※2013/6/13の記事です。
こんばんは、エスノです。
今回の話は、もう輸入ビジネスの基本が分かってる人には、
あんまり面白い話じゃないんですが、
話の流れ上、書かないわけにもいきませんw
昨日は、仕入先はオンラインショップが主であること、
また数多く存在するオンラインショップのアイテムを、
国ごとに一覧で検索できる「shopstyle」という、
神懸ったサイトについて書きました。
ただ、オンラインショップの中には、
海外現地から日本に商品を直送してくれないショップも
当然のことながら存在します。
また、以前少し紹介しましたが、
コーチやケイトスペードなどの一部の人気ブランドは、
自国から正規のルート以外で商品が輸出されることを、
かなり厳しく取り締まっていたりします。
これも当たり前ですが、日本の人が
アメリカからコーチのバッグをスムーズに買えるなら、
アメリカより価格の高い日本国内のコーチのバッグを
買おうと思うわけがないのです。
だから、各ブランドは、
それぞれの国に設立している現地法人の利益を守るために、
簡単に国境を越えたやり取りが出来ないように目を光らせているわけです。
まあ、そういう理由ではなく、
単純にシステムとして日本に発送するという仕組みが整ってない
というショップも数多くあるわけですが。
じゃあ、こういった日本に直送していないショップから
商品を仕入れることはできないのかというと、答えはもちろんNOです。
どうやってやるかというと実に単純で、
現地にいる人に買ってもらって、
その人に日本へ送ってもらう
ということをすればいいわけです。
これを事業レベルで行っているのが、
「転送業者・購入代行業者」と呼ばれる人たちです。
日本のカードは使えるけど、日本には送ってくれないショップの場合、
現地で商品の受け取りだけしてもらって、それを日本に「転送」してもらう、
これが「転送業者」ですね。
また、日本のカードは使えないし、
もちろん日本に送ってもくれない場合は、
商品の「購入代行」をして、それを日本に「転送」してくれる、
これが「購入代行業者」です。
別に厳密に分けて呼ぶ必要はないので、
ざっくり「代行業者」くらいに覚えておけばいいのですが、
彼らを上手く使えるかどうかが、仕入先を広げる第一歩になります。
彼らを使いこなせると、世界中のオンラインショップはおろか、
現地の店舗の在庫もチェックできるようになるので、
まさに、世界中ありとあらゆるところから仕入れが出来るようになります。
問題なのは、アメリカには、
かなりサービスの良い代行業者があるのですが、
ヨーロッパにはあまりないということです。
ヨーロッパの代行業者は、
なんと言っても手数料が高いところがほとんどで、
仕入れ値を抑えることがなかなか難しいのです。
仕入れ値を押さえられなければ、
他のバイヤーさんに価格で勝てないので売れ行きは伸びず、
本末転倒この上ないわけです。
では、どうするべきか?
これもシンプルな発想なのですが、
じゃあ海外在住の個人の方に、現地での仕入れをお願いしよう
ということで、実際にそうやっている方もいます。
個人の方に、隙間時間とかを利用して、
現地での仕入れと日本への転送をやってもらい、
その掛かった時間に見合う報酬をお渡しするというわけです。
ただ、そういう人を探すのもひと手間だし、
探したあとも上手く連携をとってやっていくのも、
ちょっと難易度が高いと言えば高いです。
始めのうちは、基本的なオンラインからの仕入れで頑張って、
ある程度販売できて、一連の流れに慣れてきたところで、
今回最後に紹介したような方法を試すのがいいと思います。
あんまり面白くない話でしたw
ではではー。
エスノ