関税の支払い方法に関するちょっとしたこと。(第427回)

※2015/7/4の記事です。

こんにちは、エスノです。

またしてもずいぶん久々になってしまいました…。

先月末からいろいろ細々した用事が
立て続けに入ってしまいまして、
元々スケジューリングの苦手な人間としては
あっという間に生活リズムが崩壊してしまった次第です^^;

メルマガもちょうど一週間ぶりという体たらくです…。

ただこの間ももちろん個別コンサルは
ずっと実施していました。

ボーナス後、CM後、初の月末ということで、
一味違う受注が生まれた方も何人かいましたね。

中でも印象的だったのは、1商品で
約4万の利益となったMさんの受注でしょうか。

在庫確認の問い合わせが来たけど、
返信しても注文が来ないということで、
同じ商品を扱う他の出品者をチェックすると、
同じお客さんがいろんな方に問い合わせしているのが発覚。

しかも、一番古い人だと
1ヶ月以上前に問い合わせしています。

要するにこのお客さんはこの商品がほしいものの、
ものすごく長い期間悩みに悩んでいたというわけです。

現在の状況を確認すると、
Mさんの価格は出品者の中から3番目に安く、
やろうと思えば2番目の方よりは安く出せるものの、
一番安い方にはちょっと太刀打ち出来ない状況でした。

ただ改めて確認してみると、
そもそも予定していた買い付け先からは
すでに在庫が売り切れてしまっていて、
もはや万事休す。

ただ、その一番安かった出品者の
商品画像からGoogle画像検索をしたところ、
なんと新しくセールになっているショップを発見。

元々予定していたショップも
かなり大きな割引率だったのですが、
新しく発見したショップはさらに大きい割引で、
結果的には最安値にしても余裕で利益が取れる
ということが分かりました。

あとは、迷っているお客さんの
決断を促すだけです。

そこで、ちょうど先月末は28日までの
期間限定クーポンが発行されていたので、
出品価格を少し値下げして、さらに、
そのクーポンも案内して、28日までなら、
かなりお得ですよ!という連絡を入れました。

やはり最後まで迷っていたものの、
最終的にはこのコンボが上手く効いたようで、
無事受注につながり、大きな利益が生まれました。

実践している方には当たり前すぎて
特に強調すべきことでもないのですが、

・お問い合わせが来たときに、
 ライバルにも連絡していないか確認する

・その際他のライバルの状況をチェックして、
 自分以外から買う理由をなくす

というようなことは結構重要です。

問い合わせが来たけどなかなか売れないという方は、
こういう環境とライバルのチェックを
ぜひやってみてくださいね。

待ってるだけじゃもったいないです。

自分にできることがまだあるならば、
それはやり尽くしてから注文を待ちましょう。

さて前フリのほうが長くなりましたが、
本題は関税の支払い方法についてです。

関税の支払い方法には大きく2つあります。

1.注文時にショップにまとめて支払う

2.注文後に自分で支払う

1のパターンの代表例は、
farfetchとかmatchesとかmytheresaですね。

(他にもたくさんありますけど。)

で、2のパターンなんですが、
これも大きく分けて

A.商品受け取り時に配送員に支払う

B.受取り前にクレジットカード(あるいは銀行振込)で支払う

というのがあります。

Aはいまさら説明するまでもないので
今回は割愛しますね。

Bは現時点ではDHL、FedExでのみ
利用できる支払い方法です。

商品到着前にカスタマーセンターに連絡すれば
関税もクレジットカードで支払うことが可能です。

ただ、たまに

C.商品受け取り後に請求書が届いて支払う

というパターンをこれまでに何度か経験したことがあって、
これはなんなんだろうと思っていました。

これの正体がようやくわかったのですが、
これは

・「配送会社がFedEx」で

・「関税・消費税の合計額が1万円以下」

の場合に起こる現象だということです。

FedExは基本的に商品受取り時に
玄関先で支払うという方法が存在せず、

・関税消費税が1万円以上なら事前払い(カード・銀行振込)

・関税消費税が1万円以下なら追って請求書払い

という支払い方法になるということでした。

ちなみに後者の場合でも、
請求書が届いてから連絡すれば
クレジットカードで支払うことが可能です。

ちょっとした豆知識程度の話ですが、
覚えておいていただけるといいかと思います。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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ライバルを味方に変える発想の転換(第426回)

