バイヤーポストの使い方とその可能性(第176回)

※2014/4/21の記事です。

こんにちは、エスノです。

実は今日から3泊4日で沖縄に来ております。

海辺のリゾートホテルで、
トロピカルジュース片手にのんびりリフレッシュ…。

なんて出来たら最高なのですが、
そういうわけでは全然なくて、
なんととあるセミナーに参加するために
わざわざ沖縄くんだりまでやってまいりました。

そして、今日、明日、明後日と、
13時半から4時間くらい毎日セミナーなので、
沖縄らしいことが出来る時間は
はっきり言ってまったくありません。

そもそも私は車の免許を持っていないので、
那覇近辺に宿泊してしまうと、
沖縄らしいところにはすごく行きづらいです。

というわけで、沖縄には来ていますが、
ホテルとセミナー会場の往復しかしないと思います^^;

まあ沖縄には何度か来ていて、
美ら海水族館もおきなわワールドも行きましたし、
海で泳いだこともあるので、特にこれといって、
何かをしたいということも実はそんなになかったり。

ちょうどいい機会なので、
ビジネスの方でいろいろやりたかったことを
ホテルでカンヅメになって進めていこうと思っています。

自分のBUYMAの出品もしていかないといけませんしね。

ちなみに沖縄で開催されている理由は、
主宰者がひどい花粉症のため、
3,4月は花粉の飛んでいない沖縄がいいから
というなかなかユニークなものです笑

さて、今日はBUYMAから
なかなか有意義なお知らせが更新されていました。

■【誰もが気になる!】商品購入の際に購入者様が心配なこととは!?

http://buyersinfo.buyma.com/?p=15657

先日はバイヤーポストを利用した、

「梱包についての不安を解消する」

というテーマで、お客さんの購入率を
より高める施策を紹介していましたが、今回は

「正規品を扱っているのかという不安を解消する」

というテーマで、同じくバイヤーポストを使う方法の
特集が組まれています。

今回取り上げられていたバイヤーさんの例のように、
「実際にちゃんとしたお店で買っている」というのが、
写真付きで掲載されていれば、確かに不安は減るでしょう。

海外在住、あるいは、海外で
買い付けを手伝ってくれる方がいるバイヤーさんは、
すぐに真似できると思います。

ただ、多くの日本在住のバイヤーは
オンラインで買い付けをすることが多いので、
これをそのまま真似するのではなく、
ひと工夫する必要がありますね。

また、もうひとつ例として挙がっているポストも、
なかなか参考になります。

アメリカ在住のプレミアムバイヤーさんが
コーチの新作をブティックに実際に見に行って
そのアイテムの展示の写真から、商品としての良さを説明した上で、
自分が出品しているページの紹介という流れになっています。

バイヤーポストの新規投稿の案内メールは、
そもそもこのバイヤーさんの商品を見たことがあり、
かつ一定以上それを気に入った「ファン」の人たちに送られます。

このバイヤーさんであれば、
コーチを好きなユーザーが「ファン」登録している可能性が
かなり高いわけですね。

そこに、コーチの新作を一緒に楽しむようなポストが来れば、
購入までいかなくても、商品ページをクリックする可能性は
ただの売り込みのポストが来るよりはるかに高いでしょう。

そうすればBUYMAの中で人気順が上がり、
自然と売れやすくなっていくという好循環が生まれます。

このようにバイヤーポストを活用するのは、
正直、かなり難易度が高いです。

ただ、以前少し触れたように、
エニグモがBUYMAを「ソーシャルショッピングサイト」
と定義している以上、このバイヤーポストを軸に、
今後ますますバイヤーとお客さんが、
SNS的にやりとりが出来るようにしていくと思います。

実際それは今回の特集の最後に、

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なお、今後は評価欄や商品詳細、バイヤーからのお知らせ欄にも
バイヤーポストの記事をリンクできるような改修を行っております。

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と書かれていることからも間違いないでしょう。

まずはバイヤーポストにアクセスしやすい環境を整え、
次はバイヤーポストにコメントなど出来るようにしていくわけです。

そうすることで、購入前から
お客さんとより近い距離でやりとりをして、
信用を高めて購入に結びつけることも可能ですし、
また一度購入した人がコメントをしてくれれば、
新規のお客さんも買いやすく、またリピート購入の確率も上がるでしょう。

その際に、いわゆる「炎上」に対する対策をどうするのか
というのがひとつポイントになりそうですね。

私はエニグモの企画担当ではないので
そのへんを考えるのはあちらにお任せしますが、
こうやって書きながらイメージしていても、
来年くらいにはそういう仕組が導入されていても
不思議はない感じがしてきます。

