ライバルの活動スタイルをじっくり観察。(第232回)

※2014/7/10の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日スカイプでコンサルしていて、
「ライバルに価格で勝てない」
という問題が発生しました。

状況をもう少し詳しく説明すると、

・アメリカブランドのバッグ

・価格は25,000円ちょっと

・同じ商品がセールになっている買い付け先を、
google画像検索で発見することができた。

・しかし、ライバルがそこから出品しているなら、
利益が1,000~1,500円出るか出ないかくらい。

というような感じでした。

要するに、価格で勝てなくはないが、
超薄利になってしまうというケースです。

こういう状況に遭遇したとき、
可能性としては2つありえます。

1.他のもっと安い買い付け先がある
(もしくは、買い付け価格の計算を間違えている)

2.ライバルはその超薄利で販売している

ライバルより安い価格で出そうとすると
超薄利になってしまうというとき、
その多くは前者の可能性が高いです。

価格で優位に立てないのは、そのライバルが
特殊な買い付けルートを持っているわけではなく、
ただ単に他のショップを探し切れていなかったり、
あるいは買い付け価格の計算を間違えているだけだったり
ということが往々にしてあります。

しかし中には、後者のように、
超薄利で販売するというスタイルで
活動し続けているバイヤーもいます。

それをどうやって確認すればいいかというと、

・バイヤーとしての経験値が浅い

・販売件数がすごく多い

このいずれかに該当している場合は、
薄利で出品している可能性が高いわけです。

前者は、実績稼ぎ、もしくは
パーソナルショッパー(PS)としての力不足のため、
とにかく価格を下げているということです。

こういうPSは、取引件数が少なかったり、
あるいは、販売履歴を確認すると、
月に数件しか売れていないというような特徴があります。

後者のケースは、
要するに薄利多売のスタイルで
トータルで利益が出ているのでOKというPSです。

今回の事例で見つけたPSはまさにこれで、
7月9日時点で、7月の販売履歴が74件ありました。

単純計算で考えると、
7月は31日ありますから、

74件÷9日×31日=約255件

となることが分かります。

月末の受注増加分を考慮すると、
もうちょっと多くなっても不思議ではありません。

1件あたりの利益を約2,000円として、
少なく見て月に約250件販売しているとしても、
その1ヶ月あたりの利益は50万円くらいになります。

250件捌くのは確かに大変ですが、
これだけ利益が出るのであれば、
十分可能性のあるやり方といえるでしょう。

またそういうスタイルではないかという視点で、
実際に出品商品やプロフィールを確認すると、
とにかく梱包などに手間ヒマを掛けていない
ということも分かってきました。

ライバルがこういうPSだった場合、
もはや価格で闘いを挑むのは得策ではありません。

・価格以外の優位に立てるポイントを考えてそこで勝負

・その商品のことは(とりあえず)諦める

いずれかの選択をして、
どんどん他の商品をリサーチすべきです。

価格以外の勝負ポイントは、
配送期間などが一般的には考えられます。

今回のライバルの場合は、
梱包がかなり簡素なものだと分かったので、
自分の商品コメントで「丁寧な梱包」を
アピールするというのもひとつの手でした。

もちろん、このような状況になった場合、
すぐに諦めてしまうのも重要な戦術です。

ただ、その商品が
とても人気のある商品だった場合、
ライバルが今の価格で販売できなくなったら、
こちらにも参入できる可能性が出てきます。

そのため、
この商品のことは頭の片隅に入れておいて、
また少し時間をおいてから再び検討するのも
もちろんやって見る価値のあることです。

ちょっと長くなりましたが、

「ライバルがどういうスタイルで活動しているか」

ということが推測できると、
自分がどう動くべきかという方向が見えるので、
気になるPSのことは、じっくり観察してみてください。

なお、逆に観察した結果、
薄利型のPSでない可能性が高い場合は、

1.他のもっと安い買い付け先がある
(もしくは、買い付け価格の計算を間違えている)

という可能性も高いということですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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エスノは靴の返品を気軽に受け付けてます。(第231回)

※2014/7/7の記事です。

こんにちは、エスノです。

本日24時まで個別コンサルの募集をしています。

■個別コンサルティングの募集要項

http://

※メルマガでのみ募集しました。次回募集は未定です。

ちなみに、改めて集計してみたのですが
これまで卒業した7名のうち3名が
コンサル受講中、受講後に月利20万円を超えています。

月利10万円を超えた方も1名いますね。

もちろん、
この成果はご本人の頑張りがあってこそなので、
自分の手柄のように言うべきではないと思っていたのですが、
やはり、ある程度予測が立たないと申し込むのが不安
というのも事実だと思います。

