だいたいのことは「やったほうがいい」けど(第417回2015年5月29日)

こんにちは、エスノです。

水曜から本日まで、
コンサルで九州に行っておりました。

水曜日は博多でAさんと、昨日は、
佐賀県は武雄市図書館というところで、
Kさんとお会いしてきました。

けっこうバタバタしたスケジュールだったので、
久々に疲れております…。

武雄市図書館についてご存じない方は、
ぜひちょっと調べてみてください。

こんな前衛的な公共施設もあるもんです。

■武雄市図書館

https://www.epochal.city.takeo.lg.jp/winj/opac/top.do

それでは本題です。

昨日ようやく今夏のTVCM放送について、
BUYMAから少し情報が解禁されましたね。

■【重要】TVCMによる大規模プロモーション決定!キャンペーン詳細と注意事項

http://buyersinfo.buyma.com/?p=25499

梨花さんが出演すること、
放映開始日は6月16日(火)であること、
WEB広告の出稿も強化することが
今回はっきりした主な情報です。

出演されるタレントさんは他にもいて、
全部で5パターンをBUYMAのセール期間中流すそうですから
これまでに経験したことがないくらいの
大きな効果が見込めそうだという事務局の見解にも
素直に頷きたくなってしまいます。

さて、上記のページで
事務局からもアナウンスされていますが、
当然今回のキャンペーンでは新規のお客さんが
大挙して押し寄せることが予想されます。

その際に、在庫管理をコマメにして
受注後のキャンセルを減らしたり、
お問い合わせに迅速に対応したり、
あるいは、BUYMAのシステムについて
分かりやすい案内をしてあげたり、
そういうのが重要になってくるのは間違いないです。

あるいは、商品コメントを丁寧に書いたり、
サイズ表記を細かく書いたりするのも、
お客さんから良い印象を持ってもらうために
効果のある施策だと言えます。

また、6月16日までに出来るだけ多く出品したり、
あるいはこの機会に在庫販売を強化するために、
人気商品のリサーチや買い付け先の開拓を、
これまで以上に頑張ろうとする方もいるでしょう。

こういうのはすべて

「やったほうがいいこと」

であるのは間違いありません。

間違いないのですが、
現実的に考えて、それをすべて期限までに
パーフェクトに仕上げるのは難しいわけです。

これは今回のような特殊な状況に限らず、
実はどんなときにでも言えることです。

私は「商品コメントは簡単でいい」
ということをこれまで何度か書いてきました。

これは別に

「商品コメントをないがしろにしていい」

という意味ではなく、

「商品コメントに割くべき時間と手間を、
 他の部分に当てたほうが利益を出す上で効果的だ」

と言っているだけです。

商品コメントを(本人が)上手(だと思えるよう)に
書こうとすると1時間掛かってしまうのならば、
コメントは簡単に5分程度で書いてしまって、
残った時間を他の商品のリサーチと出品に当てたほうが
間違いなく効率よく成果が出せると言っているわけです。

「商品コメント」だけではなく、
すべてのケースについてこのように考えないと、
自分の費やした時間と手間が、結局成果には
結びつかなかったりすることはけっこう多いので
ぜひ気を付けてほしいと思います。

じゃあ具体的にはどうすればいいか
というと、この優先順位の付け方は、
人それぞれの環境によって異なってくるので
一概には伝えられません。

考える入り口としては、
今回の環境の変化から起こり得る状況を想定して、
やったほうがいいことをとりあえず全部書き出してみる。

その上で、時間と手間と費用に対して、
期待できる効果を“評価”していきます。

(Buyer’s Gate参加者の方は、
 先日のセミナーの良いケーススタディですね。)

この過程を経て、自分が今すべきことリスト
を作り上げてみてくださいね。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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絞り込みすぎが機会損失を生み出すこともある。(第401回)

※2015/4/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のコンサルの場で、
改めて気付いたことをお伝えします。

昨日コンサルした方から、
ここ最近、問い合わせが来たにもかかわらず
受注しないということが多発している
という悩みを相談されました。

その内の1件をよくよく調べてみると、
結局のところ他の価格の安いライバルに
同じく在庫確認の問い合わせが来ており
最終的にはそちらから売れてしまっていたようです。

(「最近売れたアイテム」に掲載されていました。)

