”見せ掛けの人気”に騙されてはいけません。(第279回)

※2014/9/24の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日facebookを見ていたら、友人、
というか塾講師時代の元生徒の
25歳の誕生日のお知らせが。

25歳…。

25歳!?

私が大学卒業で塾のバイトを辞めると同時に、
無理矢理その塾でバイトを始めさせて、
大学卒業後もたまにご飯食べたりしていたので、
そのくらいの年齢だということは
もちろん分かっていました。

分かってましたが、なんだかまったく実感がなかったので
改めて気付いてけっこうビックリしてしまいました。

初めて会ったのが中学3年のときだったので、
実に丸10年の付き合いということになります。

私にとってはいつまでたっても
素直で可愛い生徒に変わりないのですが、
自分も30歳になってしまいましたし、
確実に時間は流れているんだなと。

この10年を振り返ると、今の自分がいる場所は、
当時の自分からすれば相当意味が分かりません。

元々私は独立志向は一切ありませんでしたし、
そもそもの性格が、積極性、社交性ともに△の、
割と保守的な人間です。

海外旅行なんかも、
会社を辞めるまで行ったこともなければ
行きたいと思ったことすらありませんでした。

そんな私が新卒で“ド”の付くベンチャーに入社し、
その3年後には会社も辞めてしまうなんて、
人生何が起こるか分からないものです。

ちなみに、これはもう余談ですが、
今年も来週末に競馬を観にフランスに行ってきます。

3年連続になるのですが、今年こそは
日本の競走馬が世界一になる瞬間を見届けたいところです。

そのついでに、いろいろ買い付けもしてこようと思います。

人気商品がBUYMAでいくらで売れるのか分かっていると、
もはやパリは街中にお金が落ちているようにしか見えません。

さて、余談はこのくらいにして本題です。

BUYMAで人気商品を探しているとき、
人気順で上位の商品が安すぎて、
どうやって買い付けているのか分からない…。

何度取り上げたか分からないほど、
多くの方がつまづく重要な話ですね。

こういうとき、商品ページをじっくり観察すると、
たまに突破口が開けることがあります。

例えば、サイズのある商品の場合、
安い価格で販売できるものは、
需要のあまりない大きなサイズだけだったりします。

商品ページの下の方をちゃんと見ると、
XXLくらいのサイズ感のものが在庫で売れ残っていて、
それを売り切りたいがために価格を安くしている
ということに気付けるわけです。

見かけの価格はすごく安く見えるので、
アクセスはとりあえず集まり人気順では上位にいるが、
実際はなかなか売れることはありません。

要するに、その商品の強さは
「見せ掛け」のものだというわけです。

こういう商品を見つけたら、
多少高くてもサイズが揃っている買い付け先を見つけて
出品するというのは有効な戦術の一つです。

その商品の人気が、
ただ安さに引きずられたものではなく本物ならば、
多少高くても注文をしてくださるお客さんはいます。

これまでそういう部分まで気にしていなかった場合は
これから気にするようにしてみてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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こんな落とし穴にハマっていませんか?(第277回)

※2014/9/21の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は大阪で、お二方と
対面でのコンサルを実施してきました。

おひとりは、
期間としては8月の半ば頃までだったのですが、
ちょっと事情があって、最後の対面コンサルが
今日にずれ込んだために、1ヶ月遅れでの卒業式(笑)でした。

