人気順の上位ばかり見てると見落としがちなこと。(第337回)

※2014/12/27の記事です。

こんにちは、エスノです。

最初にお知らせです。

ちょっと迷ったのですが、
今月も個別コンサルを数名募集します。

12月29日(月)の夜21時頃から募集しますので、
気になる方はチェックしておいてください。

さて、年末に向かって、お客さんの反応も
少し落ち着いてきた感じでしょうか。

ただ、先日BUYMAが出したデータを見ると、
年始からすぐに復調するようです。

■参考:http://buyersinfo.buyma.com/?p=20908

実際私の感覚的な印象としても、
12月ほどではないにせよ、1月も十分
お客さんの意欲は高い印象があります。

もしこの12月に満足いく成果が出せなくても、
まだ十分時間はあるので、引き続き地道に
リサーチして出品していきましょう。

ただそのリサーチのときに、
商品一覧で「人気順」で絞り込んで、
人気上位から順番に見ていくという方も多いと思いますが、
このときちょっと気を付けなければいけません。

というのも、よくよく「人気順」の仕組み
を思い出してもらいたいのですが、
それは以下の要素で構成されています。

1.アクセス数
2.ほしいもの登録数
3.販売数
4.出品期間
5.プレミアムパーソナルショッパー(PS)かどうか

要するに、1~3の各数値が、
短期間で集まれば集まるほど、
人気順で上位に表示されやすいのです。

さらに、プレミアム(あるいはショップ)
パーソナルショッパーだと、
より上位に来やすくなります。

気を付けなければいけないのは、
我々が最重要視すべき指標は当然
「販売数」なわけですが、人気順の上位には、
「アクセス数」や「ほしいもの登録数」が多ければ、
あるいは「プレミアムPS」であれば、
来ることが出来るということです。

つまり、人気順で上位だからといって、
「販売数」が多いとは限らないということです。

実際に、人気順で上位の商品を見ると、
ほしいもの登録が何十もあるのに、
お問い合わせが0とか数件しかないという商品が
たまにあったりします。

これは人気順では上位でも、
「売れる可能性」はそれほどではない
ということを示唆しているわけです。

実際に販売履歴を確認しても、
よくて1,2件売れているだけだったりします。

特にお客さんの数が多い人気ブランドの商品だと、
プレミアムPSというだけで上位に来やすく、
かつお客さんもとりあえずほしいもの登録をしていたりして、
そのまま上位に居座り続けることが多いです。

こういう見かけの数値と実際の販売数が
少し乖離している商品には気を付けましょう。

私はこういう点を考えたときに、
人気順で上位を見ていく方法もやりますが、
「最近売れたアイテム」もよくチェックします。

「最近売れたアイテム」は、
少なくとも1つは売れているわけですし、
人気順ではまだまだ上位に出てきておらず、
むしろこれから上がってくるようなものが、
ポッと表示されていたりして面白いです。

「人気順」は上位があまり入れ替わらないことも多いですが、
「最近売れたアイテム」ならほぼ毎日商品が入れ替わるのもいいですね。

特定のブランドの「最近売れたアイテム」を
毎日眺めて何が売れているかを見ているだけでも
けっこういろんなことが分かるので、
今まであまり意識していなかった方はちょっと見てみてください。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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得意なブランドはありますか?(第336回)

※2014/12/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

クリスマスも終わって、
もう正月へ向けて一直線という感じですね。

今日が仕事納めという方も多かったのではないでしょうか。

今月の売れ行きもさることながら、
今年一年でやりたかったことはやり残していませんか?

私はやり残しまくりです^^

まずメルマガのバックナンバーを
ブログに毎日更新するという作業ができず、
すでに30回以上のメルマガ記事が
ブログにまだ掲載されていません笑

昔からこういうルーチンワークは大変苦手でして、
一定のペースで何かをし続けるということが出来ない、
典型的な夏休み最終日に宿題全部やるタイプの人です。

とりあえずまだ数日あります。

期限が迫ってると、人間、
なんとなくせかせか動けるようになるものです。

暦の節目なんて特になんの意味もないのですが、
そこに何らかの意味を見出してみて、
自分の行動の動機付けに出来るのは、
人間のいいところでもあるような気もするので、
なにかやりたいことがある方はとりあえず数日間、
ちょっと本腰入れてやってみるといいのではないでしょうか。