このライバルにも問い合わせが来たことを
「調べる」ところまでは、この方もちゃんとやっていました。

しかし、調べた結果、
この出品者の商品ページを「見逃して」しまい、
チャンスを逃してしまったというわけです。

もし自分のところに問い合わせが来た時点で
他にも質問していることに気付けたのなら、
利幅に余裕があるなら一時的に価格を下げたり、
あるいは、到着までの日数などについて、
ライバル出品者と比較では自分のほうが良いですよ
という内容の提案をすることが出来たわけです。

しかし、そもそも見逃してしまっては、
何をどう比較して伝えればいいのか分かりません。

今回なぜそれを見逃してしまったかというと、
ライバルとなる他の出品者を探すときに、
「カラー」で絞り込んで検索したことが原因でした。

自分とライバルのカラー設定が違っていたために、
他の出品者の中で、問い合わせが来ている、
本当に意識すべきライバルを見落としてしまっていた
ということです。

ただこういう見落としは、
今回のようなケースだけではなく
ありとあらゆる場面に潜む大きなリスクです。

例えば、買い付け先を探すときに
SHOPSTYLEで検索して、カテゴリを
変に絞りこみすぎてしまって、
目的の買い付け先を見落とすとか。

あるいは、買い付け先で商品を探すときに
ショップ内のキーワード検索だけで探してしまい、
それでは表示されない商品を見落とすとか。

これまでメルマガで書いてきたことですが、
本当にちょっとしたことによって、
大きな機会損失を被ることになります。

確かに、絞り込んだりキーワードで検索するのは
「それで見つかれば」早く済むので効率的です。

しかし、今回のように、残念ながら
「それでは見つからない、見落としやすいケース」
というのが存在しています。

まずは、効率のよい方法を試すのは大事ですが、
それで見つからなかったあとは、
最終的にはしらみつぶしにやるくらい、
地道に漏れがないように作業をするのも大事ですね。

もちろん、しらみつぶしに調べると言っても
その際に時間をどのくらい使うべきなのかについては、
常に考えながらやらなければいけないので、
その点にも注意してください。

ではではー。

出品作業に時間がかかりすぎる問題について考えた。(第359回2015年2月8日)

こんにちは、エスノです。

一昨日は朝から大坂で1件、
名古屋で2件の個別コンサルでした。

さすがに1日で移動しながら3件は疲れまして、
帰ってからすぐバタンキューでした…笑

今回実施したうちのお二人は
先月の募集で申し込んでくださった方で
人気商品や買い付け先の探し方など、
基本的な部分を中心にお伝えしました。

もう一人は先月からの方で、
1歳の赤ちゃんと一緒に来てくださいました。

先月も連れてきてくださったのですが、
そのときはずっと寝ていて構ってもらえなかったので、
今回は最後のほうにちょっと遊んでもらえて、
かなり癒やされました笑

しかし実際に
1歳の赤ちゃんが動いている様子を目の当たりにすると、
お母さんが「自分の時間」を確保するのが
どんなに難しいことかというのがよく分かりますね。

あんなに愛らしく、そして危なっかしい存在がいたら、
その起きている間はBUYMAに時間を使うというのは、
現実的にはなかなか厳しいと思います。

そうなると、赤ちゃんの寝ている、
限られた時間を有効に使うしかないわけです。

そんな中でも先月はこれまでで最高益を出し、
なにより作業にかかる負担が明らかに減ったということで、
ある程度はお役に立てているようでホッとしています^^

さて本題ですが、今日は最近よく聞かれる、
出品作業に時間がかかりすぎてしまう件についてです。

まずこの問題を考えるときには、
時間がかかっている作業を特定しましょう。

これまでの経験上、時間がかかる作業は、
以下のいずれかであることが多いです。

■商品画像の選定、加工

■商品コメントの作成

■商品のサイズの変換

■商品画像の選定、加工

そもそも商品画像について意識すべきことは以下です。

・お客さんの目を留めてアクセスアップ

・ライバルに買い付け先が分からないようにする

そのために、例えば画像を加工したり、
あるいは画像検索で買い付け先がバレないように、
別の買い付け先の画像を探してきて使ったりします。

ただ、とても重要なことは、

「お客さんが買うかどうかを、
商品画像によって決めるということはほとんどない」

ということです。

要するに、いくら画像を綺麗に加工して、
お客さんの目に留まったところで、
それが他の出品者よりはるかに高い価格では
売れる可能性が極めて低いということです。

そのため、商品画像の加工は、あくまで

「ライバルより商品を目立たせて、
アクセスアップを狙ったほうがいいとき」

に限ります。

ライバルがあまりいなかったり、
あるいは自分が価格でそれなりに優位に立てる場合は、
画像の加工に割く時間に対するリターンが、
そうではない場合と比べて減ってしまうわけです。

