受注が安定しない苦しみについて。(第135回)

※2014/3/5の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のメルマガで、
返品による赤字在庫のリスクを避けるためにも
ちゃんと人気商品を選んでおくことは大事
とお伝えしましたが、まずその補足をちょっと。

これだけ書いておくと、
在庫になったら、なんでもかんでも
なんとか売り捌かなければいけない
というように聞こえるかもしれませんが、
もちろんそんなことはありません。

昨日紹介させていただいた方のように、
ショップに返品をするという選択肢も
当然あるわけです。

このときに、在庫となった商品が、
どのくらいの期間でいくらくらいなら売れるのか、
そしてそれに対して、ショップへの返送費と支払った関税額を考え、
在庫で販売するのがいいのか返品したほうがいいのか
ということを複合的に考えて判断する必要があります。

もちろん、ショップの返品受付期限もあるので、
その中で判断しなければいけません。

そういう部分も含めて、やはり
「多くの買い付け先に精通すること」
というのがとても重要であることが
お分かりいただけると思います。

ちなみに、
購入時に関税も支払うタイプのショップは、
返品が完了するとその分も返金されるケースもあります。

また、返品の送料は掛からないというショップも
けっこうありますので、そういう視点からも、
各ショップについて把握しておきたいところですね。

さて、昨日こんなメールをいただきました。

======================================

エスノさん!

こんばんは!!

いつもアドバイスありがとうございます!!

先日メールで「段々売れるようになってきた」と書きましたが、

その途端、問い合わせ、受注とも、ピタッと止まってしまいました…。

消費税増税前で結構売れる時期だと思うんですが…。

お客様のニーズに合ってないんですかね?

迷いもあると思います。人気商品を見つけてもやはり価格で

勝負できないことが多々あるんで、ちょっと気持ちが凹み気味です。

出品数もあまり増えていません。

(後略)

======================================

以前のメルマガで書いたように、
BUYMAを実践していく上では、
ほとんどの方が次のような苦しみに遭遇します。

・出品できない苦しみ

・受注しない苦しみ

・受注が安定しない苦しみ

・利益の出るアイテムが見つからない苦しみ

この方は、
初受注前から何度もメールをくださっていて、
初受注しない苦しみを抜けだしたあとは、
調子よくポンポンと何件か受注しました。

しかしその直後の今まさに、

「・受注が安定しない苦しみ」

に身悶えしている状態というわけです。

基本的に、これを解決するには、
しっかりリサーチして、買い付け先を探して、
と、当たり前のことを継続していくしかありません。

ただ、ひとつ気を付けたいのは、
アクセスも欲しいもの登録もそこそこあり、
ある程度人気になっていた商品が、
まったく音沙汰がなくなってしまった場合です。

こういうときには、やはり
競合のバイヤーが出現していないかは
チェックした方がいいですね。

もし競合のバイヤーが現れた場合は、
やはり価格を見直したり、あるいは、
在庫があるうちに買い付けてしまって、
相手が売れなくなってから悠々と販売するなど
なにか戦略を考えるべきです。

競合が出現しておらず、また
一日の全体のアクセス数なども変化していないならば、
そこはもう売れるのを待つしかありません。

むしろ、問い合わせの対応や、
買い付けや発送などの手間が掛からないため、
逆にどんどん出品が出来るチャンスだ、
というように考えてみると良いと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから

情報を扱うときは気を付けましょう。(第130回)

※2014/2/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日ちょっと外注化に触れましたが、
メルマガでだらだら書くのも何だと思い、
レポート形式でまとめてみました。

■外注化、はじめの一歩
http://

※こちらはメルマガで配布しています。

募集サイトの細かい使い方とかは書いていませんが、
外注化の全体の流れと注意すべきことを、
ざっくりまとめてあります。

こういう「初めてやること」を前にしたとき、
多くの人は、心理的なハードル、言い換えれば、
ちょっとした「怖さ」を感じると思います。

ただ、そういう「怖さ」の大部分は、
何をすればいいのか「見通し」が立たない
ということに起因する部分が大きいので、
そういう意味では参考になると思います。

ぜひご一読くださいね。

細かい部分でさらに何か質問があれば
いつものようにお気軽にどうぞ!

