重要なのは続けられるかどうか。(第226回)

※2014/6/30の記事です。

こんにちは、エスノです。

現在、私のBUYMA通信講座、
「BUYMAの予備校」の参加者を募集しています。

すでに応募をたくさんいただいていますので、
今回の募集は明日7月1日(火)24時で締め切らせていただきます。

前回同様に、参加者が一度に増えすぎて
質問に対する返信のスピードとクオリティを
保てなくなるのを防ぐための処置です。

■BUYMA通信講座「BUYMAの予備校」

http://

※メルマガでのみ募集しました。次回募集は未定です。

詳しいことは上の募集ページに書きましたが、
さらになにか不明な点がある場合は、
遠慮なくメールでご質問いただければと思います。

なお、現時点で登録が完了していない方が
3名いらっしゃいます。

申込み後に自動で登録されるわけではないので、
もし登録方法が不明な場合はご連絡くださいね。

さて、実は先週の金曜日で
なんとわたくし30歳になってしまいました。

「30歳ってもっと大人だと思ってた」
とは多くの先人達がのたまうフレーズですが、
私もその例に漏れず同じことを思っております。

正直、ようやく23、4歳くらいな気持ちでいっぱいです。

思い返せば、震災直後の2011年4月末、
27歳を目前に新卒で入社した前職を辞めて、
そこからBUYMAを始めました。

会社のことは嫌いではなくむしろ好きでしたが、
雇われずに自由に生きている人たちの存在と、
そこに至るまでの過程を知ってしまったために、
自分にもその道があるのではないかと思ったが最後、
もうその想いを止めることはできず、そこから、
インターネットでお金を稼ぐ方法を漁り始めます。

また、残念ながら私はかなり社会不適合率が高く、
具体的には極端に朝起きれないのですが、
そういう道を知ってしまったあとはその傾向が更に加速し、
退職直前はほとんどまともに定時に出勤できなくなりました。

そんな中で普通に勤めて生きていくのは無理だと悟り、
これ以上会社に迷惑もかけられないと判断して、
上司に「辞めます」と赤坂見附のラーメン屋で告げたのが、2011年の2月。

ありがたいことに、その上司と直属の先輩には、
「出勤時間が問題なら、昼以降に出勤して9時間働くとか、
あるいは在宅勤務とかでも成果を出せばいいからちょっと考え直せ」
なんて言ってもらいましたが、一度生まれてしまった
「すべてを自分で決める自由な人生」への憧れはもう止められず。

自分でも不思議なくらい不安はなく、
ただただワクワクしながらBUYMAに取り組み始めました。

しかし最初の1ヶ月はまったく成果が出ず、
さすがにそのときは、このまま売れなければ
自分はどうなってしまうのかと不安になったことを覚えています。

ただそこで頑張れたひとつの理由として、

BUYMAの中にはすでにたくさん実績を出しているバイヤーがいる

という厳然たる事実がありました。

上手くいっている人が目の前にいる以上、
自分が成果を出せていないのは、
ただ自分のやり方が悪いだけだと確信できたわけです。

ときどき、もっともらしい理由を並べ立てて、
BUYMAは稼げないとか、これから稼ぎにくくなるとか、
あるいはそもそもネットでお金を稼ぐなんて無理、
という話を聞いたりします。

