ハイブランドが売れない理由はそれじゃない。(第532回)

※2016/10/2の記事です。

こんにちは、エスノです。

ようやくパリに着きました。

長距離のフライトでは、
初めてビジネスクラスを使ったんですが、
やっぱり快適ですね。

(編注:2013年に台湾行ったときにもビジネスでした。以下機内食の写真)

割と飛行機は得意(?)なので、
台湾に行ったときの短いフライトでの印象から、
わざわざビジネスにすることもないと思っていたんですが、
実際に長いフライトで乗ると、やはり快適さが全然違います。

道中の様子はtwitterでアップしているので、
ぜひご覧くださいませ。

https://twitter.com/esno_biz

ANAだとパリまでの直行便の往復で
9万マイルですから、マイル交換率のいい
クレジットカードを利用すれば900万円の
仕入れをすれば行くことが出来ます。

900万というと凄そうですが、
1ヶ月75万円の仕入れを1年間と考えれば、
そこまでハードルは高くありません。

エコノミーなら5万マイルなので、
1ヶ月40万円ちょっとでOKです。

ヨーロッパでそれくらいですから、
アジア圏なら当然もっと少ないです。

実際に具体的に考えてみると、
想像するよりは身近なものだった
というのはよくあることですが、
これもそのひとつですね。

昨日のメルマガでも書きましたが、
気軽に旅行に行きたいと思っている方は、
ちょっと参考にしてみてください。

さて、10月になったので、コンサル生から
9月の成果報告をいくつかいただいています。

昨日のメルマガで、farfetchの
最近の仕様変更について書いたところ、
元コンサル生のSさんからも、それに関する、
ちょっとした情報提供とともに、6月以降の
成果報告をいただきました。

これまでは5月の月利30万円が
自己最高だったのですが、
6月に初めて月利40万円を超えて、
8月にも再び40万円を超えたそうです。

9月は少し落ちてしまったようですが、
これからセールの時期に突入すれば、
昨年のコンサル期間中、1件数万円の利益で
何件も販売した経験が再び生きてくると思います。

Sさんとのコンサルで思い出すのが、
ご自身のアカウントの名前について
少し悩んでいたことです。

要するに、自分のアカウント名は、
ハイブランドを販売するには相応しくないのでは?

ハイブランドを販売して成果を出すなら、
いっそそれまで獲得した取引実績、評価を捨て、
アカウント名を変える必要があるのでは?

そんな話を聞いたので、いやいや待ってください、
こういうもっと変な名前のアカウントでも、
ちゃんとハイブランドを販売していますよ
とお伝えしたのがこちらの方々(↓)です。

http://www.buyma.com/buyer/1415371.html

http://www.buyma.com/buyer/1371475.html

あれから1年経っていますが、こんな名前でも
いまだにハイブランドをちゃんと売っていますね^^;

(評価もいいです。)

Sさんのアカウント名は、確かにそんなに
センスフルでオシャレな名前ではないですが、
けしておかしいわけではありませんでした。

しかし、自分の進む道に迷うと、
得てしてこういう細かい部分が気になり、
果ては「そのせいだ」くらいに思い込んで、
もっと重要なところに目を向けられなくなりがちです。

他にも、「商品コメントが良くない」とか
「商品の画像加工がいまいち」とか、そういう

「“主観”で良し悪しが判断される要素」

に、自分が上手く行かない原因を
求めたりすることは往々にしてあることです。

そういうときは、“反例”を見つけて、
「そうではない」と証明する必要があります。

実際、BUYMAを見ていると、
商品のコメントや画像が素晴らしくて、
よく売れている人も確かに存在します。

ただ、コメントや画像が、
「え?」と思うほど簡素でも
ちゃんと売れているという人も
同時に見つけられるでしょう。

さらに言えば、こういう
「売れている人」のことはよく目につくので、
私たちも意識するのですが、逆に、
「売れていない人」については目にしないので、
あまり意識しなかったりします。

