ライバルを味方に変える発想の転換(第426回)

※2015/6/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

火曜に金沢に行って温泉でリフレッシュしたあと
翌日には帰ってきて夜はスカイプコンサルでした。

リフレッシュしたと思いきや、
早くなったと言っても結局大阪に行くくらいの
移動時間は掛かって疲れてしまったので、
1泊で行くなら箱根くらいがやはりちょうどいいなあと
身も蓋もないことを思った次第です。

金沢は観光地として魅力的な材料が
本当にたくさんあります。

食で言えば、新鮮な海の幸はもちろん、
果実や牛肉なんかも名産だそうで、
また兼六園を代表とする名所もたくさんあります。

ただ、惜しむらくは、
それだけに事前の期待値が上がりがちで、
例えば在来線の改札でIC乗車券が使えない
みたいな細かいことが必要以上に残念に
感じてしまったことでしょうか。

エキナカのお土産屋ではSUICA使えるのに
なんで電車は人力で切符切ってんねん
と思わずエセ関西弁でツッコまずにはいられませんでした。

これからどんどん観光客が増えると思うので、
そのお金をガンガン投資して、痒いところに
すべて手が届くようにしていただけたら嬉しいですねえ。

さて、そんな若干上から目線な
金沢批評は置いておいて本題です。

最近、

「ライバルの買い付け先はおそらく分かったのですが、
 それで価格を計算するとものすごい薄利になってしまい、
 出品すべきかどうか迷ってしまう…」

という悩みを相談されることが多いです。

ときには若干エスカレートして、

「なんでこの出品者はこんな薄利で出品してるんだ??」

くらいの怒りを込めて、
私がその出品者の代わりに問い詰められたりします。

さすがに問い詰められるのは冗談ですが、
「もっと高くても売れるはずなのにどうして…」
というやり場のない感情は少なからず湧くわけです。

こういう状況に出くわしたときに、
可能性としては以下の4つがありえます。

1.実はライバルが価格計算を間違えている

2.実は自分が価格計算を間違えている

3.実は買い付け先が他にある

4.本当に薄利で販売している

1.実はライバルが価格計算を間違えている

これは特に、経験の浅い出品者や、
外注さんに出品を任せている方に多いと思います。

基本的にこちらに出来ることはないので、
諦めて他の商品にいくのが得策です。

2.実は自分が価格計算を間違えている

逆に自分が1の条件に該当する場合は、
ちゃんと価格計算できているかを
見直したほうがいいです。

表示価格からVATが引かれて実は安くなるとか、
誰もが使える割引クーポンの案内を見落としていたとか
そういうケアレスミスの可能性がないのか確認しましょう。

3.実は買い付け先が他にある

もし買い付け先が推測できたとしても、
本当にその買い付け先かということは
基本的には本人しか分かりません。

ただひとつ言えるのは、
ある程度経験がある出品者であれば、

・画像は買い付け先以外から拝借する

・商品コメントには商品が特定できる情報を
 極力書かないようにする

このようなことは普通に行っていて、
簡単には買い付け先に辿りつけないようにしています。

もし画像検索で辿り着いた先が、
shopstyleには載っていないような
ちょっとマイナーなショップだったとしても、
すぐにそこだと判断して薄利だと決め付けるのは
ただの思いこみの可能性が十分あります。

特にこれまで何度も取引がある出品者なら
1万円以下の商品ならいざ知らず、
高価格帯の商品で1,000~2,000円の利益
というのをずっと続けていることは
まずありえないと思ったほうが良いです。

一度フラットな目線で、
他に買い付け先がないか
改めて探してみるべきでしょう。

※買い付け先の探し方については
 これまでたくさん書いてきたので、
 今回は過去のブログや予備校に譲ります。

4.本当に薄利で販売している

とは言え、1,000~2,000円とは言わずとも、
10万円近くする商品なのに4,000~5,000円
くらいの利益で設定している方は
やはり実際にいたりします。