その意見自体は別に問題ありません。

確かにBUYMAは、稼げなくなることはないですが、
これから数年かけて、徐々に利益率が下がる可能性が
ゼロではありません。

海外から直接商品を購入するというスキームは
本当に少しずつではありますが、
徐々に世間一般にも浸透してきています。

全体で見れば割合として大きくはありませんが、
それがバイヤーの利益に一切影響を及ぼさないとは
誰も断言することはできないでしょう。

しかし、一番問題なのはその事自体ではなく、

「そういうことを“言い訳”にして、一度取り組むと決めたことに、
正面から向き合うことを辞めてしまうこと」

に他なりません。

一定以上の努力をする前に、

「このジャンルはもう稼げなくなる可能性があるから
新しいブルー・オーシャンを探しにいこう」

と考えてしまううちは、残念ながら、ほとんどの場合
ちゃんとした成果を出すに至らないでしょう。

朝ろくに起きれない私でも、
ちょっとだけ逃げずにBUYMAに取り組んだら、
それなりの成果は出せるようになりました。

今、なかなか思い通りの成果が出せず悩んでいる場合も
もう少し諦めずに継続してみてください。

必要なノウハウは、予備校でもいいですし、
それこそ過去のブログにもたくさん書いてあります。

あとは続けられるかどうかだけです。

予備校はそのための強い味方に
なってくれると確信しているので、
ぜひ参加してください。

P.S.

ちなみに、朝起きれないことについては
改善するためにたぶんかなり頑張りました。

目覚まし8個を風呂場に行くまでの導線にセットし、
それを止め続ければ風呂場に行けるので起きられるとか、
普通の人が考えたこともないようなくだらない工夫を
数多くしていました。

しかしこれはここまでやっても完全には治らなかったので
とりあえずいったん諦めてしまった次第です^^;

また然るべき時期が来たら、
改善するために腰を据えて取り組むつもりです。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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ビジネスは公平だからありがたい。(第222回)

※2014/6/25の記事です。

こんにちは、エスノです。

日本代表、負けてしまいましたね。

しかも、前回大会の
PK戦で敗れ去った時のような
希望の残る負け方ではなく、
格上とはいえスタメンが数名いないチームに
完膚なきまでにボコボコにされてしまいました。

ちょっとバタバタしていましたが
今大会のこれまでの2戦とは違い、
思い切りの良いシーンが何度も見れた上でのこの結果は
勝負事の残酷さをこれ以上ないくらい教えてくれるものでした。

昨年のコンフェデ杯で、
ブラジルに負けたときにも思ったのですが、
本当に自分が勝負する世界がスポーツではなくて
心から良かったと思っています。

http://steermylife.com/211.html

当たり前ですが、スポーツは、
決められたルールの中で競い合うことが前提です。

そして、ルールが決まっているということは
問われる能力も決まってくるということです。

サッカーであれば、分かりやすいところで言うと
足が速かったり、スタミナがあったり、
当たり負けしない体の強さ、ボールタッチの上手さ、
あるいは、戦術を理解し、それを体現するスキルなど
そういうことを競わざるを得ません。

オレは計算がめちゃくちゃ早いとか
僕は手先がすごく器用だとかいう才能は、
基本的には全く役に立たないわけです。

そして、その上で、
サッカーのルールの中で必要な能力を、
生まれながらにして人より恵まれ、
なおかつ日々の鍛錬を20年近く積み重ねてきた、
世界中のプレイヤーと競わなければいけません。

これはもうホントに、
自分では絶対にやりたくない世界の話です。

翻って、ビジネスは、ルールや戦う土俵を
自分で決めることが出来ます。

最近、都内ではかき氷がちょっとしたブームで、
休日ともなると専門店は長蛇の列をなすそうです。

かき氷なんて、
コンビニアイスや夜店の屋台で買うか
もしくは、せいぜい甘味処のひと品というのが
これまでの定番だったわけです。

それが、これまでかき氷を売るための
一般的な常識、つまりルールであり土俵でした。

しかし、昨今流行りの専門店は
なんとかき氷1杯が900円くらいします。

値段だけ見たらそんなバカなという話ですが、
しっかりしたコンセプトを提示して、
従来のかき氷のイメージを払拭することによって、
1杯900円でも勝負できる土俵を、
そのお店自ら作ってしまったということです。

もちろん、それがずっと上手くいくかは
また別の話ではありますが。

BUYMAの場合は、扱う商材と
プラットフォームで販売するという性質上、
上記の例ほどには、残念ながら自由度は高くありません。

しかしその中でも、
自分の得意なブランドを作ったりすることで、
自分が負けにくい土俵を、「自らの意志で」
構築しようとすることは出来ます。

スポーツと比較しても仕方ない
と言われればそれまでなのですが、
知恵さえ絞れば、誰にでもそれなりの成果が出せる
という点では、こちらの世界のほうがはるかに公平だなと
改めて感じた次第です。

