ライバルにアクセス数が遠く及ばない理由。(第242回)

※2014/7/31の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は、今年初めて
ビアガーデンなるものに行って来ました。

今年初めてというか、
実は生まれて初めてなのですが。

そして、なんとなくビアを頼まなかったので、
ただデパートの屋上で集団でBBQやっただけ
みたいな感じでした笑

今日は風がかなり強くて、
肉を焼くコンロの火が燃え上がり、
ちょっとしたキャンプファイヤー気分も味わえました。

はい、これは完全な余談です。

キャンプファイヤーって言いたかっただけです。

さて、先日読者さんから、

すでに人気のある商品を出品しているが、
アクセス数やほしいもの登録数が、
参考にしたライバルに遠く及ばず、
その原因がよく分からない…

という質問をいただきました。

具体的にライバルの商品と、
その方が出品した商品を教えていただき、
状況をくわしく確認してみました。

そうすると、ざっくりですが、
ライバルはアクセス数が1000以上、
ほしいもの登録数が100以上という状況に対し、
この方は、アクセス数が約50、
ほしいもの登録数が約10という感じ。

ちなみに、価格はライバルに勝っているし、
それ以外にも、配送期間や、バイヤーの評価も
そこまで劣っている状況ではありません。

これだけ考えると、
ライバルとの違いはなさそうなのに、
実際にはアクセスなどに差が付いていて
なんとも不思議な感じです。

ただ冷静に考えると、ライバルが

「いつから出品しているのか」

というのは正確には分かりません。

※編注:この記事を書いた直後に、
出品日を確認する方法を思いつきました笑

詳しくは以下をご覧ください。

http://steermylife.com/891.html

この質問者は出品して1,2週間ですが、
このライバルがいつ出したかを正確に知る方法は
現時点のBUYMAにはないのです。

(以前もどこかで書きましたが、
なぜかガラケー版のBUYMAでは確認可能です。

ただ、いちいちそれをチェックするのはかなり手間なので、
現実的にはあまり有効ではないです。)

しかしひとつだけ、
「いつから出品しているのか」を
簡単に推測出来る可能性のある機能があります。

それは「お問い合わせ」です。

実際に「お問い合わせ」を確認してみると、
このアイテムは、去年の夏から問い合わせがあり、
要するに、すでに1年以上、
出品され続けている商品だと分かりました。

これはアクセス数やほしいもの登録数に
大きな違いが出来て当然です。

むしろ「割合」に注目すると、
アクセス数に対するほしいもの登録数の割合は、

ライバル=10%
質問者=20%

となっていて、質問者のほうがライバルよりも
より「欲しい」と思ってもらえています。

これは価格や配送期間などに配慮して出品した効果が
良い方向に出ている可能性が考えられるでしょう。

もちろん、アクセスの総数が違いすぎるので、
単純で割合で比較するのも微妙なのですが、
少なくとも出品の仕方が的外れではないということは
このことから言っていいと思います。

ライバルの強さの正体が分からないと、
「自分は正しく戦えているのだろうか?」
と、つい訝しんでしまいますが、
こういうことを確認していけば、
自分の歩みの確からしさを少しは実感できるはずです。

ちなみに、この話は次回に続きます。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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個別コンサルの具体的な事例(第235回)

※2014/7/15の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日行った個別コンサルが、
いろいろ示唆に富む内容になったので
このメルマガでも共有しようと思います。

あるブランドの人気商品Aの買い付け先を見つけるも、
計算してみると1,000円ちょっとの利益しかない。

ライバルであるパーソナルショッパー(PS)を観察すると、
出品数約700件、販売件数も約2500件以上あるので、コンサル生は、
先日のメルマガで出ていた「薄利多売型」のPSではないかと推測。

しかし、月間の販売件数は3、40件程度で、
2007年から活動し続けているPSにしては、
1件あたり数千円程度では割に合わない。

そのライバルの発送までの平均日数が
「2日」という短さから、在庫販売、もしくは
店舗に直接買い付けに行くスタイルの可能性大。

ライバルが出品している、
その人気商品Aと同じブランドの
他のアイテムをチェック。

出品数700件に対して、
そのブランドのアイテムは出品数8件、
またすべてではないが、一部に
「手元に在庫あり」のタグが付いていた

先ほどの、在庫販売、もしくは
店舗に直接買い付けに行くPSの可能性が高いので、
この商品については諦めるか、もしくは同じように
現地店舗に在庫と値段の確認をしてみて、
いけそうなら購入代行を検討するという結論