さて、そのコンサルの中で、
ちょっと気になったことがあったので
メルマガでも書こうと思います。

例えば、こんなリサーチの仕方をしている方って
たまにいらっしゃるような気がしています。

「出品数が多すぎず、かつ人気ランキングが
そこそこの順位のブランドをリサーチ」

これは、もっと具体的に言えば、

・出品数は2,000以下

・人気ランキングでは50位以内

の両方を満たすブランドから出品していく
というような感じですね。

要するに、

・「競合が多すぎず」

・「ブランド全体としてお客さんが少なすぎない」

そういう場所で戦っていこうという意図で、
こんな基準を設けてリサーチしているわけです。

実際に上記のような数字ではなくても、
こういう感じのアプローチで、
リサーチをしたことのある方は
けっこう多いんじゃないかと思います。

かく言う私も、パーソナルショッパーを始めた頃は、
同じようなことをやってみたりしていました。

こういう考え方は、
論理的には何も間違いがなさそうで、
しかも数字という説得力のある要素もあり、
一見なんかすごく良さそうな感じがします。

しかし、実際にやってみると、
そんなに上手くいかないのが
現実だったりするから厄介です。

というのも、この発想というのは
「稼ぎやすい“ブランド”」を探す作業であって、
「稼ぎやすい“商品”」を探す点においては、
あまり関係がないのです。

正直なところ、ブランド全体で、
出品しておくだけで売れまくって、
かつ利益もかなり取れるなんていう状況は、
基本的にはもう存在しません。

こういう領域が存在したのは、
少なくともレディースブランドカテゴリにおいては、
もう5年以上前ではないでしょうか。

もちろん、レディースの中でも、
ブランド全体が特需のように簡単に売れる、
新興のブランドというのがたまに現れることはあります。

あるいは、レディースカテゴリ以外なら
そういうブランドもまだまだあるのかもしれません。

ただ、それらは、いつか競合が増えていき、
結局は他の人気上位ブランドと同じようになっていくでしょう。

(もうちょっと目立たない位置で、
例えばランキングで100位前後をキープする程度なら、
競合が多数参入してくるまでには、
少し時間がかかると思いますが。)

こういうブランドが出てくるのをじっと待ち、
出てきた瞬間売りまくって、
また新しい波が来るのを待つというのも
けしてやってはいけないわけではありません。

しかし、その波はいつ来るか分かりませんから、
それだけに期待するのは、やはり
安定して稼ぐという観点から考えると
あまり優れたやり方とは言えないでしょう。

着目しているポイントは、
けして悪くありません。

「人気があって」「競合が多すぎない」

この2つの要素を持つ「商品」がいいのは間違いないです。

それを探すときに、
「ブランド単位」でごそっと見つけ出そうとすると、
基本的には上手くいかないので、
「商品単位」で細かくチェックしていかないと、
あまり意味がないのです。

意味がないのですが、残念ながら
すでに実践している方はお分かりのように、
最初はこの泥臭い作業がなかなか簡単にはいってくれません。

上手くいかないからこそ、
もっと楽な方法はないかと思い、
上述したようなブランド単位で稼げるものを、
ごそっと見つけられないかという発想になると思います。

ですが、その方法は、
先ほど挙げたような問題を孕んでいるわけです。

「楽をしよう」「効率よく稼ごう」
という姿勢はすごく大事です。

しかし今回のように、
一見素晴らしいように見える方法も、
よくよく考えてみると少しズレている
ということがあったりするので注意が必要ですね。

なお、お分かりかと思いますが、

・出品数は2,000以下

・人気ランキングでは50位以内

こういう基準で選んだブランドの中から、
人気の商品をさらに個別にリサーチするのであれば、
まったく問題はありませんのでご安心を。

商品単位で人気商品をリサーチしつつ、その流れで
たまたまブランド全体が美味しいものを見つけられたらラッキー
というスタンスがいいと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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商品の人気は、BUYMA全体で確認する。(第272回)

※2014/9/13の記事です。

こんにちは、エスノです。

商品の人気を判断するときに、
アクセス数やほしいもの登録数、実際に売れた数、
あるいはお問い合わせの数などを確認します。

アクセス数はそこまで重要ではないですが、
ほしいもの登録の数やお問い合わせの数は、
やはりある程度「欲しい!」と思った人ではないと、
数が増えていかないわけです。

そのため、そのあたりの数字を見つつ、さらに
「出品してからどのくらい経過しているか」
というのを確認することで、その商品の人気度を
それなりの精度で判断することが出来るようになります。

ただ、ここでうっかりやってしまいがちなのが、

「一人のパーソナルショッパーの商品ページしかチェックしない」

ということです。

要するに、他のPSが出品している
同じアイテムの商品ページもちゃんと確認すべき
ということですね。

当たり前ですが、
同じ商品を出品しているPSが3人いたときに、
その3人の販売数の合計が、その商品の
BUYMAにおけるお客さんの需要を表すわけです。

仮に、直近1ヶ月で、Aさんが6つ、
Bさんが3つ、Cさんが2つ売っているのに、
Cさんの販売履歴しか確認していなかったとしたら、
その商品の人気をかなり低く見積もってしまいます。

もちろん、同じ商品を出品する、
すべてのPSをチェックするのは手間が掛かり過ぎます。

そのため、私は、
同じ商品を出品しているPSがたくさんいるときは、
人気順で上位2人と最安値で出品している人の、
計3名をチェックすることが多いです。

必ずそうしているわけではなく、
けっこう柔軟に判断していますが、
重要なのは、一人のPSだけで判断するのではなく、
BUYMA全体の需要を考えるということです。

うっかりチェックし忘れないように
気を付けてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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