そういう理不尽な世界にいるからこそ、
その絶望的な中にあっても絶えず向上しようとする姿に
我々は心を動かされるんでしょうけどね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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本当の“安定”とは。(第220回)

※2014/6/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日から「BUYMAからのお知らせ」に
ASOSのイギリスの倉庫で火災が発生した
というニュースが掲出されています。

■ASOS(エイソス)本国倉庫での火災について

http://info.buyma.com/2014/06/asos.html

まずASOSを扱っている場合は、
上記を確認して、迅速にお客さんに
連絡をしていきましょう。

さて、この極めて稀な事故からも
我々は学んでいかなければいけません。

今回の事故が大きな問題となったのは
ひとえにASOSの買い付け先がほぼすべて
公式オンラインショップに限られているからです。

もしASOSの商品が、
さまざまなショップから購入できていたら
そこまで大きな問題ではないでしょう。

買い付け先がひとつに限定されている
ということは、出品作業のしやすさの代わりに
大きなリスクも孕んでいるということを
改めて認識しなければいけません。

これは今回の火災ほど大きな話でなくても
例えばJIMMYCHOOの公式オンラインから
短期間で立て続けに買い付けをしていたら、
あるとき税関で荷物が止められてしまった
というようなことはよくある話です。

税関もたいがいいい加減な組織ですが、
さすがに同じ人間が同じショップから
短期間に何度も商品を買っていると、
事業用じゃないか?と疑ってくるわけですね。

また、ASOSというブランドは
価格帯も手頃で人気があるために、
このブランドに依存しているバイヤーさんが
かなりいるのはご存知のとおりです。

こういう状況も大きなリスクを内包しています。

今回の事故では、
ASOSというブランドの買い付け先が
みんな一緒だったことが原因となって、
ASOSに頼りがちなバイヤーはダメージを受けましたが、
仮に他の、買い付け先が限定されないブランドでも、
突然強力なバイヤーが参入してくるなど、
不測の事態というのが起こらないとも限りません。

要するに何が言いたいかというと、

「特定の何かに依存しすぎた成果」

というのは、アクシデントが発生したときに
一気に崩れてしまう可能性があるということです。

つまり、リスクヘッジとして、
さまざまなブランドを扱うこと、あるいは
さまざまな買い付け先を把握しておくことなど、
いくつかの強みを持っておくことが、
どんな状況でも安定した成果を出すには不可欠というわけです。

自分の成果が、特定の、ブランド、
買い付け先、カテゴリ、モデル、タレントなど
限定された何かに依存していないかというのは
常に気にしておいて、可能な限りその状況を
改善しようと努めなければいけません。

極端なことを言えば、
BUYMAからしか売上が上がっていないという状況も
大きな不安材料と言えなくもないわけです。

もちろん、だからと言って、
他の稼ぎ方にうかつに手を出したりしても
なかなか上手くいくものではありません。

ただ、ある程度集中して取り組んで
それなりに収益が出せるようになったなら、
そこにあぐらをかいて怠惰にならずに、
また新しい収益の柱を作りにいかなければ
もしそれがダメになったときに、また0からやり直しです。

これは短期的に考えれば楽ですが、
長期的にはかなりもったいないことをしているので
それが嫌だと思うなら、状況を変化させようと試みる必要があります。

それは、BUYMAの中で言えば、
取り扱うブランドやカテゴリを
もっと広げていくことが挙げられますし、
より大きな話で言えば、
BUYMA以外でも稼げるようにチャレンジする
ということかもしれません。

もちろん、資金や時間の問題で
すぐに取り掛かることは出来ないかもしれませんが、
本当の意味での安定というのは、

「進化し続けることの中にこそある」

というのは忘れないでほしいと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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