また、昨日のメルマガで、
近々コンサル的なことを始めようと思う
と書いたところ、早速お一人から連絡をいただき
今日スカイプでお話してきました。

せっかく意気込んで連絡していただいたのですが、
残念ながらこちらの準備がまだ整ってないので、
とりあえず枠は確保しておきますから
ちょっとお待ちくださいという結論に至りました笑

来週中にはなんとかしますので、
気になっているという場合は、
もうちょっとだけお待ちくださいませ。

さて、昨日BUYMA事務局から送られてきた、
「Buyer’s info」はご覧になりましたでしょうか?

その中に、最近リニューアルされた
「タグ」機能に関する話があったのですが、
今日はそれについて取り上げます。

その記事は、リニューアルによって
タグ機能がより効果的に働いていることと、
ユーザーのタグ検索の傾向について書かれていました。

一部抜粋します。

====================================

★タグ傾向まとめ★
①SP(スマートフォン)ユーザーの方は愛用者や掲載誌に興味がありそう!
②最近の注目愛用者はPC/SP共に紗栄子さんよりローラさんに興味がありそう!
③ヒールの高さでよくクリックされているのは5~7cm!歩きやすい高さですね!
④PC/SP共にレザー(本革)はよくクリックされてます!合皮ではなく本革が欲しい!?
⑤メンズで注目されている雑誌は「LEON」!「ELLE」よりもよくクリック多し!
⑥意外にも柄のタグは「無地」が人気!ついで今年のトレンドの「花柄」も人気!

====================================

一見、なんだか利用価値がありそうな情報ですが、
実はこれあまり意味がありません。

例えば③については、
だからどうしたとしか言いようがない傾向です。

というか、こんなことは
言われるまでもなく分かりきっていることです。

むしろこの情報に囚われて、
ヒールが5~7cmの高さの靴ばかり出品すると、
それ以外での販売機会を逃すことにすら繋がります。

④だって、
合皮でも人気の商品はありますから、
同じようなことが言えるわけです。

一方で、②のような情報は
多少価値がありますね。

「紗栄子」という
分かりやすいファッションアイコンと比較することで、
ローラの人気が今高まっていることを示せていますから、
純粋にローラの愛用品を狙うのは効果的でしょう。

またここから、盛者必衰の理ではないですが、
「新しい人気」というものが常に生まれ続けている
ということも分かります。

以前は梨花に次ぐ人気を誇った紗栄子も、
時が経てば、その人気は落ち着いていきますし、
新しい人気モデル、タレントというのは
どんどん出てくるわけです。

そういう気付きが得られれば、google先生に
「最近人気のタレント、モデルさん教えて!」
と言うだけで、すぐにその答えが分かるという
本当に便利な世の中が今という時代です。

何が言いたいかというと、
いくら運営者からの情報でも、それがすべて
自分にとって有益かどうかは分からない。

あくまで、情報を扱うときは
相手のフィルターを外した上で、
自分のフィルターを通して解釈しないと
有効には使えないということです。

なんとなく使えそうな情報に踊らされて、
意味のない時間を過ごしてしまわないように
十分注意してくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから

もっと自由な時間を生み出す方法。(第129回)

※2014/2/27の記事です。

こんにちは、エスノです。

こうして毎日メルマガを書くときに
最も意識していることは、

「どうやったら読者さんの成果に繋がるのか?」

ということです。

そのために、さまざまなテーマについて、
手を変え品を変え、いろんな形で
お伝えするように努めています。

取り上げるテーマを考えるために、
こういうことで困っているだろうと想像したり、
あるいは、自分はこういうことで困った、
というのを思い出したりします。

また、メールでお問い合わせいただいた内容や
直接お話させていただいて気付いたことも、
すごく参考になっています。

テーマが決まったら、
どういう伝え方をすれば、
一番伝わりやすいかということを考えます。

同じ内容であっても、どんな伝え方をするかで、
人それぞれの納得度合いというのは違うものです。

そのため、同じ内容を、
時間を置いて違う伝え方で書くことも
よくあることだったりします。

ですが、当然、このやり方には
どうしても限界があります。

人それぞれ、悩むポイントも
成果を出すための道筋も千差万別なので、
1日1通メルマガを送るだけでは、
人によっては解決しない問題もあるわけです。

具体的に言えば、

リサーチで特に悩む人もいれば、
買い付け先のことで特に悩む人もいますし、
あるいは、お客さんとのやりとりに
特に悩む人もいるということです。

アメリカブランドを、
数多く販売して上手くいく人もいれば、
ヨーロッパブランドを、
ほどほどに販売して上手くいる人もいるし、
靴の扱いに長けて、そこが強みになる人もいれば、
バッグや財布が売れ筋になる人だっているわけです。

