“底なし沼”から生還したコンサル生(第411回)

※2015/5/15の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のメルマガで、

・気付いたら“薄利多売沼”にハマっていた
ということがないように気を付けよう

ということと、

・時間を確保することの重要性

についてお伝えしました。

「成果も出やすいし評価稼ぎのつもりで」
と一歩足を踏み入れたのは、
実は底なしの“薄利多売沼”だった
ということはよくあります。

「売れてしまう」がゆえに、
それに伴って急増する諸業務を
捌くだけで精一杯になってしまい、
効率化や方針転換するための時間が確保できず、
ズルズルとそれを続けてしまい、
気付けば迫り来る作業をこなすためだけに
BUYMAをやっているというような悲しい状況は
ちょっとしたボタンの掛け違えや、
最初に選んだ方針のせいで誰にでも起こり得ることです。

もちろん、誰しも一時的には
頑張ってたくさん手を動かす必要はあると思います。

ただそれは必ず、明るい未来に
繋がっているものでなければいけません。

それを常に意識してくださいね。

ちなみに、
実際に“薄利多売沼”から見事脱出したのが
元コンサル生のHさんです。

Hさんは昨年の3月頃から
メルマガを読んでくださっていて
その際に初めていただいたメッセージでは

2013年12月:売り上げ3万、利益1万円
2014年1月:売り上げ50万、利益10万円
2013年2月:売り上げ47万、利益9万円

というような状況でした。

そのとき売っていたのは、
だれでも買い付け可能な、
いわゆる低価格帯の商品ばかりです。

このときからHさんはすでに、

・出品すれば売れるから出品しまくる

・売れるがそれにともなって必要な作業も増える

・出品数が増えるほど価格の管理が行き届かなくなる

・トラブルの数もどんどん増える

という負のスパイラルに
ご自身が足を踏み入れていたことに
ちゃんと気付いていました。

気付いていたのですが、本業がある中で、
それをどうにかするための試行錯誤の時間は
一向に確保できず、そのまま夏頃には
志半ばにして一度BUYMAから離れてしまいます。

しかし、せっかく売れるのに
このままではいけないと、
冬のセールを前に心機一転、
再びBUYMAに取り組み始めました。

もちろん同じ轍を踏むまいと
強く思っていたに違いありません。

ただ、残念ながら、
なかなか同じような環境から抜け出せず…。

そんな中で今年の2月から、
私のコンサルを受講してくださいました。

そして4月が終わった時点での成果が以下です。

洲嵜さん

3月で一気に成果が伸びて、
4月は売上をさらに伸ばしつつ、
販売数が一気に減っていることが
顕著だと思います。

ご存知のようにこの金額は
到着通知ベースでのものですが、
受注ベースでは以下のようになります。

<2月>
・売上:144,700円
・利益:20,830円
・受注件数:16件
・1件あたりの利益:1,302円

<3月>
・売上:1,587,920円
・利益:216,166円
・受注件数:77件
・1件あたりの利益:2,807円

<4月>
・売上:1,667,000円
・利益:250,850円
・受注件数:22件
・1件あたりの利益:11,402円

2月は、ほぼ、以前から出品していた
低価格商品が売れただけという我慢の時期。

2月の終わりから少しずつ
ちゃんとリサーチして出品した商品に
反応が現れ始める。

3月は、まず、低価格帯でも
利益率がよい商品を見つけ
それを在庫を抱えてたくさん販売する。

在庫を抱えてから売っていたので、
トラブルは販売数ほどは多くなく、
途中からライバルの参入で
利益率が落ちてきたところで、
「どこで手を引くか」というのを
明確にイメージしていたことがよかった。

一方で、1取引で利益1万円
というような受注を初めて経験する。

4月は、前月までの
低価格商品からは完全に手を引いて、
高単価、高利益の商品を、
在庫販売も駆使しながらどんどん売る。

1件で2万以上の利益を叩き出すことも
もはや珍しいことではなくなる。

このHさんの例で何が言いたいかというと、
私のコンサルがすごい!ということではなく、
こういう方針で成果を出すことは、
実際に可能なんだということです。

今さらですが、私は別に、
「薄利多売」そのものがダメ
と言っているわけではありません

昨日も書きましたが、
利益も取れますし評価も増えますし、
パーソナルショッパーとして経験も積めますから、
特に始めたばかりの方にとっては、
有効な戦術だと思っています。

ただ、それによって発生する
デメリットやリスクというのを
ちゃんと考えないままやってしまうことは
百害あって一利なしとは言いませんが、
結局、十利くらいはあるけど百害もある
みたいなことになりかねません。

今の努力がどこに繋がっているのか
という展望はぜひ意識してほしいと思います。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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「転んだ経験」を自分の資産にしましょう。(第408回)

