BUYMAで一番売上に繋がる作業とは?(第487回)

※2016/2/12の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日は引っ越しでした。

と言っても、同一県市区内での
極めて近距離の引っ越しだったので
住み慣れない街に移り住むストレス
みたいなのは一切ないんですが、
やっぱり居を移すのはそれなりに大変ですね。

そんなどうでもいい小話はともかく、
為替がちょっとすごいことになってます。

ドルが一時期111円台と、
2月頭からもう10円近く動いています。

そして同じくらい激しいのがポンドです。

こちらも2月頭の175円から、
現在は161円台まで下がっています。

輸入ビジネスであるBUYMAにとって
買い付け費用が下がる、円高は
基本的に歓迎すべき現象です。

とは言え、黙っているだけだと、
素早く価格を下げてお客さんを掴んだ
ライバルに水をあけられてしまいかねません。

いつも通りライバルの様子を
ちゃんとチェックして、その変化には
適切に対応していきましょう。

さて、先日は、個別コンサルの募集を、
予定より大幅に早く締め切ってしまい
申し訳ございませんでした。

前倒しはいつものことなのですが、
ここまで勢い良く申し込んでいただくのは、
初めてのことでちょっと慌ててしまいました。

実は締め切りのあとも3名の方から、
問い合わせをいただいて、ちょっと
どうしたもんかなと思いつつ、
「個別コンサル」というサービスの
弱い部分を改めて認識した次第です。

その弱い部分というのは、

「一度に受けられる人数が少なすぎること」

です。

こればかりは私のリソースの問題で、
もうどうにもなりません。

もちろん
今までも分かっていたことなんですが、
今回堰を切ったように多くの方から
応募していただいたことで、
はっきり自覚した感じです。

なので、そのへんについて
ちょっといろいろ考えた結果、
近々もう少し違う形式で、
今の個別コンサルほどではないにせよ、
なるべく近い距離、多い頻度で、
いろいろお伝えできる機会を設けようと思います。

今月中には詳細をお伝えするので、
興味ある方はちょっとお待ちくださいませ。

で、ここまでが相変わらず長い前置きです。

本題は「一番大事なことを
間違えないようにしよう」という話です。

突然ですが質問です。

BUYMAの作業の中で、
最も売上に繋がる作業は何でしょうか?








考えましたか?

まあそんな難しい話ではなくて、
「出品」することです。

どんなに人気の商品を知っていても、
どんなに有力なショップを知っていても、
出品しなければ売れません。

当たり前過ぎますね。

ただ、何も考えずに出品するだけでは
まったく意味がない、というのは、
これまで何度も書いている通りです。

売れる可能性が高い商品(=人気商品)を、
ライバルに何かしら勝てる要素を持たせつつ、
お客さんにちゃんと見てもらえるように、
出品することが大事です。

言われてみれば当たり前。

しかしながら、意外とこの当たり前を
うっかり忘れてしまうことがあります。

例えば、強力なライバルの
「買い付け先を探すこと」に躍起になって、
結果的に出品ができない、とか。

例えば、ライバルと比較して、
一応利益が取れる買い付け先は
すでに見つけているのに、
もっと安い買い付け先を探しすぎてしまう、とか。

こういうのはいずれも、
「買い付けの力を伸ばす」という意味では、
重要な作業であることは間違いありません。

そして、「買い付けの力を伸ばす」ことが
ショッパーとしての優位性を高めるのも
間違いありません。

でも、そればっかりやってしまい、
出品しないと、売上には繋がらないわけです。

極端なことを言えば、そんな
強いライバルとぶつかる商品は避けて、
もっと分かりやすい、farfetchとか、
matchesfashionとかから売れている商品を
すぐ探して見つけて出品したほうが、
売上には繋がるわけです。

こういう感じで、目的に対する「手段」が
目的そのものになってしまうという
落とし穴はBUYMAに限らず、
結構そこら中にあります。

会社で給料上げるためには、
「成長」する必要があると思って
ビジネス書をめっちゃ読んで資格取って、
頑張ってる人ってちらほらいると思うんですが、
だいたいそれで給料は上がりません。