コンサル生は、では、このPSの他のアイテムも、
同じように買い付けているはずなので、
あまり真似はできないのではという仮説を立てる

今度は出品している他のブランドの中から
出品数の多いブランドの人気アイテムをチェック

選んだ商品Bの買い付け先を、
出品画像からgoogle画像検索で探すも、
画像が使われていたショップは、
すでに完売している上に価格が高すぎる。

shopstyleで商品Bの他の買い付け先を探すも、
このライバルに勝てるショップは見つからず

商品ページのや他のショップから拾ってきた、
その商品のキーワードを元にgoogleで検索をして、
画像一覧で検索結果を表示

shopstyleでは出てこなかったショップが見つかり、
価格は問題なし、そのショップの安全面もクリア。
ライバルの商品ページの在庫ありのサイズからも
おそらくそこから買い付けている可能性が高い。

少なくともこのアイテムに関しては
参考にすることが可能なので、
このPSのすべてが参考にしにくいという結論は尚早。

結局このライバルは、在庫販売、
店舗での買い付け、そしてオンライン買い付けを
ブランドやアイテムごとに使い分けていそう。

そのため、最初に探した人気商品Aも
もしかしたらどこかのオンラインショップにあるかも。
(「手元に在庫あり」のタグは付いていなかった。)

ざーっと流れで書きましたが、
いろいろ重要な事が詰め込まれていますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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ライバルの活動スタイルをじっくり観察。(第232回)

※2014/7/10の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日スカイプでコンサルしていて、
「ライバルに価格で勝てない」
という問題が発生しました。

状況をもう少し詳しく説明すると、

・アメリカブランドのバッグ

・価格は25,000円ちょっと

・同じ商品がセールになっている買い付け先を、
google画像検索で発見することができた。

・しかし、ライバルがそこから出品しているなら、
利益が1,000~1,500円出るか出ないかくらい。

というような感じでした。

要するに、価格で勝てなくはないが、
超薄利になってしまうというケースです。

こういう状況に遭遇したとき、
可能性としては2つありえます。

1.他のもっと安い買い付け先がある
(もしくは、買い付け価格の計算を間違えている)

2.ライバルはその超薄利で販売している

ライバルより安い価格で出そうとすると
超薄利になってしまうというとき、
その多くは前者の可能性が高いです。

価格で優位に立てないのは、そのライバルが
特殊な買い付けルートを持っているわけではなく、
ただ単に他のショップを探し切れていなかったり、
あるいは買い付け価格の計算を間違えているだけだったり
ということが往々にしてあります。

しかし中には、後者のように、
超薄利で販売するというスタイルで
活動し続けているバイヤーもいます。

それをどうやって確認すればいいかというと、

・バイヤーとしての経験値が浅い

・販売件数がすごく多い

このいずれかに該当している場合は、
薄利で出品している可能性が高いわけです。

前者は、実績稼ぎ、もしくは
パーソナルショッパー(PS)としての力不足のため、
とにかく価格を下げているということです。

こういうPSは、取引件数が少なかったり、
あるいは、販売履歴を確認すると、
月に数件しか売れていないというような特徴があります。

後者のケースは、
要するに薄利多売のスタイルで
トータルで利益が出ているのでOKというPSです。

今回の事例で見つけたPSはまさにこれで、
7月9日時点で、7月の販売履歴が74件ありました。

単純計算で考えると、
7月は31日ありますから、

74件÷9日×31日=約255件

となることが分かります。

月末の受注増加分を考慮すると、
もうちょっと多くなっても不思議ではありません。

1件あたりの利益を約2,000円として、
少なく見て月に約250件販売しているとしても、
その1ヶ月あたりの利益は50万円くらいになります。

250件捌くのは確かに大変ですが、
これだけ利益が出るのであれば、
十分可能性のあるやり方といえるでしょう。

またそういうスタイルではないかという視点で、
実際に出品商品やプロフィールを確認すると、
とにかく梱包などに手間ヒマを掛けていない
ということも分かってきました。

ライバルがこういうPSだった場合、
もはや価格で闘いを挑むのは得策ではありません。

・価格以外の優位に立てるポイントを考えてそこで勝負

・その商品のことは(とりあえず)諦める

いずれかの選択をして、
どんどん他の商品をリサーチすべきです。

価格以外の勝負ポイントは、
配送期間などが一般的には考えられます。

今回のライバルの場合は、
梱包がかなり簡素なものだと分かったので、
自分の商品コメントで「丁寧な梱包」を
アピールするというのもひとつの手でした。

もちろん、このような状況になった場合、
すぐに諦めてしまうのも重要な戦術です。

ただ、その商品が
とても人気のある商品だった場合、
ライバルが今の価格で販売できなくなったら、
こちらにも参入できる可能性が出てきます。

そのため、
この商品のことは頭の片隅に入れておいて、
また少し時間をおいてから再び検討するのも
もちろんやって見る価値のあることです。

ちょっと長くなりましたが、

「ライバルがどういうスタイルで活動しているか」

ということが推測できると、
自分がどう動くべきかという方向が見えるので、
気になるPSのことは、じっくり観察してみてください。

なお、逆に観察した結果、
薄利型のPSでない可能性が高い場合は、

1.他のもっと安い買い付け先がある
(もしくは、買い付け価格の計算を間違えている)

という可能性も高いということですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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