逃げるのは役に立つし、恥じゃない。(第538回)

※2016/11/10の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日は関東では、今年最初の
木枯らしが吹き荒れる凄い天候でしたね。

BUYMAで売れた商品を
集荷に来た佐川のお兄さんに渡すとき、
玄関のドアがちょっと開けただけで、
強風で一気に全開になってしまいました。

寒さも一気に増して体調を崩す人が、
私のコンサル生でも多発しています。

安定した成果は、安定した
活動体制から生まれますので、
健康第一で頑張りましょう。

そんな大荒れの日本の天気を知ってか知らずか、
アメリカの大統領選では、大方の予想に反し、
ドナルド・トランプが当選してしまいました。

我々にとって、為替や株式の
市場動向は気になるところですが、
それ以上に、もっと大きな世界の枠組み、
構造が変わる、ひとつの節目でしょう。

普通に生きている中で、
「もの凄く変わった!」という実感は
なかなか得難いと思いますが、
そういう潮流を機敏に感じて捉え、
適切に前向きに対応していきたいですね。

ところで、今回の結果が、
事前の予想と大きく乖離した理由は、
結局のところ、メディアの報道が、
「ヒラリー推しだった」ことにあります。

アメリカの主要なメディアは、
基本的にヒラリーを応援していて、
それを元にニュースを作った
日本のメディアも、基本的には
ヒラリー寄りの報道をしていたわけです。

そして我々は、それらメディアに、
“なんとなく”ヒラリー優勢と思い込まされていました。

結論としては、「思い込み」は怖い
という、いつものやつなんですが、
自分でソースを確認していない情報から
何かを判断しようとするのは、
やはり気を付けなければいけません。

さて突然ですが、今クール、
TBS系で火曜22時から放送している
「逃げるは恥だが役に立つ」
というドラマをご存知でしょうか。

「契約結婚」という視点から、現代社会の
仕事に対する考え方、あるいは恋愛観・結婚観の
多様性を取り上げつつ、主演である星野源の
地味なオシャレ加減と、新垣結衣の相変わらずの
抜群の可愛さ、そして、星野源が歌う主題歌にあわせ、
エンディングでキャストがコミカルなダンスを披露するのが
SNSで話題になり、TBS系の火曜ドラマ枠では、
過去最高の視聴率を毎週更新している人気番組です。

私も、このドラマの第1話冒頭を
たまたま観てしまって以来、面白くて、
毎週欠かさず観ているひとりです。

ドラマを欠かさず観るのなんて本当に久しぶりで、
なぜなら、そもそも私はドラマ、アニメ、映画という
ものが結構苦手だからです。

漫画は好きで、読まない日はないくらい読むのですが、
(比喩ではなくて本当に読まない日はないです)
自分のペースで読み進められる漫画と違い、
ドラマ、アニメ、映画は、完全に向こうに主導権があり、
自分のペースでは物語の流れをコントロールできません。

ただ、物語の流れを、
視聴者がコントロール出来ないからこそ
また観たいを思わせることも出来るんだな
ということは、先日「君の名は。」を観て
最近気付いたことなのですが、いずれにせよ
そういう理由でドラマとかは苦手なのです。

そんな私がハマるくらいなので、
その面白さは推して知るべしなのですが、
このドラマのタイトルを見たときに、
「このタイミングでこのタイトルか…」
と思ったのは、その当時、世間を、
あるニュースが賑わせたからでした。

電通の女性新入社員の
過労自殺のニュースのことです。

(正確には、自殺したのは昨年末で、
今年になって今一度話題になったのは
先日労災認定されたからですが。)

ご存じの方も多いと思うので詳細は割愛しますが、
この事件を知ったときに「なぜ逃げなかったのか」
と思った方は少なくないと思います。

いろいろ理由はあると思うのですが、
結局のところ、一番根っこにあるのは

「逃げるのは恥だという“常識”」

だったのではないかと思います。

新卒で入社した会社、それも
人が羨み、両親も喜ぶような、
日本を代表する大企業を、いくら
仕事が大変で上司が厳しいからと言って、
1年目で辞めるなんてありえない。