こういう場合はどうすべきなのか。

利益額が自分の望む額ではなかった場合に、
切り替えてすぐ他の商品をリサーチする
というのも選択肢の一つです。

ただ私はこういう場合、

「彼らは安く出品したときの“実験”を
 “私の代わりに”してくれているんだ」

という風に捉えて、彼らを日々よく観察し、

・最低いくらなら売れるのか

・現在の金額ならどのくらいの頻度で売れるのか

というような情報を収集していきます。

もしこの過程で非常に売れ行きがいい商品があり、
その買い付け先も見つけることができていれば、
在庫を持ってしまうことも多いです。

あるいは、特にライバルの買い付け先を
ほぼ間違いなく把握できているのなら、
こちらがそこで買い占めてしまえば
向こうはもはや売れません。

いずれのケースも、ライバルより
多少高い価格でも売れる可能性が出てきます。

逆に、いくら安くしても売れないような、
人気のない商品というのも分かるわけですから、
そういう商品は積極的に出品しないようにします。

他の出品者を私は便宜上「ライバル」と
メルマガ上でも表現することが多いですが、
実際のところは、

私の代わりにいろんな商品を
これでもかと大量に出品してくれていて、
それらのBUYMA内での人気度合いを確認する
手助けをしてくれる存在

くらいに思っています。

こういう視点で考えれば、
たくさんの他の出品者のいいところを
ちょこちょこ摘むだけで、とても効率よく
成果を出すことが出来るわけです。

他の出品者を、
ただ自分の邪魔をする敵と見るか、
それとも自分の活動の効率化を測るために
必要な存在だと見るかは、
完全に自分の捉え方次第です。

煮詰まったらこういう風に、
発想を少し変えてみるのも大事ですね。

ではではー。

P.S.

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売れない悩みにはまずこの質問を処方します。(第425回)

※2015/6/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日から骨休めで金沢に来ています。

北陸新幹線の開通で東京から金沢まで
2時間半くらいで行けるようになったので
ちょっと試しに乗ってみました。

温泉でかなりのんびりできたので、
今日からまた頑張ろうと思います^^

さてさて、またしても
メルマガがしばらくぶりになってしまいましたが、
今回はそもそもの話をしようかと思います。

最近ちょこちょこ参加している懇親会的なものや
あるいは私の個別コンサルでも、

「リサーチして出品しているのに、
 なかなか売れないんですよね…。」

という意味の質問をいただくことは
やはりちょくちょくあります。

そのとき私はだいたい決まって、

「それは出品したあと、
 他の人からも売れてないんですか?」

ということを聞き返します。

すると、

「いやそこまでは確認してなかったです…」

という言葉が返ってくることがけっこうあります。

これはとてもよろしくない傾向です。

商品が売れないときにまず考えるべきことは

・選んだ商品が良くなかったのか

それとも

・選んだ商品は良かったが、
 自分の商品が選ばれる理由がなかったのか

ということです。

自分の出品した商品が
どちらに当てはまるのかが分からなければ、
そのあとの手の打ちようがありません。

出品して1,2週間程度経過しても、
売れなかったり問い合わせがなかったり、
あるいはそもそもアクセスもほしいもの登録も
思ったほど集まっていなかった場合、
同じ商品を出品してるライバルの状況を
チェックしてみましょう。

人気順で上位の人に問い合わせがなく、
同じくらいのタイミングで出品した人も、
アクセスとほしいもの登録が同程度に少ないのであれば、
それは「選んだ商品が良くなかった」可能性が高いです。

また、他の人には問い合わせが来ているのに
自分のところには来ていなかったという場合は、
お客さんから「選んでもらえていない」わけです。

ちなみにその場合は、

・そもそもお客さんに見てもらえていない

・お客さんに見てはもらえているが、
 選ばれるための要素が弱い、少ない

のいずれかにまた分岐しますね。

ただ、どういう分岐を辿るにせよ、
一番重要なのは、出品したあとに、
ちゃんと振り返りをすることです。

これをしないと、何が悪かったのかが分からず、
何も改善することが出来ません。

それは結局、経験値が
まったく積み上がっていないに等しいです。

(もちろん出品作業の早さとかは向上しますが…)

ちょっと面倒くさいと思うかもしれませんが、
出品したあと何もせず放ったらかしでは、
天に運を任せているのとほとんど変わりません。

もちろん、すべての商品を
振り返るなんて物理的に不可能ですから、

・出品時点の期待が大きかったもの

・出品したあとの問い合わせやアクセスなど
 お客さんから反応が他より多いもの

こういう商品を優先的に見返していけばOKです。

最終的に「自分の商品を買ってもらう」ことは、
残念ながら自分ではコントロールできません。

しかしながら、
「そのために最善を尽くす」ことは、
自分の力が及ぶ範疇の話です。

今まであまり振り返ったりしたことがなかったという方も、
分かってはいたけど疎かになっていたという方も、
ぜひこの重要性を再認識していただければと思います。

ではではー。

P.S.