すべての人が違う人である以上、
そういう違いは出てくるのが自然です。

こういうことを考えたときに、
メルマガで伝えるだけという形式では限界がある
というのは、納得していただけることだと思います。

ということで、近いうちに
私のコンサルを受けたい方を募集しようと思います。

コンサルというか、
「専属アドバイザーによる個別指導」の方が
ニュアンスとしては近いです。

以前から何人かの方からは
直接オファーをいただいていたのですが、
本格的にひとつのサービスとして始めようかなと。

イメージとしては、まず
いつでも私と連絡が取れるようにして、
なにか困ったらすぐに解決できるようにします。

対面でリサーチ方法をチェックしたり、
買い付け先を一緒に探したり、

あるいは、受注後に
在庫がなくなってしまったアイテムを、
私の買い付けルートから探してくることで、
キャンセルになるのを防いだり、

成果を出すために必要なことは、
すべてやれる環境を整えるつもりです。

ほかにもいろいろ考えていますが、
ひとつ言えるのは、これは私の嫌いな
「自分の時間の切り売り」であるということです。

もし北海道や九州の方にお会いするとなれば、
移動だけでかなり時間を使ってしまいますし、
それ以外にも私がコントロール出来ない時間
というのが今より増えるのは明白でしょう。

もちろんそんな感じですので、
大人数を引き受けることは出来ないのですが、
教材のようなマニュアルを作るよりは、
こういう「かゆいところに手が届く」形態で
アドバイスできる方がよいと判断した次第です。

ただ、これをすることで、
自分のBUYMAの販売のほうが疎かになっても
それは本末転倒だと思っています。

やはり、もっとも質の良いアドバイスというのは、
今まさに最前線で実践している体験からこそ
提供することができるものでしょう。

コンサルに時間を取られて、
自分のBUYMAが全然出来ませんでした、では
さすがに何言ってんだこいつとしかならないわけです。

そういうわけで、今日は、
「外注」についてちょっと考えてみます。

「外注」というのは、
出品作業や荷物の受け取り、発送作業、
あるいはお客さんとのやりとりなどを、
自分の代わりにやってもらうことです。

私も、一昨年から夏から昨年春くらいまで
出品作業をお願いしていた方がいたのですが、
ちょっとその方の都合が悪くなってしまったので
今は何もかもを一人でやっている状況が、
すでに半年以上続いています。

その中で、私の短時間で成果を出すノウハウは
さらに磨かれていったわけではありますが、
いい機会なので、外注をちゃんとやっていこうと
今決意を新たにしたわけです。

「外注」、つまり、
人に作業をお願いするにあたって、
やるべきことは次のようなことです。

・募集

・選考

・契約

・教育

・支払

無理やり二文字の漢字で修めてみましたが、
だいたいこんな感じですね。

まず、人を募集しなければ始まりません。

そのために必要なのは、
「仕事の要件」と「募集する場所」です。

仕事の要件とは、
どんな仕事をどんな風にやってもらうのか、
また納期はいつまでで、報酬はどれくらいなのか
ということですね。

それもとに募集をかけるわけですが、
多くの方は単発の仕事を依頼することができる
@SOHOなどを利用して募集しているようです。

最近ではクラウドワークスなどの
クラウドソーシングサイトでも、
BUYMAの作業を手伝ってくれる方募集
という求人をよく見かけますね。

ちなみに、私が以前募集したのは、
自分のバイヤーとしてのツイッター上でした。

フォロワーが1000人以上いたので、
10名くらいの方に応募していただき、
その中から1名採用したわけです。

@SOHOやクラウドソーシングサイトは、
求人側や応募側に、高額ではないものの
いくらか費用が発生するケースが多いです。

しかしこういったSNSでの募集は
もちろん費用がかからないので、
その点では良い方法ではありますね。

さて、募集をかけて応募してもらったら、
そこから選考しなければいけないわけですが、
やはりここがなかなか難しいところです。

特にBUYMAの外注の場合、一番注意すべきは、

「過去に別のバイヤーの外注作業を請け負ったことがあるか」

ということです。

ちょっと長くなってしまったので、
続きはまた明日お伝えしますね。

キリが悪くてすいません^^;

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから