ちょっとしたことが利益につながることもある。(第419回)

※2015/6/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

さっきまでガイアの夜明けで
経営危機に陥っているシャープの特集を観ていました。

私が社会人になったほんの7年前、
誰がシャープのこんな苦境を想像したでしょう。

特集の内容自体は
明るい未来をイメージさせるものでしたが
これから3,000名規模のリストラの実施
などを控えており、現時点では、けして
何かが良くなったわけではありません。

友人も何人か勤めているので
ぜひ頑張って欲しいのですが、正直
なかなか厳しい戦いだろうなと思っています。

こういう先行き不透明な時代だからこそ、
収入源は複数持っておくべきだと
改めて思うのでした。

さて、先日のメルマガで紹介した
大阪在住のコンサル生の方から
昨日30万円を超える受注をいただいたと
嬉しい報告が届きました。

しかしながら、直近の急激な円安で
設定していた価格では利益が取れるかどうかギリギリ
という状況になってしまっていたそうです。

そこでショップに、

「円安のせいで値段が上がり過ぎなので、
 キャンセルしようかどうか迷っている」

と伝えたところ、なんと
約6%分の値引きをしてくれたそうです。

今回のケースは、別件で発生した問題で、
注文確定前にショップとやりとりしていたために
上手いタイミングで交渉できたちょっと特殊な例ではあります。

ただ、このように、ちょっとしたことで
お得な待遇を受けられることは意外とあります。

私も先日とあるショップで
確実に売れる人気商品を2つ注文したあと、
そのショップから

「確認したらちょっとした傷があった。

 5%分返金してそのまま送るか、

 あるいはキャンセルにするかどうする?」

という連絡が来ました。

写真も添付されていたのですが、
そんなに気にならない程度の傷だったので、
5%返金してもらうのはもちろんのこと、
その商品を私が注文した後に、
送料無料のキャンペーンを始めていたので、

「5%OFFに加えて送料無料もやってくれたらそのまま買います」

と伝えたところ、それも承諾してもらうことが出来ました。

送料は30ユーロだったので、
それだけで4000円以上利益が増えたわけですから
遠慮せずに伝えてよかったです。

前者のケースも後者のケースも
ショップの「多少利益が減ってもとりあえず売りたい」
というメリットと、こちらの「出来るだけ安く
買い付けたい」というメリットがマッチしたので、
結局どちらにとっても有益な取引になったわけです。

似たような場面に出くわしたら、
ぜひ真似してみてくださいね。

ではではー。

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だいたいのことは「やったほうがいい」けど(第417回2015年5月29日)

こんにちは、エスノです。

水曜から本日まで、
コンサルで九州に行っておりました。

水曜日は博多でAさんと、昨日は、
佐賀県は武雄市図書館というところで、
Kさんとお会いしてきました。

けっこうバタバタしたスケジュールだったので、
久々に疲れております…。

武雄市図書館についてご存じない方は、
ぜひちょっと調べてみてください。

こんな前衛的な公共施設もあるもんです。

■武雄市図書館

https://www.epochal.city.takeo.lg.jp/winj/opac/top.do

それでは本題です。

昨日ようやく今夏のTVCM放送について、
BUYMAから少し情報が解禁されましたね。

■【重要】TVCMによる大規模プロモーション決定!キャンペーン詳細と注意事項

http://buyersinfo.buyma.com/?p=25499

梨花さんが出演すること、
放映開始日は6月16日(火)であること、
WEB広告の出稿も強化することが
今回はっきりした主な情報です。

出演されるタレントさんは他にもいて、
全部で5パターンをBUYMAのセール期間中流すそうですから
これまでに経験したことがないくらいの
大きな効果が見込めそうだという事務局の見解にも
素直に頷きたくなってしまいます。

さて、上記のページで
事務局からもアナウンスされていますが、
当然今回のキャンペーンでは新規のお客さんが
大挙して押し寄せることが予想されます。

その際に、在庫管理をコマメにして
受注後のキャンセルを減らしたり、
お問い合わせに迅速に対応したり、
あるいは、BUYMAのシステムについて
分かりやすい案内をしてあげたり、
そういうのが重要になってくるのは間違いないです。

あるいは、商品コメントを丁寧に書いたり、
サイズ表記を細かく書いたりするのも、
お客さんから良い印象を持ってもらうために
効果のある施策だと言えます。

また、6月16日までに出来るだけ多く出品したり、
あるいはこの機会に在庫販売を強化するために、
人気商品のリサーチや買い付け先の開拓を、
これまで以上に頑張ろうとする方もいるでしょう。

