「人気順を上げるためにどうしたらええねん!」(第594回)

※2017/7/31の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は福岡でBUYMAアカデミアの
ワークショップでした。

今年の1月から3ヶ月間、私の
個別コンサルを受講してくださって、
4月以降はアカデミアに参加して
くださっているYさんは、今月あと
1件の受注で初めて月利30万円を
超えるという状況です。

(ちなみに現時点で、受注件数が20件で、
利益は29.5万円なので利益単価は約1.5万円)

あと1日あるので、ぜひ最後1件
売れて欲しいところです。

ただ、月利30万を超えること自体は、
実はそんなに重要ではありません。

やはりそれを維持、いや、さらに
伸ばし続けられるかどうかが肝です。

Yさん自身にも今日聞かれたのですが、
10万、30万、あるいは、50万、100万と
なんとなく節目になっているような数字を
一度達成しても、それを維持できない
という方は残念ながら間違いなくいます。

ただ、Yさんは、その利益を特定の商品に
依存しているわけではないので、日頃の
作業の質と量が大きく落ちない限りは、
今後も急に成果が下がることは考えにくいです。

来月は秋冬の商品の出品が、
結果的に増えていけば、
9月以降、冬のセールに向けて
さらに楽しみが増すと思います。

さて、先日メルマガ読者の方から、
こんな質問をいただきました。

===========================

(前略)

まどろっこしい挨拶ができないので
単刀直入に質問することをお許しください。

本題!
「人気順を上げるためにどうしたらええねん!」
(関西人ではありません東北の人です)

(後略)

===========================

文面から切実な様子が伝わりましたが、
出品した商品の人気順が、なかなか
上がらなくて困っているという方は、
実際多いのではないでしょうか。

ということで、今日は人気順についての復習です。

改めて、人気順を上げる要素は以下です。

・アクセス数
・ほしいもの登録数
・販売数

この3つを出来るだけ短期間で集められると、
人気順は上がっていきます。

また、プレミアムショッパーは、
一般のショッパーより人気順は
かなり上がりやすくなります。

(SHOP登録の法人ショッパーも同じ)

で、ここまでは一般的な話なので
把握されている方も多いかと思いますが、
これを踏まえて「どうやったら上がるのか」です。

まず確認しなければいけないことは、
そもそも自分が出品した商品が

「本当に人気があるかどうか」

ということです。

いくら人気順を上げようにも、
そもそも人気のない商品であれば、
それはなかなか難しいわけです。

これはすでに同じ商品を出品している
他のライバルショッパーの商品ページを
チェックすることで分かります。

ここで気をつけなければいけないのは、
仮に、「出品して1週間でアクセスが7件」
という状況でも、その「7」という数字だけ見て
「アクセスが少ない!=人気ない!」と
思ってはいけないということです。

ブランドやカテゴリによって、
商品を探すお客さんの絶対数は違います。

PRADAの財布を探すお客さんの数と、
MOSCHINOの靴を探すお客さんとでは
圧倒的に前者が多いということです。

もちろん「1週間でアクセス7件」は
間違いなく超人気商品ではありません。

ただ、常に「他のショッパーと比較する」
というのは忘れないようにしないと、
自分の頭の中にある「7=少ない」
という思い込みによって判断してしまい、
思わぬ機会損失に繋がることもあります。

さて、他のライバルをチェックした結果、
アクセスや問い合わせの数がちゃんとあり、
あるいは、実際に直近でも売れていたり、
要するに、商品自体は、まったく人気が
ないわけではないと分かったとしましょう。

次に打つ手を考えるためには、
以下の2つの視点から考える必要があります。

1.インプレッション

(=商品が検索画面で表示されるかどうか)

2.アクセス

(=商品ページをクリックしてもらえるかどうか)

