同じ情報を受け取ってなぜBUYMAの成果に差が生まれるのか(第557回)

※2017/2/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

気付けば2月ももう終わりですね…。

よく2月と8月は売上が落ちる
なんて言われますが、自分の経験上、
あるいはBUYMAの中を見ていると、
完全に何の根拠もないことが分かります。

それは、全員が増収増益!という
わけじゃなくて、売上が増える人もいれば、
そうじゃない人もいるという、いつもの月と
特に変わりがないということです。

そんなわけで、今月イマイチ
満足いく成果が出せていないという方は、
もっと何かできたことはなかったかな
という視点で振り返ってみてくださいね。

(これも2月に限らず
やらないといけないことですが…)

私自身は、今月はちょっと
メルマガをサボりすぎたので、
来月は頑張ります。(3件目です…)

というか今日から頑張ります…。

さて、ちょっと前に青木さんと話していて、

「なぜ自分(青木さん)は
これだけの成果を出せたのか」

という話題になりました。

何度も書いていますが、青木さんは
2015年12月に副業で月利100万円を超え、
そのタイミングで会社を辞めて東京に引っ越し、
2016年は平均月利131万円、最高では、
月利288万円という、なかなか際立った
実績を叩き出しています。

しかも、作業はほぼ青木さん一人でこなし、
1日にかかる作業時間は数時間程度という状況でです。

そのカギを握る要素はいくつかあって、
「利益単価の高い商売をしていること」や
「ほぼ在庫販売しかしていないこと」などが
挙げられます。

作業を外注せず自分だけでやるなら、
とにかく作業のボリュームを徹底的に
減らすことが第一です。

そのため、高利益の商品を販売することで、
取引数を減らし、また在庫販売をすることで、
お客さんへの連絡の数も減らしているわけです。

私の経験上、無在庫で販売して、
未完了の取引が受注リストに20件も溜まると、
正直どのお客さんにどんな連絡をしないと
いけないのかという確認をするだけでも
もうてんてこ舞いで、かなりの無駄な
作業時間が生まれてしまいます。

さらに精神的な消耗度も大きくて、
その結果、売上に繋がるリサーチや
出品作業にまでエネルギーがかけられ
なかったりします。

青木さんは、そういった作業を
徹底的に圧縮する体制を作ることで、
売上に繋がる部分に注力することを
徹底してやってきました。

売上に直接繋がる部分というのは、
具体的には、他のショッパーがあまり
知らない買い付け先を開拓することだったり、
ライバルを研究して、人よりも早く
在庫を買い占めることだったりです。

ただ、その上で。

実は、今挙げた内容は、

「青木さんがなぜこれだけ成果を出せるか?」

という問いの本当の意味での解答には
なっていないのです。

というのも、青木さん自身も
個別コンサルを行っているのですが、
コンサル生に青木さん自身の
知識と経験を伝えても、なかなか
青木さんと同じようには成果が出ないわけです。

これは別に青木さんのコンサルがどうこう
という話ではなくて、私の場合でも同じです。

コンサルでお伝えしている内容は、
青木さんとそれ以外の方とでは
ほぼ違いがありません。

もちろん、コンサル開始と同時に
BUYMAを始めた方と、すでに
ある程度実績を出している方とでは、
具体的に伝える内容は異なります。

初心者にはBUYMAの仕組みや、
買い付け先の探し方など、
基本的な内容を伝えるところから
始まるのに対し、経験者には、
そのへんはすっ飛ばして、
より具体的な話から入っていきます。