実際に意識的に探してみると、
商品コメントや画像はしっかりしているのに、
大して売れていない人というのは山ほど出てきます。

こういう作業を踏むことで、
自分の道のりを正しい方向に
修正することが出来るわけです。

大事なのは、自分で

「アカウント名がよくない」
「商品のコメントや画像がイケてない」

という「仮説」を立てたならば、
それに対する「検証」をきちんとすることですね。

「検証」なんて慣れないことはしないほうが、
新しい手間もかかりませんし、
何より現実から目を背けられるので
実は精神的には「ラク」だったりします。

そして多くの人はそうしてしまうので、
間違った思い込みに踊らされて、
結局成果に繋がりません。

そして、また新しい「主観による思い込み」
に踊らされるという残念なループに突入します。

上手くいく人のほとんどは、
現実から目を背けずに検証作業を行って、
すぐには上手くいかなくても、一歩ずつ
着実に前進していきます。

この過程は慣れていないと結構しんどいのですが、
上手くいきだすと、むしろそういう風にしか
できなくなりますので、今その過程にいて、
苦しいと感じる方はご安心ください。

これはBUYMAに限った話ではなく、
「誤った判断」をしたくないのであれば、
様々な場面で常に意識すべきことですね。

ちょっと長くなったので他の方の報告は、
また明日以降に回したいと思います。

ではではー。

P.S.

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「指名リクエスト」「レスポンス出品」という罠。(第530回)

※2016/9/24の記事です。

こんにちは、エスノです。

弊社は9月末決算なので、先週
税理士さんと今年度の決算に向けて、
打ち合わせをしてきました。

ちょうどよいというか、
おおよそ読み通りの数字で着地できそうで
ほっと胸を撫で下ろしている次第です。

数字が揃っている7月までの段階で、
前年度の粗利はほぼ超えていますし、
その上で昨年度より時間の融通が
利いているので、まだまだではありますが
方向性としては、割と思っていたように
舵を取ってこれたかなと思います。

ということで、私もちょっとずつですが、
自分にとってより望ましい方向に
変化をしていっています。

傍から見ていると分かりにくいと思いますが、
それは年単位くらいで変化しているからです。

ひとつところに留まっていると、
これだけ変動性の高い世界においては、
あっと言う間に置いてけぼりにされてしまいます。

置いてけぼりなら良い方で、
ともすると一気に転落しかねません。

現在何かが上手く行き始めている、
あるいは、そこそこ軌道に乗っているなら、
そこに絶対に安住せずに、どんどん
新しいことをやっていくのが大事ですね。

さて、本題です。

BUYMAには「指名リクエスト」「レスポンス出品」
という機能がありますが、結論から言ってしまうと、
これを利用するメリットはほぼない、
ということには気付いていますでしょうか?

いやメリットがないどころか、むしろ、
デメリットのほうが多いくらいです。

たとえば、「こういう商品を探して欲しい」と
指名リクエストからお客さんが連絡してきたとします。

BUYMAを続けていると、たまにあることですね。

で、探した結果買い付け先が見つかって、
そのままレスポンス出品、とやってしまうのは、
極めてもったいないことをしています。

なぜなら、レスポンス出品は
「その先がない出品」だからです。

この場合、探した商品を新しく普通に出品して、
お客さんには、その出品ページのURLを案内し、
そこから決済してもらわなければいけません。

そうすることで、そのあとも、
2個、3個と売れる可能性が生まれます。

そして、出品したばかりのその商品の
「人気順」は一気に上がるので、
その可能性は普通に出品するよりも
かなり大きいわけです。

もちろん必ず続けて売れてくれる
というわけではありません。

ただ、ほぼ同じ手間を掛けて
「レスポンス出品」するのと
「普通に出品」するのとでは、
その先の可能性がまったく違うわけですから、
前者を選ぶ必要性は一切無いわけです。

特定のお客さんに通常とは異なる価格で
購入してもらいたいときも、同様の理由で、
レスポンス出品してはいけません。

BUYMAには、特定のお客さんだけが
利用可能なクーポンを発行する機能があるので、
それを利用してもらったほうがいいです。

結構多くの方が、

「ひとつの商品をひとつ売って終わり」

と無意識に考えがちなのですが、
出来るだけ効率よく活動したければ、

「ひとつの商品を何個も販売する」

という視点からいろいろ工夫することは
とても重要です。

今回はそういう視点から、
「指名リクエスト」「レスポンス出品」という
細かい機能の話をしてみましたが、
それ以外の場面でも、ぜひ意識してみてください。

ではではー。

P.S.

