「本当に利益を出そうと思っているのかな?」(第585回)

※2017/5/31の記事です。

こんにちは、エスノです。

前回お届けした青木さんとの
対談音声第4弾はもう聴いていただけましたか?

■青木さんとの対談音声vol.4(with 高野さん)

今回はもうひとりのコンサル生高野さんを迎えて、
青木さんのメルマガ読者さんが送ってくださった

・青木さんがコンサル受講中に、どのような
心構えや取り組み方で受講されていたか?

・青木さんが他のコンサル生とは、
明らかにここが違ったという点はどこか?

という質問に対して3人で色々喋っています。

このテーマ自体も興味深いと思いますので、
ぜひ聴いていただきたいのですが。

ただ、少し個人的に懸念していることがあって
それは話の流れでちょっと脱線したときに
私が発したある言葉についてです。

もしかしたら、聴いてくださった方にとっては
かなり耳が痛い、というか、下手をすると、
イラッとする言葉かもしれません。

それは何かというと、

「本当に利益を出そうと思っているのかな?」

という言葉です。

(15分30秒くらいに言っています。)

字面だけ見たら、ちょっと挑戦的ですね。

この音声の中では、私がそう思う具体的な例として、

「自分に問い合わせが来たあとにただ回答するだけで、
ライバルにも問い合わせが来ていないかを確認しない」

というのを挙げていますが、まさにこの音声を聴いた
BUYMAアカデミア参加者のTさんからこんなメッセージを
いただきました。

=====================================

青木さんとの音声対談を聴きました。
問い合わせが来たときの対応について、反省するところが昨日あったのです。

あるブランドのお財布に問い合わせがあり、すぐに回答しました。

(中略)

数時間しても連絡がなく・・・ライバルにも問い合わせているかな、と
ライバルの問い合わせを確認すると、わたしに来た内容と同じ問い合わせがありました。
ですが、そのあとにわたしにはない問い合わせがあり、
これはもしやそのライバルから買ってしまったかもしれない!と焦り、
改めてメッセージを送ったのです。
「お財布クーポンもありますよ」と添えました。
そしたら、なんと!仮受注をいただきました。
入金まで安心はできませんが、ライバルにとられずよかったな、とほっとしたのです。

ライバルの回答はとても丁寧なものでした。

(中略)

わたしのというと・・・

(中略)

ライバルのほうが印象がよいかなーと思いました。

でも、このときにライバルの問い合わせを確認してよかったな、と思います。
確認していなかったらライバルに持っていかれていたと思います。

=====================================

Tさんは最高月利50万円を生み出すくらいには、
すでにBUYMAでの実績と経験がある方です。

そのレベルの人でも、ちょっとスキを見せると、
ライバルに出し抜かれる可能性があるのが、
プラットフォームで他のショッパーと戦いながら
販売していくということです。

この前提に立たずに「利益を出す」と考えるのは、
いささか現実的ではありません。

もちろん、ライバルにお客さんを取られてしまうのを
全部防ぐことは不可能ですから、出来る範囲での話です。

あるいは、初心者の人は、そもそも
様々な作業や仕組みに慣れていないので、
そちらに気が取られて「うっかり」ということも
あると思います。

ただ、そういう失態があったときに、

「じゃあ今後どうするべきか」

ということを常に考えて実行していかないと、
やはり成果を伸ばしていくことは難しいです。

自分に問い合わせしたお客さんが、
同じ商品を出品するライバルにも問い合わせしていないか
を確認するのは一つの例に過ぎません。

ありとあらゆる場面で、同じ姿勢が求められます。

音声の中で青木さんは高野さんを評して
「希望」だと言っています。

それは、上手く行かない状況にあっても、
「どうしたら上手くいくか」ということだけに
フォーカスして、継続し続けることが出来れば、
時間はかかっても、少しずつ改善されて、
最終的には人より優れた成果が生み出せる
ということを体現しているからです。

その具体的に「何を」「どうやって」改善していくか
を考えるときに根拠になるのが「利益を出す」という
一番シンプルで重要な目的です。

それをすること、あるいは、しないことは、
「利益を出す」という目的に対して、
最善のパフォーマンスを生むのか?

