在庫販売で成果を出した人が陥る罠とは1(第795回)

※2023/4/30の記事です。

こんばんは、エスノです。

最初にお知らせです。

私が主宰する
BUYMAコンサルコミュニティ
「BUYMAアカデミア」の募集を
約1年半ぶりに行います。

募集は5月4日(木)21時頃配信の
メルマガ上で実施します。

個別コンサルほどではないですが
コースによっては、募集開始から
24時間以内に定員に達してしまうのが
いつものことなので、興味がある方は
お早めにチェックしてくださいませ。

いつもならここで本題に行くのですが、
ちょっと為替の上がり方がすごいことに
なっているので、ぜひ商品の価格を
見直しておきましょう。

また、為替が安い時期に
仕入れた在庫を持っている方は、
あまり売り急がずに、ちょっと
持っておいてもいいかもしれませんね。

もちろん、商品自体の人気が
ちゃんとある商品に限った話で、
為替とか関係なく、そもそもの人気が
微妙な商品については、さっさと売ったほうが吉です。

さて、この話にもちょっと繋がりますが、
先日配信した画像著作権問題で、
昨年末からにわかに、在庫販売が
注目されている印象があります。

在庫を持ってしまえば、
商品の写真が取れるので、
著作権の問題はなくなります。

そして、お気付きのように、
ショッパーランキング上位の多くは、
在庫販売の出品者で占められています。

(法人の大手出品者が多いですが)

さらに、実体験として、
一度でも在庫販売をしたことがあれば、
無在庫と比べて、その手間とストレスの
掛からなさに感じるところがあった人も
多いと思います。

私のコンサル生でも、青木さんはじめ、
月利100万以上の大きな利益を
上げている方の多くが、そのほとんど、
あるいは、すべてを、手元在庫で
販売しているというのも、これまで
メルマガなどでお伝えしてきたとおりです。

私自身も、12年前にBUYMAを始めて、
その数ヶ月後にはほとんど在庫販売に
切り替えて今に至ります。

それは、効率よく安定して
利益を生み出そうとしたときに、
在庫販売は避けては通れない、
というか、必須の選択と言えるからです。

この、私自身の在庫販売歴
12年のキャリアに加えて、100名以上の
コンサル生やアカデミア参加者の経験と
それに付随する知見が、私の中には
蓄積されています。

その結果、多くの人が
気付かないうちに陥ってしまう
在庫販売のデメリットというか
いくつかの欠点にも気付くことが
できました。

まあこれは、多くの方が
頭では分かっていることですし、
私ももちろん理解はしていました。

しかし、いざそれが顕在化すると、
ここまで何もかも悪くなってしまうのか
というくらいに、想定以上の悪影響が
出てしまうのがかなり厄介です。

その欠点については、次回のメルマガで
ちょっと詳しく書きたいと思いますので、
それまでぜひ考えてみてください。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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画像問題でアカウント停止に絶対ならないために(第794回)

※2023/4/27の記事です。

こんばんは、エスノです。

実は、ちょっと、というか結構前に、
青木さんとの新しい対談音声を公開していたりします。

■「地獄と化してしまう外注化とは」

この音声の一つ前を公開した際に
リクエストいただいた「外注化」
というテーマで青木さんと喋ってみました。

青木さんと言えば、外注なしで
一人で大きな利益を生み出すショッパーの
代表格みたいなイメージがあるかもですが、
実は数年前から少しずつ外注化に取り組んでいます。

すでに聴いていただいた方からは、

「他とは違う外注方法、報酬体系が新鮮だった」
「自分の外注を振り返ると周りに流されていたかも」

という感想をいただいているので、
何かしら参考になることも多いかと思います。

ぜひ聴いて参考にしてみてくださいませ。

また、聴いた上での感想や質問、あるいは、
今後話してほしいテーマのリクエストなども
お気軽に送っていただければ喜びます。

さて、昨日の午前中、
あるブランドの商品画像について、
著作権侵害の可能性があるという
指摘が、どうも一斉に入ったようです。

いや、文面的には「可能性」ではなく、
「著作権侵害であるという指摘があった」
と断定的な表現でした。

昨年末、というか実際は、
一昨年末からなんですが、
BUYMA事務局が商品画像の
著作権の問題について、かなり
シビアになってきているというのは、
周知の事実です。