これはもうライバルの状況によって、
ケースバイケースなので都度判断すべきですね。

あと加工したほうがいいケースとしては、
同じ商品のカラーバリエーションを、
ひとつの商品ページにまとめて出品する場合と、
在庫を持ってから出品する場合があります。

前者は、色違いをバラバラに出品するより、
まとめて出品することでアクセスが集まり、
バラバラのときより人気順で上位に来やすくなるので、
基本的にはカラバリはまとめて出品したほうがよいです。

それをお客さんに分かりやすくアピールするには、
1枚目の画像に色違いを分かりやすく載せたほうがいいわけですね。

後者は、ちゃんと実物を持ってます、
というアピールをするということです。

また、買い付け先がバレないように、
商品画像を買い付け先以外から探してくるのも、

「どうしてもバレたくないとき」

意外は頑張りすぎる意味はありません。

結局、他のライバルが
すでに同じ買い付け先の画像を使っていたり、
あるいはshopstyleで探したらすぐ見つかるような
買い付け先の場合は、そこまで気を使っても、
あまり意味が無いわけです。

もちろんライバルを撹乱する効果はありますが、
そこに時間をかけすぎることは、やはり、
売上には直接つながらないことなので、
長い時間を割くべき作業ではないということです。

■商品コメントの作成

これについては以前からお伝えしているように、
お客さんが商品コメントで商品を買うことはありません。

いくら商品のことを魅力的に書いても、
それが「その人から買う」決め手になることはないのです

自分の商品コメントを読んで「欲しい」と思ってくれても、
結局他に価格の安い出品者がいればそちらで買います。

商品コメントで気を付けるべきことは、
「検索されるキーワードを落とさないこと」に尽きるので、
その点には十分注意しましょう。

愛用しているタレントさんやモデルさんがいる場合は、
その名前も入れ忘れないようにしたいですね。

■商品のサイズの変換

洋服や靴などに限る話ですが、
商品サイズをわざわざ日本でのサイズに変換して、
そのサイズ表を記載する方がいます。

これは一度作ったらそれを保存して
テンプレートとして利用するか、
あるいは商品サイズをそのまま書くだけにするか
いずれかにしないと時間がかかりすぎて大変です。

特に、まだ問い合わせや注文が来る前から、
質問が来たら困るという不安から、
そのブランド固有のサイズ感まで詳細に調べてから
出品するという方がたまにいるのですが、
それも時間がもったいないので、
問い合わせや注文が来てから改めて詳しく調べましょう。

基本的には

「自分の行う作業には、どんな目的があって、
それは利益に対してどのくらい影響があるのか」

ということを“常に”意識しながらやることが重要ですね。

“常に”というのが重要で、
これは本当に言葉の意味そのままです。

もう四六時中ずっとです。

慣れないうちは疲れるかもしれませんが、
これもクセのようなもので習慣付くことです。

スーパーとかで買い物をする時も、
どうやって回れば効率がいいかを考えたり、
本当に”常に”意識することが重要です。

なお、これらについて、
これまでしっかり手を掛けてやってきてる方ほど、
時間をかけないようにすることに不安を感じると思います。

画像加工をしなかったら、
商品コメントを練らなかったら、
商品のサイズを分かりやすく書かなかったら、
受注が減ってしまうのではないかと。

ですが、その心配は無用です。

なにせ私はほとんど画像加工もしていないですし、
商品コメントもロクなもんじゃないですし、
商品のサイズも変換せずそのまま書いているだけですが、
ちゃんと問い合わせも来ますし、売れてもいます。

また、私以外にもそういう方は、
BUYMAの中でたくさん見つけられると思います。

そういう「自分の反例」を探し出してみることで、
自分がこれからやろうとすることの不安を
間接的に解消することが可能です。

頭の中で思い悩むだけでは答えは出ないので、
すでに実証している人がいないかと探してみると
新しい一歩を踏み出しやすくなると思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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