ただ、ひとつ間違えてほしくないのは、

バイヤーポストを最大限に活用するには、
価格やバイヤー評価の面において、
ある一定のレベル以上で勝負できる必要がある

ということです。

いくらバイヤーポストでいい記事を書いても、
他のバイヤーより10%以上高い値段だとそうそう売れないですし、
また当然バイヤー評価が悪すぎても、売れにくいです。

今の時点で焦って

「これからはバイヤーポストだ!」

と飛び乗らずに、やはりまずは、

ちゃんと人気商品をリサーチして、
その買い付け先もちゃんと見つけられて、
出品したあとも放ったらかしにせず、
ライバルに勝てるようにメンテナンスしていく

という地道な作業を身につけるのが重要です。

話が最初と最後でかなり散らかりましたが、

・BUYMAの今後とバイヤーポストの可能性

については、ちゃんと頭に入れておきつつ、

・基本がちゃんと出来ていないとそれらも意味がない

ということも、改めて忘れないようにしてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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人気順が上がり手間が減るちょっとした小ワザ。(第175回)

※2014/4/20の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日はコンサル受講生と、
私の地元で直接お会いして、いろいろ話してきました。

この方はすでにバイヤー歴も長く、
売上もそれなりには出ているのですが、
あとひと押し突き抜けられないということで、
コンサルを希望されました。

そういうわけでこの方には
かなり上級者向けの話をずっとしているのですが、
2週間くらい経過して、これまでとは全く違う視点が
かなり身に付いてきているのを感じます。

元々基本的なことは全く問題ないので、
効率よく大きな利益を出すために必要なことを、
ものすごく具体的に解説していっています。

それこそ、出品した商品、リサーチした商品ごとに、
なぜそれを選んだのかということを確認し、
それに対して全部フィードバックをしている状態です。

実績が目に見えて変わってくるのは、
来月くらいからだと思いますが、夏のセールのときには
間違いなく、ひとつ大きな壁を超えられるでしょう。

その話の中で、
他のバイヤーさんをチェックしていて、
ひとつ真似してもいいなと思ったことがあったので、
今日はそれをご紹介したいと思います。

それは、商品ページの「販売価格/配送方法」を
出品するときに、あらかじめ2つ入力しておく
という方法です。

ご存知のように、出品時に入力する項目に
「販売価格/配送方法」というものがありますが、
これはAとBの2種類入力することが可能です。

海外のバイヤーさんが日本に送るとき、
「普通便」と「速達便」の価格がかなり違うため、
それに対応するために設置されている項目です。

アメリカのUSPSで考えれば、
同じ重さでも、first class mailという
追跡なしの普通郵便のような配送プランと、
EMS、PMIのような追跡有りの配送プラントとでは、
数十ドルの差があるので、バイヤーとしては
2つを分けて設定しておきたいということですね。

例えば、Aのほうに、
追跡なしの安い配送プランの金額を入力し、
Bのほうに追跡ありの高い配送プランを入力することで、
お客さんは、1つ商品のページで、
自分の好きな配送プランを選ぶことができます。

さらに、この入力方法には、
「商品の人気順を上げる」という点についても、
大きなメリットがあります。

商品一覧で表示される価格は、
Aプランで入力した価格のため、
一見他のバイヤーに比べてかなり安く見えるのです

追跡ありを希望しているお客さんでも、
一覧で見たときに他より表示価格が安いので、
とりあえずクリックはされて、その結果、
アクセス数がどんどん増えていくわけです。

この仕組みを上手く利用している
日本在住のバイヤーさんがいました。

商品によっては、サイズによって、
買い付け先が異なってきたりして、
販売価格が違ってくるということがよくあります。

特に、サイズの大きいものは、
売れ残ってセールになったために安いが、
ニーズの多いサイズはセールにならずちょっと高いまま、
という商品は、これからのセールの時期に向けて、
どんどん出てくるでしょう。

こうなったときに、普通に出品していると、
価格の高いサイズと安いサイズとで、
出品ページを分ける必要があります。

その結果、大きいサイズ用の安い商品ページで、
「小さいサイズは在庫ないですか?」と質問され、
小さいサイズ用の価格の高い商品ページのURLを
毎回案内するというようなことをしなければなりません。

しかし、この配送プランA、Bという仕組みを
このサイズ違いを出品する際に利用すると、
いろいろメリットがあります。

まず、先ほどのような案内の手間が省けます。

そして、一覧での表示価格は、
サイズの大きい商品の安い価格になるため、
お客さんの目にも留めてもらいやすく、
結果、人気順も上がりやすくなるでしょう。

お客さんには、商品ページに、

サイズ36~38は配送プランA、
サイズ39~41は配送プランBを選択して、
ご注文してくださいませ。

という感じで目立つように書いておけばいいわけです。

問題は、お客さんが商品ページをよく読まず、
間違って注文してしまうことですが、
それはあとから訂正して注文し直してもらえばOKです。

あとは、現時点では、
こういう方法で出品することは、
BUYMAでは禁止されているわけではなさそうですが、
それはどこかのタイミングで注意されるかもしれませんので、
その点には十分注意しておく必要があります。

なお、商品ページの編集で、
あとから配送プランBを入力することは出来ません。

そのため、出品時点では、
サイズごとに価格の差がないことが多いと思いますが、
最初に登録するときに、AとBの両方に入力しておくのを
忘れないようにしましょう。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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farfetchの変化に思うこと。(第174回)

※2014/4/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

実は、昨日のBUYMAのアクセス数が
ちょっとおかしかったのですが、
お気付きになりましたでしょうか?

私を含めて、コンサル受講生全員が、
いつもの半分くらいまでアクセス数が落ちていて、
でもほしいもの登録数はいつもとほぼ変わらず。

さすがに最初アクセス数を見たときは、

BUYMAでなにかただならぬことが起きているのか!?

とちょっと焦りましたが、他の人も同じだったこと
そして今日になってアクセス数が戻ったことで、
昨日だけのエラーだったと分かったわけです。

というわけで、昨日のアクセス数が
妙に低くくて不安だった場合はご安心ください。

さて、すでに多くの人が気付いていると思いますが、
バイヤー御用達のオンラインショップfarfetchが、
先日日本円での決済を始めました。

これまでは、日本に発送する場合は米ドル決済でしたが、
日本のユーザーの増加に伴い、決済通貨を日本円に変更し、
しかも日本人のスタッフも何名か雇ったようです。

farfetchは表示価格に関税が含まれていて、
また日本にも直送してくれるショップなので、
お世話になったバイヤーさんはかなり多いでしょう。

私がバイヤーを始めた頃は、
表示価格に関税は含まれておらず、
また決済通貨もドルかユーロかポンドから選べたので、
この2、3年で大きく変化しているのが分かります。

この流れがこのまま続くと、いずれは日本語での対応も始まって、
もっと多くの人が普通にfarfetchから購入することになるはずです。

また、farfetchだけではなく、
その他のショップでも同様の変化が起きても
まったく不思議なことではありません。

そうなってくると、当然ある程度は
BUYMAのユーザーもそちらに移ってしまうでしょう。

しかし、その割合が、
BUYMAでビジネスができなくなるほど絶望的かというと
私はそんなことはないと思っています。

BUYMAユーザーの多くがBUYMAを利用するのは、
もちろん価格が安いというのが大きいわけですが、
実際にはそれだけが理由ではありません。

BUYMAと同じ商品が楽天ではもっと安いのに、
BUYMAで売れていることからもそれは分かります。

なぜより安い楽天ではなく
BUYMAから買うのかといえば、
BUYMAのほうが本物の可能性が高い
と判断されているからでしょう。

・価格が安いこと

・本物が扱われている(と思ってもらえている)こと

この2つがBUYMAの大きなアドバンテージです。

そもそも多くの海外ショップが
日本語での対応をするようになる可能性は、
それほど高くないでしょうし、なっていくとしても
それなりに時間が掛かることは間違いありません。

また、全体で見れば、
海外から直接買う人の割合は増えるでしょうが、
我々が取引するのはせいぜい月に数十人~数百人
という規模で十分なわけです。

その程度のお客さんも来なくなるのは、
ちょっと考えにくいです。

もちろん何十年先のことは分かりませんが、
少なくともこれから数年先は問題ないと思います。

個人的に一番問題があると思っているのは、
こういう話を聞いたときに、それを自分の
「逃げ道」にしてしまうことです。

これからは個人が直接輸入して安く買ってしまうから、
BUYMAでは稼ぎにくくなってしまうに違いない!

だから私は他のもっと良いビジネスを探します!

人は弱いので、なかなか上手くいかないと、
そうやって言い訳じみたことを考えて、
目の前のちょっと苦しい状況を投げ出しがちです。

もちろん他にも稼げるビジネスはたくさんあります。

BUYMAがそのすべてではありません。

しかし、どんなことでも、
なにか特殊な環境や才能に恵まれていない限り、
基本的に軌道に乗るまではそれなりに大変なものです。

大事なことは、とにかくすぐ始めてみて、
ひとまずこれ以上は出来ないというところまでやってみて、
その上でもう一回それまでの経験を元に、
もう一度工夫を凝らしてやり込めるかどうか。

それでダメなら他に行けばいいですが、
普通そこまでやれればだいたいのことは、
ちゃんと上手くいきます。

一見ネガティブな情報が、
自分にとってどれだけのインパクトがあるのかを吟味して、
それを自分の都合のいいように解釈しないように、
客観的に判断しないといけませんね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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