BUYMAで駆け出しの頃の話とか。(第218回)

※2014/6/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

最近ちょっと体調がぱっとせず
メルマガをサボり気味でございます。

ワールドカップのために
夜更かしをしまくっているわけでもないんですが…。

※今日は観ながら書いています笑

そんな中でも月曜日は
名古屋でコンサルを2件実施してきました。

おひとりは先月からの方で、
もう一人の方は今月からの方です。

合計で5時間以上みっちり話してきました。

思えばBUYMAを始めてから
すでに3年以上経っているのですが、
当時は人にBUYMAのやり方を教えるために
名古屋まで行くなんてことは想像してもいませんでした。

何度か書いていますが、
始めた直後はTory Burchをひたすら出品し、
なんの反応もないことに頭を抱え、
せめて少しはブランドの知識をつけようと
ブランドアイテムがたくさん掲載されている
ムック本なんかを買ってみて、そこで初めて
バレンシアガなどの有名ブランドを知ったのが懐かしいです。

まあその程度の知識は結局何の役にも立たず、
いつも悩んでいたのは

「なんで他のバイヤーはあんなに安く出品できるのか」

ということでした。

その悩みはしばらくのあいだ
ほとんど解決しなかったのですが、
とりあえず初めて受注したのは、
他の人がほとんど出していないブランドの
タレント愛用品だったので、
しばらくはその線で攻め続けることになります。

タレント愛用品をリサーチする中で、
いろんな買い付け先をじっくり見ることができ
次第に他のバイヤーの安さの理由が見えてきました。

単純にヨーロッパのショップを見ていなかったこと、
ショップごとの特徴を把握できていなかったこと、
転送業者を上手く利用することなど、これまでに
メルマガなどを通して書いてきたことですね。

(BUYMAの予備校でも詳しく触れています。)

そうこうしているうちに、
人気商品を見極める力がつき、
買い付け先を使い倒せるようになり、
また他のバイヤーにあまり知られていない
買い付け先も把握するようになって、
効率よく安定して稼げるようになっていたわけです。

あくまで成果を出した
エピソードのひとつでしかありませんが、
個人的にはとりあえず脇目も振らず、
腰を据えてBUYMAに没頭して取り組んだこと、
そして他のバイヤーが安いことに目を背けず
なんとかしてその秘密を探り出そうと
自分の頭で考えてじっくり向き合ったこと
これらが良かったのではないかと思っています。

参考になることもあると思いますので、
ぜひご自身の現状と比較してみてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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気になるライバルの、まさかの買い付け先。(第183回)

※2014/4/29の記事です。

こんにちは、エスノです。

現在コンサル生向けに、私のBUYMAノウハウの
“虎の巻”なテキストを作成しています。

もっと早く作っとけよという感じですが、
実際に何度も対面でのコンサルをする中で、
暗黙知的だった自分の思考がより明確になり、
今こうして文章に落とし込めています。

もうちょっと掛かりますが、
コンサルを受講してくださっている方は
ぜひ楽しみにしていてくださいね。

内容はコンサル中に喋っていることなのですが、
シンプルにまとまってると便利だと思います。

また、そろそろ、次回の
コンサル受講希望者の募集も行う予定です。

新規の募集枠は、現在受講している方の卒業と、
すでに予約待ちしている方の状況によりますので、
おそらく1,2件程度ではないかという感じです。

5月初旬にメルマガで告知しますので、
ぜひチェックしておいてください。

ライバルの商品をチェックしていて、
「何でこんなに安いんだろう」と
疑問に思うことはままあると思います。

その多くは、これまで書いてきたように
実はただ自分がもっと安い買い付け先を
見つけられていないだけだったりします。

初心者にありがちなのは、
ヨーロッパブランドなのにアメリカばかり探してたとか、
あるいは、ショップの特徴を把握し切れていなくて、
買い付け価格の計算が間違っていたとかでしょうか。

