在庫を抱えるときの注意点(第59回)

※2013/12/13の記事です。

こんにちは、エスノです。

最近何度か話題にしていますが、
この時期は買い付け先のセールを上手く利用できると、
かなり売上・利益を伸ばすことが可能です。

しかし、セールになれば、
当たり前ですが完売してしまうのも早くなります。

せっかく注文をもらっても、
買い付けようとしたら在庫切れというのは
この時期はいつもより増えるかもしれませんね。

普通は、色違いを提案したりして、
なんとか受注に結び付けられないか頑張るわけですが、
セール品を求めるお客さんの心理としては
通常時より価格に魅力を感じていることが多いので、
上手くいかない可能性も高いかと思います。

こうしたチャンスロスを減らすひとつの方法として、
「在庫を持つ」という選択はアリだと思います。

注文が来る前に在庫を確保しておけば、
売り損じることはないですね。

しかし、在庫を持つということは
もちろん「不良在庫」のリスクを抱えることにもなります。

このリスクをどれだけ減らせるかは、
買い付ける前にちゃんとリサーチする以外に
方法はありません。

ではなにを調べるかといえば、
これも当たり前ですが「人気があるかどうか」です。

ただ、出品するだけのときとは異なり、
もっとシビアに見ていく必要があります。

例えば、出品時は、極端に言えば
「アクセス数」と「ほしいもの登録数」さえ多ければ、
出品して問題ないわけです。

しかし「在庫を持つ」となると、
それだけでは危ないです。

さらに突っ込んで、

・実際に売れているか
・ライバルが多すぎないか

などというところまで見たほうがよいでしょう。

タレント愛用アイテムを出品していると
けっこうよく起こることなのですが、
アクセスとほしいもの登録は伸びるのに
実際になかなか売れないということはけっこうあります。

最終的は売れることも多いのですが、
売れるまでに意外と時間が掛かるというイメージです。

売れるまでじっと待てる資金的な余裕が
あるのならいいのですが、そうでないのならば
実際にちゃんと売れているか確認するのがいいでしょう。

もちろん、出来れば複数個売れているのが望ましいです。

また、ライバルが多すぎると、
やはり売れるまでに時間が掛かる可能性が高まるので、
そこも見ておいたほうがいいですね。

ではではー。

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BUYMAでライバルを寄せ付けず独占販売する思考(第49回)

※2013/12/4の記事です。

こんにちは、エスノです。

今主力で販売しているアイテムが、
今日40個目を売り上げました。

この商品はずっと狙いをつけていたアイテムだったのですが、
正直ライバルもとても多いです。

しかし絶対に売れまくることが分かっていたので、
売り始めるときから買い付け先の開拓にこだわり、
人気順でも上位を維持し続けて多くの人の目に留まるよう、
最初のうちは薄利でもたくさん売ったり、
ライバルに勝つためにいろいろな戦術を張り巡らせて来ました。

その結果として、
もはやライバルと呼べるような競合はいなくなり、
今は私だけが独占して販売している状況です。

そんな状況で欲しがる方がたくさんいるので、
ちょっとくらい高い値段に設定していても、
多くのお客さんが僕から買ってくれます。

何が言いたいのかというと、
様々なアイテムをたくさん売る、いわゆる
「ロングテール」的な販売戦略ももちろんありなのですが、
そのなかでどこかこだわりを持って攻めていくと、
また新しく得るものがある、ということです。

今回のケースだと、買い付け先を開拓するに当たって、
新しく良い買い付け先を見つけることが出来ましたし、
ライバルに勝つための方法を考える中で、
新しい戦術を思いついたりしました。

また、こうしておけばもっと良かったな、
ということも分かったので、今後さらに効率よく
バイヤー活動をしていくことが出来ます。

ちょっと抽象的な内容になってしまいますが、
ぜひどこか集中して攻めるポイントを持ってみることを
オススメします。

ではではー。

P.S.
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価格以外で勝負することは可能か?(第44回)

※2013/9/22の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日は友人の結婚式があったのですが、
二次会の幹事ということで
前日の準備から当日の進行でかなり消耗して
帰宅後すぐにバタンキューでした^^;

さて、BUYMAでつまづくポイントとして、
他のバイヤーさんが安すぎて価格で対抗できない、
という問題があります。

以前にも書いたのですが、この原因としては、
「安く仕入れられる方法を自分が見つけられていないだけ」
であることがほとんどだと思っています。

これまで多くの方から話を聞いてきたところ、
アメリカのショップしかチェックしていなかったとか、
買い付けの費用の計算が間違っていたとか、
そういうケースは本当に多かったです。

もちろん僕の場合は、この問題に対して、
「ちゃんと安く買い付けできる方法を見極められるようになりましょう」
という方向で考えてもらうように促すのですが、他の解決策として、
「最安値あるいはそれに近い値段じゃなくても売れるので、価格以外で勝負しよう」
という方法も考えられるかと思います。

仰るとおり、確かに
価格以外の要因でも商品は売れます。

例えば、それなりに差が付きそうな点としては、
バイヤーのファッションやブランドへの造詣の深さに基づく、
「信用度」というのが挙げられるでしょう。

ちょっとくらい高くても、
販売している商品のことにより詳しかったり、
あるいはアイテムの素敵なコーディネートの提案が出来る、
そういうバイヤーさんから買いたいと思う人は間違いなく存在します。

しかし、これも以前書いたような気がするのですが、
そこで勝負するために必要な労力と、その結果得られる成果は
あまり割のいいものではないというのが僕の感想です。

もともとファッションやブランドに詳しく、
しかもそれを勉強するのが苦にならないというのであれば別ですが、
少なくとも僕は残念ながらそうではありませんでした^^;

バイヤーとして活動していくうちに
嫌でも少しずつ詳しくなっていきますので
知識を得ていくのはそのレベルで十分だと思います。

商品説明の話のときにも書きましたが、
費やす労力とその成果については、
いつもちゃんと考えた方がいいです。

最後に、以前取った面白いデータを紹介します。

とある、多いときは1日に10個売れるような、
大人気のブーツを以前取り扱っていたことがありました。

これを僕は50,000円で出品していたのですが、
同じブーツを48,000円で出品しているバイヤーさんがいました。

僕も同じ価格かそれ以下に下げることは出来たのですが、
それはあえてせずに販売し続けたところ、最終的に、
売り上げた個数は8:2(ライバル:僕)になりました。

ちなみに、このライバルバイヤーさんは、
バイヤーの評価など、価格以外の部分では
僕とそれほど差はありませんでした。

2,000円、販売価格からすれば4%しか差がないのに、
売上個数が4倍にもなってしまうという事実。

もしさらに2,000円、3,000円と値段を下げられていたら、
彼と僕の販売個数は9:1になっていてもおかしくはなかったでしょう。

もちろん、実際戦う場合は、
ただ手をこまねいているだけでなく別の手を考えます。

ただここで言いたいのは、価格競争力というのは
このくらいの威力があるのだということです。

価格以外のポイントをいくら2倍にしても、
売上個数は絶対に2倍にはなりませんが、
価格を4%下げるだけで、販売個数は4倍になる
この厳然たる事実はしっかり覚えていただきたいですね。

ではではー。

エスノ

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