※2015/5/7の記事です。

こんにちは、エスノです。

最初にお知らせでございます。

先日再募集していたBuyer’s Driveに
私からの紹介で参加してくださった方には、
明日8日(金)21時に特典をお送りします。

特典は私ではなく、Buyer’s Drive主宰の
イチローさんからお送りしますので、
その点ご注意くださいませ。

なお、「この特典だけほしい」という声を
以前からなんだかたくさんいただいておりますので、
そちらは明日の私のメルマガで募集開始しようと思います。

興味のある方はチェックしてくださいませ。

さて、最近のコンサルで、
人気商品の買い付け先を
いつものように一緒に探していたのですが、
その際にかなり手間をかけて
なんとか見つけたショップがありました。

そのショップは、

・ライバルの画像をGoogle画像検索しても

・farfetchで品番を見つけてGoogle検索しても

・商品特有のキーワードでGoogle検索しても

・もちろんShopStyleで検索しても、

このいずれの方法でも
見つけることは出来ませんでした。

では、どうやって見つけたかというと、
同じ商品を扱っている別のライバルの画像で
Google画像検索してたら出てきたのです。

見つけたショップの商品ページを確認すると、

・品番の記載はなく、

・商品の名称もとても簡単

だったので、最初の検索方法では
見つけることが出来なかったわけです。

このケースでは、他の出品者が、
そのショップの画像をそのまま使ってくれたので
ある意味で「たまたま見つけることが出来た」
という風にも捉えられると思います。

しかし、逆に考えれば、
今回見つけたショップは、

・画像さえ他のショップの画像を使ってしまえば
他のパーソナルショッパーからとても見つかりにくい

という特徴を持っていることになります。

今回見つけたのは「たまたま」
だったかもしれませんが、このショップの

・品番の記載はなく、

・商品の名称もとても簡単

という特徴を押さえておくことで、
このショップを、

・手順通りに探しても見つからないときに
直接探しに行くショップ

・ライバルに真似されにくいショップ

という、自分の武器にすることができます。

「転んでもただでは起きない」の精神で、
すべての経験を自分の資産にしていくようにすると
他の出品者との差をつけることが出来るので、
ぜひ意識してみてくださいね。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
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絞り込みすぎが機会損失を生み出すこともある。(第401回)

※2015/4/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のコンサルの場で、
改めて気付いたことをお伝えします。

昨日コンサルした方から、
ここ最近、問い合わせが来たにもかかわらず
受注しないということが多発している
という悩みを相談されました。

その内の1件をよくよく調べてみると、
結局のところ他の価格の安いライバルに
同じく在庫確認の問い合わせが来ており
最終的にはそちらから売れてしまっていたようです。

(「最近売れたアイテム」に掲載されていました。)

このライバルにも問い合わせが来たことを
「調べる」ところまでは、この方もちゃんとやっていました。

しかし、調べた結果、
この出品者の商品ページを「見逃して」しまい、
チャンスを逃してしまったというわけです。

もし自分のところに問い合わせが来た時点で
他にも質問していることに気付けたのなら、
利幅に余裕があるなら一時的に価格を下げたり、
あるいは、到着までの日数などについて、
ライバル出品者と比較では自分のほうが良いですよ
という内容の提案をすることが出来たわけです。

しかし、そもそも見逃してしまっては、
何をどう比較して伝えればいいのか分かりません。

今回なぜそれを見逃してしまったかというと、
ライバルとなる他の出品者を探すときに、
「カラー」で絞り込んで検索したことが原因でした。

自分とライバルのカラー設定が違っていたために、
他の出品者の中で、問い合わせが来ている、
本当に意識すべきライバルを見落としてしまっていた
ということです。

ただこういう見落としは、
今回のようなケースだけではなく
ありとあらゆる場面に潜む大きなリスクです。

例えば、買い付け先を探すときに
SHOPSTYLEで検索して、カテゴリを
変に絞りこみすぎてしまって、
目的の買い付け先を見落とすとか。

あるいは、買い付け先で商品を探すときに
ショップ内のキーワード検索だけで探してしまい、
それでは表示されない商品を見落とすとか。

これまでメルマガで書いてきたことですが、
本当にちょっとしたことによって、
大きな機会損失を被ることになります。

確かに、絞り込んだりキーワードで検索するのは
「それで見つかれば」早く済むので効率的です。

しかし、今回のように、残念ながら
「それでは見つからない、見落としやすいケース」
というのが存在しています。

まずは、効率のよい方法を試すのは大事ですが、
それで見つからなかったあとは、
最終的にはしらみつぶしにやるくらい、
地道に漏れがないように作業をするのも大事ですね。

もちろん、しらみつぶしに調べると言っても
その際に時間をどのくらい使うべきなのかについては、
常に考えながらやらなければいけないので、
その点にも注意してください。

ではではー。