メルマガ:BUYMA(バイマ)ハイブリッド販売戦略

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コンサル新規募集開始&ショップから直送するデメリット(第752回)

※2021/6/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

それでは21時になりましたので、
これから個別コンサルティングの
新規募集を行います。

今回の定員は2名で、
締め切りは6月13日(日)24時です。

いつも締め切り前に、
定員に達してしまいますので、
早めにチェックしてくださいね。

■個別コンサルティング詳細

http://

※メルマガでのみ募集しました。

また、これもいつものことですが、
すべての方の参考になるような内容を
出来るだけ興味深く読んでいただけるように
募集ページは内容盛りだくさんで書いています。

夏のセールで、今まさに活用できる
可能性がある情報も書いていますので、
ぜひ一度目を通しておいてください。

募集するたびに少しずつ加筆もしていますので、
以前読んだぞという方も改めてどうぞ。

なお、次回の募集では値上げを予定しています。

今までも何度か値上げしていますが、
これまで二の足を踏んでいたという方は、
よかったら受講していただきやすいうちに、
ぜひ一歩踏み出してみてくださいませ。

さて、今回は募集だけではなく、
本題も一緒に配信するレアバージョンです。

前回のメルマガで、BUYMAの
利用規約改定についてお伝えしました。

「買い付け先からお客さんへ商品を直送すること」
に関連する規約の追加・修正が、
今回の改定の主だった内容です。

ショップからお客さんへの商品直送は
原則規約違反なのですが、事務局の
許可を得た場合においては、実は以前から
普通に行われている手配の方法の一つで、
BUYMA内でも実践しているショッパーさんを
よく見かけます。

お客さんへ商品を直送できると、
関税がお客さん負担になる分、表示価格を
安くできてアクセスが集まりやすくなり、
人気順も上がりやすくなり、結果的に、
売れやすくなると言っても過言ではありません。

また、当然、国内での配送料はなくなりますし、
検品梱包の手間もなくなりますし、コスト面でも
無視できないメリットがあります。

こう書くと、直送をしないとダメなのでは?
というくらいに思ってしまうかもしれませんが、
さすがにそれは思考が浅すぎます。

どんなことにも、メリットという表があれば、
デメリットという裏が必ず存在していて、
ショップからの直送においてもそれは同じです。

今回はちょっとそのデメリットについて
掘り下げてみましょう。

ですが、その前提として、そもそも
「効率よく利益を出す」ということについて
改めて整理しなければいけません。

いろんな捉え方があると思いますが、
私は「コストに対してリターンが大きい」
という状況を効率が良いと考えています。

つまり、コスパ、コストパフォーマンスがいい
というやつです。

コスパの誤解されがちなところは、
「コストを絶対的に少なくする」ということではなく、
「リターンに対してコストを相対的に小さくする」
ということですね。

ちゃんとリターンがあるなら、ある程度の
コストがかかることは普通にあります。

まったくの手抜きをしようという話ではない
ということです。

ただ、不必要なコストは削減して、
リターンへの貢献度の大きいコストに
リソースを集中的に投下していくことで、
コストの絶対量は相当減らしながら、
今まで以上の成果を生み出すことはできます。

こういう前提をもとに、
「効率よく利益を出す」ことを考えるとき、
まず、無在庫販売は、在庫販売に比べ
効率が悪いです。

無在庫販売では、基本的に、
取引ごとに買い付けすることになります。

当然ですが、1件1件の手配ごとに、
配送の進捗を確認し、お客さんへの
連絡をしなければいけません。

在庫販売では、受注前に買い付けて、
売るときにはすでに手元にあるので、
このあたりの手間のかかり方が
まったく違います。

もちろん在庫販売には在庫販売の
デメリットがあるので、そっちが
絶対的に良い方法であるという
話ではありません。

しかし、無在庫販売のほうが、
1取引にかかるコストが大きく
相対的に効率が悪いのは事実で、
そしてそれは、今回のテーマである
「ショップからの直送」とは切り離せない
というのが重要なポイントです。

お客さんに直送するということは、
まとめて買い付けておくことが出来ず、
基本的に無在庫での手配になります。

つまり、上記のコスパの悪さが
前提になる方法だということです。

そして、次に商品になにかあって
トラブルが起きたときの問題。

セレクトショップなり直営店なりで
検品してもらって配送されるとは言え、
所詮はヨーロッパクオリティです。

微妙に気になるところのある商品や、
間違った商品が、自分がその状態、
状況を確認できないままお客さんに届く。

こういう恐ろしいことは、
しょっちゅうあるとは言わないですが、
残念ながら、普通に起こることです。

そのときに、もたらされるトラブルの
解決にかかるコストは、自分で受け取って
検品したときの比ではありません。

自分の目で見ていないので、
ショップが写真でも撮っていなければ、
基本的には戦いようがなく、こっちが
折れるしかありません。

さらに、これは特に直営店からの
直送に言えることなんですが、
オンラインでオーダーが完結せず、
ショップの人とやりとりしないと
いけないというのも、実際にやると、
かなり手間がかかる行為だったりします。

手配をする際に、間に人や組織が
一つ入るだけで、どうしたって、
「向こうの都合」というものが
介在する余地が発生してしまいます。

もちろんオンラインオーダーでも、
システムの向こうには人がいるので
本質的には同じことではあります。

しかし、システムに乗っかった人間と、
直接やり取りをする人間とでは、
その存在感はまったく異なるものです。

注文するまでに在庫があるかとか
料金が合計でいくらになるかだとかの
細かいことにも、ひとつひとつ向こうの
リアクションを必要とします。

配送が遅れているから連絡をしてみれば
全然返信がなくてヤキモキしたりもします。

これを、基本的に無在庫でやるなると、
1取引ごとにやることになるわけですから、
それにかかるコストは激増します。

そして、それを時差がある中でやるとなると、
なかなかの勢いで生活リズムは崩れていきます。

もちろんすべてスムーズに行く取引も
普通にあるでしょう。

しかし問題は、それぞれの取引が
その都度上手くいったかどうかではなく、
この「ショップからの直送」という手法が
コストの大きさをそもそも内包した方法だ
ということです。

ここを前提に考えないと、売上は伸びても
かかる手間も純増してしまって、四六時中、
現地のショップ担当者と連絡を取り続ける
みたいな状況に陥って抜け出せなくなります。

ちなみに、もうひとつ大きなデメリットとして、
課税業者の消費税の問題がありますが、
これはちょっとまた別の機会に譲ります。

いずれにしても、こういうことを
あらかじめちゃんと洗い出しておいて、
どういう方法を取るのが、その場面で
最もコスパがいいのかというのを
常に考えるようにしていきましょう。

そうすれば、「ショップからの直送」を
自分の味方につけて活用できるケースも
当然出てきます。

すべてにおいて優れた手法はないので、
その都度最善手を選べる思考力を
鍛えていかないとですね。

ではではー。

P.S.

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