以前から何度か私もメルマガで
この件については取り上げたように、
とにかくまずは以下をしないように
徹底しなければいけません。

ひとつは、Farfetchの画像を使わないこと。

これに関連して、Farfetchから
画像の提供を受けているセレクトショップの
画像をうっかり使わないようにも注意すること。

これは事務局から明確にメッセージが
出ているので、対応している人は多いようです。

もうひとつ徹底すべきは、
あらゆるブランドの公式サイトの
画像やロゴを使わないことです。

これについては、いまだに使っている方も
BUYMA内で散見されますね。

繰り返しますが、これももう
一切やってはいけません。

「現時点で指摘が入ったことがない」
みたいな、子供じみた、非確率論的
根拠によって自分の行為を正当化
しようとするのは、ビジネス的な成功と
真逆の発想だと言わざるを得ません。

これだけ強く書いているので、
少なくともこのメルマガを読んだ方で、
まだ公式画像を使っていたというならば、
今すぐ止めて、ご自身の方向転換に
しっかり向き合っていきましょう。

なぜここまで強く書くかというと、
アカウント停止のリスクに加えて、
事務局を飛び越えて、権利者から
出品者に直接「法的なアクション」
がされる可能性があるからです。

つまり、売上がなくなるだけなら
まだマシで、それ以上の損害を
被る可能性があるということですね。

なので、繰り返しますが、
とにかく上記のことはもう止めましょう。

しかしながら、今回指摘を受けた
複数の方の画像を確認すると、
なんと自分の手元で撮影した画像なのに
権利侵害の指摘を受けたというケースが散見されています。

実はこれは以前からあったことで、
実物写真であっても、その写真の中に、
たとえばブランドのロゴなどが、はっきり
写っていると指摘されることがあります。

具体的には、商品そのものの表面に
ブランドのロゴが目立つように入っている
商品だったり、あるいは、商品と一緒に
保存袋や保存箱などを写した画像では、
その袋や箱に描かれたロゴに反応して、
指摘が入ってしまう印象があります。

これは、人間が目視でチェックして
指摘しているわけではなく、何かしらの
システムを用いてチェックしているために
起こってしまうようです。

こういう場合は、もちろん、
著作権上の問題はありませんので、
事務局にちゃんと「問題ない画像だ」
ということを連絡しておきましょう。

それをせずに黙って変更するだけだと、
自分のアカウントの指摘回数が、
1件カウントされたままになってしまいます。

お上の言うことは絶対ですが、
ただ泣き寝入りすればいいというもの
ではないので、そこは気を付けたいですね。

ではではー。

P.S.

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VIP割引獲得率を高めるための思考(第793回)

※2023/4/25の記事です。

こんばんは、エスノです。

先日個別コンサルを募集したあと、
パソコンが壊れ、娘が風邪を引き、
なんなら私以外みんな体調を崩し、
そうこうしているうちに春休みに突入。

月末に家族で沖縄に行き、返す刀で
息子の保育園が始まって、なにかしらで
バタバタしていたのがようやく落ち着いてきた
今日この頃です。

その新規募集したコンサル開始からは、
すでに約1ヶ月半が経過しました。

今回申し込んでくださった方は、
まずリサーチやメンテナンスの基礎を
しっかり身に付ける段階の方が多く、
日々の日報や毎週のスカイプで、
具体的な商品を題材にやり取りを
しつこく重ねています。

これはBUYMA経験の長さではなく、
それまでどれだけリサーチやメンテナンスに
意識的に取り組んできたかによります。

たとえば、BUYMAを始めてから
かなり時間が経っていたとしても、
それが取り扱いブランドや仕入先に
一定以上の偏りがあるようなスタイルで
過ごしたものであれば、やはり、
リサーチの基礎から見直さないと、
効率よく利益を伸ばす土台は培えません。

ところでリサーチというと、
純粋な意味での「探し方」に
「スペシャルな何か」があるのでは?
と思われがちだったりします。

しかし、これまで何度か書いてきたように、
「方法」については、いろいろありますし、
重要ではあるのですが、もっと重要なことは、

・そもそもリサーチの時間を確保すること

・確保した上で、時間を使うべき場面と
そうではない場面をしっかり区別すること

という、方法以前の「考え方」だったりします。

前者はシンプルに優先順位の問題なので、
時にはお客さんからの問い合わせを後回し
にしてでも先にやればいいだけなのですが、
後者は少し知識と経験が必要になってきます。

