高い利益を出せない、ちょっと意外な理由(第433回)

※2015/7/30の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のメルマガでは、

なぜ私が「効率よく」ということに
これほどまでにこだわっているのか

ということをお伝えしました。

それは、

「短期的に楽をするため」

ではなく、

「将来の自分のために絶対に必要だから」

ということでした。

今の目の前のビジネスのために、
持てる時間のすべてをずっと取られ続けると、
そこから先の発展は基本的には不可能です。

取り組み始めた当初は、
慣れないことばかりなので、
必要以上に時間がかかるのは当然です。

しかし、そもそものビジネススタイルが
「手間が掛かり過ぎる」ことを前提にしていたら、
いつまでたっても余裕は生まれず、
新しいことに取り組むのが難しいままです。

新しいことができないということは、
ずっとその場に留まり続けるということで、
それは環境の変化、つまり、BUYMAや
ライバルの変化に対応できない
ということに繋がります。

BUYMAがある日突然なくなるなんていう
非現実的な想定はする必要はないですが、

たとえば自分の主力ブランド、商品に、
ある日突然強力なライバルが参入してきたり、

あるいはそのブランドが日本進出に力を入れて、
国内との差額が取りにくくなったり、
そのくらいのことは十分起こりえます。

もし、諸々の作業に追われすぎて、
そういう変化に気付く余裕がなければ、
何が起きているのか分からないまま、
どんどんジリ貧になってしまうわけです。

そういう潜在的なリスクを考えると、
出来るだけ効率よく活動することは、
想像以上に重要だとお分かりいただけると思います。

まあ、「将来の自分のために絶対に必要だから」
とは書きましたが、結局は、頑張って余裕を生んで、
その生まれた余裕で新しいことを頑張って…
というサイクルを繰り返すことで、「もう少し先の未来」で
楽をすることが目的なんですけどね。

逆に言えば、そういうサイクルを作れないと、
ずっと毎日忙しいままで、ブラック企業に
勤めているのと体感的にはそんなに変わらない
ような感じすらしてしまうということです。

さて、そういった背景があって、
効率よく利益を出す、つまり、

「取引数を少なくして、利益単価を上げる」

という方針にこだわっているわけですが、
これはさすがに一朝一夕で上手くいくほど
簡単なことではありません。

利益1,000円の商品を100個売るよりも、
利益1万円の商品を10個売るほうが、
明らかに手間も時間もかからないわけですが、
1つあたりの「売れやすさ」という点においては、
後者のほうが難易度が高いのは言うまでもありません。

ただ、この「絶対的な金額」だけが
効率よく利益を出すスタイルの難しさの原因かというと、
私はそれだけではないと考えています。

これまで多くの方を見てきた中で、

1.「買い付けの力」が不足していること

2.高い利益を取れる商品をそもそも出品していないこと

大きく考えればこの2つが、
利益単価を上げられない主な理由だと
判断するに至っています。

まず1の「買い付けの力」については
これまで繰り返しその重要性をお伝えしてきました。

結局どんな人気商品も、
そもそも買い付けができなければ、
何も意味がありません。

それも、BUYMAという場所で戦う以上
他のライバルより出来るだけ安く買えるかが重要です。

そういう視点から考えて。

・出来るだけ多くの買い付け先に辿り着けること

・出来るだけ安く買い付けできること

この2つが「買い付けの力」を支える
ということをお伝えしてきたわけです。

実際、昨日のメルマガで書いた、
10万円の商品で3万円の利益を得たコンサル生Eさんは、
買い付け予定のショップで完売していたところから、
他の買い付け先を探し出すことで、
このような成果を生むことが出来ました。

また、最近の流行りのひとつに、
ショップから「VIP割引を引き出す」
という手法があります。

これは要するに、特定のショップで
たくさん買い付けすることによって、
そのショップの「お得意様=VIP客」となって、
セール時期以外でも10~20%OFFの割引を
常に受けられるような状態ということです。

いろんなショップに辿り着くことができ、
さらにこの「VIP割引」をいくつかのショップで
獲得することが出来れば、BUYMAの中では、
かなり「買い付けの力」がある、
競争力の高いショッパーだと言えるでしょう。

で、これが今までの話です。

正直なところ、これまでは究極的には
ここを強化していけば基本的には問題なく
誰もが利益単価を上げられると思っていました。

いや、今でもそう思ってはいますし、
それは間違ってはいないのですが、
実際に活動しているショッパーの現実を見ると、
少し新しい切り口を加えて考えないといけない
というのが最近私が思っていることです。

それが、2番目に挙げた、

「2.高い利益を取れる商品をそもそも出品していないこと」

です。

結局のところ、何を出品するかというので
売れる商品は決まってきます。

当たり前ですが、これは真理です。

もちろんお客さんから、
出品していない商品を探して欲しい
と言われることもありますが、
それはかなり稀な現象です。

基本的には自分が出品している商品が、
自分の売上と利益を作ってくれます。

それを考えたときに、
そもそも高い利益を生み出してくれそうな商品を
出品すらしていないという方はかなり多いわけです。

それには、様々な理由がありますが、
特に多いのが、出品しようとしたことはあるものの、
ライバルに勝てる買い付け先が見つからなかったり、
あるいは、自分にはそんなブランド売れっこない
と最初から思い込んでいたり、ということです。

いずれにしても、戦う前から戦意喪失して、
土俵にすら上がっていないというパターンです。

この問題を解消するには、

・出品する段階で「勝てる可能性がありそう」と思える状況を作る

・その上で実際に成果を出して、成功体験を積んでいく

この2つしかありません。

要するに、土俵の相手を見て、
「なんか勝てそうだな」と思えること、
そしてその上で、少しずつでも
実際に勝ち星を重ねていくことが大事だということです。

これを繰り返していくことによって、
高利益を生む可能性の高い、
ハイブランドや高額商品を出品することが
“普通”になっていきます。

その上でさらに「買い付けの力」を付けていくことで、
どんどん効率よく成果が出せるようになっていくわけです。

さて、最後にじゃあどうすればいいのか?
という具体的な話です。

基本的にはいつもの通り、
「地道に頑張っていきましょう」
ということです。

これだけ多くの商品、ショッパーがいますから、
必ず“穴”がある出品商品というのは存在します。

買い付け先の画像をそのまま使っていたり、
商品コメントに買い付け先の商品名を
そのまま使っていたりして、本来なら
見つけにくいはずの買い付け先が、
すぐに見つけられるということがあります。

そういう「ほころび」から、そのショッパーの
他の商品の買い付け先も明らかにすることができたり、
あるいは同じブランドを扱う別のショッパーの
買い付け先が分かったりします。

ただ、このような綻びはわずかで、
地道に探していくのはけっこう大変です。

大変だから、多くの人が、
ハイブランドや高額商品をちょっとリサーチして
「自分には太刀打ち出来ない…」と思って、
早々に退散してしまうわけです。

じゃあ、もし初めから、ハイブランドや高額商品を、
通常価格よりも大幅に安く出せるならどうでしょう?

たとえば、先ほど書いた「VIP割引」を持っていれば、
基本的にはどんなハイブランドも高額商品も
少なくとも出品するところまではできるでしょう。

ということで、いきなりですが、明後日8月1日から、
主にヨーロッパの約20件のセレクトショップより、
いきなりVIP割引が受けられるようになる
最強の買い付けサービスをご紹介します。

具体的に言えば、セリーヌ、サンローラン、バレンシアガ、
バレンチノ、ジバンシー、ステラマッカートニー、フェンディ、
ルブタン、ジミーチュウ、プラダ、ミュウミュウ、モンクレールなど、
紛れもない超人気ブランドを扱っている高級セレクトショップが
このサービスの提携先です。

こういうサービスでよくあるのが、

・確かにハイブランドだけど商品自体は売れ残るような微妙なもの

・確かにハイブランドは売ってるけどそれはごく一部だけ

というような「そりゃないでしょ…」というものですが、
もちろんそんなものは紹介しません。

こういった人気ブランドの定番の人気商品でも、
潤沢に買い付けが可能というあり得ないサービスです。

それらは新作であっても、
10~20%OFFで買い付けできますから、
はっきり言って「買い付けの力」に関しては、
一気にBUYMAでトップクラスの仲間入りが可能です。