こういうのはすべて

「やったほうがいいこと」

であるのは間違いありません。

間違いないのですが、
現実的に考えて、それをすべて期限までに
パーフェクトに仕上げるのは難しいわけです。

これは今回のような特殊な状況に限らず、
実はどんなときにでも言えることです。

私は「商品コメントは簡単でいい」
ということをこれまで何度か書いてきました。

これは別に

「商品コメントをないがしろにしていい」

という意味ではなく、

「商品コメントに割くべき時間と手間を、
 他の部分に当てたほうが利益を出す上で効果的だ」

と言っているだけです。

商品コメントを(本人が)上手(だと思えるよう)に
書こうとすると1時間掛かってしまうのならば、
コメントは簡単に5分程度で書いてしまって、
残った時間を他の商品のリサーチと出品に当てたほうが
間違いなく効率よく成果が出せると言っているわけです。

「商品コメント」だけではなく、
すべてのケースについてこのように考えないと、
自分の費やした時間と手間が、結局成果には
結びつかなかったりすることはけっこう多いので
ぜひ気を付けてほしいと思います。

じゃあ具体的にはどうすればいいか
というと、この優先順位の付け方は、
人それぞれの環境によって異なってくるので
一概には伝えられません。

考える入り口としては、
今回の環境の変化から起こり得る状況を想定して、
やったほうがいいことをとりあえず全部書き出してみる。

その上で、時間と手間と費用に対して、
期待できる効果を“評価”していきます。

(Buyer’s Gate参加者の方は、
 先日のセミナーの良いケーススタディですね。)

この過程を経て、自分が今すべきことリスト
を作り上げてみてくださいね。

ではではー。

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入り口は少し広めに構えておくくらいでいい。(第416回)

※2015/5/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

また少し間が空いてしまいました…。

先週末くらいから、いろんなショップの
プライベートセールのお知らせが来ていますね。

プライベートセールとかプレセールとか
名称はショップによってまちまちだったりしますが、
これは要するに本セール開始前の、
購入経験者のみを対象としたセールのことです。

私のメールボックスには、
先週の金曜~日曜の間だけで、
7件のショップからそのお知らせが来ていました。

プライベートセールを行う代表的なショップのひとつ
farfetchでは、そのプレセールも昨日で終わって、
今日からセール開始のお知らせが来てますね。

ちょっと早すぎやしないかと思いますが、
始まってしまったものは仕方ないですね^^;

さて、このメルマガサボり期間中は、
バイヤーズドライブの懇親会に参加したりしていました。

いち参加者ながら、
こんなメルマガをやってるせいか
気付けばいろいろ質問を受ける側に
なっていることが多いです笑

そうやっていろんな方とお話させていただいて
ちょっと気付いたことがひとつ。

それは、

「出品時点で大きな利益を望み過ぎて、手が止まっている方が多い」

ということです。

どういうことかというと、
せっかく利益が取れる買い付け先がすぐ見つかっても、
それが自分の望む金額からちょっと遠いというだけで、
出すかどうか迷った末に結局出さない、みたいな
もったいないことをしている方が多いということです。

例えば、最安値のライバルの価格が10万円以上の商品で
その価格に合わせると利益が5,000円くらいだとすると、
売れる可能性があっても、迷って出品しないわけです。

これはとてももったいないです。

まず、それでも売れれば5,000円なわけです。

次に、別にライバルと同じ、あるいは
安い価格に設定する必要はありません。

多少高かったとしても、
私の経験上、5%くらいまでの範囲なら
お客さんはちゃんと検討の土俵に乗せてくれます。

ハイブランドであればあるほどそうです。

そして最後に、それを出せば、
新しい経験を積める可能性が生まれます。

例えば冒頭でお伝えしたプライベートセールの案内。

多少利益が望むものではなかったとしても、
一度買い付けしたという経験を得られれば、
その後そういう有利な案内を受け取れるかもしれません。

あるいは、受注したけど在庫切れで、
でも別の買い付けを一生懸命探したら、
新しく有力な買い付け先を見つけられたり。

あるいは、受注したときに限って、
特にこれからの季節はたまたまセールになっていて
予想外の利益がとれたりすることもあります。

販売価格が大きい割に利益が小さい、
つまり利益率が小さいと、確かにあんまり嬉しくはないです。

ただ、そこで迷う時間も無駄ですし、
結局出品しないのはもっと時間の無駄です。

自分で「この利益額なら出品する」という基準を設けて、
そのルールに従ってどんどん判断していくのが重要ですね。

※販売価格が大きいと
買い付け費用も大きいことが多いので、
あまりにも利益率が小さいと、
急な為替変動によって利益が吹き飛ぶ可能性は
考慮しておく必要はあります。

買い付け先の状況もライバルの状況も、
どんどん変わっていくわけで、
それがすべて自分の悪いようになるとも限りません。

もちろんライバルの価格と比較して、
あまりにも差が出来てしまうようなら
無理に出品する必要はないです。

ただ、基準さえクリアしているなら、
まずは入り口を少し広めに構えておいて、
どんどん出品するようにしたほうがいいですね。

ではではー。

P.S.

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