。

正直そこまで探さなくても…^^;
と思うことも何度もあったのですが、
結果的に今ではKさんの財産になっていますね。

ただ、そんなKさんですが、
やはり仕事が忙しすぎるのは変わらず、
むしろその激しさは時とともに増すばかりでした。

単純に就業時間が長いのはもちろん、
今年に入ってからすでに近距離で3回転勤していて、
もはや勤め先の会社が何を考えているか
まったく分からないレベルです。

そんな状況なので、売れる商品も分かっていて、
その買い付け先も分かっているにもかかわらず、
とにかく出品ができないという悩みは深まるばかり。

そうこうしているうちに半年の終わりが来たのですが、
「まだ独り立ちには不安がある」と、
なんと会社の繁忙期後の4月後半から、
さらに追加で3ヶ月申し込んでくださいました。

正直私自身は「もういいんじゃないか??」
と思ったのですが、熱意に負けてしまい
お受けした次第です^^;

ということで、
改めて出品作業の外注化を前提として、
Kさんの持っている知識と経験を
しっかり利益に変えていくという発想で、
ちょこちょこアドバイスしていきました。

先月ようやく出品を手伝ってくださる
良い方が見つかって、ご自身の知識と経験を
出品という形で表に出すことが
ちゃんとできるようになり、
今月すでに月利10万円を超えています。

もちろん、出品を外注したがゆえの悩みも
新しく出てきてはいますが、
残りの期間でそのあたりをフォローできれば
もっと効率よく大きな成果に繋げられると思います。

Kさんがまず良かった点は、
最初の頃の低価格商品の販売から
ちゃんと抜け出そうとしたことです。

というか、忙しすぎて、
抜け出さないと続けることが出来なかった
というのが正解かもしれません。

以前から何度かお伝えしているように、
低価格商品が売れ“続けて”しまうと、
その沼から抜け出すことがなかなかできなくなります。

もちろん理想的なのはそういうのも売りながら、
一方で高利益の商品も売っていくことです。

両方できるのが一番良いわけです。

しかし多くの方は、販売数が多いがゆえに、
取引終了までにさまざまなコストが掛かりやすい
低価格商品の取引に時間を大量に奪われてしまい、
高利益商品を探すのための時間などを、
ちゃんと確保することが出来ません。

出来たとしても、やはりすぐは成果が出ず、
結局売れやすい(けど手間の掛かる)低価格商品の販売に
ずっと居座り続けてしまうことになります。

繰り返しますが、
低価格商品の販売そのものが
悪いというわけではありません。

ただ、そこに自分のすべてを投入して、
そこから抜け出すための策を講じないのは
明るい未来には繋がらないということです。

まずは自分の時間という資産から、
利益を生み出し、同時に知識と経験という
新しい資産も身に付けていきます。

今度はその利益、知識、経験を利用して、
新しく時間を生み出して、その時間を
新しい利益と知識と経験に繋げていく。

このサイクルが出来上がれば
まず成果が伸びていかないことはありません。

同じところでグルグルしている
という感触がある方は、ぜひ
こういうサイクルを意識してみてください。

ではではー。

P.S.

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関税の支払い方法に関するちょっとしたこと。(第427回)

※2015/7/4の記事です。

こんにちは、エスノです。

またしてもずいぶん久々になってしまいました…。

先月末からいろいろ細々した用事が
立て続けに入ってしまいまして、
元々スケジューリングの苦手な人間としては
あっという間に生活リズムが崩壊してしまった次第です^^;

メルマガもちょうど一週間ぶりという体たらくです…。

ただこの間ももちろん個別コンサルは
ずっと実施していました。

ボーナス後、CM後、初の月末ということで、
一味違う受注が生まれた方も何人かいましたね。

中でも印象的だったのは、1商品で
約4万の利益となったMさんの受注でしょうか。

在庫確認の問い合わせが来たけど、
返信しても注文が来ないということで、
同じ商品を扱う他の出品者をチェックすると、
同じお客さんがいろんな方に問い合わせしているのが発覚。

しかも、一番古い人だと
1ヶ月以上前に問い合わせしています。

要するにこのお客さんはこの商品がほしいものの、
ものすごく長い期間悩みに悩んでいたというわけです。

現在の状況を確認すると、
Mさんの価格は出品者の中から3番目に安く、
やろうと思えば2番目の方よりは安く出せるものの、
一番安い方にはちょっと太刀打ち出来ない状況でした。

ただ改めて確認してみると、
そもそも予定していた買い付け先からは
すでに在庫が売り切れてしまっていて、
もはや万事休す。

ただ、その一番安かった出品者の
商品画像からGoogle画像検索をしたところ、
なんと新しくセールになっているショップを発見。

元々予定していたショップも
かなり大きな割引率だったのですが、
新しく発見したショップはさらに大きい割引で、
結果的には最安値にしても余裕で利益が取れる
ということが分かりました。

あとは、迷っているお客さんの
決断を促すだけです。

そこで、ちょうど先月末は28日までの
期間限定クーポンが発行されていたので、
出品価格を少し値下げして、さらに、
そのクーポンも案内して、28日までなら、
かなりお得ですよ!という連絡を入れました。

やはり最後まで迷っていたものの、
最終的にはこのコンボが上手く効いたようで、
無事受注につながり、大きな利益が生まれました。

実践している方には当たり前すぎて
特に強調すべきことでもないのですが、

・お問い合わせが来たときに、
 ライバルにも連絡していないか確認する

・その際他のライバルの状況をチェックして、
 自分以外から買う理由をなくす

というようなことは結構重要です。

問い合わせが来たけどなかなか売れないという方は、
こういう環境とライバルのチェックを
ぜひやってみてくださいね。

待ってるだけじゃもったいないです。

自分にできることがまだあるならば、
それはやり尽くしてから注文を待ちましょう。

さて前フリのほうが長くなりましたが、
本題は関税の支払い方法についてです。

関税の支払い方法には大きく2つあります。

1.注文時にショップにまとめて支払う

2.注文後に自分で支払う

1のパターンの代表例は、
farfetchとかmatchesとかmytheresaですね。

(他にもたくさんありますけど。)

で、2のパターンなんですが、
これも大きく分けて

A.商品受け取り時に配送員に支払う

B.受取り前にクレジットカード(あるいは銀行振込)で支払う

というのがあります。

Aはいまさら説明するまでもないので
今回は割愛しますね。

Bは現時点ではDHL、FedExでのみ
利用できる支払い方法です。

商品到着前にカスタマーセンターに連絡すれば
関税もクレジットカードで支払うことが可能です。

ただ、たまに

C.商品受け取り後に請求書が届いて支払う

というパターンをこれまでに何度か経験したことがあって、
これはなんなんだろうと思っていました。

これの正体がようやくわかったのですが、
これは

・「配送会社がFedEx」で

・「関税・消費税の合計額が1万円以下」

の場合に起こる現象だということです。

FedExは基本的に商品受取り時に
玄関先で支払うという方法が存在せず、

・関税消費税が1万円以上なら事前払い(カード・銀行振込)

・関税消費税が1万円以下なら追って請求書払い

という支払い方法になるということでした。

ちなみに後者の場合でも、
請求書が届いてから連絡すれば
クレジットカードで支払うことが可能です。

ちょっとした豆知識程度の話ですが、
覚えておいていただけるといいかと思います。

ではではー。

P.S.

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