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最近コンサルなどで伝えて重宝がられた2つの話(第528回)

※2016/9/13の記事です。

こんにちは、エスノです。

はい、少し間が空いてしまいましたが、
例によって飛行機の中で書いています笑

今日は、個別コンサルで
沖縄に向かう機内からお届けしています。

ちなみに一昨日の日曜日は、
BUYMAアカデミアのワークショップを
福岡で行ったので、一昨日、昨日、今日、
そして明日と、4日連続で飛行機に乗っています。

福岡から沖縄に飛べばよかったのでは?
という当然の疑問をお持ちでしょうか。

鋭いですね。

私も、福岡の飛行機を手配してからそう思いました…。

BUYMAアカデミアのワークショップは、
現在、東京、大阪、名古屋、福岡の各都市で
毎月1回、それぞれ3時間実施しているのですが、
(東京は人数が多いので2回)
少人数で行っているにも関わらず、
あっと言う間に時間が過ぎてしまいます。

それはひとえに、
外部からの情報をシャットアウトして、
BUYMA(あるいはBUYMAに付随する他のこと)に
もの凄く集中できる環境が整っているからです。

結局、「集中しきれない」という現象は、
何か別のことに気がいってしまうか、あるいは、
作業の途中でなにかに躓いてしまうから
というのがその原因のほとんどです。

ワークショップの場では、
当然BUYMA以外に気が散りようがありませんし、
躓きの原因となる分からないことは、
その場ですぐに私に質問すればいいので、
逆に「集中できない」というのが難しいくらいです。

その結果、体感的には、毎回
「もう3時間たったの?」という感じになります。

分かる人には分かるように一言で表現すると、
いわば“精神と時の部屋”です。

もちろんドラゴンボールの世界のように、
1日で1年分の成長を得ることは出来ませんが、
「密度の濃い時間を過ごす」という点では、
まさにそんな感じなわけです。

さて、今日は最近コンサルや
ワークショップの場でお伝えすると、
重宝がられる細かい話を2つ。

ひとつめは、出品商品を
一括で編集する機能についてです。

購入期限が切れた商品を、
1件1件手作業で直している方は、
意外と多いんですが、そんな
面倒くさいことは今すぐやめましょう。

BUYMAの出品管理には、複数の商品を
一括で編集できる機能がちゃんとあります。

※詳細は以下を確認してください。

http://help.buyma.com/buyer_practice/2325/#06

ただ、ここで覚えておいて欲しいのは、
この一括編集機能そのものもそうなんですが、

「なんでも気合と根性でいきなりやろうとせず、
まずは自分の求める結果を簡単に得られる
機能がないかを調べたり探したりしてみる」

という姿勢が重要だということです。

PCのショートカットキーや、あるいは、
エクセルとかに慣れている人は分かると思いますが、
人力でやろうとすると面倒な作業については、
だいたいそれをスムーズに行うことが出来る
優れた機能がちゃんと備わっています。

過去に何度か書いたことがありますが、
Googleの検索結果からBUYMAのページを
除外する方法も、同じような話です。

■参考:Google画像検索の効率を上げる方法

http://steermylife.com/1313.html

こういう誰もが欲しがりそうな機能は、
たいていすでにちゃんとあります。

BUYMAはまだまだこういう点で
改善の余地は大いにありますが、
少なくとも一括編集くらいの機能は
ちゃんと存在しているわけです。

それ以外の場面でも、
「これを人力でやったら骨が折れるぞ…」
というときは、まず簡単にできる機能がないかを
まずちょっとだけ探してみてください。

そして2つめは、ライバルの商品の
出品日を確認する方法です。

厳密に言えば、出品日を確認する方法は、
先日の管理画面のアップデートの際に
なくなってしまったようです。

以前は商品ページ中段にある
「在庫確認・お問い合わせをする」
という黒いボタンをクリックすると、
その商品の登録日が確認できたんですが、
管理画面の機能変更とともに、
それは表示されなくなってしまいました。

ということで、とりあえず
以下の方法でチェックしましょう。

■ライバルの出品日を正確に把握する方法

http://steermylife.com/891.html

ここで気を付けたいのが、
この方法で確認できるのは、
「出品日」ではなく、正確には、
「画像をアップロードした日」
だということです。

もし仮に、9月1日に下書きをして保存し、
9月8日に出品したとすると、上記の方法で
確認できる日付は9月1日になってしまうので、
出品日とはちょっとズレてしまいます。

これは頭に入れた上で、
ライバルの分析をするときに活用してください。

そして、もし他に正確に出品日を
確認する方法をご存じの方は
ぜひ教えてくださいませ!

今日は割と実用的な話でした^^

ではではー。

P.S.

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