自宅近くの学習塾が、

「●●高校に●名が合格しました!」

と貼りだしているのを見て、そう思いました笑

申し込むべき人の迷いを晴らす、
ひとつのきっかけ・判断材料にしてもらえれば。

さて、BUYMAの文字の大きさが戻って
ひと安心している今日この頃ですが、
先日お客さんから、サンダルについて
サイズと在庫確認のお問い合わせをいただきました。

その方は、サイズについて、
ちょっと自信がなさそうでした。

一応、これまでの経験や、
他のパーソナルショッパー(PS)さんの
問い合わせ履歴などを参考にアドバイスはしたのですが、
まだ決めかねている様子。

こういうときに私は、

「一度試着していただいて万が一サイズが合わなければ、
送料さえ負担していただければ返品を受けますよ。」

とお伝えしてしまいます。

その結果、決心がついたのか
ちゃんと受注に結びつきました。

「なんでわざわざ不良在庫になる確率を高めるようなことを?」
と思うかもしれませんが、もちろん、なんでもかんでも
返品を受けるわけではありません。

返品を受けてしまうのは、

・人気商品(かつ人気があるサイズ)

のときだけです。

このサンダルは、
万が一この方にサイズ合わなくても、
需要の多い37というサイズだったので、
近いうちに売れる見込みが立っていました。

またここでとりあえず注文してもらうと
このアイテムの人気順が一気に上がって
さらに売れやすくなるというのも、
ちょっとリスクを犯して購入してもらった理由のひとつです。

もちろん、いろいろ調べる中で
おそらくサイズは問題ないだろうと
ある程度自信があったということもあるのですが、
こういう対応もアリなので、参考にしてください。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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BUYMAスマホ版の人気ランキングから考える。(第230回)

※2014/7/6の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日から個別コンサルの
募集を行っております。

■個別コンサルティングの募集要項

http://

※メルマガでのみ募集しました。次回募集は未定です。

募集期限は8日(火)24時までの予定でしたが、
すでに1名の方から応募していただいたので、
7日(月)24時までに繰り上げさせていただきます。

興味のある方はお早めにご確認くださいね。

さて、パーソナルショッパー(PS)として活動していると
ついついPC版のBUYMAが世界の全てなような気がしますが、
最近ではスマホ版のBUYMAからも購入される件数が増えているようです。

BUYMAのアプリもリリースされていますし、
世間的にもスマホ経由でのECは盛り上がっているので
当然といえば当然ですね。

ところで、スマホ版の
BUYMAの人気ブランドランキングを見ると、
PC版と比較してまったく異なっています。

スマホ版だと、PC版では20以内の
miumiuやjimmy chooなどは影も形もなく、
1位はヴィクトリアシークレットで、
他にも低価格帯のブランドが目白押しです。

要するにこれは、スマホ経由で
売れているブランドが、PC経由とは
かなり異なっているということです。

このこととスマホ版の
ページデザインをあわせて考えてみると
ちょっと嫌な結論が出ます。

当然ですが、スマホは
PCより一覧性に乏しいので、
人気順なり新着順なりで並び替えたときに、
上位に表示されないということのデメリットが、
PC版よりかなり大きくなります。

ブランドページに表示されるのは
PC版なら、人気順上位6個と、
最近売れたアイテム6個ですが、
スマホ版は人気上位3個だけです。

また、売れているブランド見れば分かるように、
価格によりこだわるお客さんが多いと思われるので、
人気順、新着順に加えて、「価格の安い順」で
アイテムをチェックしていく可能性が高いです。

こういう特徴を考えたときに、
スマホ版で人気上位になるような、
低価格帯のブランドを扱う場合は、
人気順、価格で優位かどうかということが
より重要だということになり、逆もまた然りです。

特にプレミアムPSは、
それだけで人気順では上位に表示されるので、
かなり優位だといえるでしょう。

私は基本的に、
上記に該当するASOSなどのブランドは、
実績作り以外でオススメはしていないのですが、
やはり扱っているPSさんが多いのも事実です。

そのようなブランドを扱っている場合は、
スマホ経由での購入が多いということを
ぜひ意識してみてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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