そして、それらを異常なほど安く買い付けできるので、
出品するときライバルに勝てる気がせず臆してしまう
ということも激減し、取扱商品の幅も圧倒的に広がります。

つまり、今日お伝えした、

1.「買い付けの力」が不足していること

2.高い利益を取れる商品をそもそも出品していないこと

この2つが同時に解消できるというわけです。

ただし、このサービスには他にも参加者がいるため、
「本当にただこのサービスに入っただけ」では、
そのポテンシャルを最大に引き出せない可能性があります。

そこで、BUYMAで効率よく高い利益を出していくために
これから何をしていけばいいかということをお伝えする
企画の募集も同時に行います。

形式はメールでの通信講座ですが、
これまで私がお届けしてきた企画の中では、
おそらく一番評判の良いものです。

この企画で学んでもらったことを、
明後日紹介するサービスで活かしてもらうのが、
効率よく成果を出せるショッパーになるための
最短の道だと自負しています。

このサービスをご存じの方もそうでない方も、
ぜひ明後日を楽しみにしていてくださいね。

ではではー。

P.S.

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成果を伸ばすために意識すべきサイクルの話。(第429回)

※2015/7/11の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は大阪に向かう新幹線の中で、
このメルマガを書いています。

昨日福岡から帰ってきたので、
もういっそ福岡から大阪に行けばよかったのでは?
と、いまさらな悩みが首をもたげていますが、
考えても仕方ないので前向きに生きていきます。

一昨日は福岡でお一人とお会いしたあと、
佐賀に移動してもう一人の方とお会いしました。

いつもは長崎でお会いしているのですが、
最近佐賀に転勤になったので、
博多から一時間くらいの肥前山口
というところまで行ってきた次第です。

その方に、自分のことをぜひメルマガに書いて欲しい
と言われたので、ちょっと書いてみようと思います笑

このKさんが個別コンサルを申し込まれたのは、
昨年の、もう8月も終わろうとする頃でした。

8月の募集はとっくに締め切った後だったのですが、
ぜひと請われては特に断る理由もなく、
まずは3ヶ月ということでお受けしたのが始まりです。

Kさんはコンサル開始時点では完全な初心者で、
何も売ったことがないどころか、
本当に商品をひとつ出品しただけという状況で、
ブランドにもファッションにも
特に詳しいわけではありませんでした。

というわけで本当に0からスタートしたのですが、
まずは低価格のもので少し実績を積みました。

ただ、いかんせん仕事が忙しすぎて、
ほとんど作業をする時間がない状況で、
なかなか思うように成果が上がりません。

どうしたものかと思案する中で、
2ヶ月目が終わろうかというくらいの時期に、
やっぱり半年やりたいとの申し出が。

ということで、途中で半年コースに切り替えて、
翌年の2月末までのお付き合いに。

年末の繁忙期をなんとか乗り切りながら、
冬のセールのタイミングでは、
1件あたり数万円の利益という受注も
何度か生まれていました。

Kさんが特に人より一歩抜きん出ているのは
買い付け先を探す執念です。

ご自身でもしつこい性格だと仰るように、
買い付け先を探すことにとてもこだわっていて
私も見たことがない買い付け先を見つけてきては、
このショップ大丈夫ですかと何度も質問されたものです。

正直そこまで探さなくても…^^;
と思うことも何度もあったのですが、
結果的に今ではKさんの財産になっていますね。

ただ、そんなKさんですが、
やはり仕事が忙しすぎるのは変わらず、
むしろその激しさは時とともに増すばかりでした。

単純に就業時間が長いのはもちろん、
今年に入ってからすでに近距離で3回転勤していて、
もはや勤め先の会社が何を考えているか
まったく分からないレベルです。

そんな状況なので、売れる商品も分かっていて、
その買い付け先も分かっているにもかかわらず、
とにかく出品ができないという悩みは深まるばかり。

そうこうしているうちに半年の終わりが来たのですが、
「まだ独り立ちには不安がある」と、
なんと会社の繁忙期後の4月後半から、
さらに追加で3ヶ月申し込んでくださいました。

正直私自身は「もういいんじゃないか??」
と思ったのですが、熱意に負けてしまい
お受けした次第です^^;

ということで、
改めて出品作業の外注化を前提として、
Kさんの持っている知識と経験を
しっかり利益に変えていくという発想で、
ちょこちょこアドバイスしていきました。

