ただ500個出品しても成果が出ない理由。(第329回)

※2014/12/16の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は嬉しいご連絡と、
悲しいご連絡を1つずついただきました。

嬉しい連絡は、元コンサル受講生の、
今月の利益が現時点で約20万円にまで達したとのこと。

受注後の在庫切れも起きているようですが、
それでも着実に利益を積み重ねてくれています。

悲しいご連絡は、先日もメルマガで取り上げた、
コンサル開始から3ヶ月半で、現時点で、
今月の利益が約8万円にまで到達した方です。

この方から「38度を超える熱が出た…」
という連絡が入りました…。

本業がかなりお忙しい方なので、
こうなるとちゃんと治るまで、
BUYMAにはほぼ手を付けられなくなってしまいます。

せっかくいい調子で成果が出始めていたので
本当に残念極まりないところです。

この方だけの話ではなくて、
全国的にいよいよ冬本番という感じなので、
本当に体調には気をつけていただきたいですね。

私はちょっとでも喉がおかしい気がしたら、
すぐに病院に行って強めの抗生剤をもらって、
絶対に風邪を引かないようにしています。

本格的に風邪を引いて寝込んでしまうと、
本当にもったいないので、体調管理には
お互いこれまで以上に気を使いたいところです。

さて、私は基本的に、
他のBUYMA情報発信者のメルマガなどを読んでいないのですが、
コンサル受講生や読者さんからいろいろ話を聞く機会があります。

その中でよく聞くのが、

「まず●百件出品しましょう!!」

というような話です。

この「まず出品数をこなす」という
指導の背景には、いわゆる、

「量は質に転化する」

という思想があることが多いようです。

これはある意味では実際その通りで、
以前メルマガでも書きましたが、
「1万時間の法則」というのが、
その象徴的な研究結果だと思います。

これは、物凄く簡単にいえば、
さまざまな分野の成功者に唯一共通したのが、

「成功するまでの練習時間がみんな約1万時間だった」

という話です。

つまり、これは、成功には、
生まれながらの才能とかそういう要素は無関係で、
ただただ「どれだけ練習したか」ということのみが、
成功するための唯一の法則だと言っているわけです。

これは、我々の実感からすれば受け入れがたい感じですが、
この法則を取り上げたベストセラー「天才! 成功する人々の法則」に
ちゃんとした学術論文が引用されているように、
にわかに結論付けられた適当な法則ではありません。

裏を返せば、これは、一定以上の量の練習が、
誰にとっても高い質のパフォーマンスに繋がる
ということを示唆しているわけです。

またこういう研究結果は割と最近の話ですが、
それこそ振り返れば、この言葉自体は、
マルクスの「資本論」がそもそもの起源ですし、
世界的コンサルティングファームの、
ボストン・コンサルティング・グループが、
1960年代後半に提唱した「経験曲線効果」という概念にも
同じような意味を見出すことが出来るでしょう。

そもそも、我々の実感としても、
確かにスポーツでも勉強でも、

「練習をすれば上手くなる」

というのは、おおよそ正しい気がします。

要するに「量は質は転化する」は
間違ってはいないのです。

そしてそれをBUYMAに応用して、

「出品数をこなすと高い成果に繋がる」

とするのも、あながち間違いではないのです。

ただし。

ただしです。

BUYMAにおける「練習」は、
「『ただ出品すること』ではない」
ということに気を付けないといけません。

勉強でもスポーツでもなんでもいいですが、
練習している時というのは、さまざまな
「試行錯誤」を頭や身体で繰り返しています。

その「試行錯誤」の繰り返しが、
将来的には質の高い成果に繋がるわけです。

しかし、BUYMAで「ただ出品すること」には
その「試行錯誤」するという要素が一切ありません。

もちろん、「出品の作業スピード」は
その数をこなせばどんどん早くなるはずです。

それは「出品作業について」
試行錯誤しているからにほかなりません。

しかし、
「出品スピード」が早くなることと、
「利益を出す」という成果との間には、
残念ながら、何の関係性もないのです。

もう一度繰り返しますが、

「量が質に転化する」

というのは本当です。

ただ、「量」として重要なのは
あくまで「試行錯誤した数」です。

ただの作業を何百と繰り返しても、
それは利益を出すという目的に適うものではありません。

そうでなければ、外注さんを利用して、
何百と出品すれば、その外注さんたちの
BUYMAのスキルが自然にどんどん上がっていく
という現象が起きるはずです。

現実がそうではないことは明らかでしょう。

「基本に忠実に試行錯誤を繰り返す」
それをこなした回数だけが、
自分の地力を高めるということに
改めて気付いて欲しいなと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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「作られた人気商品」の無意味さ。(第327回)

※2014/12/13の記事です。

こんにちは、エスノです。

以前からちょっと気になっていたのですが、
質問のメールをわざわざブログのメッセージ送信欄から
送ってくださるケースがなんだか妙に多いです。

このメールに返信する形で送ってもらえれば
私にメールが届きますので、
頭の片隅にでも入れておいてください^^

今日はお昼前から
スカイプでコンサルでした。

8月末にコンサルを始めた方なのですが、
毎日深夜まで勤務し、まともな休日は
月に数日しかないというなかなかに忙しい方です。

しかも、BUYMAを始めたのも
コンサルを受け始めたのとほぼ同時くらいだったため、
なかなか苦戦が続いていたここ数ヶ月でした。

ただ、ご自身の大変な環境にもめげず、
BUYMAを楽しみながら、基本に忠実に
出来る範囲で精一杯実践し続けてくれています。

その甲斐あって、
今月は現時点で利益が約9万円ほどと、
日数を考えれば悪くない成果が出てきているのは、
私にとってもかなり嬉しいことです。

コンサル期間は私史上最長の半年なので、
あと2ヶ月半ほど残っています。

(最初は3ヶ月でいいんじゃないかと言っていたのですが、
 どうしても半年でお願いしたいという情熱に押し切られて
 途中で契約期間を変更させていただきました^^;)