(資格取得で保証される給与は別ですが)

なぜなら、会社での給料の上げ方というのは、
だいたい会社ごとに独自のルールがあるからです。

営業成績がいい、上司に気に入られる、
ここぞというプレゼンで結果を出せる、etc…。

その会社ごとの昇給のルールに沿って、
成果を出していかなければいけないんですが、
その成果を出すために必要なはずの
「勉強」そのものが目的化していると、
いつまでたっても給料は上がらないわけです。

そうして「なんで自分は給料上がらないんだろう」
と言いながら、「上司に気に入られる」という
「その会社での成果」を出した人を横目に、
同じような内容のビジネス書を読み続けたりします。

最後のほうは余談ですが、
「目的」と「手段」を間違えないように
気を付けていただければと思います。

ではではー。

P.S.

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その価格は「実際に売れた価格」なのか。(第483回)

※2016/1/30の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日日銀から追加の金融緩和策として、
マイナス金利の導入が発表されました。

それを受けて為替市場は、
各通貨ともに一気に円安に
大きく動きました。

その後少し戻していますが、
いずれにせよ先週の円高の底の時点で、
現地買い付けできたのはラッキーだった
としか言い様がありません^^;

特にユーロ/円、ポンド/円は
上にも下にも動きやすい環境が
ずっと続いていますから、
出品価格のチェックは
こまめにしたいところですね。

さて、先日のメルマガで、

「人気順が上位だからと言って、
売れる可能性が高いとは絶対に言えない」

ということをお伝えしました。

人気順で上位にいる商品は、
ぱっと見ると、アクセス数や
ほしいもの登録数が多く、
「売れる可能性」も高いように
見えてしまいます。

ただ、そこで一歩突っ込んで
販売履歴までちゃんと調べてみると、
意外と実際には売れていない
ということもけっこうあります。

特に人気のブランドだと、
その傾向がより強いので、
特に在庫を持つときなどは
注意しないといけません。

そして今回は、
前回に付随する話です。

今、人気順で上位にいる商品が、
その出品者の販売履歴にも表示されていて、
間違いなく実際に売れたことがある
と分かったとします。

そして、自分がその出品者の表示価格より
安く買い付けが出来るショップを見つけたとします。

しかし、実は、ここでもひとつ
気を付けるべきことがあります。

それは、

「人気順で上位の商品の『現在の価格』が、
『実際に売れた価格』かどうかは分からない」

ということです。

ライバルの現在の出品価格に
勝てる価格で出品できたとしても、
それが売れる金額かどうかは分かりません。

なぜなら、価格は、
出品者が常に変更することができるからです。

たとえば、元々買い付けをしていた
価格の安いショップの在庫が売り切れ、
仕方なく価格の高い別のショップから
出品し続けていたりすることがあります。

具体的に言えば、当初
5万円の買い付けで6万円で販売していて、
それが在庫切れになったために、ほかの
6万円で買い付けできるショップから、
7万円で出品し続けているような状況です。

売れる可能性はかなり下がりますが、
それでも出品を取り下げるよりはマシ
ということですね。

あるいは、私もよくやるのですが、
特に在庫を複数持っている商品などは、
その商品が売れたあと、
価格を上げてしまうことが多いです。

なぜそんなことをするかというと、
売れれば人気順が上がるので、
基本的にはアクセスは集めやすくなります。

そうなれば、お客さんに対して、
価格を一番の訴求要素にせずとも
「手元に在庫あり」ということで、
多少高く買ってもらえる可能性が高まるので、
当初より価格を上げて少し利益を上乗せしようと
目論んでいるわけです。