BUYMAでお客さんが商品を探すとき、
まさかすべての商品を一覧で探すわけはありません。

必ず何らかの条件で絞り込んで、
「その条件で表示された商品のみ」から
自分が欲しい商品を探すことになります。

なので、自分の商品ページが、
その検索結果に表示されなければ、
存在していないことと同義です。

つまり、私たちは商品ページにおいて、

「お客さんが検索しそうだと考えられるすべての条件」

を出来るだけ満たした状態で、
出品しておくことが望ましいわけです。

それはたとえば、ブランド、カテゴリ、
発送地(国内or海外)、あるいは、
二重価格表記やキーワードやタグ、
カラー、サイズなどなどです。

これらが漏れていないかというのも、
ライバルと比較することで明らかになったりします。

インプレッションについて、つまり、

「その商品を探しそうなお客さんの
検索結果画面にはおそらく表示されている」

というのをチェックしたら、アクセス、
つまりクリックしてもらうための施策です。

アクセスしたくなってもらう要素はいくつかありますが、
影響力が大きいのは「価格」次いで「商品画像」です。

というか、スマホユーザーが増加している昨今、
検索結果の一覧画面では、ほぼこの2つくらいしか
お客さんがクリックしたくなる要素がありません。

(スマホから商品一覧を見ると、
商品タイトルは表示されません。)

なので、この2つにはこだわる必要があります。

「価格」については特に言うことはありません。

やはりぱっと見で安いと、そのページの
詳細をクリックして確認してくれるものです。

価格はやはり、安い買い付け先が
見つけられているかということが
密接に関わってきますが、
今回のテーマからは少しズレるので
ちょっと割愛します。

また、画像も重要ですが、特に大事なのは、
綺麗なデザインであるということではありません。

むしろ、画像を「綺麗にすること」に
時間を掛けすぎるくらいなら、
買い付け先から取ってきた画像を
そのまま使って、その余った時間を
他の商品のリサーチや出品に使うべきです。

もちろん画像が小さすぎたり端が切れていたり、
解像度が著しく悪かったり、あるいは、どんな商品か
ひと目で分からないようなものは論外ですが、
「最低限」がキープできれば十分です。

そういう基本的なことは
ちゃんとクリアした上で気を付けたいのが、
先程も書いたスマホからの閲覧対策です。

何度も書いていますが、スマホからは
商品タイトルが表示されません。

そのため、たとえば「関税込」だったり
「手元に在庫あり」みたいな、お客さんに
とって魅力的な要素は、画像に文字で
入れ込んでしまったほうがいいわけですね。

ちょっと長くなってしまったので、
一番大事な部分は明日に回します。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから

出品作業の外注報酬1件千円。(第593回)

※2017/7/25の記事です。

こんにちは、エスノです。

だいぶ久しぶりのメルマガになってしまいましたが、
何事もなかったかのようにしれっと始めます。

先週土曜は東京でBUYMAアカデミアの
ワークショップでした。

今回は、海外在住の受講者Nさんが、
一時帰国中で上手くタイミングが合って、
初めてワークショップに参加してくださいました。

Nさんは個別コンサルを
これまで2回受講してくださっていて、
もう2年以上の付き合いになるので、
初めてお会い出来て本当に嬉しかったです^^

さて、そのワークショップの場で、
5月からアカデミアに参加してくださっているYさんに

「1件出品する報酬1,000円で外注さんを募集したら?」

という提案をしてみました。

一般的に、出品作業を外注するとき、
出品1件あたり50~100円くらいが
なんとなくの相場のようです。

なので、出品1件1,000円というのは、
常軌を逸した数値と言えなくもないかもしれません。

ただ、Yさんは別に出品数で利益を出す
というスタイルではなく、買い付けの優位性で
利益を出すというスタイルです。

買い付けの優位性というのは、

・(多くの人が知らないような)色んなショップを知っている

・それらから特別な割引ももらっている

などのような状況のことです。

Yさんはすでに、買い付けの優位性では
かなりのレベルに達していますが、
それを利益になかなか繋げきれていない
というのが直近の課題です。

それだけ様々なショップから
安く買い付けできるなら、シンプルに、
出品しまくればよいのでは?と
思うかもしれませんが、それはそれで
別の問題が出てくるのが見えているので
なかなかそっちにも思い切って舵を切れない。