今月はこのまま利益を伸ばしつつ、
来月、再来月とセール終盤の環境の中で、
ライバルとの戦い方や在庫を持つタイミングなどなど、
ご自身の具体的な事例を通してさらにいろいろお伝えできれば、
かなり良い経験を積めるんじゃないかと思います。

年末はさらに忙しいようですが、
引き続き頑張っていただきたいところです^^

さて、今日の本題です。

先日コンサル受講生が人気商品を探しているときに、
あるパーソナルショッパー(PS)さんの商品の、
「ほしいもの登録」に違和感を感じたそうです。

その違和感の正体を探っていると、
どうやらそのPSさんは、自分の商品に、
不正にほしいもの登録を複数していそうだ
ということが分かってきました。

新着順で並べ替えてチェックしてみると、出品商品の全てに
出品した直後のものにも必ずほしいもの登録が複数付いていて、
しかも出品日から日を追うごとにその数は少しずつ増えていて、
おそらくこの疑惑は間違いない感じです。

友人などに頼んで、ほしいもの登録を
自分の商品に短期間にたくさん付けられれば、
人気順で上位に表示されやすくなり、
そうすればもっと売れやすくなりそう…。

BUYMAをやっていれば、誰もが一度は
想像したことがあるのではないでしょうか!

ただ、これがもし判明した場合、
事務局からどんなペナルティーを下されるか分かりません。

当然ですが、こんなことはしないほうが懸命です。

しかし、そもそもなのですが、
このPSさんはBUYMAを始めてもう半年くらい経つのに、
まだ受注件数が20件ほどしかありませんでした。

要するに、ちゃんと人気の商品を選ばず、
「自分の演出」だけで戦おうとしても、
大した成果は出ないわけです。

そういう事例を、自らリスクを背負って、
実際に体現してくれているわけですから、
ある意味ではありがたい存在ですね笑

あとは、こういうPSさんだと気付いたら、
「作られた人気」に惑わされないように、
気を付けてリサーチしてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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farfetchのちょっとした変更とその注意点(第324回)

※2014/12/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日のメルマガで、

「『基礎』が大事だ!」

と何度か書いたところ、
そもそもその「基礎」って、
どうやって学べばいいんですか?
という質問をいただきました。

基本的には、これまでのメルマガで
必要なことはすべて書いてきているつもりです。

なので、メルマガのバックナンバーを
ブログで読み返してもらえればOKです。

ただメルマガやブログは、
そのときそのときで必要な内容を書くので、
まったく体系立てて書かれていないという弱点があります。

要するに、昨日は買い付けの話、
今日は人気商品のリサーチの話、
翌日は初心者向けの話というように
順番がバラバラになっているわけです。

このやり方だと、300件近い記事を、
片っぱしから読んでいかないと、
必要な内容を取りこぼす恐れがあります。

で、ちょっと考えたのですが、
以前私が開講していたBUYMAのメール講座があるのですが、
この申し込みを近日中にまたやろうと思います。

この講座は、定期的に配信されるメールによって、
BUYMAに必要な基礎の特にノウハウの部分を、
すべて体系立てて学ぶことができるもので、
以前申し込んでいただいた方からはかなり好評でした。

しかし、ただ再募集するだけでは芸がありませんので、
全面的にリニューアルしようと思います。

(もちろん、以前申し込みされた方には、
リニューアルしたものを最初から順番にもう一度お送りします。)

今まで散々お伝えしてきたように、
ノウハウだけ学んでも意味がないのですが、
とは言え、そもそもその時点で不足があると、
その先の応用はとてもじゃないですが手が届きません。

最近BUYMAを始めた方はもちろんですが、
これまで出品数を追うばかりで、
質を高めることを後回しにしてきた方には、
効率化と利益向上を目指すために絶対に必要な内容ですので、
ぜひ楽しみにしていただければと思います。

待ち切れないという方は、
ブログもぜひ読み返してみてくださいね。

我ながらけっこう役に立つこと書いてると思います笑

さて、今日の本題は、
先日の「ちょっとしたミス」系の
具体的な事例の話です。

まあこれは「ちょっとしたミス」というか、
むしろショップ側のシステムの仕様が
そもそもおかしいと思うのですが…。

なにかというと、farfetchの話です。

ご存知かと思いますが、
farfetchは先日またちょっと、
商品ページの表示がリニューアルしました。

以前は、サイズのある商品のサイズを選択しようとすると、
こんな風に表示されていました。

36 ショップA 45,000円
36 ショップB 50,000円
37 ショップA 45,000円
37 ショップB 50,000円
37 ショップC 52,000円
38 ショップB 50,000円
38 ショップC 52,000円

farfetchはひとつの商品ページに、
複数のセレクトショップが出品するので、
上記のように表示することで、ショップごとの
価格の違いがひと目で分かるようになっていました。

しかし先日この表示方法が変更されて、
どのサイズがいくらなのかということが、
すぐ分からなくなってしまいました。

これによって、例えば上記の例だと
表示価格は全サイズの中で最も安い、
45,000円と表示されているのですが、
いざ38を買おうと思って選択すると、

「こちらのショップからは現在購入不可です。」

とあまりにも無慈悲な表示が突然出てくるのです。

この変更に気付いていないと、
出品価格を安くし過ぎてしまう可能性があります。

したがって、サイズごとに選択をして、
それぞれのサイズの価格を、
ちゃんと確認するようにしなければいけません。

細かい話ですが、
気付いていなかった方は気を付けてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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