しかし中には、
「海外で買ってもこんなに安くならないぞ」
というレベルで安いライバルがいたりするわけです。

例えば、42,800円の人気のバッグを見つけたとします。

それはヨーロッパブランドの商品で、
ということは最も安く購入できるのは、
基本的にはヨーロッパのショップです。

そこでヨーロッパのショップを探したところ、
在庫のあるショップを見つけることが出来た。

しかし、その価格がなんと400ユーロ。

日本に直送で現地消費税が抜けたとしても、
送料と関税を考えると、どう考えても
42,800円では販売できない。

セールのときに買い付けて、
在庫にして販売しているわけでもなさそう…。

こういうときに考えられるのが、
「卸などの特殊な買い付け先を持っている」
という可能性です。

ただ、ハイブランドであればあるほど
その可能性はそれほど高くはありません。

しかしながら、ひとつだけ、
誰もがすぐに繋がることが出来る
「特殊な買い付け先」が存在します。

それは、楽天市場のセレクトショップです。

楽天では偽物を販売していそうなイメージも強いですが、
中にはちゃんとしたセレクトショップももちろんあります。

そういうショップは、長年の経営努力で
海外のブランドと卸の契約を取り付けて、
ただでさえ安い海外販売価格より、
もっと安い価格で商品を仕入れてきています。

その結果、非常に安い価格で
販売することができているわけです。

それほど安価だと、楽天で買い付けて
BUYMAで販売するということも出来てしまうわけですね。

もちろん、この方法は、
現在はBUYMAの規約で明確に禁止されています。

バレなければいいという態度で
この方法をやり続けているバイヤーもいますが、
リスクが大きすぎるので絶対にやってはいけません。

バレたら問答無用でアカウント停止です。

いくらその楽天ショップが本物を扱っていてもダメです。

今回これを書くことで伝えたかったのは、
ライバルの買い付け先を調べるときに、
「なぜこんなに探しているのに見つからないのか」
というドツボにハマってはいけないということです。

ライバルの価格が、
明らかに海外の小売価格に対して安すぎる場合は
楽天などからの買い付けを疑ってみてください。

そして、実際にそれが確認できれば、
気持ちを切り替えて、他のアイテムの
リサーチをすることができるでしょう。

そんな姑息な手段に頼らなくても、
ちゃんと成果を出すことはできますので、
目の前の利益に目が眩んで、
取り返しの付かないことをしないように気を付けてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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「BUYMAが目指す方向性」を読み解く。(第179回)

※2014/4/24の記事です。

こんにちは、エスノです。

すでに沖縄から帰ってきております。

今回はセミナー参加以外に一切何もせず、
オリオンビールすら飲まなかったので
本当に沖縄にいたのか自分でも怪しんでいる有り様です。

今回のセミナーは
BUYMAも物販も全く関係ありません。

ビジネスという括りで考えても
直接的にはあまり関係ありません。

同じ主宰者が昨年開催したセミナーでは
多少ビジネスにも触れられたのですが、
今年はもうほぼ別次元の内容でした。

それでも、私が参加した、
今回の日程の参加者は40~50名くらいいて、
さらに同じ内容の回は、沖縄で3月に2回、
4月に2回の計4回開催されます。

要するに、このセミナーを目的に
200名近い人が沖縄まで来るということです。

4回のうち2回は週末を含んだ日程ですが、
それでも沖縄に来るために3日間スケジュールを空けられる人たちなので、
参加者はみんなちょっと浮世離れした感じです。

おそらくは、それぞれが自分のビジネスで
大なり小なり成果を出している人がほとんどだと思います。

「普通」に生きているとまず遭遇しない世界ですが、
実はこういうことは普通に起きていることだというのが、
本当に面白いなと改めて感じています。

「普通」「一般的」だと思っていたこと、あるいは
「正しい」「アタリマエ」「常識」だと思っていたことが、
実際はまったく「一般性」に欠ける、偏った事象だったりするわけです。

以前から何度か触れているように、
そういう「先入観」や「偏見」のようなものを
出来るだけなくしていけるようになることが、ひいては、
自分の手元のビジネスを上手く回し続けることに繋がります。

抽象的な話に感じるかもしれませんが、
ぜひ頭の片隅に留めておいていただきたいです。

さて、先ほどBUYMA事務局から

【重要なご案内】販売者の皆様へ

というタイトルでメールが届いていました。

すでにご覧になっている方も多いと思いますが、
まだの方は必ず目を通しておきましょう。

内容は「BUYMAが目指す方向性」についてです。

BUYMAの魅力は

「オンラインショッピングでありながら、
個人と個人がコミュニケーションを通じて、
疑問を解消したり、新たな商品と出会ったり、
安心してお取引が出来ること」

であり、それを今後も強化していきたい。

そのため今後は「バイヤー」ではなく、
「パーソナルショッパー」という呼称を広めていく
というようなことが書いてあります。

パーソナルショッパーについても
ちゃんとメール内で定義をしているのですが、要するに、
日本の高級デパートにいる外商のような存在です。

あるいは、海外の高級デパートには、
そのまま「パーソナルショッパー」という職種があるので、
それをイメージしたほうが適切ではあります。

この定義だけ読むと、

「自分には“センス”なんてない…」

と尻込みしてしまう方もいそうですが、
別にそこにだけフォーカスする必要はありません。

それはもちろん、
パーソナルショッパーの定義にもあるように、
「センス」がダメなら「ホスピタリティ」に注力する
という意味でもあります。

斬新なブランドを開拓できなくても、
お客さんの期待以上の提案ができなくても、
お客さんがちゃんと満足してくれるように
おもてなし精神で活動できればいいということです。

というか、そんな“センス”のある人は、
バイヤーの中にはほとんどいませんし、
これからも参入してくる可能性は極めて低いです。

BUYMAだってそこを中心に考えては、
売上が暴落してしまうことは理解しています。

結局BUYMAが目指したいのは、

顧客満足が高くなるような、
ちゃんとした取引のできるバイヤーを増やしていきたい

(そしてリピーターをもっと増やし、
その評判をもって新規ユーザーも開拓したい)

ということです。

つまり、以前からお伝えしていることと
何も変わりはないわけですが、ただ、
改めてこういう発表をしたということは、
この指針にそぐわないバイヤーに対しては、
これまで以上に厳しいチェック体制が敷かれる可能性があります。

それは、「キャンセル率が高い」などの
分かりやすい要素からだけではなく、

例えば、商品画像が適当とか、
それこそ出品数の割に受注数が少ないとか
そういう理由で不利な状況に陥る可能性があるということです。

出品しているだけでそんなことがあるのか
と思うかもしれませんが、ユーザーから見れば、
はっきり言って同じ商品が大量に出品されているのは、
商品を探すときに邪魔なだけです。

出品したあと、
それ以上の価値を提供できないバイヤーには
事務局からすればBUYMAにいてもらわなくてもいい
という風に考えてもおかしくはありません。

ちゃんとお客さんや他のバイヤーの動向を見て、
価格を調整したり買い付け先を開拓したりする、
BUYMA全体にとって有用なバイヤーには関係ない話です。

しかし「ひたすら出品し、そのあとはほったらかし」
というスタイルかつあまり実績のないバイヤーさんにとっては、
今後さらに厳しい時代になる可能性もゼロではないでしょう。

また、メール内の【今後の施策について】にもあるように、
今後はバイヤーポストを上手に活用していくことも
やはり必須になってきそうです。

こういった状況を踏まえた上で、
BUYMAについて体系的に学べるような、
初級~中級者向けの講座を現在、鋭意制作中なので、
ぜひ楽しみにしていてください。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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