※2022/9/29の記事です。
こんばんは、エスノです。
前回のメルマガから早3ヶ月、
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は、7月・9月と、娘の幼稚園が
コロナで休園になりまくりつつ、
相変わらず日本全国を飛び回っておりました。
仕事ではもちろんですが、
家族との旅行が2回と、3年ぶりに開催された
好きなアーティストの全国ツアーが5都市10公演あり、
久しぶりになんかもうバタバタしていた感じです。
というのが、メルマガが
3ヶ月も空いた言い訳なわけですが、
その結果、前回のメルマガで話題にした
第1四半期決算から一度も配信することなく、
第2四半期決算を迎えてしまいました…。
ということで、今回はそれについて
いくつか取り上げてみたいと思います。
■2023年1月期第2四半期決算補足説明資料
https://enigmo.co.jp/wp-content/uploads/2022/09/ir_20220914_YKK3_2.pdf
今年の5~7月の決算なので、
時期的には為替、特にドル円が
さらに大きく円安に動き出したタイミングで、
外部環境としては前四半期に引き続き、
なかなかハードな時期のものです。
その結果、前四半期から引き続き、
対前年比で減収減益となっており、
前回も書いたように、いよいよ
「現状のままでは頭打ち」感が強くなっています。
ただ、コンサル生の受注状況など
私が観測できる範囲で感じていた感触としては、
減収は当然として、総取扱高は対前年比で
6.5%減だったので、まあそんなもんだよな
という印象で、思ったよりは悪くなかったです。
これも個人的な感触ですが、7月後半からは
それなりに戻ってきている感じがするので、
次の第3四半期決算は、もうちょっとマシな
発表になるんじゃないかなと思っています。
こういった状況を受けて、BUYMAも
ようやく重い腰を上げたというかなんというか、
ここに来て広告費と人件費をに、
そこそこお金をかけ始めました。
まあ広告費については、もう6月に
キャンペーン的にTVCM打っているので、
それに伴う支出が大きいと思うんですが、
人件費にお金かけているのはいいことです。
(退職が増えて単純に人員補充しているだけ
という可能性もなくはないかもですが…)
一方で、現預金で120億近く持っている会社のくせに、
前期比で1億2億多く使ったところで、
「うちはしっかり事業投資しています!ドヤ!」
みたいな顔をされても困りますので、
ここは引き続きお金を使い続けてほしいところです。
さて、個人的な感触として、という話を
先程書いたわけですが、実際のところ、
コンサル生の受注状況を見ていると、
割と分かりやすい傾向が見えてきます。
それは何かというと、
「ちゃんとやってる人は別に成果落ちてない」
(むしろ伸びている)
ということです。
青木さんと8月の頭に実施した、
twitterのスペース機能を使った対談
でもお伝えしたのですが、なんと
今年の前半(1~6月)の成果が
青木さん自身の売上・利益としては、
過去の同時期の中で一番良いのです。
(この対談はyoutubeで後日アップ予定ですが、
私がやり方が分かっておらず放置中…。)
他にも、単月での過去最高益を
今年の夏に達成した方も複数名いますし、
最高益まではいかずとも、それに近い水準で
悪くない利益を出し続けている人も普通にいます。
以前からお伝えしているように、
「成長」が鈍化しているとは言え、
BUYMAの市場の規模自体は
半年で約300億とかなり大きいので、
これは当然といえば当然のことです。
しかし、こんな人ばかりでは、
全体の取扱高が減ることはないので、
どこかに「割りを食っている出品者」
というのが存在します。
それはどんな出品者なのか。
これも先日Twitterでちょっと書いたのですが、
先月、とあるプレミアムショッパーが、
直近2ヶ月で受注が30件ほどしかない
ということに気が付きました。
このショッパーさんは、キャリアも長く、
出品数も常に1000件くらいある方で、
出品している商品を詳しく調べると、
条件の良い買い付け先も多数持っていて、
価格も割と安く出品しています。
なので、さすがにちょっと売れてなさすぎる、
夏はちょっと休みしたのかなと思い、さらに
2ヶ月さかのぼってみたのですが、その期間も
同じく30件ほどしか受注はありませんでした。
このプレミアムショッパーさんは、
良い買い付け先があるのを強みとして、
価格を安くたくさん出品することで、
これまではそれなりに利益を出してきました。
しかし、言ってしまえばそれだけでした。
リサーチやメンテナンス、仕入先の開拓、
在庫販売の併用など、それ以外には
特に工夫している様子はほとんどありません。
ものすごく大雑把に言えば、
これから割を食う出品者は
こういう人たちです。
これまではBUYMA全体の成長に伴って、
差はあっても、みんなで利益を伸ばす
ということが理論的には可能でした。
(実際はもちろんそんなことはないですが)
しかし、全体の成長が頭打ちになると、
これまでは「表面的な強み」でなんとなく
成果を出せていた人が思ったように利益を
出せなくなる一方で、利益を出すための
密度が濃い活動をしている出品者の方に
お客さんが偏っていくことになります。
逆に言えば、これまで私のメルマガや
「BUYMA in REASON」で伝えてきた
原理原則から考えて本誌的に重要なこと
というのが実践できている人にとっては
さほど大きな影響はないということです。
さすがにBUYMAの特性上、
今年の秋冬くらいまでは、
まだ今までの「表面的なやり方」でも
おそらく多少は通用します。
これを「ほらやっぱり大丈夫じゃん!」と
仮初の安心材料にするか、それとも、
先述の決算資料やプレミアムショッパーなどの
「明確な事実」を踏まえて、「今年はなんとか
命拾いした…」と捉えるかは、
人それぞれの自由ではあります。
できれば私のメルマガなどの
情報を受け取ってくださっている方には、
後者の態度でいてもらったほうが、
少しでも長くBUYMAで成果を
出し続けられるかと思いますので、
ひとつ参考にしてもらえれば。
ではではー。
P.S.
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