ランキング20位以内の人気ブランドをも切り崩す視点。(第241回)

※2014/7/30の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はBUYMAで、
システムエラーが色々起きていますね。

まずアクセス数とほしいもの登録数の
集計が表示されません。

そして何より困ったのが、
問い合わせや受注のお知らせメールが
携帯に届かないという現象です。

夕方には復旧し始めたようで、
遅延しながらも届くようになりましたが、
午前中の早い時間は完全に死んでいたようです。

お客さんとやりとりをしている案件があり、
その返信が来なくておかしいなと思っていたのですが、
ログインしてみたらちゃんと返信は来ていました。

元コンサル生の報告で気付いたのですが、
こういうのはさすがに困りますねえ…。

昨日の深夜にBUYMAが繋がらない時間があったので、
その復旧のときになにかやらかしてしまったのでしょうか…。

あとは、こういう変更があったことも
正式にアナウンスされましたね。

http://buyersinfo.buyma.com/?p=17748

最近、出品時に利用する画像の件で、
かなり監視の目を光らせている感じがありますが、
BUYMAでそれに並ぶグレーな話といえば、
やはり二重価格表記についてです。

ちょっとBUYMAの中を見れば分かりますが、
通常出品価格や参考価格に入力されている金額は、
メチャクチャであることがほとんどです。

これまでは事務局も見逃してきましたが、
こちらも少しずつ是正していくはずです。

今回の変更はその第一歩ではないでしょうか。

さて、今日も取っ掛かりの話をひとつ。

人気上位のブランドのうちのいくつかは、
オンラインでの買い付けが難しかったりします。

その最たる例はCHANELで、
残念ながらこのブランドに関しては、
オンラインでの買い付けはほぼ不可能です。

ほぼというか、少なくとも私は知りません。

ただ、
買い付けしにくいと思われているブランドの中には、
ちょっと目先を変えると、オンラインでも
買い付け可能なアイテムがあったりします。

どのように目先を変えるかというと、

「ブランドのメインカテゴリ以外のアイテムも見てみる」

というのがその具体的な方法です。

例えば、PRADAは、バッグや財布は
基本的にアメリカのデパートくらいでしか買えず、
しかもアメリカなのでヨーロッパで買うよりも
買い付け価格は高くなってしまいます。

ただ、そのメインのカテゴリに固執せず、
例えば、靴や洋服、あるいはアクセサリーなどを探すと、
意外と買い付けの出来る人気商品というのがあったりします。

連日の話題になりますが、MONCLERも
メインカテゴリのダウンジャケット以外にも、
帽子や手袋、あるいはイヤーマフなど、
そういう付属的な防寒具もそこそこ売れたりします。

もちろん、そういう傾向があるからといって、
やたらめったら出品してもなかなか成果には繋がらないので、
いつも通りに人気の指標をチェックする作業はしたほうが良いです。

ただ、本当に純粋な思い込みや、あるいは
「靴や洋服はサイズがあるから扱いにくい…」
という極めて本質的ではない理由で
メインカテゴリしかチェックしていなければ、
それは大きな機会損失なので改めたほうが良いです。

人気商品なんてそこら中にありますので、
先入観を捨て去って満遍なくチェックするのが、
成果を出すためには重要ですね

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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すでに売れてる秋冬物をリサーチ。(第240回)

※2014/7/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

29日が土用の丑の日ということで、
昨日はうなぎを食べてきました。

私は埼玉の浦和というところに住んでいるのですが、
浦和は海なし県である埼玉のど真ん中にあるくせに、
なぜかうなぎが名物のひとつで、
そこら中にうなぎ屋があります。

それこそ明治時代から続くような老舗も何件かあり、
今日行ったもそのひとつで、「うなぎ百撰」という
なんとなく凄そうな称号も与えられたお店です。

日程が悪すぎてさすがに予約は取れず、
それならばと当日分の席を狙って、
17時の開店に合わせて10分前に来店したのですが、
すでに長蛇の列が形成されており、
日本人のうなぎ好きをまざまざと見せつけられました。