大変なのはみんな一緒なんだから、
自分だけ投げ出すなんてありえない。

そういう常識に縛られすぎて、
いつしか周りが見えなくなるほど憔悴し、
そして悲劇は起こったのだと思います。

アインシュタインが、

「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである。」

と言ったように、常識とは一種の
「思い込み」に違いありません。

「逃げることは恥」だと頭から思い込まずに、
その常識を一度フラットな目線で捉え直して、
本当に今の自分に必要なことなのか考えるのは
とても重要なことです。

もちろん、逃げることが、
いつも活路を開くことになるかと言えば、
そんなことはありません。

極端な例ですが、BUYMAで
それなりの成果を出したいと思っている人が、
リサーチや出品を1日1件続けることからも
逃げていては、その目的が達成できないのは
火を見るより明らかです。

大事なのは、常識という思い込みを
一度疑ってみるということですね。

その結果、本当に必要なら続行すればいいし、
冷静になってみたら必要なかった、というのであれば、
すっぱり切り替えてしまえばいいわけです。

ところで、このニュースで、
自殺した女性の月の残業時間が
約100時間だったという話を聞いたときに、
私はまず一番最初に、

「本当はいったい何時間残業していたんだろう」

と思いました。

このあと少し考えて、あることに気付き、
もの凄く怖くなったのですが
それはなぜだか分かりますか?

「本当は何時間残業していたんだろう」

と何の違和感もなく思ったということは、

「人間は残業を100時間程度したくらいでは自殺しない」

という考えがその背景にあるということです。

私が会社員として働いていた頃は、
月の残業時間が、最大でおそらく
200時間は優に超えていました。

始発終電、土日出勤を繰り返すと
もれなくそうなれてしまいます。

私は、自分の体験を元にした、

「人間は残業を100時間程度したくらいでは自殺しない」

という「思い込み」に完全に囚われていました。

だから、発表された残業時間を、
頭から信じていませんでした。

これに気付いたときには、
本当に背筋が凍りつく思いでした。

これだけ気を付けていても、無自覚に
「思い込み」や「偏見」を持ってしまう。

恐ろしいことです。

もはや話がとっ散らかりすぎて、
どこに着地させればいいのか
自分でも見失いかけていますので、
今週の「逃げ恥」で、新垣結衣演じる
主人公森山みくりの伯母を演じる
石田ゆり子がドラマの中で持っていた
バッグを紹介して、筆を置きたいと思います。

■みくりの伯母のバッグ

買い付け先を探して出品してみてもいいですし、
すでに出品中の方は、ドラマやキャストの名前を、
商品ページに追加するといいですね^^

ではではー。

P.S.

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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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エスノのコンサル生は作業を外注しているのか。(第537回)

※2016/11/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日メルマガで書いたコンサル生Yさんですが、
一昨日も1件で利益8万円の商品が売れたそうです。

先月2件で18万円の利益を出してしまったせいで、
逆に今月は、そんな上手くいくことは早々ないと
身構えていたようですが、フタを開けてみれば、
利益単価の高い商品が同じように売れました。

これは、けしてまぐれというわけではなく、
揃わないといけない必要な条件はありますが、
そのピースさえハマれば何度でも再現可能です。

こういう商品を繰り返し買い付けできると、
とても楽に利益を増やすことが出来ますね。

ここまでの利益単価のものではなくても、
「買い付けさえ出来れば●円の利益確定!」
みたいな商品を把握できていればいるほど、
効率のよい活動が可能になります。

さて、前回のメルマガでそんな話を書いたところ、
コンサル生のAさんから質問をいただきました。

どんな質問かというと、青木さんやYさんをはじめ、
私のコンサル生で大きな成果を出している方は、
作業を外注しているんですか?というものです。

結論から言えば、完全に人それぞれです。

青木さんと、青木さんと同じように、安定して
月利100万円以上を生み出しているTさんは、
ほぼすべての作業をおひとりで行っていますし、
Yさんやノンさんは、出品作業については
外注しています。

みなさん、ご自身の活動環境を鑑みて、
必要なら外注しているという感じです。

ただ、一つだけ言えるのは、いずれの方も、

「“利益の源泉”が作業の外注化には“ない”
という本質を理解している」

ということです。

ここで言う作業の外注化というのは、
基本的には、「単純に数を増やす」
ことにしか作用しません。

BUYMAで成果を出すために必要なことは、

・人気がある(=売れる可能性の高い)商品を

・ライバルと比較して優位性のある条件で、

・お客さんに見てもらえるように適切に出品し、

・出品したあとの振り返りもちゃんとする

削ぎ落としてしまえばこれだけです。

これらをしっかりと踏まえた上で、
作業を外注して数を増やせば、
増やした分だけ、利益という
成果になって返ってきます。

しかし、その基礎が未熟なまま、
闇雲にただ数を増やすだけでは、
残念ながら成果には結びつきません。

先日メルマガ読者のMさんから、
以下のような問い合わせをいただきました。

==========================

(中略)

とにかくASOSを1ヶ月に1000品出品すれば、
50件の受注あり、10万の利益が出るというものです。

必死にやりましたが、結果は850品出して7件の受注でした。

まだ1ヶ月しか実践しておらず、1000品出品できていないのに、
結果が出ない!というべきではないのはわかっていますが、
自分のなかで何かこの先が本当にあるのか?という疑問をもっているんです。

(中略)

==========================

Mさんは、現在師事している別の方に
上記のように言われたそうなのですが、
この文章が、ただ数を増やすだけでは
なかなか成果につながらないことを
如実に表しています。

勘違いしてほしくないのは、
私は別に「外注してはいけない」とか、
「外注すべきではない」と言ってるわけ
ではないということです。

むしろ、事業として、物販を
拡大させていくという選択をするなら、
外注化は必須だとすら思っています。

ちなみに、いまだに私が外注化せず
自分ですべての作業をしているのは、
物販事業を拡大する気がないからです。

(あと、意外と驚かれるんですが、
私もまだちゃんとBUYMAで販売してます^^;)

ただ、それは、「月商」で数千万とか億とか、
そういうレベルの世界を目指す段階での話。

そこまでの規模でないならば、
必要に応じて判断すればOKです。

Yさんもノンさんも、本業が忙しかったり、
小さいお子さんがいたり、あるいは
その両方だったり、人の手を借りないと、
さすがにちょっと厳しいという状況があって、
出品作業を外注したという経緯があります。

それによって生まれた時間を、

・売れる可能性が高い商品を探すこと

・ライバルに優位な条件で出品できる買い付け先を探すこと

・お客さんの目に留まるように出品すること

・出品したあともちゃんと振り返りをすること

などに丁寧に注いできた結果、
今のような成果があるわけです。

作業の外注化などのオプションは、
こういう原理・原則を活かすための
「手段」であって、それ自体は「目的」
ではないということを、忘れないように
しないといけませんね。

ではではー。

P.S.

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利益を効率良く伸ばし続けるために必要なたった2つのこと(第536回)

※2016/11/2の記事です。

こんにちは、エスノです。

一昨日、BUYMA管理画面の出品リストに、
ちょっとした変化がありましたね。

気付いている方も多いと思いますが、
「アクセス数」「ほしいもの登録数」の他に、
「カートに入れている数」も確認できるようになりました。

日曜日の大阪ワークショップの時点では、
間違いなく表示されていませんでしたから、
月曜の朝に搭載された機能のようです。

「カートに入れている数」は、当然
多いほど「近々売れる可能性が高い」
と言えるわけです。

先日から配信され始めている

「カート追加 または ほしいもの登録された商品があります」

というタイトルのBUYMA事務局からのメール、
そして今回の変更から、事務局としては、

「キャンセル率をもっと下げていきたい」

と考えていることが分かると思います。

(実際、配信されるメールにも、
そのような注意書きがありますね。)