どの場面で頑張るのかという見極めを
ちゃんと根拠を持ってできないままでは、
いくら時間があっても足りませんし、
なかなか成果に結びつくようにはなりません。

(見極めが上手いからと言って、すぐ
利益になるというものでもないですが)

そういう前提に立ってリサーチをして、
私からのフィードバックを受けて、また
リサーチするということを繰り返すわけですが、
その流れの中で避けられないのが、
いわゆるVIP割引などを受けている
出品者の存在です。

セール期間でもないのに、あるいは、
セールにはならないような人気商品を、
現地定価から考えると、一定以上の
割引を受けて仕入れている商品というのは、
もうBUYMAでは当たり前になっています。

それは、私が過去に何度も紹介している
Buyer’s Driveというサービスの
参加者が出品している場合もあれば、
そうではなく、自力で割引を獲得した
商品の場合もあるわけです。

いずれにしても、他の出品者が、
そういう価格で出品している以上、
お客さんの検討の土俵に上げてもらうには、
自分も同程度の価格で出品できなければ、
売れる以前にそもそもアクセスが集まりません。

ということで、セレクトショップから
割引をもらう交渉をするというのは、
1つのリサーチの着地のさせ方として、
どんどんやっていくべきなのですが、
それについて先日質問をいただいたので、
その回答を共有したいと思います。

【質問(意訳しています)】

・セレクトショップとのVIP交渉を最近始めたが、
なかなか上手くいかないので、コツなどがあれば
教えて欲しい

・また、その成功率や獲得できる割引率が
どの程度なのかも教えてほしい

【回答】=============

セレクトショップとのVIP交渉、
なかなか一筋縄ではいかないですよね。

まず結論から言えば、VIP交渉の
「全般に効果的なコツ」はないと
思ってもらったほうが良いです。

その理由と、交渉を進める上で
何を考えないといけないのか
ということを以下に書きますね。

結果を大きく左右する要因は3つで、

「1.提案内容のショップへのメリットの大きさ」
×
「2.それまでのショップへの購入実績(≒今後の購入可能性)」
×
「3.そもそものショップの方針」

です。

1.提案内容のショップへのメリットの大きさ

1は、たとえば、今後◯ヶ月で、
◯ユーロくらい購入できるとか、
うちのショップは洋服の販売が強いから、
洋服をいっぱい買えるとかですね。
(一般的に洋服は売れづらいので喜ばれます)

これは厳密に宣言した実績を絶対クリアしなくても、
無理のない想定と意気込みでも大丈夫です。

2.それまでのショップへの購入実績(≒今後の購入可能性)

2は、購入した回数、量(個数・金額・頻度)、
種類も関係してきますね。

先述のように定番の人気商品ばかり買うより、
シーズンものとか、売れづらいカテゴリの商品を
買うほうが印象は良いです。

3.そもそものショップの方針

3は、たとえば
上記のような条件をいくら満たしても、
そもそもVIPやってないとか、あるいは、
購入金額がいくらだとこういう条件、
みたいなのが明確に決まっていたりするので、
それを覆すのはなかなか難しいです。

逆に、1と2がまったくなくても、
連絡しただけでVIPくれるショップもありますし。

この3つの要素に加えて、連絡手段も大事です。

メールだけではなく、facebookやインスタの
メッセンジャーからも連絡すること、それも
複数回するのが望ましいですね。

もちろん、電話で連絡したり、直接訪問する
という選択肢も存在しますし、基本的には
対面に近いほうが成功確率は高くなります。

ただ、コンサルの立場から見ていると、
同じショップでも、ある人は電話でNG
と言われたのに、別の人はメールで
あっさり割引もらえたりすることもあるので、
絶対的に電話や訪問が良いということもありません。

(なおこのケースでは、どちらの方も
それまでの購入実績はありませんでした)

唯一コツらしいものがあるとすれば、
一度ダメでも、時間を置いて、
提案内容を変えたり(1)、
セールなどを利用して実績を積んで
また連絡したり(2)、あるいは、
そもそもショップの方針としてVIPがある
ショップに出くわす(3)まで、
継続し続けることに尽きると思います。

なお、個人的には、VIP、つまりショップ全体に
適用可能な割引をもらおうとすると、それだけで
ちょっとハードルが上がるので、まずは
「割引がほしい商品単位で交渉する」
ということをオススメしています。

「この商品をライバルに勝てるように仕入れるには
◯%必要」というのを計算して、それをショップに
伝えるということです。

伝えたショップにVIPプログラムがあれば、
その際にVIPの案内が来ることもありますし、
VIPはやっていなくても、商品単位での
割引はできるというケースは割と多いです。

(商品の属性、カテゴリ、シーズンの
前半か後半か、などによって変わります)

仮に割引があっても、その時点で
在庫を持つ気がないという場合でも、
「興味がある」というくらいのスタンスで
連絡してみればいいです。

もちろん「◯%もらえたら絶対買う!」
と伝えれば、成功率は当然上がります。

あとは、前提として、
交渉時の「言葉面の良さ」は、
まったく関係ないわけではないですが、
それによる成功確率への影響はあまり
大きくないというのを認識しておくのが重要です。

言葉面の良い文章とは、たとえば、
「あなたのショップの品揃えが素敵だから、
ぜひ一緒にビジネスしたい!」みたいなやつですね。

英語の文章としては上手くなくても、
上記を押さえた内容で割引をもらえるケースは
これまで散々見てきています。

これらを踏まえた上で、その
成功確率がどんなものかということですが、
いつも回答している内容としては、
なんらかの割引の連絡をして、
返信が来るのがだいたい50%くらい。

(YesかNoかは問わずです)

で、そのうち、条件(購入金額や
ブランドのバリエーションの指定など)
のあるなし問わず割引もらえるのが30%
(全体の15%)くらい、その中でさらに
1個単位で割引可能なショップとなると
半分以下という感じじゃないでしょうか。

あくまで試行回数が100件単位である上での
感覚値なのでご承知おきください。

数件送ったくらいでは、当然
上記程度の数値には収束しません。

なお、もらえる割引率は、ショップの方針や
取り扱いブランドなどによって全然違うので
一概に言えないです。

ブランドやカテゴリごとに割引率が異なる
というショップのほうが多く、ショップの商品
どれでも20%OFFみたいなのは少数派だと思います。

長くなりましたが参考になれば幸いです。

=============

ここに書いている内容をもとに、
これまで多くのコンサル受講者の方が、
いろんなショップから割引を獲得して、
大きな成果を生み出しています。

過去のメルマガで触れた話ですが、
昨年秋、それまでのアベレージが、
月利30万前後だったEさんが、
月利100万を突破した翌月に、
一気に月利200万を達成したときも、
この方針をもとにショップを開拓し続けて、
良い仕入先に巡り合ったからですし、
今年1月にAさんが初めて月利100万を
達成したのも、同じように良い仕入先を
開拓したことが大きいです。

それこそ現在進行中のコンサル生も、

・25%の割引しか出せないと言われたあとに、
やはり40%まで割引できると言われたり、

・定番の人気商品を40%OFFで仕入れ、
利益率20%超の利益を得られたり、

・セリーヌやロエベなどの、ハイブランドの
定番商品も入荷する大手ショップの
VIPサイトに招待してもらえたり、

・ランキング20位以内の人気ブランドの
定番人気バッグを25%OFFで複数買い付け、
数十万の利益を確定させたり、

他にも細かいのを挙げるとキリがないのですが、
このような割引を獲得することが出来ています。

これらの条件が引き出せたのは、
過去に購入経験があるところではなく、
初めて連絡したショップというのも、
興味深く参考にしていただきたい点ですね。

しかしながら、ただ割引もらえたら良い
というものでもないこともこれまで何度も
書いていることなので、あくまでこれは、
効率よく利益を生むための土台のひとつ
ということは改めて認識しておく必要はあります。

なお、この質問と回答は、ちょっと前に
「質問箱」にて匿名でいただいたものと
それに対して回答したものを、ちょっと
加筆修正したものです。

回答した文は約2,000字なのですが、
実は書いていることは、私が主宰する
BUYMAアカデミアというコミュニティ内で
コンテンツとして提供しているものを、
ちょっと簡略化して文章に起こしたものです。

アカデミア内では、BUYMAをやっていると
誰しも躓くことや気になることについて
すでにコンテンツ化して共有しています。

今回の質問なんかも、典型的な
「みんなが悩むポイント」のひとつなので、
すでに回答が用意されているというわけです。

近々こちらの新規募集を行います。

約1年半ぶりの再募集なので、
興味がある方はチェックしておいてくださいませ。

ではではー。

P.S.

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