買い付け先を探すときの画像検索、
ライバルショッパーをピックアップしたとき、
画像を加工するとき、価格を決めるとき、
出品してから数日経ったあとで、etc…

その瞬間瞬間での選択肢は、
(その時点では気付けていないものも含めて)
たくさんあります。

ここを変えていくこと、つまり、自分にとって
新しい選択肢に気付くこと、あるいは、
より良い選択肢を選ぶことが成果に繋がります。

逆に言えば、ここを変えること以外に、
現状を良くする方法なんてないわけです。

それは本当にちょっとずつでもいいということを
高野さんは示してくれています。

そうではない現実の多くの状況を指して

「本当に利益を出そうと思っているのかな?」

と、私は言わせてもらいました。

実際のところ、みんな
利益を出そうと思ってるに決まっています。

しかし本当に必要なのは、
目的に適う行動を実行し続けていくことです。

それが今出来ないことは別に問題ではありません。

「どうやったら出来るか」ということだけ
考えていきましょう。

ではではー。

P.S.

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スキマ時間を活用してインプットしてください!(第584回)

※2017/5/30の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は、青木さんとの対談の
第4弾をお届けします。

年利1,300万円をBUYMAで生み出す
青木さんのBUYMAノウハウは以下からどうぞ。

■青木さんのブログ

http://thinkoutsolution.com/profile/

今回は青木さんだけではなく、
高野さんという方にも、新たに
参戦していただきました。

高野さんは昨年12月に
過去最高の月利50万円を達成し、
しかもそのときの平均利益単価は
約2万円と、なかなか効率よく
利益を生み出すことに成功しています。

ただ、私の個別コンサル生で、
月利50万円を超えたことのある方の中では、
月利10万円を超えるまでに、
一番時間がかかった人でもあります。

そういう背景を持つ高野さんを加えて、
青木さんのメルマガ読者さんからいただいた
質問に3人で回答しています。

ぜひ、仕事の移動中とか
家事をしながらで構いませんので
気軽に聴いてみてくださいませ。

■青木さん対談音声vol.4(with 高野さん)

今後も対談音声は取っていく予定ですので、
「こういうテーマで話して欲しい」などの
ご要望があれば、ぜひ送っていただけると嬉しいです

なお、前回の音声を
さらっとしか紹介していないので、
以下もどうぞ。

■青木さん対談音声vol.3(with 高野さん)

ついでにルブタンの買い付け方法の
動画もどうぞ。

■net-a-porterからルブタンを日本に直送する方法

http://steermylife.com/movie_netaporter.html

ではではー。

P.S.

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もったいない価格設定してませんか。(第583回)

※2017/5/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

前回のメルマガで予告しましたが、
「価格競争」というやつについて
ちょっと書いてみたいと思います。

一般的に「価格競争」
という言葉だけ聞くと、
嫌なイメージを持ってる方も
多いんじゃないでしょうか。

自分の出品した商品を、
他のライバルも出品してきて、
お互いがより売れやすいように
価格を下げあってしまい、
結局利益が目減りする…。

あるいは、すでに、
そういう状況になりかけている商品を
あとから自分も出品しようとすると、
利幅が少なすぎて旨みがない…。

BUYMAをやっていれば、
誰もが経験することのひとつだと思います。

この現象“だけ”を見ると、
けして歓迎されるものではありません。

ただ、ちょっと視点を変えて、
もう少し大局的に考えてみると
価格が下がることに隠された
大きなメリットがあることが分かります。

たとえば、ある商品が、
10万円で売れたとします。

しかもそのときの仕入れ価格は6万円で、
4万円の利益だったとしましょう。

(話を分かりやすくするために、
BUYMA手数料とかは無視します。)