特にこれからのシーズンは
お客さんの購買意欲が高まり、
問い合わせや受注が今まで以上に
増えやすくなります。

今日から始まった「バッグ」特集などのように、
キャンペーンとともに大きな金額のクーポンも発行され、
そのお客さんの勢いはさらに後押しされていきます。

そのときに、売上を伸ばすことは、
もちろん重要です。

重要なんですが、それによって、
出品商品の在庫管理が甘くなってしまい、
キャンセルが増えるばかりでは、
パーソナルショッパー評価が下がるどころか、
BUYMA全体の印象も悪くなってしまう。

事務局としてはそれは避けたいわけです。

ということで、ここは事務局の方針に
素直に従い、少なくとも、欲しいもの登録や
カートに入れた数が、直近で増え続けている
人気商品くらいは在庫管理にも力を入れたいところです。

また、人気の出品商品の在庫をチェックして、
予定の買い付け先で在庫がなくなっていても、
そこですぐに諦めないことも重要です。

買い付け先を、
出品時点でかなり探したならともかく、
そうでないなら、今一度丁寧に
他の買い付け先を探してみるべきです。

同じ商品を出品するライバルは、
まだ買い付け可能なのか、あるいは、
商品ページの出品状況や問い合わせから
買い付け先に辿り着けるヒントがないか、
ちゃんと確認すべきです。

そういう小さな積み重ねが出来る人は、
少しずつ買い付け先の幅が広がり、
扱うブランドの幅も広がり、その結果、
他のショッパーとの差別化が出来ていきます。

そして、その差別化具合が顕著であるほど、
特にこれからのセールシーズンで大きな利益を
生み出せるようになっていきます。

たとえば、コンサル生のYさんは、
10月に自己最高となる月利60万円
を突破しましたが、この成果は、
まさにそういう小さい積み重ねによって、
生み出されたものです。

Yさんは、もともと一昨年の冬に
コンサルを受講してくださったのですが、
諸事情でその際は1ヶ月のみの受講でした。

ただ翌年の夏前に、
「効率よく利益を出す」という点にこだわって、
改めてじっくり取り組みたいということで
3ヶ月間受講してくださり、その期間中に
初めて月利30万円を突破します。

そしてその後もしばらくは、
その水準を維持されていたのですが、
小さいお子さんを抱えながら、
日中はフルタイムで仕事をされる忙しさから、
少しずつ調子を落としていってしまいました、

そのタイミングで改めてBUYMAアカデミアに
参加してくださり、状況を詳細に確認したところ、

・買い付け先の幅の狭さ

・取り扱いブランドの幅の狭さ

が、まさに一番のネックになっている
という状況が分かりました。

買い付け先が多くのショッパーと被り、
かつ、扱っている商品も被っているので、
必然的に、価格競争になってしまい、
とにかくいくら売っても利益が伸びない
“ジリ貧状態”に陥ってしまっていたわけです。

これは一朝一夕で改善できる問題ではなかったので、
とにかく少しずつでも、問い合わせが来たり、
受注した商品を中心に、その商品の、
新しい買い付け先を探すという切り口から、
買い付け先の幅を広げることを意識してもらいました。

その端的な成功事例として、先月は、
1点で利益が9万円という商品を
2点販売することが出来ています。

これだけで、数ヶ月前の、
少し不調だった時期の1ヶ月分の利益を
軽く上回ってしまいました。

もちろんこれは、利益額的には
極端に上手くいった例ですが、
それ以外の取引でも、この積み重ねが
利益全体を押し上げることに貢献しています。

それが引いては、8月の
久々の月利30万円達成というところからの、
9月に月利50万、そして10月には自己最高の
月利60万円という右肩上がりの成果に
つながっているということです。

一度はそれなりに利益を出せたことがあるのに、
それを伸ばすどころか、なかなか続けられない
という方は、

・買い付け先の幅

・取り扱いブランドの幅

を常に広げようとする意識を持って
活動していくのが特に重要なので、
ぜひ参考にしてくださいね。

ではではー。

P.S.

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