最近はうなぎが捕れにくくなっていて、
価格の高騰が続いているとのことでしたが、
今年はなぜか豊漁だったために、
そこまで値上がりせずに済んでいるようです。

パーソナルショッパー(PS)をやっている以上、
商品の「需要」と「供給」は、
常に気になってしまうものですが、
うなぎについてもそれを気にしてしまうのは
ちょっとした職業病ですかね…。

さて、BUYMAの予備校のほうで
BUYMAのノウハウについて洗いざらい書きすぎたせいで、
最近BUYMAに関するネタがなかなか思いつきません笑

ただ、そうは言っても、
満足できる成果を出せている方ばかりではないので
なんとか役に立つ情報をお伝えできないかと
すったもんだしている次第です。

ところで、夏のセールもそろそろ終盤戦ですが、
一方ですでに秋冬物が続々と出てきています。

その最たるものがmonclerで、すでに
ブランドランキングで5位以内をキープという
なんだかよく分からない状況になっているのは
先日もお伝えしたとおりです。

monclerはちょっと異常だとしても、
すでに秋冬物も少しずつ売れているというのは
見逃せないポイントのひとつでしょう。

秋冬物はまだ在庫も潤沢なので、
セール品で陥りがちな「受注後の在庫切れ」
になる可能性も低いのが嬉しいです。

ただそうは言っても、
まだまだ動き始めてからの期間は短いので、
秋冬物全般を漠然と探そうとすると、
人気のアイテムを見極めにくかったりもします。

そういうときは、例えば
以下のようなリサーチはどうでしょうか。

moncler自体は、すでに競争も激しく、
在庫もどんどんなくなっていますし、
そもそも出品制限が掛かっていて、
出品可能なPSは限られてしまっています。

(最近PSになった方は、出品するときに
ブランド選択の一覧にmonclerが出てこないはずです。)

もちろん、最終的に目指すべきPSの姿としては、
そういう状況で他のライバルと戦って、
利益を上げられることなのですが、
それを今すぐというのもなかなか難しいです。

そういうときはちょっと目先を変えて、
monclerのような高級ダウンを扱っている
他の人気ブランドについてちょっとリサーチしてみます。

そんなのどうやって調べればいいか分からん!
と思うかもしれませんが、BUYMAも馬鹿ではないので、
そういう情報もちゃんと載っていたりするわけです。

モンクレールのブランドページの左下のあたりに、
「モンクレール(MONCLER)の関連ブランド」
という項目があります。

ここに掲載されている
「DUVETICA」というブランドも、
冬場になれば人気ランキングで20位に入ることもあるような
かなり人気のダウンブランドです。

このブランドの人気上位、あるいは
最近売れたアイテムを見てみると、
ポツポツとですが、すでに今月くらいから
売れているものがあるのが分かると思います。

さらに、取り扱っているPSさんの、
昨年の販売履歴などを見れば、
冬になると売れるアイテムのヒントを
得ることも出来るでしょう。

こういうアプローチ自体は、
リサーチの取っ掛かりにすぎないので、
あとは、人気を見極めて買い付け先を探し、
ライバルに勝てるように出品するという、
地道な通常運転をする必要はもちろんあります。

ただ、
こういう取っ掛かりをたくさん知っている方が
リサーチをする上で行き詰まりにくいので、
ぜひ参考にしてほしいと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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個別コンサル〆切繰り上げとコンサル事例(第213回)

※2014/6/8の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日から個別コンサルの募集を再開していますが、
すでに事前面談の申し込みを2名の方からいただいたので、
ちょっと急ですが今回は期限を繰り上げて、
明日9日(月)の24時までとさせていただきます。

このお二人で決まるかどうかは
事前面談でお話してみないと分かりませんが、
10日まで引っ張る必要もなさそうなので、
興味のある方は今日中に確認しておいてくださいね。

■個別コンサルティングの詳細

http://

※こちらはメルマガでのみ募集しました。
次回募集は未定ですが、枠が空き次第メルマガにてお知らせします。

事前面談を申し込んでいただければ、
今回は枠に漏れてしまった場合も、
枠が空き次第優先的にご案内します。

さて、昨日はBUYMAのクーポンの話をしましたが、
すぐに出来るバイヤーからのお知らせへの反映は
もう完了していますでしょうか?

こういうのをすぐに行動に移せるかどうかって
小さい話ですが本当に重要です。

まだの方は、BUYMAのトップページから
クーポンコードを確認して、ぜひやってくださいね!

