メルマガ:BUYMA(バイマ)ハイブリッド販売戦略

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こんな落とし穴にハマっていませんか?(第277回)

※2014/9/21の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は大阪で、お二方と
対面でのコンサルを実施してきました。

おひとりは、
期間としては8月の半ば頃までだったのですが、
ちょっと事情があって、最後の対面コンサルが
今日にずれ込んだために、1ヶ月遅れでの卒業式(笑)でした。

さて、そのコンサルの中で、
ちょっと気になったことがあったので
メルマガでも書こうと思います。

例えば、こんなリサーチの仕方をしている方って
たまにいらっしゃるような気がしています。

「出品数が多すぎず、かつ人気ランキングが
そこそこの順位のブランドをリサーチ」

これは、もっと具体的に言えば、

・出品数は2,000以下

・人気ランキングでは50位以内

の両方を満たすブランドから出品していく
というような感じですね。

要するに、

・「競合が多すぎず」

・「ブランド全体としてお客さんが少なすぎない」

そういう場所で戦っていこうという意図で、
こんな基準を設けてリサーチしているわけです。

実際に上記のような数字ではなくても、
こういう感じのアプローチで、
リサーチをしたことのある方は
けっこう多いんじゃないかと思います。

かく言う私も、パーソナルショッパーを始めた頃は、
同じようなことをやってみたりしていました。

こういう考え方は、
論理的には何も間違いがなさそうで、
しかも数字という説得力のある要素もあり、
一見なんかすごく良さそうな感じがします。

しかし、実際にやってみると、
そんなに上手くいかないのが
現実だったりするから厄介です。

というのも、この発想というのは
「稼ぎやすい“ブランド”」を探す作業であって、
「稼ぎやすい“商品”」を探す点においては、
あまり関係がないのです。

正直なところ、ブランド全体で、
出品しておくだけで売れまくって、
かつ利益もかなり取れるなんていう状況は、
基本的にはもう存在しません。

こういう領域が存在したのは、
少なくともレディースブランドカテゴリにおいては、
もう5年以上前ではないでしょうか。

もちろん、レディースの中でも、
ブランド全体が特需のように簡単に売れる、
新興のブランドというのがたまに現れることはあります。

あるいは、レディースカテゴリ以外なら
そういうブランドもまだまだあるのかもしれません。

ただ、それらは、いつか競合が増えていき、
結局は他の人気上位ブランドと同じようになっていくでしょう。

(もうちょっと目立たない位置で、
例えばランキングで100位前後をキープする程度なら、
競合が多数参入してくるまでには、
少し時間がかかると思いますが。)

こういうブランドが出てくるのをじっと待ち、
出てきた瞬間売りまくって、
また新しい波が来るのを待つというのも
けしてやってはいけないわけではありません。

しかし、その波はいつ来るか分かりませんから、
それだけに期待するのは、やはり
安定して稼ぐという観点から考えると
あまり優れたやり方とは言えないでしょう。

着目しているポイントは、
けして悪くありません。

「人気があって」「競合が多すぎない」

この2つの要素を持つ「商品」がいいのは間違いないです。

それを探すときに、
「ブランド単位」でごそっと見つけ出そうとすると、
基本的には上手くいかないので、
「商品単位」で細かくチェックしていかないと、
あまり意味がないのです。

意味がないのですが、残念ながら
すでに実践している方はお分かりのように、
最初はこの泥臭い作業がなかなか簡単にはいってくれません。

上手くいかないからこそ、
もっと楽な方法はないかと思い、
上述したようなブランド単位で稼げるものを、
ごそっと見つけられないかという発想になると思います。

ですが、その方法は、
先ほど挙げたような問題を孕んでいるわけです。

「楽をしよう」「効率よく稼ごう」
という姿勢はすごく大事です。

しかし今回のように、
一見素晴らしいように見える方法も、
よくよく考えてみると少しズレている
ということがあったりするので注意が必要ですね。

なお、お分かりかと思いますが、

・出品数は2,000以下

・人気ランキングでは50位以内

こういう基準で選んだブランドの中から、
人気の商品をさらに個別にリサーチするのであれば、
まったく問題はありませんのでご安心を。

商品単位で人気商品をリサーチしつつ、その流れで
たまたまブランド全体が美味しいものを見つけられたらラッキー
というスタンスがいいと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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