「効率よく活動をすること」が必須な理由(第432回)

※2015/7/29の記事です。

こんにちは、エスノです。

もはや今月は週刊でお届け
みたいな感じになっていますが、
そんなことは気にせず進めてしまいます。

ついこのあいだ今年が半分終わったと思ったら、
早いもので7月ももう最終週です。

セール時期特有の、

・お客さんの購買意欲アップ

・いろんな買い付け先での大幅割引

という流れを上手く掴んで、
いつも以上の利益を出している方も
多いのではないでしょうか。

3日前も、コンサル生のEさんが、
当初予定していたショップでは完売だったけど、
結局もっと大きな割引の買い付け先を見つけて、
3万円以上の利益を出すことに成功していました。

販売価格は10万円くらいだったので、
利益率的にも悪くないですよね。

ここまで上手くいくことは
そんなに多くはありませんが、
「珍しい」というほど少ないわけでもなく、
割とちょこちょこ目にする光景です。

さて、改めてお伝えしなければいけないのは
なぜ私が高い利益を取ることにこだわっていて、
そのために必要なことをお伝えしているかということです。

利益1,000円のものを10個売るのも、
利益1万円のものを1個売るのも、
どちらも総利益で考えれば同じですから、
一見どちらでも良さそうに思えます。

ですが、私のメルマガ読者さんであれば
すでにお分かりのように、私は前者のスタイルを
絶対に選択しません。

なぜなら、同じ利益を獲得するのに必要な
「金銭以外のコスト」が掛かり過ぎるからです。

要するに、1個売るのと10個売るのとでは、
取引完了までにかかる時間と手間が、
約10倍違ってくるということです。

これまで質問のメールや個別コンサル、
あるいはさまざまな懇親会などで、
多くの方とお話する中で、
これがどれだけ重大なことかを分かっていない方が
かなりいるという印象を持っています。

時間が無限に使える方や、
作業の多くを外注化していて、
売上が仕組みで上がっていく体制が
すでに出来ている方は、
多売でも問題ありません。

しかしBUYMAを実践している方の多くは、
BUYMAを専業としているわけでも、
かなり高い精度の仕組みを持っているわけでもなく、
本業や家事のかたわら、自分の力をメインに
実践している方が多いはずです。

BUYMAに使えるのは、
せいぜい平日なら1日3時間程度
という方も多いでしょう。

主婦の方だと休日は逆に
もっと時間が使えなかったりすることもあります。

今月配信した数少ないメルマガのひとつで、
私はこんなことを書きました。

「まずは自分の時間という資産から、
利益を生み出し、同時に知識と経験という
新しい資産も身に付けていきます。

今度はその利益、知識、経験を利用して、
新しく時間を生み出して、その時間を
新しい利益と知識と経験に繋げていく。

このサイクルが出来上がれば
まず成果が伸びていかないことはありません。」

私の元コンサル生のこれまでの歩みを元に、

「成果を伸ばし続けるために必要なサイクル」

についてまとめたのがこの文章です。

逆に言えば、私のように、大した資金もコネも
特殊な知識も経験もない人間は、
このサイクルを回し続けていく以外に、
ゼロからビジネスを始めて、
それを伸ばし続けていくことはできません。

要するに、「時間の余裕を生むこと」は
ビジネスを伸ばすために極めて重要だという
まとめてしまうと身も蓋もない話です。

時間に余裕が生まれなければ、
新しい価値を生むために必要な行動が取れません。

翻って、最初に出した「1,000円を10個」という例は、
完全にこの法則から外れる選択だということが
お分かりいただけると思います。

当然最初のうちは、どっちの選択をしても、
自分の持てる時間の多くを割かないと、
なかなか成果も出ないですし上達もしないでしょう。

ただ、目の前のビジネスのために、
すべての時間をずっと取られ続けると、
そこから先の発展はどうやっても不可能です。

「多売=上記のリスクを抱えること」
だとぜひ頭に叩き込んでほしいと思います。

もちろん多売でとりあえず突っ走って、
一定の利益を確保したらそこで方向転換して、
その利益を元に新しいことに手をつけていく
というようなことは難しいですが不可能ではないです。

また多売にも、売上が安定しやすい
というメリットはあります。

1ヶ月に10個で30万円の利益の場合は、
2個売れないだけでも利益が20%落ちますし、
実際にそれは起こり得ることです。

しかし1ヶ月に100個で30万円の利益の場合、
ある月にいきなり20個売れなくなるというのは
よほど大きなミスをしていない限り起こりにくいです。

ただ、そういう部分を考えても、
私は出来るだけ取引にかかる手間を下げて、
より効率よく販売していくほうが良い
と判断しているので、1件あたりの利益を高めるために
どうすべきかということをずっとお伝えしています。

「効率が良い」というのは、

「今の自分にかかる負担が少なくて楽になる」

という短期的なメリットだけではなくて、

「将来の自分のために絶対に必要なこと」

なんだという意識をもっと高めてもらえたら
私としてはメルマガを書いている甲斐がありますね。

ではではー。

P.S.