今日は、仮説と検証の
良い具体例があったので、
それをご紹介しようと思います。

昨日新宿で個別コンサルを実施してきたのですが、
その中で

「人気商品を出品したのに、
アクセス数も、ほしいもの登録数も
まったくライバルに及ばない」

という話が出たので詳しく見てみました。

参考にしたライバルの商品は

・ランキング30位以内の人気ブランド
・2万円台のお手頃価格
・夏の季節アイテム
・アクセス数5000以上、ほしいもの登録数250以上
・お問い合わせの数、約20件

ざっとチェックしたときには
こういう情報を得ることが出来ました。

それに対してコンサル受講生のTさんは
出品後1週間以上経過してもアクセス数は10ちょっと、
ほしいもの登録数も2という状況です。

私がまずライバルの商品を見て気になったのは、
ほしいもの登録数250以上に対して、
お問い合わせの数が20件程度というのは
ちょっと少なすぎるということです。

お問い合わせの数は、
バイヤーからの返信分も含まれるので、
最大でも10名ちょっとのお客さんからしか
お問い合わせが来ていないことになります。

実際にお問い合わせの日時を見ても、
そこまで頻繁に来ているわけではなく、
4月の半ば以降、6名のお客さんから、
お問い合わせが来ているというような状況でした。

本当に今まさに旬で、
しかも2万円台のアイテムなら、
こんなのんびりしたペースにはなりえません。

ということで、理由は分かりませんが、
このアクセス数とほしいもの登録数は

「見せかけのものである可能性が高い」

という仮説を立てました。

それを検証するために、
販売履歴をチェックしたところ、
やはり4月以降数件しか売れておらず、
実際の売れ行きとアクセスほしいもの登録に
かなり乖離があることが確認できたわけです。

これだけだと確実とはいえないので、
同じ商品を扱っている他のバイヤーさんの
販売履歴なども確認したのですが、
結論としては同じような状況でした。

ということで、Tさんの出品したアイテムは
売れるかどうかというところまできっちり見ると
実はそんなにイケてないアイテムだったために、
アクセスとほしいもの登録がそんなに伸びなかったのでは
という結論になったという話です。

結局、なぜ実際の売れ行きと
「人気の指標」が、これほど乖離しているか
というところまでは確認しませんでした。

考えられるのは以下の様なことなので、

・楽天などでもっと安く買える

・BUYMAの何らかの特集でアクセスがすごく集まって
ほしいもの登録もそれにつられて伸びた。

・この商品の売れるピークがまだなだけで、
実はこれから一気に販売が加速していく

・実はもっと安ければもっと売れる

こういう仮説を検証していく必要がありますね。

ただ、今回お伝えしたかったのは、
こういうことを地道にやれるかどうかが
重要だということ。

そして、実は検証をすることは出来ても、
意外と「仮説を立てられない」ということ
を知って欲しかったのです。

コンサル募集のページでもお伝えしましたが、
仮説を立てられないということにも

・仮説を立てちゃうと面倒な課題が増えるから立てない

・そもそも気付かないから仮説を立てられない

という2つのパターンがあります。

さっきのライバルの商品だと、
ほしいもの登録と問い合わせの数を見たときに
少なくともある程度経験を積んだバイヤーであれば、
「ちょっとおかしいな」と思う方は、
一定以上存在すると思います。

しかし、そこから突っ込んで検証するのは
ちょっと面倒臭いわけです。

そのため、検証まではやらない。

「数撃ちゃ当たる」という戦術で
BUYMAを実践しているバイヤーが散見される以上、
その手間を惜しむバイヤーは結構いると思っています。

また、そもそも経験不足などの理由によって、
ほしいもの登録と問い合わせの数を見ても、
特に違和感を感じないでそのまま突き進んでしまう
ということもあるでしょう。

ここを改善するには経験と知識が重要なので、
今回の事例を頭に入れて、同じように生かせる場面がないか
常に意識していただければと思います。

私は、こういうチマチマしたことを
可能な限りやり続けているだけです。

こういう態度でバイヤー活動をする方が増えて、
結果として、もっと効率よく成果を出せる方が
どんどん増えればいいなと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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