※2015/6/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

火曜に金沢に行って温泉でリフレッシュしたあと
翌日には帰ってきて夜はスカイプコンサルでした。

リフレッシュしたと思いきや、
早くなったと言っても結局大阪に行くくらいの
移動時間は掛かって疲れてしまったので、
1泊で行くなら箱根くらいがやはりちょうどいいなあと
身も蓋もないことを思った次第です。

金沢は観光地として魅力的な材料が
本当にたくさんあります。

食で言えば、新鮮な海の幸はもちろん、
果実や牛肉なんかも名産だそうで、
また兼六園を代表とする名所もたくさんあります。

ただ、惜しむらくは、
それだけに事前の期待値が上がりがちで、
例えば在来線の改札でIC乗車券が使えない
みたいな細かいことが必要以上に残念に
感じてしまったことでしょうか。

エキナカのお土産屋ではSUICA使えるのに
なんで電車は人力で切符切ってんねん
と思わずエセ関西弁でツッコまずにはいられませんでした。

これからどんどん観光客が増えると思うので、
そのお金をガンガン投資して、痒いところに
すべて手が届くようにしていただけたら嬉しいですねえ。

さて、そんな若干上から目線な
金沢批評は置いておいて本題です。

最近、

「ライバルの買い付け先はおそらく分かったのですが、
 それで価格を計算するとものすごい薄利になってしまい、
 出品すべきかどうか迷ってしまう…」

という悩みを相談されることが多いです。

ときには若干エスカレートして、

「なんでこの出品者はこんな薄利で出品してるんだ??」

くらいの怒りを込めて、
私がその出品者の代わりに問い詰められたりします。

さすがに問い詰められるのは冗談ですが、
「もっと高くても売れるはずなのにどうして…」
というやり場のない感情は少なからず湧くわけです。

こういう状況に出くわしたときに、
可能性としては以下の4つがありえます。

1.実はライバルが価格計算を間違えている

2.実は自分が価格計算を間違えている

3.実は買い付け先が他にある

4.本当に薄利で販売している

1.実はライバルが価格計算を間違えている

これは特に、経験の浅い出品者や、
外注さんに出品を任せている方に多いと思います。

基本的にこちらに出来ることはないので、
諦めて他の商品にいくのが得策です。

2.実は自分が価格計算を間違えている

逆に自分が1の条件に該当する場合は、
ちゃんと価格計算できているかを
見直したほうがいいです。

表示価格からVATが引かれて実は安くなるとか、
誰もが使える割引クーポンの案内を見落としていたとか
そういうケアレスミスの可能性がないのか確認しましょう。

3.実は買い付け先が他にある

もし買い付け先が推測できたとしても、
本当にその買い付け先かということは
基本的には本人しか分かりません。

ただひとつ言えるのは、
ある程度経験がある出品者であれば、

・画像は買い付け先以外から拝借する

・商品コメントには商品が特定できる情報を
 極力書かないようにする

このようなことは普通に行っていて、
簡単には買い付け先に辿りつけないようにしています。

もし画像検索で辿り着いた先が、
shopstyleには載っていないような
ちょっとマイナーなショップだったとしても、
すぐにそこだと判断して薄利だと決め付けるのは
ただの思いこみの可能性が十分あります。

特にこれまで何度も取引がある出品者なら
1万円以下の商品ならいざ知らず、
高価格帯の商品で1,000~2,000円の利益
というのをずっと続けていることは
まずありえないと思ったほうが良いです。

一度フラットな目線で、
他に買い付け先がないか
改めて探してみるべきでしょう。

※買い付け先の探し方については
 これまでたくさん書いてきたので、
 今回は過去のブログや予備校に譲ります。

4.本当に薄利で販売している

とは言え、1,000~2,000円とは言わずとも、
10万円近くする商品なのに4,000~5,000円
くらいの利益で設定している方は
やはり実際にいたりします。