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「これから売れる人気商品」を調べる。(第431回)

※2015/7/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

先週1週間高熱で寝込んでいたせいで、
体力が戻りきらず歯痒い日々でございます。

ところで、その話を書いた前回のメルマガで、
もっと成果報告してくれてもいいんですよ!
とお伝えしたところ、元コンサル生から
ちょこちょこ報告をいただきました笑

そちらはそちらで、また折を見て
まとめて報告したいところなのですが、
特にまだパーソナルショッパーとして
活動して日が浅い方が懸念するのが、

「この好調はセールだからなのでは?」

というものです。

特に今のBUYMAはCM効果もあり、
一種のボーナスステージ状態なので、
この特別なセール期が過ぎたときに、
果たして同じように成果を出せるのか?
という不安が頭を過るのは
まあ分からないことではありません。

さて、そのように少し先のことを考えたとき、
パーソナルショッパーなら誰しも思うのが、

「これから売れる商品を先読みできたら」

ということではないでしょうか。

自分だけが先んじて人気商品を出品できれば、
競合が少ない分利幅も大きく確保できますし、
お客さんの購入意欲が落ち付くセール後を戦うために、
有力な戦術となり得そうな気がします。

また、単純に
これから何を出品すべきかというのが、
秋冬モノがまだ売れ始めていない現時点では
分かりづらいので、もし「先読み」ができれば
作業も進めやすくなるでしょう。

ということで今日は、これから売れる商品
について考えてみようという話です。

これから売れる商品にも、
大きく2パターンあって、

・まったくの新作

・各ブランド定番の人気商品及びその派生商品
(カラバリ、ちょっとしたデザイン違いなど)

まあ当たり前ですね。

このうち、前者の「これから売れる商品」
をあらかじめ見極めるのは基本的には不可能です。

これはいわゆる「目利き」と呼ばれる
ちょっとした特殊能力が必要な範疇の話で、
私のようなファッションやトレンドに疎い人間には
おおよそ持ち合わせていない類の能力です。

まったくの新作で売れる商品をいち早く見つけたければ、
BUYMAの最近売れたアイテムや出品数の多いショッパーさんの
出品商品の人気順位の変動などを、日々注意深く観察するのが
一番良い方法だと思います。

あるいは、先シーズンのMOSCHINOみたいに、
多くの雑誌やショップでのプロモーションに
ものすごく力を入れているのがありありと分かる場合は、
それも取っ掛かりにはなるかと思います。

それだけブランドが力を入れて宣伝しているわけですから、
よほどおかしな商品が出て来ない限りは、あるい程度は
売れる可能性が高いわけですね。

どちらかと言えば、後者のほうが、
「これから売れる商品」を把握しやすいと思います。

と言っても、定番商品というのは
だいたい毎シーズン同じものが出るので、
厳密に言うと「これから売れるものを見極めている」
というわけではないかとは思いますが。

こちらも基本的には、
各ブランドの最近売れたアイテムや
いろんなショッパーさんの販売履歴を
よくよく観察してデータを取っていくのが
結局は一番確実で早いです。

このとき重要なのが、
どのくらいの期間でどのくらいの数が売れるか
というのはもちろんそうなのですが、

・売れる価格の範囲はいくらなのか

ということです。

ある商品が、一定期間に何個売れたか
というのは、販売履歴を見れば誰でも分かります。

ただ、「売れたときの価格」というのは、
あとから販売履歴を確認しても確実には分かりません。

例えば、ある商品が1ヶ月に4個売れていて、
じゃあその商品の今の出品価格が15万円だとしても、
最後に売れたときに15万円だったという保証は
どこにもないわけです。

実際に安く買い付けられるショップの在庫がなくなって
再出品のときには値上げするというのはよくあることです。

この「売れる価格」の感覚は、
リアルタイムでBUYMAの中をどれだけ見ているか
ということで培われる能力なので、
ぜひ各ブランドの人気定番アイテムについては
今出品している人たちの価格を
よくよくチェックしてもらいたいところです。

こういうデータが積み重なっていくと、
シーズンが変わるたびに、出品できる

「売れる可能性が極めて高い人気定番アイテム」

の選択肢が増えてきて、どんどん
ライバルを出し抜いて出品できるようになってきます。

もちろん、経験豊かなショッパーは
同じようにシーズンが変わるたびに
定番人気商品を出品してきますが、
その数はさほど多くないことが多く、
必要以上の競争の中に巻き込まれることは
ほぼありません。

結局のところ、「その他大勢」に
先んじて人気商品を出品したければ
日頃からBUYMAの中をよく見ておきましょう
という割と身も蓋もない結論なのですが、
それをする人、できる人が多くないからこそ、
それを続けられる人はどんどん競争力が高まります。

ちょっと気の長い話に聞こえるかもしれませんが、
ぜひ意識してみてくださいね。

ではではー。

P.S.