先月ようやく出品を手伝ってくださる
良い方が見つかって、ご自身の知識と経験を
出品という形で表に出すことが
ちゃんとできるようになり、
今月すでに月利10万円を超えています。

もちろん、出品を外注したがゆえの悩みも
新しく出てきてはいますが、
残りの期間でそのあたりをフォローできれば
もっと効率よく大きな成果に繋げられると思います。

Kさんがまず良かった点は、
最初の頃の低価格商品の販売から
ちゃんと抜け出そうとしたことです。

というか、忙しすぎて、
抜け出さないと続けることが出来なかった
というのが正解かもしれません。

以前から何度かお伝えしているように、
低価格商品が売れ“続けて”しまうと、
その沼から抜け出すことがなかなかできなくなります。

もちろん理想的なのはそういうのも売りながら、
一方で高利益の商品も売っていくことです。

両方できるのが一番良いわけです。

しかし多くの方は、販売数が多いがゆえに、
取引終了までにさまざまなコストが掛かりやすい
低価格商品の取引に時間を大量に奪われてしまい、
高利益商品を探すのための時間などを、
ちゃんと確保することが出来ません。

出来たとしても、やはりすぐは成果が出ず、
結局売れやすい(けど手間の掛かる)低価格商品の販売に
ずっと居座り続けてしまうことになります。

繰り返しますが、
低価格商品の販売そのものが
悪いというわけではありません。

ただ、そこに自分のすべてを投入して、
そこから抜け出すための策を講じないのは
明るい未来には繋がらないということです。

まずは自分の時間という資産から、
利益を生み出し、同時に知識と経験という
新しい資産も身に付けていきます。

今度はその利益、知識、経験を利用して、
新しく時間を生み出して、その時間を
新しい利益と知識と経験に繋げていく。

このサイクルが出来上がれば
まず成果が伸びていかないことはありません。

同じところでグルグルしている
という感触がある方は、ぜひ
こういうサイクルを意識してみてください。

ではではー。

P.S.

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「販売計画」でライバルと差別化するという発想(第428回)

※2015/7/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はコンサルで福岡に来ております。

台風が近づいているというので
ちょっと警戒していたんですが、
私の想定をあざ笑うかのような好天で、
つまりはとても暑いです。

最近関東はずっと雨で涼しいので、
夏ってこんな感じだよなあと、
よく分からない感傷に浸っています。

さて一昨日行ったコンサル中に、
こんな質問をいただきました。

「日本在住で、自分と同じような
 買い付けをしているショッパーが、
 評価や配送期間なども同程度だった場合に、
 どこで差をつけることが出来るのか」

これは確かに悩ましい問題の一つですね。

要するに、farfetchのような
割とよく知られた買い付け先から、
同じ商品を自分と同じくらいの
評価のショッパーが出品していた場合に、
どうやって差別化して自分から買ってもらうのか
という話です。

もちろん、在庫を持てば、
自分しか売ることができなくなって、
差別化どころか独占状態ですから、
もはや競合を気にすることはありません。

ただ、何でもかんでも
在庫を持つわけにもいかないので、
基本的には無在庫でというのが前提の話です。

まずは、即座に差別化出来る項目として

・価格

・商品画像

・商品タイトル、コメント

このあたりが挙げられます。

価格に関しては、
買い付け先が同じであれば、
単に下げるだけだと相手も下げてきて、
結局ジリ貧になってしまいがちですから、
あまり有意義な差別化ポイントとは言えません。

商品画像については、
お客さんの目を引くように
1枚目の画像を工夫することが
できることはあるでしょう。

モデルさんの画像を
商品と並べてみたりしている画像は、
よく見かけますよね。

商品タイトル、コメントについては、
2つの視点から考える必要があります。

1つは、BUYMA内での検索に
引っ掛かるようなキーワードが
ちゃんと盛り込まれているかどうか。

その商品の特徴を表すキーワード、
例えば、モデル名、カラー名、素材名
などなどがちゃんと盛り込まれていないと
お客さんが検索するときの絞り込み条件次第で
まったく見てもらえなかったりします。