これが、

「人気順で上位の商品の『現在の価格』が、
『実際に売れた価格』かどうかは分からない」

という言葉の背景にある現象です。

これも特に気を付けなければいけないのは、
やはり在庫を持つときです。

要するに、人気順で上位の商品の
「現在の価格」だけ見て在庫を持つかどうかを判断する
ということは、前回の内容との合わせ技で
かなりリスクが高いと言えます。

じゃあどうすればいいかいうと、
これは結局、ライバルを日々よく観察して、
出来るだけタイムリーに「いくらで売れたか」を
把握するようにするしかありません。

商品が売れたかどうかというのは、
各ブランドの「最近売れたアイテム」に
出現するか、その商品の人気順が
一気に上るか、あるいは、販売個数が
1つ減ったかなどで分かります。

ただいずれにしても、
そもそもいくらで出品していたのか、
人気順でどのあたりに位置していたのか、
あるいは、販売個数を、そもそも
何個に設定していたのか、などが
把握できていないと比較しようがありません。

そういう数値なり状況なりを把握するには、
「日々観察する」しかないわけですね。

あるいは、実験的に、
自分で出品してみて検証する
というのも有効です。

なにせ、自分が出品していれば、
いくらで出品していて、アクセスは
どのくらいの期間でいくらくらい集まって、
ブランド内ではどんな人気順なのか、
というのが全部確実に調べられますので。

「自分は在庫を持たないから関係ない」
と思う方もいるかもしれませんが、
実際に在庫を持つかどうかにかかわらず
着眼点としては重要なポイントなので、
ぜひ意識してみて欲しいと思います。

ではではー。

P.S.

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人気順で上位の商品の人気は信用出来ない。(第482回)

フィレンツェのFENDI

※2016/1/22の記事です。

こんにちは、エスノです。

イタリアから帰国する飛行機の中で
このメルマガを書いております。

結局海外滞在中は意外と時間なく
メルマガ書けないのはいつものことですね…。

ちなみに帰りの飛行機が勝手に変更されていて、
KML航空アムステルダム経由便のはずが、
なぜかアリタリア航空ローマ経由便に笑

ちょっと焦りましたが、
ローマの空港内は免税店が多く、
最後にさらに買い足すことができて、
むしろ結果オーライという感じでした^^

買い付け旅行の道中の様子は、
twitterでちょっとアップしているので、
よかったらご覧くださいませ。

https://twitter.com/esno_biz

遅れに遅れている、
メルマガバックナンバーの更新も
ツイッターでお知らせしてます。

さて、今回の現地買い付けで、
改めて思ったことがあります。

それは、

「人気順が上位だからと言って、
売れる可能性が高いとは絶対に言えない」

ということです。

すでに何度もお伝えしていますが、
商品の人気順には、販売数だけでなく、
アクセス数やほしいもの登録数も
大きな影響を与えます。

そのため、実際に売れていなくても、
何らかの理由で上記の数値が多ければ、
人気順では簡単に上位表示されます。

これが、そもそも
人気順で上位表示されやすい
プレミアムパーソナルショッパーの
出品であればなおさらです。

何言ってるんですか!

アクセス数が多ければ、
詳しく見たい人がいるってことだし、
ほしいもの登録数が多ければ、
ほしい人が多いに決まってる、
つまり、いずれも商品の人気を
ちゃんと表してるに決まってるでしょ!

という意見も、
もしかしたらあるかもしれません。

もちろんそれはその通りです。

ですが、例えば、商品画像が
他の出品者に比べて目を引けば、
必要以上にアクセスは伸びるでしょう。

あるいは、特にハイブランドでは

「実際には簡単には手が出ないけど、
いつかは買えたら良いなあ」

というスタンスで押されるほしいもの登録も
あったりするわけです。

そういうことを考えると、
アクセス数とかほしいもの登録数は
参考になる側面は認めつつも、

「ある程度疑いながら判断材料にすべき」

という見解のほうが無難だということです。

「実際に売れた数」以上に、商品の人気を
確かめられる要素はないわけですから、
それがBUYMA内で確認できる以上は、
それを重要視したほうがよいということでもあります。

基本中の基本ではありますが、
うっかりするとリサーチで楽をしたくて、
「ただ人気順で上位なだけの商品」
を選んでしまいかねないので
気を付けたいところですね。

ではではー。

P.S.

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