そしてこの商品はここ4ヶ月で2個売れていて、
ライバルは他にほぼいません。

先ほどの「価格競争」の話から考えれば、
独占的に販売できている嬉しい状況です。

しかしここでちょっと考えてほしいんですが、
果たしてこの状況というのは、
この商品から得られる利益を
“最大化”できているんでしょうか。

言ってしまえば、上記の例は、
「4ヶ月で8万円の利益」です。

1ヶ月あたり2万円と考えれば悪くない、
そういう発想もアリだとは思います。

では、もしライバルが現れて、
突然8万円で販売し始めたらどうでしょう。

今まで4万円も利益があったのに、
こいつのせいで一気に利益が目減りだぐぬぬ
と思うかもしれません。

これだけ価格差があると、さすがに
10万円のままでは対抗しきれないので、
自分も同じくらいの価格に値下げして、
利益単価は2万円になったとしましょう。

これは一般的にイメージされる
「価格競争」かもしれません。

しかし、販売価格を下げたおかげで、
直近4ヶ月の二人の販売数の合計が、
8個になったとしたら。

「4ヶ月で8万円(4万円×2個)の利益」

を生み出す商品だったのが、

「4ヶ月で16万円(2万円×8個)の利益」

を生み出す商品に変わりました。

つまり何が言いたいかというと、

「価格が下がると、需要全体が増える」

という、言われてみれば当たり前のことです。

経済学ではこの現象をグラフに表して、
「需要曲線」と読んだりしています。

BUYMAでの例としては、ステラ・マッカートニーの
ファラベラトートが分かりやすいです。

今でこそBUYMAでずっと売れ続ける
定番の人気商品で、その影響もあって、
最近はステラ自体のブランドランキングも
常にTOP10前後をウロウロしています。

しかし、私がBUYMAを初めた頃から、
数年前くらいまで、この商品はここまで
しょっちゅう売れているわけではなく、
セールのときだけ売れるような商品でした。

またステラ・マッカートニー自体のランキングも
よくて20位くらいという感じでした。

それが、最近はショッパーさんたちの
買い付け力の向上によって仕入れ値が下がり、
結果として売り値も下がって、BUYMAで
売れない日はないくらい売れ続けているわけです。

先ほどの例でも同じですが、こうやって
価格が下がることで拡大したマーケットの中で、
出来るだけ多くのシェアを確保できれば、
その商品が生み出す利益を最大化したと言えるでしょう。

特に、価格の低下による需要の増え方は
一次関数的ではなく、ある価格を境に急激に増える、
指数関数的、あるいは、グラッドウェルの
「ティッピング・ポイント」的な印象があります。

その需要が急増する価格を見極めずに
独り善がりな高価格を設定して、
「自分は利益単価高い!」と息巻いても、
それは実は「ただもったいないだけ」
な可能性があるということですね。

もちろん、過度な“投げ売り価格”は、
意味が無いので設定すべきではありません。

あるいは、確保できる在庫の数が少ないのに、
その価格を何も考えず下げるのも愚策です。

ただ、ライバルが存在して価格が下がる
という事象だけ見たときに、それ自体は
別に悪いばかりではなく、実際のところは
その競争の中で「利益を生み出す力がないこと」
が諸悪の根源なわけです。

それは、安い買い付け先をちゃんと
見つけられなかったり、仕入れ値の
計算がちゃんと出来ていなかったり、
あるいは、人気順の上げ方が下手だったり、
ライバルの特徴が把握できていなかったり etc
という、「価格競争」に無関係なことが原因です。

繰り返しますが、安く出品することを
全面的に肯定しているわけではありません。

「その商品を一つ売る」という
発想にだけ囚われずに、もっと
BUYMA全体での需要、つまり、
お客さんの購買動向について
目を向けたときに、別の着眼点が
生まれてくるということです。

その商品から得られる利益を、
どうすれば“最大化”出来るか
という発想は、効率的に
利益を生み出すためには
必須の考え方なので、
ぜひ意識してくださいませ。

P.S.

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