先日から募集している「BUYMAの予備校」は、
毎日数名ずつ参加してくださる方が増えているのですが、
一方でなかなか未登録者がゼロになってくれません笑

繰り返しですが、自動で案内は行きませんし、
登録も自分でしていただきますのでご注意くださいね。

■「BUYMAの予備校」詳細

http://

※こちらはメルマガでのみ募集しています。

あと以前参加してくださった方向けに
リニューアル版を配信する設定をようやく行いました。

27日(土)の20時から流れると思いますので、
今一度目を通していただくと、
また違った発見があると思います。

もしリニューアル版はいいやという場合は、
個別にご連絡いただければ対応します。

さて、昨日コンサル受講生から
「エスノさんは得意ブランドってありますか?」
という質問をいただきました。

結論から言えばありますね。

得意だと言って良さそうなのは、
5つあります。

それらのブランドは、
それぞれの買い付け先にも詳しいですし、
そのブランドの人気のデザイン、カラー、
もちろん定番商品もよく知っています。

さらに同じブランドを出品するパーソナルショッパーで
誰が強いライバルがも分かっていて、彼らの買い付け先も
なんとなく把握しているレベルです。

以前書いた、52個売った商品(5万円台)とか、
販売価格13万円、うち利益が6万円の商品とかも、
こういう得意ブランドのアイテムだったりします。

ただ、これは初めのうちからそうだった
というものではなくて、3年半掛けて、
少しずつ積み重ねていった結果です。

最初の1年が経過した時点で、
得意だと言えたのは1つくらいじゃないでしょうか。

あとの4つは、ここ1年半くらいの話ですね。

結局、これまでの出品者としてのキャリアの中で、
販売したブランドの数で言えば、
たぶん30を超えていると思います。

それは、やはり特定のブランドに偏らせず、
いろんなブランドを出品していったほうが、
様々なお客さんにアプローチすることが出来る
という基本から来る選択の結果です。

しかし実際に活動していく中で、
予想外によく売れるアイテムや、
なんとなく相性が良いと感じる商品などがあって、
そういうところから買い付け先をよく調べたりするうちに、
今の得意ブランドに落ち着いた感じです。

これがずっとそうであるかは分かりませんが、
こういうブランドが5つくらいあると、
出品までの判断、もっと言えば在庫を持つかどうかの判断も
すぐに分かってしまうので、効率よく作業が進みます。

買い付け先もどこを探せばいいかだいたい把握できているので、
あっちこっち探さなくてもすんなり見つかるわけです。

そういうわけで、最終的に考えれば、
利益のそれなりの部分を、得意なブランドに頼る
という現象は起きてくると思います。

ただ気を付けて欲しいのは、
こういうやり方にあまりにも早い段階から頼ると、
そのあとどんどんジリ貧になってしまうということです。

よくあるのが、ワンシーズン、
あるブランドが良く売れたというような理由で
それから先、同じブランドばかりを見てしまったりすることです。

場所を絞って探すのは、効率よく楽なので、
ついついそういう方向に流れてしまいがちです。

しかし、それだと視野が広がらないために、
結局、その場所に強いライバルが出たり、
何らかの理由で買い付けしづらくなったりすると、
とたんに窮地に立たされることになってしまいます。

最初の1年くらいは、ちょっと大変ですが、
いろんなブランドやカテゴリを常に視界に入れ続け、
そして様々な買い付け先に触れるということをしてください。

その結果、その中から
仲良くなれるブランドやカテゴリが
自然といくつか出てくると思います。

そうなったらそれを大切に育てていって、
自分の強みにしていくのがいいのではないでしょうか。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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日経新聞に取り上げられました!(farfetchが)(第330回)

※2014/12/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

今朝日経新聞を読んでいたら、
我らがfarfetchの記事がそこそこの大きさで取り上げられていました。

※日経新聞の記事は会員限定なので、
興味のある方は各自で検索してご覧ください。

■IVP他から総額7.2億円調達
ー年間5000万円の買い物客もいるファッションコマースFarfetch(ファーフェッチ)とは?

http://thebridge.jp/2014/12/farfetch-japan

要するに、ベンチャーキャピタルと、
farfetch本体が共同出資する形で、
farfetch japanが設立されました!
という記事です。

まあご存知のように、
すでに日本版のサイトも出来上がっていて、
今さら何をという感じではあるのですが、
いよいよ日本でのプロモーションも
本格的にがっつり始まりそうな感じですね。

こういう変化に対する見解は、
farfetchで日本円決済が導入された、
今年の4月の時点ですでに記事にしています。

■farfetchの変化に思うこと。(第174回2014年4月18日)

http://steermylife.com/761.html

こういう環境の変化というのは、
どうやっても免れることができません。

それにいかに対応し続けていけるかが
ビジネスを継続していく上では、
どんな分野であっても必要なことです。

個人的な見解としては、以前の記事では
「他のショップも日本語対応していく可能性」
について言及しましたが、farfetchが
これだけインフラを整えてくるとなると、
今後はfarfetchに出品するショップが
これまで以上に増えてくると考えるのが自然です。

farfetchが道路を舗装してくれているので、
各ショップはそこに商品を載せるだけで、
世界中に販路を持つことができるわけですね。

こうなってくると、
割と今後の攻略法というのは検討がつくので、
そこまで深刻になる必要はない印象です。

先ほどの記事で考えていたように、
「世界中のショップが日本語対応する」
という展開のほうが面倒だったと思います。

攻略法については、
これまでの記事を読んでいただけていれば
けっこう推測できるかと思いますし、
すでに実践している方もいるのではないかと思います。

(気になる方はメールででもご質問ください)

もちろん、深刻になるほどではなくても
farfetchからの買い付けによる利益や取引数が、
少しずつ落ちていくのはもう逃れられない流れです。

使えるうちは使い倒しつつ、
そこから生まれたリソースを利用して、
収益の別の源泉も確保していきたいところですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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