ですが、伝えている内容の
本質はほぼ変わりません。

というか、本当に純粋な本質の話をすれば、
このメルマガで話している内容とも変わりません。

それなのに、人それぞれ、
明確に実績に差が出てくる。

まあBUYMAに限らず、日常生活でも
様々な場面でこういうことってありますね。

同じように取り組んでいるはずなのに、
成果に明らかな差が出てしまう。

分かりやすいのは勉強でしょう。

同じ教室で同じ先生の授業を受けても、
どうしたってテストで同じ点数にはなりません。

これはBUYMAでも同様で、
同じ情報に触れているはずなのに、
成果には差が付いてしまいます。

この正体は何なのか。

私は、青木さんが人より抜きん出た
成果を出せた理由を分析して、大きく
3つの要素があるのではと考えています。

1.BUYMAにのみ使える知識、経験

2.BUYMAとは関係ない汎用的な能力

3.タイミング

この3つがバチン!とハマると、
人より大きな成果が出せるわけです。

たとえば、出来る限り手間を少なく
大きな利益を上げようとすると、
高利益の商品を1つだけではなく、
何個も売る必要があります。

それは、売れる可能性の高い
人気の商品を知るのも然ることながら、

・その商品が、いくらで、どのくらいの期間で売れるのか

・その商品のライバルはどんなショッパーなのか

・仮に在庫を持つとしたら、どんなリスクがあり、
それに対してどんな対策が考えられるのか

というような情報を収集した上で、
上記の状況に適う買い付け先も
探し出せないといけません。

これにはBUYMAだけの知識ではなく、

「ライバル(競合)の状況を確認する」
みたいな、一般的なビジネススキルとか

(実際のところ、「ビジネススキル」
というほど大した話ではないですが、
これをやっていない人は本当に多いです…)

「メリット・デメリットを常に考慮する習慣」
みたいな、ビジネスとは関係なく、
要領よく成果を出すための考え方とか

「Google検索の上手さ」みたいな、
純粋なパソコンスキルとか、

他にも色々ありますが、要するに、
「BUYMAとは関係ない汎用的な能力」が必要です。

そして、そもそもそういう風に、
高利益で何個も売れてくれる商品に
巡り会うには「タイミング」が必要です。

たとえば、売れている商品自体は、
BUYMAを見ればいつでも分かりますが、
買い付け先を探したそのタイミングで
確実に見つけられるかというと、
そんなことはないわけです。

人気商品なら、他のショッパーも
常に買い付け先がないか目を光らせていて、
入荷した瞬間に買われてしまうこともよくあります。

BUYMAのショッパーだけではなく、
世界中の一般のお客さんだって、
人気商品ならすぐに買ってしまいます。

自分のコントロールできない要素が
バッチリハマるというのは、要するに
たまたまの「ラッキー」です。

これは結局「1と2を踏まえながら」
「継続すること」で出会えるものです。

(経験を積んでいくと、ラッキーに
巡り会いやすい方法が身に付いたり、
最初はラッキーでしかなかったものを、
自分でコントロールできるように
なったりはしますが。)

話を戻すと、青木さんは、
私のコンサルを受け始めて数ヶ月以内に、
いい商品に巡り会えて、この1,2,3を
バチンと満たしました。

そして、その経験が「生きた知恵」となって、
その後の躍進につながっていきます。

青木さんだけではなく、
他のコンサル生を見ても、
大きな利益を出し続けている方は、
同じように、BUYMAの特徴をよく把握し、
BUYMA以外の面で人より優れた何かを持ち、
そして、「ハマる商品」に出会うまで、
根気よく丁寧に継続している方です。

ちなみに、多くの方は、この3つのうち
主に1にフォーカスしがちです。

「BUYMAだから、BUYMAでこその
何か必殺技みたいなのがある」
みたいな思い込みをしがちなわけですね。

しかし、実は2と3のほうが
それ以上に重要だったりします。

2については、少しBUYMA向けに
具体的に書くなら、まずは

・ライバルとの「比較」を常に意識すること

・作業の優先順位を明確にすること

・費用対効果を常に意識すること

このへんが実用的なので、
ぜひ取り入れてみてください。

私がこれまで多くの方を教えた中で
実際に出来ていないことが多い代表例です。

最近はプレミアムショッパーさんが
個別コンサルを受けてくださることも
増えてきたのですが、彼らですら
これらすべてについて、完璧に出来ている
と思えた人は一人もいません。

もちろん他にもたくさんあるのですが、
まずは、特別なスキルを必要としない
今すぐに実行可能なこれらについて
実際にやってみるのがいいと思います。

ではではー。

P.S.

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「買い付け先を探せるだけの人」にならないように気を付けよう(第555回)

※2017/2/7の記事です。

こんにちは、エスノです。

先月末にインフルエンザに掛かり、
だいぶ久々の配信になってしまいました。

インフルは高熱が辛いのも去ることながら、
体力が戻るまでに時間がかかるのが
とても厄介ですね。

病み上がりにリハビリがてら、
最寄り駅近くのスーパーまで
10分ほど歩いていったら、
腰が痛くなって愕然としました…。

さて、日曜はワークショップ、
昨日月曜は個別コンサルを、
博多で実施してきました。

そして例によって、
その帰りの飛行機で
パソコンを叩いてこのメルマガを
書いているわけでございます。

そして書き終わらず、
帰宅してから仕上げています…。

(さらに言えば、帰宅してからも
スカイプでコンサルしていたので、
日付が変わってから書き上げて、
予約配信でこれをお届けしています。)

最近良く思うのが、BUYMAでは
もはや1点で数万円という利益が
すっかり普通になってしまった
ということです。

ワークショップに参加されたYさんは、
あるタレントさんの愛用品を約10万で販売し、
5万円ほどの利益を上げることに成功しました。

また本日お会いしたコンサル生のYさんも、
先月末に1点で約10万円の利益を生み出しました。

これだけの高利益を生み出せたのは、
いずれもセールになっている買い付け先を
見つけられたことが大きいです。

そもそも多くのショッパーが
知らない買い付け先だったので、
ライバル自体が少なく、
その上セールで価格が安かった。

教科書通りの方程式に該当していた
と言ってしまえばそれまでなのですが、
結果をあとから振り返れば、その原理は
だいたいシンプルな要素の組み合わせ
であることが多いです。

ただ、いくら買い付け先が重要でも
ひとつ気を付けないといけないのが、

「出品前に買い付け先を探しすぎてもいけない」

ということです。

よく誤解されているのですが、

「リサーチが上手い」

ということは、

「買い付け先を探し出すスキルが高い」

と完全にイコールではありません。

もちろん、他の人があまり知らないショップや、
手強いライバルの買い付け先を探し出す力は、
高ければ高いほど良いのは間違いないです。

ですが、極端な話、
いくら探す力がすごくても、
1つの商品の買い付け先を探すのに
2時間も3時間もかけていては、
時間対効果が悪すぎます。

ましてその商品の見込める利益が
せいぜい数千円~1万円ほどだとしたら…。

リサーチの上手さというのは、
「買い付け先を探し出す検索力」もさることながら、

「結局、同じ時間内にどれだけ数多く出品できるか」

ということが重要です。

そのためには“コスパの悪い”商品のリサーチを
早めに切り上げるための「見極めの力」も必要なわけです。

仮に、2時間かけて1万円の
利益見込みの商品を1つ出品するのと、
5,000円の利益見込みの商品を
4つ出品するのとでは、理論上は
後者のほうが成果に結びつく行動です。

もちろん、実際はそんなに単純ではなく、
2時間掛けて探し出したショップが、
他のショッパーにもあまり知られておらず、
品揃えもすごく良い優良なショップで、
これから先の利益に大いに貢献してくれる
なんてこともあります。

ただ、多くの場合、そこまでを狙って、
買い付け先を懸命に探すのではなく、
どこで作業を終えていいか分からなかったり、
作業の途中で横道に逸れて迷子になったり、
けして建設的とはいいがたい時間の使い方に
なっているケースがほとんどです。

別に他の人が知らないショップを
常に見つけ続けないければいけない
というわけではありません。

shopstyleで見つかる、farfetchとか
matchesとかnet a porterみたいな
多くの人が知っているようなショップでも
数万の利益が取れるケースなんて、
いまだにしょっちゅう見かけます。

冒頭のYさんと同じく、先月から
個別コンサルを始めてくださったHさんも、
シンプルに作業をしてどんどん出品しています。

Hさんは元々、割と低価格の商品を
多数販売することで利益を出していたのですが
それだとあまりにも作業量が多く、
なんとかそこから抜け出したいということで、
今回コンサルに申し込んでくださいました。

(海外旅行に行ったときに、
お客さんからの問い合わせ対応で、
ほとんど寝ることができなかったそうです…)

新たに出品した商品から、出品した翌日に売れて、
いざ買い付けようとしたらセールになっていて、
5万円弱で15,000円ほどの利益が取れたり、
初めて10万円以上の商品が売れたりと、
少しずつ今までと違った成果が生まれています。

これらはけして探すのが難しい買い付け先から
出品した商品ではありませんでした。

しかし、ちゃんと利益に繋がっています。

見つけるのが難しいショップを
なんとか探し出すのも大事です。

ただ、そこにこだわりすぎて、
「単にショップを見つけるのが上手い人」
になっては意味がありません。

見つけたショップからの出品で
どれだけ利益を上げられるかというのが、
本当のリサーチの上手さを測る指標です。

その点を忘れずに
日々のリサーチに取り組んでみてくださいね。

ではではー。

P.S.

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リンク先の情報がナマモノなのでお早めにご覧ください。(第552回)

※2017/1/15の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日に続いて、今日も、
買い付け先を探すときの
ちょっとしたテクニックをば。

と言っても今日のやつは、
以前から何度か書いているやつです。

ただ、先日のワークショップで、
参加者のNさんが、実際に
それを利用してちゃんと利益を
生み出してくださったので、
改めて書こうと思った次第です。

どんなテクニックかというと、
本当にちょっとしたことなんですが、
買い付け先のショップが、配送先の
国を選択できる場合、選択した国によって、
商品がセールになっていたりすることがある、
という話です。

要するに、
国ごとにセールのタイミングが違うので、
たとえば、日本向けは通常価格でも、
アメリカ向けに変更すると、セール価格で
通常の半額くらいで買えたりするということです。

もちろんそのまま日本に配送はできないので、
(あくまでアメリカ在住者向けの設定なので)
配送業者を経由する必要はありますが、
それを考慮しても利益が取れるような、
大きな割引になっていることはけっこうあります。

たとえばFARFETCHでは、

1.

2.

セール終盤のこの時期に、
まさに今ちょっと探しただけでも、
こんな感じですぐにいくつか見つかります。

これらが売れる商品だという話では
もちろんないですが、ここまで価格差が
あれば、利益を生む新しい機会を
作ることが出来るわけです。

他に具体的なショップで言えば、

・各ブランドの公式サイト

・net a porter

なども、同じような現象に
注意しておきたいところです。

ただ、こういう知識をいくら知っていても、
実際に使えないと意味がありません。

「使える」というのは、

・この現象の可能性がある時に、
漏れなく確認する習慣があること

・この現象が最も有効に働く状況を
理解していること

この2点が備わっていてこそです。

前者は、そのままなので特に補足はないですが、
やはり、「なるほど、こういうこともあるのか」と
思っただけで、毎回毎回ちゃんと確認する
という人は少ないです。

確認できるようになるのは、
実際にこの現象のお陰で、
大きな利益を得られた人ですね。

自分の実体験として遭遇すれば、
むしろ確認しないほうが損をするので、
常に意識するのですが、そうでないと
なかなか毎回確認するのは面倒くさいので
すぐやらなくなり、結果的に身に付きません。

後者は、特に、よく売れる、
人気商品で有効です。

この現象を最大限に活かすタイミング
というのはいくつか考えられますが、

「他のショッパーが気付く前に、
セールになった人気商品の在庫を買い占める」

という状況は、そのひとつです。

基本的に多くの人は、日本向けの
価格と在庫しかチェックしておらず、
それ以外の国でセールになっていても
意外とまだ残ったりしています。

あらかじめ人気商品を把握しておき、
それが、たとえば、そのブランドの、
アメリカの公式サイトに残っていることに
気付いたら、それがセールになるのを待って、
なったらすかさず買い占めたりするわけです。

知ってるかどうかというだけの
ちょっとした話なのですが、
それを最大限活かすためには、

「+αのアイディア」と「習慣」

が重要だったりしますので、
ちょっと意識してみていただければと思います。

ではではー。

P.S.

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