商品番号は本当に商品ページに入れてはいけないのか。(第170回)

※2014/4/14の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日一昨日と
メルマガをサボってしまいました…。

大阪にバタバタしながら行ったせいか、
なんだかどっと疲れが出てしまい、
もういっそリフレッシュだと決め込んで
ほとんど何にもせずダラダラしておりました^^;

その間、いっそこれから週に2回くらいは
新しいネタを書かずに、過去のネタを再送しようか
とか、考えていました。

なんだかんだ毎日書くのはけっこう大変なので、
毎週2日はメルマガをサボる代わりに、
その時間で新しいことに取り組んで
そこから得られたことをメルマガにまた反映させるのも
それはそれでアリかななどと考えたわけです。

実際コンサル生に話を聞くと、
メルマガがけっこうボリュームも情報量も多くて、
ちゃんと消化しきれていないという話も聞いていたので
その意味でも過去のネタを送るのも無駄ではないかなと。

ただ、最終的にはやっぱり毎回新しいネタを
引き続きできるだけ毎日書いていくことにしました。

自分が読者の立場で考えたときに、
やっぱり毎回新しいネタを読みたいなと思った次第です。

というわけで、
たまに疲れてサボるかもしれませんが、
引き続きよろしくお願いいたします^^;

さて、今日になってようやくやる気が出てきたので、
以前から気になっていた自分の出品商品を
ちょっといくつかチェックしてみました。

中でも、けっこう人気商品かつ競合も少ないのに、
出品してからなかなかアクセスが集まらず
なんでかなと思っていた商品があったのですが、
よく見てみたら凄くつまらないミスをしていました。

何が原因だったかというと、間違って
「サンダル」を「スニーカー」カテゴリで出品していたのです。

出品作業を短縮するために、
「過去に出品した商品情報を取り込む」から
同じブランドの商品を選択したんですが、
そのときカテゴリを変更するのを忘れてたわけですね…。

細かいところですが、こういう微妙なミスで
売れるかどうかけっこう変わってきたりします。

「過去に出品した商品情報を取り込む」で
新しく出品するときは気を付けましょう。

長い前置きはこのくらいにして、今日は
先日の大阪での対面コンサルをしていて気付いたこと。

かなり昔に取り上げたことのある話題ですが、

「商品ページに、商品番号は入れるべきか」

という話です。

■参考:商品タイトルの付け方(【第29回】2013年7月3日)

http://steermylife.com/277.html

このときは結論として、

「商品ページに商品番号は入れる必要はない」

という話でした。

なぜなら、BUYMA外からのアクセスアップには貢献するが

・BUYMA内のお客さんが、商品番号を元にBUYMA外に逃げかねない

・他のバイヤーさんに買い付け先の情報を教えてしまいかねない

この2つの理由によって、
商品番号を商品ページに入れるのは
あまり好ましいことではないと結論づけました。

また、この理由を考えたときに、
商品の「商品名」も同じように扱うべきでしょう。

BUYMAの情報発信をしている方の多くも、
このように主張しているのをよく見かけます。

これはけして間違ってはいません。

しかしながら、ありとあらゆる場合において、
商品名や商品番号を入れないのが正解かというと、
それもまた誤った認識です。

例えば、BUYMA内で人気の商品を見つけ、
それを出品しようと決めたとします。

買い付け先も見つけて、
価格でも勝てそうだと分かり、
その商品をいざ出品しようとしたときに、
ライバルの方には商品名が入っているにもかかわらず、
自分の方には商品名が入っていなかったとしたら、
どのような結果になるでしょうか。

BUYMAの中で人気の商品を出品するとき、
最も期待すべき種類のアクセスは、
その真似をした商品を「より安く買いたい」
というお客さんからのアクセスです。

そのために最も効果的なのは、やはり
真似をしたライバルの商品名や商品番号を
自分のところにも入れるということです。

Aという商品を真似したのなら、
自分が出品したA’という商品のページを
Aの商品ページの情報を元に、
お客さんが検索して探せるようにしないと、
アクセス集めの効率はかなり落ちてしまいます。

もちろん、出品直後に上手くアクセスが集まり、
人気順ですぐに上位に表示されたならいいですが、
それに期待するばかりでは、安定して成果を
出すのが難しいことは言うまでもないでしょう。

「商品名や商品番号を入れない方がいい」のは、
「お客さんが外に逃げないようにするため」と
「ライバルに買い付け先がバレないようにするため」です。

ただ、真似をするバイヤーが
すでにその禁を犯してしまっている場合は、
自分も追随しないとお客さんに見つけてもらえません。

今回の話のように、
本質をちゃんと理解して覚えておかないと
まったく意味がなくなってしまう小ワザ
というのは意外と多いです。

結論だけではなく、なぜそうなのか
というところまでちゃんと抑えておくようにしましょう。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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丁寧な梱包でお客さんにアピール?(第169回)

※2014/4/11の記事です。

こんにちは、エスノです

東京に戻る新幹線の中で
メルマガを書いております。

先日、「バイヤーへのお知らせ」に
けっこう参考になる記事がアップされていました。

■【購入の決め手!】全バイヤー必見!! 購入者様があなたから買いたくなる方法☆

http://buyersinfo.buyma.com/?p=15521

読むと「早速自分も同じように梱包してみよう」
もしくは「私はここまでで出来ない、どうしよう」
と思ってしまいそうな記事ですが、これを受けて
きちんと自分の頭で考えることが重要です。

何を考えるかというと、

「この梱包は本当にお客さんを自分から買いたくさせるのか」

ということです。

結論から言えば、おそらく
多少はそうさせると思います。

記事にもある通り、梱包に不安があって
購入に踏み切れないお客さんがいる
というのは事実でしょう。

しかし、この記事に掲載されているバイヤーさんほど
丁寧かつ厳重に、しかもラッピングまで対応しないと
お客さんの購入のひと押しにならないかというと
そんなことはありません。

「梱包に不安がある」というのは、
要するに「どんな梱包なのか『分からない』」
ということが問題なわけです。

どんな梱包かを事前に明らかにすることが肝心で、
ここまで丁寧に梱包すること自体は、
最も重要な話題ではありません。

この事例のバイヤーさんよりは丁寧でなくても、
事前に「こうやって梱包します」と掲載し、
ちゃんとその通り梱包して送れば何も問題はないわけです。

もちろん、丁寧にやるのが悪いわけでもないですし
やればやるほど、お客さんの購入率は
少しずつ高まってはいくでしょう。

特に、かなり競合の多いアイテムで
厳しい価格競争を戦っているバイヤーさんは、
それが差別化要因となって、価格で少し勝てなくても
選んでもらえるようになるかもしれません。

しかし、ここまでやる手間とコストは
バイヤーにはかなりの負担になるはずです。

私は個人的に、そういうアイテムで勝負することも、
手間とコストをかけ過ぎることもオススメしません。

結局この記事のBUYMA事務局の最大の目的は、

「バイヤー活動を支援すること」というよりは

「多くのバイヤーに梱包について危機感を持たせること」

だと考えられます。

BUYMAからすれば、
全バイヤーの梱包レベルが向上し、
少しでも取引案件が増えてさえくれれば、
バイヤーの手間やコストが多少増えようが
まったく関係ないわけです。

勘違いしないで欲しいのですが、
もちろん「梱包を丁寧にする必要はない」
と言っているわけではありませんし、
「この記事が参考にならない」
と言っているわけでもありません。

ただ、時間も資金も限られた中で
バイヤーを活動をしている方が多いと思いますので、
そのBUYMA事務局の思惑に乗せられないように、
本質をちゃんと捉えるようにすべきです。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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宝探しばかりでは疲れませんか?(第168回)

※2014/4/10の記事です。

こんにちは、エスノです

今日は大阪からお届けしております。

コンサルを受講してくださっている方と
対面でがっつりお話してきました。

なんばでお一人、梅田でお一人と
あわせてお二方とお会いしてきたのですが、

・人気商品の判断の仕方

・買い付け先の探し方

・ライバルバイヤーとの戦い方

などについて、一緒にPCを見ながら
具体的な商品をチェックしていきました。

明日もお一人とお会いするので、
いろんな知識と効率よく販売する考え方を、
みっちり身に付けてもらおうと思います!

さて、昨日はちょっとしたクイズを出しました。

========================================

以下の商品のうち、どちらがよいでしょうか?

ちなみに、同じくらい人気があって、
売れ行きは2、3日にひとつは売れる感じだとします。

A:自分しか知らない(と思われる)
マイナーな買い付け先にだけ在庫があるアイテム

B:shopstyleに載っているような、
複数の買い付け先に在庫があるアイテム

もちろんこれだけでは情報が足りない
ということもあると思いますので、
いろいろ前提条件を設定しながら考えてみてください。

========================================

いかがでしたでしょうか?

いろんな考えが出てくると思うのですが、
まず気にして欲しいのが、そもそも

「よい商品」の定義は何なのか?

ということです。

一見この条件だけ見ると
Aの方が競合が発生しにくいため、
大きな利益を得ることができそうです。

しかし、逆に言えば、
ごく少数の買い付け先にしか在庫がないアイテムは、
そのショップの在庫を売り切ってしまえば、
当然それ以上利益を出すことができません。

仮にAが1つあたり2万円利益が取れるアイテムでも、
1つのショップにある同じ商品の在庫なんて、
2、3個、せいぜい多くて5、6個くらいのものです。

そう考えると、このアイテムで稼げる利益は
10万円くらいになってくると思います。

もちろん大きな金額ですし、
こういうのが見つけられれば嬉しいわけですが、
この商品を売り尽くしたら、また同じような
超穴場の人気アイテムを探しださなければいけません。

この探す作業自体は、個人的には
宝探しのようで好きなのですが、
やはり効率はよくありませんし、
絶対に毎日見つかるものでもないので、
ちょっと安定感に欠けるわけです。

一方で、Bの商品は、
ライバルが多くて価格競争になりそうですが、
そのライバルさえ蹴散らすことが出来るならば、
価格競争に陥らず、しかもあちこちに在庫があるので、
どんどん販売することが可能です。

そして、当然ですがこういう商品のほうが多く、
BUYMAの中で見つけるのは比較的簡単です。

つまり、こちらのほうが
戦術としては安定感はあるわけです。

ライバルの蹴散らし方は、
それこそどんなライバルなのか、
あるいは商品ごとによっても、
本当にひとつひとつ違ってきますので
一概に言うのは難しいです。

例えば、出品したらしっぱなしで、
価格の調整などをちゃんとしていないような
それほど強くないバイヤーが相手であれば、
これはちょっと値下げするだけでよかったりします。

もっと強力なバイヤーが相手であれば、
在庫を持つことも含めて、自分だけが独占的に
販売する状況を作ることを検討する必要があるでしょう。

まとめると、「よい商品」が

・利益単価が高い

という意味であるならばAがよくて、

・出品候補を探しやすい

という意味であるならばBがよい
ということになります。

ただし、前者は買い付け先への精通度合いが、
後者は、ライバルを蹴散らせる販売力が、
いずれも一定以上のレベルで必要になってくる
ということです。

結局は、両方できたほうがいい
という身も蓋もない結論なのですが、
Aばかりを求めている人も多い気がするので、
Bで利益を稼ぐ力も付けることも重要ですね。

そうすることで、
より安定して成果を出せるようになります。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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