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成果を伸ばすために意識すべきサイクルの話。(第429回)

※2015/7/11の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は大阪に向かう新幹線の中で、
このメルマガを書いています。

昨日福岡から帰ってきたので、
もういっそ福岡から大阪に行けばよかったのでは?
と、いまさらな悩みが首をもたげていますが、
考えても仕方ないので前向きに生きていきます。

一昨日は福岡でお一人とお会いしたあと、
佐賀に移動してもう一人の方とお会いしました。

いつもは長崎でお会いしているのですが、
最近佐賀に転勤になったので、
博多から一時間くらいの肥前山口
というところまで行ってきた次第です。

その方に、自分のことをぜひメルマガに書いて欲しい
と言われたので、ちょっと書いてみようと思います笑

このKさんが個別コンサルを申し込まれたのは、
昨年の、もう8月も終わろうとする頃でした。

8月の募集はとっくに締め切った後だったのですが、
ぜひと請われては特に断る理由もなく、
まずは3ヶ月ということでお受けしたのが始まりです。

Kさんはコンサル開始時点では完全な初心者で、
何も売ったことがないどころか、
本当に商品をひとつ出品しただけという状況で、
ブランドにもファッションにも
特に詳しいわけではありませんでした。

というわけで本当に0からスタートしたのですが、
まずは低価格のもので少し実績を積みました。

ただ、いかんせん仕事が忙しすぎて、
ほとんど作業をする時間がない状況で、
なかなか思うように成果が上がりません。

どうしたものかと思案する中で、
2ヶ月目が終わろうかというくらいの時期に、
やっぱり半年やりたいとの申し出が。

ということで、途中で半年コースに切り替えて、
翌年の2月末までのお付き合いに。

年末の繁忙期をなんとか乗り切りながら、
冬のセールのタイミングでは、
1件あたり数万円の利益という受注も
何度か生まれていました。

Kさんが特に人より一歩抜きん出ているのは
買い付け先を探す執念です。

ご自身でもしつこい性格だと仰るように、
買い付け先を探すことにとてもこだわっていて
私も見たことがない買い付け先を見つけてきては、
このショップ大丈夫ですかと何度も質問されたものです。

正直そこまで探さなくても…^^;
と思うことも何度もあったのですが、
結果的に今ではKさんの財産になっていますね。

ただ、そんなKさんですが、
やはり仕事が忙しすぎるのは変わらず、
むしろその激しさは時とともに増すばかりでした。

単純に就業時間が長いのはもちろん、
今年に入ってからすでに近距離で3回転勤していて、
もはや勤め先の会社が何を考えているか
まったく分からないレベルです。

そんな状況なので、売れる商品も分かっていて、
その買い付け先も分かっているにもかかわらず、
とにかく出品ができないという悩みは深まるばかり。

そうこうしているうちに半年の終わりが来たのですが、
「まだ独り立ちには不安がある」と、
なんと会社の繁忙期後の4月後半から、
さらに追加で3ヶ月申し込んでくださいました。

正直私自身は「もういいんじゃないか??」
と思ったのですが、熱意に負けてしまい
お受けした次第です^^;

ということで、
改めて出品作業の外注化を前提として、
Kさんの持っている知識と経験を
しっかり利益に変えていくという発想で、
ちょこちょこアドバイスしていきました。

先月ようやく出品を手伝ってくださる
良い方が見つかって、ご自身の知識と経験を
出品という形で表に出すことが
ちゃんとできるようになり、
今月すでに月利10万円を超えています。

もちろん、出品を外注したがゆえの悩みも
新しく出てきてはいますが、
残りの期間でそのあたりをフォローできれば
もっと効率よく大きな成果に繋げられると思います。

Kさんがまず良かった点は、
最初の頃の低価格商品の販売から
ちゃんと抜け出そうとしたことです。

というか、忙しすぎて、
抜け出さないと続けることが出来なかった
というのが正解かもしれません。

以前から何度かお伝えしているように、
低価格商品が売れ“続けて”しまうと、
その沼から抜け出すことがなかなかできなくなります。

もちろん理想的なのはそういうのも売りながら、
一方で高利益の商品も売っていくことです。

両方できるのが一番良いわけです。

しかし多くの方は、販売数が多いがゆえに、
取引終了までにさまざまなコストが掛かりやすい
低価格商品の取引に時間を大量に奪われてしまい、
高利益商品を探すのための時間などを、
ちゃんと確保することが出来ません。

出来たとしても、やはりすぐは成果が出ず、
結局売れやすい(けど手間の掛かる)低価格商品の販売に
ずっと居座り続けてしまうことになります。

繰り返しますが、
低価格商品の販売そのものが
悪いというわけではありません。

ただ、そこに自分のすべてを投入して、
そこから抜け出すための策を講じないのは
明るい未来には繋がらないということです。

まずは自分の時間という資産から、
利益を生み出し、同時に知識と経験という
新しい資産も身に付けていきます。

今度はその利益、知識、経験を利用して、
新しく時間を生み出して、その時間を
新しい利益と知識と経験に繋げていく。

このサイクルが出来上がれば
まず成果が伸びていかないことはありません。

同じところでグルグルしている
という感触がある方は、ぜひ
こういうサイクルを意識してみてください。

ではではー。

P.S.

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