こういう場合はどうすべきなのか。

利益額が自分の望む額ではなかった場合に、
切り替えてすぐ他の商品をリサーチする
というのも選択肢の一つです。

ただ私はこういう場合、

「彼らは安く出品したときの“実験”を
 “私の代わりに”してくれているんだ」

という風に捉えて、彼らを日々よく観察し、

・最低いくらなら売れるのか

・現在の金額ならどのくらいの頻度で売れるのか

というような情報を収集していきます。

もしこの過程で非常に売れ行きがいい商品があり、
その買い付け先も見つけることができていれば、
在庫を持ってしまうことも多いです。

あるいは、特にライバルの買い付け先を
ほぼ間違いなく把握できているのなら、
こちらがそこで買い占めてしまえば
向こうはもはや売れません。

いずれのケースも、ライバルより
多少高い価格でも売れる可能性が出てきます。

逆に、いくら安くしても売れないような、
人気のない商品というのも分かるわけですから、
そういう商品は積極的に出品しないようにします。

他の出品者を私は便宜上「ライバル」と
メルマガ上でも表現することが多いですが、
実際のところは、

私の代わりにいろんな商品を
これでもかと大量に出品してくれていて、
それらのBUYMA内での人気度合いを確認する
手助けをしてくれる存在

くらいに思っています。

こういう視点で考えれば、
たくさんの他の出品者のいいところを
ちょこちょこ摘むだけで、とても効率よく
成果を出すことが出来るわけです。

他の出品者を、
ただ自分の邪魔をする敵と見るか、
それとも自分の活動の効率化を測るために
必要な存在だと見るかは、
完全に自分の捉え方次第です。

煮詰まったらこういう風に、
発想を少し変えてみるのも大事ですね。

ではではー。

P.S.

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売れない悩みにはまずこの質問を処方します。(第425回)

※2015/6/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日から骨休めで金沢に来ています。

北陸新幹線の開通で東京から金沢まで
2時間半くらいで行けるようになったので
ちょっと試しに乗ってみました。

温泉でかなりのんびりできたので、
今日からまた頑張ろうと思います^^

さてさて、またしても
メルマガがしばらくぶりになってしまいましたが、
今回はそもそもの話をしようかと思います。

最近ちょこちょこ参加している懇親会的なものや
あるいは私の個別コンサルでも、

「リサーチして出品しているのに、
 なかなか売れないんですよね…。」

という意味の質問をいただくことは
やはりちょくちょくあります。

そのとき私はだいたい決まって、

「それは出品したあと、
 他の人からも売れてないんですか?」

ということを聞き返します。

すると、

「いやそこまでは確認してなかったです…」

という言葉が返ってくることがけっこうあります。

これはとてもよろしくない傾向です。

商品が売れないときにまず考えるべきことは

・選んだ商品が良くなかったのか

それとも

・選んだ商品は良かったが、
 自分の商品が選ばれる理由がなかったのか

ということです。

自分の出品した商品が
どちらに当てはまるのかが分からなければ、
そのあとの手の打ちようがありません。

出品して1,2週間程度経過しても、
売れなかったり問い合わせがなかったり、
あるいはそもそもアクセスもほしいもの登録も
思ったほど集まっていなかった場合、
同じ商品を出品してるライバルの状況を
チェックしてみましょう。

人気順で上位の人に問い合わせがなく、
同じくらいのタイミングで出品した人も、
アクセスとほしいもの登録が同程度に少ないのであれば、
それは「選んだ商品が良くなかった」可能性が高いです。

また、他の人には問い合わせが来ているのに
自分のところには来ていなかったという場合は、
お客さんから「選んでもらえていない」わけです。

ちなみにその場合は、

・そもそもお客さんに見てもらえていない

・お客さんに見てはもらえているが、
 選ばれるための要素が弱い、少ない

のいずれかにまた分岐しますね。

ただ、どういう分岐を辿るにせよ、
一番重要なのは、出品したあとに、
ちゃんと振り返りをすることです。

これをしないと、何が悪かったのかが分からず、
何も改善することが出来ません。

それは結局、経験値が
まったく積み上がっていないに等しいです。

(もちろん出品作業の早さとかは向上しますが…)

ちょっと面倒くさいと思うかもしれませんが、
出品したあと何もせず放ったらかしでは、
天に運を任せているのとほとんど変わりません。

もちろん、すべての商品を
振り返るなんて物理的に不可能ですから、

・出品時点の期待が大きかったもの

・出品したあとの問い合わせやアクセスなど
 お客さんから反応が他より多いもの

こういう商品を優先的に見返していけばOKです。

最終的に「自分の商品を買ってもらう」ことは、
残念ながら自分ではコントロールできません。

しかしながら、
「そのために最善を尽くす」ことは、
自分の力が及ぶ範疇の話です。

今まであまり振り返ったりしたことがなかったという方も、
分かってはいたけど疎かになっていたという方も、
ぜひこの重要性を再認識していただければと思います。

ではではー。

P.S.

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