これはキーワード以外にも、
タグの設定などでも気をつけるべきことですね。

2つめは、純粋に商品コメントの
質が高いかどうか。

お客さんが興味を持ってくれる内容か、
あるいは、このショッパーさんは
このブランド、商品に詳しそうだな
という内容かどうかということです。

これまで何度かお伝えしているように、
私は基本的にはここはあまり重視していません。

なぜなら、この部分は掛ける労力に対して
得られるリターンがそれほど大きくないと
と考えているからです。

ただし、それ以外の条件がほぼ同じ場合には、
「差別化ポイント」のひとつにはなり得ます。

ここまでつらつらと書いてきましたが、
結論としては、似通った環境、実績のショッパーとは、
特に買い付け先が同じ商品の場合は、基本的には
そんなに差別化出来ないということが
お分かりいただけたかと思います。

まあ、当然と言えば当然の話です。

ただ、もうちょっと突っ込んだ発想をすると
似ている環境、実績のショッパーに対しても
差別化して販売することができ、同じ商品を
販売することによる利益を最大化することが
出来る場合があります。

それは、

「少し先を見据えた販売計画を立てること」

によって可能です。

ある程度条件が揃った場合にはなりますが、
「計画」を立てることで、同じ商品から得られる利益を
もっと増やすことが可能になります。

例えば、ここ2ヶ月で3個売れている、
買い付け価格65,000円の商品があるとしましょう。

この商品を扱っていて、
販売履歴もある最安値のライバルは、
8万円で出品しているとします。

もちろん、このライバルは、
自分と同じショップから買い付けているであろう、
自分と環境も実績も同じくらいの出品者
だと考えてください。

在庫を持っても売れそうだけど、
販売実績から考えるとそこまで強気にはなれない
微妙な人気具合です。

しかも、このショップに
同じ商品の在庫がまだ5個あるとしたら、
買い占めて独占状態にするには、
約40万円の在庫を持つ必要があり、
そこまで思い切れる感じではないわけです。

せめて画像やコメントで
差をつけられないかとチェックするものの、
そういう部分では差別化出来なさそう。

こうなったときに、
「販売計画」で差をつけるわけです。

具体的にどういうことかというと、
まず出品価格を7万円以下に設定します。

(話を分かりやすくするために、
 BUYMAの手数料は省いて考えます。)

最安値が今まで8万円だったのに、
いきなり7万円のが出てきたら
かなりインパクトがあります。

よほどマイナーなブランドでない限りは
お客さんの目に留まり、アクセス数は
それなりに増えるはずです。

これで、まず1つ、2つ売ってしまう。

そうすれば、このブランド、カテゴリが
よほど人気の場所でない限り、人気順で
かなり上位になっているはずですから、
どんどんアクセスは集まりやすくなります。

また買い付け先の在庫も残り少なくなって、
在庫を買い占めやすくなります。

さらに、ライバルもそこまで値下げされると
馬鹿らしくなって付き合わなくなることも多いです。

(これはそうなったらラッキーというくらいの要素ですが。)

そういう状況になったら、
残りの在庫を買い占めておいて、
価格は値上げをすればいいわけです。

こうやって、売れやすく、また
買い占めやすい状況を“自分で生み出す”という
販売計画を出品する時点で立ててから参入します。

ライバルが8万円だから、自分は8万円を
ちょっと切るくらいで出品しておいて、
まあ在庫がまだ5個あるからいつか売れたらいいなあ
とやっているうちに在庫もなくなってしまい
1円も利益が出ないよりは、こちらのほうが
圧倒的にトータルの利益は大きくなる可能性が高いです。

今回のケースで言えば、
最初の1,2個の利益が数千円でも、
出品後に何もしないで待ち続けるよりは、
そのあとに1万円以上の利益が取れやすくなる
ということです。

もちろん、毎回
こんなにうまく行くわけではありません。

ただ、自分にとっての望ましい状況を
自分の手で作り上げるために出来ることがあるなら
それは常にやり尽くしておくべきだと思います。

また、ライバルや買い付け先の状況は
商品ごとに多かれ少なかれ異なっていて、
まったく同じということは基本的ありません。

ときには、自分の想定とは、
悪い意味で違う方向にいってしまう
ということもあるでしょう。

ただ逆に言えば、その都度

「どんな計画を立てるか」

という部分で差をつけることが出来る
ということでもあります。

出品時点の状況、条件だけで
ライバルとの差別化を図るのではなく、
少し先を見越した作戦をもってして、
差をつけていくという発想を
ぜひ持っていただければと思います。

ではではー。

P.S.

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