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タレントさん愛用品について気を付けること。(第424回)

※2015/6/17の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は、沖縄からの
帰りの飛行機内で書いています。

はい、一泊なので
沖縄っぽいことはまったくしておりません。

というか、運転免許を持っていない私は、
沖縄では基本的に無力です。

昨日はホテルに到着後、
海外在住のコンサル生とスカイプでした。

BUYMAのCMの時間が、
ちょうどスカイプの実施と被っていたので、
私のパソコン側のカメラをオンにして、
スカイプしながら一緒にBUYMAの初CMを観るという、
近未来なことをしてみました。

しかしご存知のように、CM後は
アクセス過多によるサーバーダウンで、
BUYMAが閲覧できない状況がしばらく続いたため、
スカイプコンサルで一緒にリサーチすることなどが
まったくできなかったのでした…。

コンサル後、去年も訪れたステーキ屋で
オリオンビールとヒレステーキを堪能し、
沖縄っぽい!と一人で喜んでいました。

そして今日は沖縄在住のコンサル生とお会いしてきました。

この方はすでにYOUTUBEで月利50万以上稼いでおり、
物販もAmazonやebayで販売経験もある方です。

ホテルのラウンジで2時間ほど話した後、
GALLERIAという免税店に行ってきました。

http://www.dfs.com/jp/tgalleria-okinawa

価格はそこまで安いわけではないのですが、
手に入りにくいブランドの人気商品があったので、
それを買い付けてみることに。

買い付けた2点で、
最低でも2万円くらいは利益が出ると思うので、
念のため回ってみてよかったです^^

ちなみに
昼食もこの免税店内のレストランで摂ったのですが、
サーブの際に注文したカレーが数滴跳ねてしまい、
それが私の服にかかるというアクシデントが^^;

しかし、
私以上に店員さんが大いに動揺してしまい、
なぜかべっちゃり濡れたおしぼりを
次々に3つも持ってくるという不思議な行動に出て、
もはや笑うしかなかった次第です笑

さて本題です。

昨日初公開となったCMでは、
梨花さん、AKBの小嶋陽菜さんなど
BUYMAでも人気のタレントさんが起用されました。

私はBUYMAを始めた頃、
タレントさんの愛用品リサーチに
ものすごく力を入れていたのですが、
特に梨花さん、紗栄子さん、辺見えみりさん
というBUYMA御三家(勝手に呼んでます)には、
大きな恩を感じているほどです。

彼女らの愛用品は、何と言っても
「アクセス数」が他の商品とは違いました。

彼女らの名前を、タイトルや商品コメントに入れ
お客さんの目に留まりやすく、あるいは
検索に引っかかるようにすることで、
普通に出品した商品とはアクセス数が何倍も違ったわけです。

そのすべてが売れるわけではないのですが
注目してもらいやすくなることは間違いありませんでした。

それを悪用したのが、
そういうタレントさんなどの名前を
無関係な商品ページにただ羅列することで、
アクセス数をアップさせようという方法です。

一応これは現在は規約で禁止されていますが、
いまだにたまにやっている人を見かけます。

しかし、直近のCM放映で
新規のお客さんを増やそうという
BUYMAの方向性から考えれば、
こういうグレーな方法の取り締まりは
より厳しくなると考えるのが自然です。

もしいまだにこういうことを
「ちょっとくらいならいいだろ」
という発想でやっている方は
直ちに止めることをオススメします。

どうしてもやりたいのであれば、
商品コメントに違和感がないように入れ込みましょう。

例えば、「ブランドの説明」という体で、
このブランドは●●さんや●●さんも
愛用しています、のような感じで
盛り込むということです。

これも本当にセーフかは分かりませんが、
“事実であれば”お客さんにとって
不利益が大きすぎる情報ではないので、
まだ見逃される可能性は高いと思います。

ちなみに、たまに聞かれる質問に
「タレントの画像」は使ったらダメだが、
「タレントさんの名前」を書くのは
問題ないのか、というのがあります。

これも私の見解ではありますが、
基本的には問題ないと考えています。

「タレントの写真の利用」は
「肖像権」を侵害していますが、
「名前を書く」のはただの事実であって、
なにか権利を侵害してはいないからです。

(法律の専門家ではないので、
もし間違った解釈だったらごめんなさい。)

もちろん、実際には使っていないのに
●●さんも愛用と書いたらそもそもアウトなので
そこはちゃんと確認した方がいいですね。

ではではー。

P.S.

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