別の問題というのは、
人に仕事を依頼することで生じる様々なコスト
(管理の手間、ストレスなども含みます)や、
出品した商品の管理の手間などなどです。

かと言って、少しずつでも、
リサーチして出品していかないと、
せっかく優位に買い付けが進められるのに、
何に力を入れて買い付けしていけばいいのか
という視野が広がらないという問題があります。

(もちろん人気ブランドの定番人気商品は、
ある程度カバーしているのですが。)

逆に言えば、そんなに多くの出品は
必要とはしないものの、それはそれで
自分の手でやろうとすると、簡単に言えば
面倒くさい気持ちが働いてしまい、そもそも
リサーチ自体もなかなか進まない。

そして結果的に、もうかなり開拓し尽くしている
「今分かっている売れる商品」の買い付け先の
さらなる開拓に精を出す、というループから
なかなか抜け出せない感じでした。

なので、そんなに出品しなくていいなら、
そういう報酬体系で外注したらいいのでは?
という提案をしたわけです。

作業の外注を受ける側も、報酬が欲しくて
依頼を受けるわけですから、1件数十円で、
月に100件も出品しないとなると、報酬総額が
生活の足しにならないわけです。

そのため「外注さんの報酬のため、
引いては仕事を続けてもらうために、
作業を発注し続けなきゃ」というスタンスで、
逆にちゃんとリサーチしたりする余裕がなくなり、
自分の首を締めてしまう話も聞いたことがありますが、
それが本末転倒なのは言うまでもないことでしょう。

1件1,000円で月に最低30件出品するなら、
外注さんにとっては月3万円の報酬ですし、
こちらとしても、ちゃんと人気商品を選べて、
かつ、買い付け先に優位性があるのであれば、
十分元が取れる金額です。

Yさんのスタイルなら、出品した一つの商品が
何度も繰り返し売れるということは普通にあります。

なので、そういう意味でも、1,000円の出品で
そのあとどれだけの利益を生み出せるかを考えれば、
別にそこまで高い出費ではないわけです。

あるいは、1件あたりの報酬を高額にしなくても、
たとえば月額報酬を定額にして、その範囲内で
出品以外の作業もお願いするというのもアリでしょう。

もちろん報酬を高額にするデメリットもゼロではないです。

ただいずれにしても、いわゆる「相場」みたいなものは、
参考にはしても、それに振り回されてはいけない
というのが伝えたかったことです。

報酬を高額にすることが正解なのではなく、
常に、今自分が本当に求めているものは何で、
それに適した解決策は何か、ということを、
常識に縛られず自分の頭でちゃんと考えてみる
ということが、色んな場面に通じる重要な姿勢です。

もちろん、考えた結果、
それを実行してみるのも大事ですね。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから

アクセスが来ない人気商品にはコレが足りない。(第592回)

※2017/7/3の記事です。

こんにちは、エスノです。

ちょっとバタバタしていて、
久々のメルマガになってしまいました。

何にバタバタしていたかというと、
先週の土曜に東京は品川にて開催した、
BUYMAの特別セミナーの準備にです。

準備って大したことないだろと思うかもしれませんが、
基本的に一人で運営してるので、ちょっとしたことが、
けっこう日々の仕事を圧迫したりするわけです。

なので、当日の撮影役を買って出てくださった
水谷さんには本当に感謝で頭が上がりません。

この場を借りて改めてお礼を。

本当にありがとうございました!

今回のセミナーは、
BUYMA PROGRESS STAGEという、
主に私の紹介でBuyer’s Driveに参加された
一部の方を対象としたものでした。

対象の方には数日内にセミナーの動画を
ご覧いただけるようにしますので、
もうちょっとお待ちくださいませ。

人前に立って、長い時間ちゃんと喋るのは
大学のときの塾講師のアルバイト以来だったので、
柄にもなくけっこう緊張しました。

自己評価は懇親会のお店選びも含めて
30点くらいですねえ…。

内容としては、月利100万円レベルで
利益を出している方にも、分かりやすい
“お土産”になる情報も提供できたと思いますが、
全体的にはそんな自己評価です。

これまで私は、どちらかと言えば、
セミナーという情報の伝え方には
消極的なスタンスでした。

多くの人の困りごとは、セミナーのような
「一般化された解法を伝えること」ではなく、
個別に「具体的な現象を確認すること」で、
解決により近付けると考えていたからです。

※↓長いですけどこれはじっくり読んだほうがいいです。

たとえば、BUYMAで

「人気があるはずの商品を出品しても、
人気順上位のライバルには、自分が
出品したあともアクセスや問い合わせなど
ちゃんと反応があるのに、自分にだけ
反応がない場合は、再出品をしましょう。

その現状は、何らかの理由で、
すでに人気順はおろか、新着順でも、
埋もれてしまっていることが原因。

なので、新規に出品し直すことで、
新着順で上位に表示させることで、
少しでもお客さんに見てもらいやすくする
ということです。」

という「一般化された解法」があります。

(個人的にはかなり具体的な解法だと
思って伝えているのですが笑)

ただ、実際これをメルマガやセミナーで聞いても、
同じ困りごとを解決できる人とできない人に分かれ、
やはり解決できない人の割合のほうが多いです。

じゃあどうするかというと、個別コンサル、
あるいは、ワークショップみたいな、
「個別に対応できる環境下」で

・具体的な商品を見ながら、

・人気順、新着順の順位を一緒に「確認」し、

・実際に「一般化された解法」が適用できる状況
だということを一緒に「確認」し、

・場合によっては、「再出品」とは、
出品停止にしてもう一度出品中にすることではなく、
新着順で上位に表示させることが目的なので、
「同じ商品を新しくもう一度出品すること」だと伝え、

(意外と目的が抜け落ちて勘違いしている人も多いです)

「その人自身の出来事」だと痛感してもらうことで、
ようやく及第点という感じです。

ちなみに、さらに言えば、
この作業はどのくらいの頻度で行うのがいいのか
ということを、「何日ごと」などの絶対的な数値ではなく、
あくまで「新着順で埋もれたら」というのが目的なので、
他のライバルが今日自分が出品した後に大量に
出品してきたら、すぐにでも出品し直ししたほうが
いいですよね、ということも捕捉しながら伝えます。

それでも人間なので、なかなか一度では
自分の作業としては身に付かないのが普通なので、
これを適切なタイミングで何度も伝えて、
その人のモノになったらようやくひと安心です。

ちなみに、この「再出品」ですが、
なぜか1週間に1度くらいと考える人も多いです。

しかしこれは根拠がなくて、
前述したように、その目的から考えれば、
期間なんてどうでもよく、特に昨今増加している、
一覧性の低いスマホからの閲覧を考慮すると、
「新着順最上位から数段下に下がったら再出品」
としてもいいくらいです。

ちょっと話が逸れましたが、それくらい
「個別の困りごとの解決」というのは、
「具体性」が必要だというのが
私の基本的な見解です。

ただ、実際に久々にセミナー形式で話してみて、
これはこれで別の角度から情報を伝えられて、
アリっちゃアリだな、とも思いました。

というか、「具体的な確認の場」と
「セミナーのような場」というものは、
別に共存できないものではないので、
出来るなら両方のスタイルを提供すべき
という気持ちになりました。

(私の面倒臭さのキャパを超えない範囲でですが)

とは言え、当たり前ですけど、多少回数こなさないと、
なかなか塾講師当時の勘は取り戻せないので、
また折を見てセミナーの機会を設けようかなと思います。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから