人気順で上位の商品の人気は信用出来ない。(第482回)

フィレンツェのFENDI

※2016/1/22の記事です。

こんにちは、エスノです。

イタリアから帰国する飛行機の中で
このメルマガを書いております。

結局海外滞在中は意外と時間なく
メルマガ書けないのはいつものことですね…。

ちなみに帰りの飛行機が勝手に変更されていて、
KML航空アムステルダム経由便のはずが、
なぜかアリタリア航空ローマ経由便に笑

ちょっと焦りましたが、
ローマの空港内は免税店が多く、
最後にさらに買い足すことができて、
むしろ結果オーライという感じでした^^

買い付け旅行の道中の様子は、
twitterでちょっとアップしているので、
よかったらご覧くださいませ。

https://twitter.com/esno_biz

遅れに遅れている、
メルマガバックナンバーの更新も
ツイッターでお知らせしてます。

さて、今回の現地買い付けで、
改めて思ったことがあります。

それは、

「人気順が上位だからと言って、
売れる可能性が高いとは絶対に言えない」

ということです。

すでに何度もお伝えしていますが、
商品の人気順には、販売数だけでなく、
アクセス数やほしいもの登録数も
大きな影響を与えます。

そのため、実際に売れていなくても、
何らかの理由で上記の数値が多ければ、
人気順では簡単に上位表示されます。

これが、そもそも
人気順で上位表示されやすい
プレミアムパーソナルショッパーの
出品であればなおさらです。

何言ってるんですか!

アクセス数が多ければ、
詳しく見たい人がいるってことだし、
ほしいもの登録数が多ければ、
ほしい人が多いに決まってる、
つまり、いずれも商品の人気を
ちゃんと表してるに決まってるでしょ!

という意見も、
もしかしたらあるかもしれません。

もちろんそれはその通りです。

ですが、例えば、商品画像が
他の出品者に比べて目を引けば、
必要以上にアクセスは伸びるでしょう。

あるいは、特にハイブランドでは

「実際には簡単には手が出ないけど、
いつかは買えたら良いなあ」

というスタンスで押されるほしいもの登録も
あったりするわけです。

そういうことを考えると、
アクセス数とかほしいもの登録数は
参考になる側面は認めつつも、

「ある程度疑いながら判断材料にすべき」

という見解のほうが無難だということです。

「実際に売れた数」以上に、商品の人気を
確かめられる要素はないわけですから、
それがBUYMA内で確認できる以上は、
それを重要視したほうがよいということでもあります。

基本中の基本ではありますが、
うっかりするとリサーチで楽をしたくて、
「ただ人気順で上位なだけの商品」
を選んでしまいかねないので
気を付けたいところですね。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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世界中が早とちりしたニュース。(第474回)

※2015/12/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

まずはじめにお知らせです。

先日まで募集していた、
「Buyer’s Drive」の紹介特典が
12月8日20時頃送られています。

私のメルマガから申し込まれた方には
「Buyer’s Drive」主宰のイチローさんから、
ご案内メールが届いていますので、
ご確認の上ご登録くださいませ!

現時点で、8名の方が
まだ特典企画に未参加です。

また、特典だけご希望の方は、
以下からお申し込みください。

■「BUYMA PROGRESS STAGE」詳細

http://

※メルマガでのみ募集しました。

こちらの案内は、

・「Buyer’s Drive」会員だけれども、

・私以外の方からの紹介で「Buyer’s Drive」に参加した

という方向けのご案内です。

「Buyer’s Drive」会員でない方には、
基本的にはあまり意味がないので、
注意していただければと思います。

こちらの募集は
11日(金)24時までです。

さて、今日はBUYMAと関係ないような話から、
無理やりBUYMAにつなげて話してみます。

先日ネット上でこんな話題が盛り上がっていました。

■全国民に毎月11万円、フィンランドが世界初のベーシックインカム導入へ

http://buzzap.jp/news/20151208-basic-income-finland/

ベーシックインカムそのものや
そのメリット・デメリットについては
上記リンク先などを参照していただきたいのですが、
要するにすべての国民に最低限の生活を送るのに
必要なお金を支給するという制度です。

なかなか思い切った試みが
国家単位で初めて導入されるということで
各所でかなりの盛り上がりを見せていました。

私も個人的にベーシックインカムには
賛成派なので、興味深く見ていたのですが
昨日一転して、今度はこのニュースが
実はかなり勇み足なものだったということが
話題になりました。

■フィンランドのベーシックインカム導入報道 駐日大使館が訂正

http://news.livedoor.com/article/detail/10928094/

要するに、ベーシックインカムの
導入が本決まりになったわけではなく、
まだ調査が始まるだけだったということで、
フィンランド駐日大使館が公式に訂正をしたわけです。

何が恐ろしいって、多くの著名人を含む
ツイッターやfacebookでこのニュースを
拡散していた人たちのすべてが、
この間違いに気付かなかったということです。

情報元が2ちゃんねるのまとめサイト
とかであれば疑いもしたのでしょうが、
今回は割と真面目なメディアが発信源ということで
ほとんどの人が疑いもせず、その記事を
本当のことだと思い込んでしまいました。

情報源をちゃんと調べさえすれば、
やはりそんなことはどこにも書いていない
ということが分かるのですが、
みんなそこまでしないわけです。

こうして、特に誰にも悪意はなく
間違った情報が広まるというのは、
よくあることではあります。

ただ、我々は、
このような大きな話題でもそうですが
もっと身近なところで起きる思い込みには
より注意深く気を付けなければいけません。

たとえばBUYMAで言えば、

「よく売れている人は出品数が多いから、
たくさん出品しないと売れない」

というような話があったとします。

実際に、人気ブランドで
人気上位の商品を出品している
パーソナルショッパーや、あるいは
プレミアムショッパーなどは
出品数も多い傾向にあります。

そのため、

「よく売れている人は出品数が多いから、
たくさん出品しないと売れない」

というのは本当のことのような気がします。

ですが、これは完全な思い込みです。

なぜなら、

・出品数が少なくても売れているショッパー

・出品数が多いのに売れていないショッパー

というのも、実際に存在しているからです。

しかし、多くの人は、

・出品数が多くて販売数が多いショッパー

のことしか見ようとしません。

なぜなら、出品数が多くて、販売数も多い
ショッパーのことはよく見かけますが、
出品数が少なくても売れているショッパーや
出品数が多いのに売れていないショッパーは
あまり見かけないからです。

特に、出品数が多いのに
売れていないショッパーというのは、
そもそも売れていないのですから、
人気順などで見ていっても
なかなかお目にかかる機会がありません。

本来であれば
出品数が多いショッパー全体と
出品数が少ないショッパー全体に対して、
売れているショッパー、売れていない
ショッパーの割合がどのくらいなのか
というのを調べて比較した上で、

「出品数が多いとよく売れる」

と言わなければいけないはずです。

なのに、
ぱっと目につく販売数の多い人の
すぐ分かる「出品数」の傾向だけを捉えて、
それを真理のように思い込んでしまう。

さすがに私の読者さんで、

「よく売れている人は出品数が多いから、
たくさん出品しないと売れない」

と頭から思い込んでいる人は
もうほぼいないと思いますが、
似たような状況から発生する、
思い込みや先入観に囚われてしまう
というのは本当に良くあります。

プレミアムショッパーが
人気順で常に上位にいるからといって、
まったく歯がたたないほど強いと
最初から思い込んでいませんか?

海外の商品を扱うのであれば、
そもそも海外在住のショッパーに
勝てるはずがないと思い込んでいませんか?

ぱっと思いついた考えは、
事実を元にちゃんと確かめられないと
本当に正しいかどうか分かりません。

BUYMAだけに限らず、あらゆる場面で
ぜひ気を付けていただきたいと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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クリスマスの配送遅れに思うこと。(第473回)

※2015/12/8の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日まで募集していたBuyer’s Driveに
私からの紹介で参加してくださった方には、
本日8日(火)20時頃に特典をお送りしています。

特典は私ではなく、Buyer’s Drive主宰の
イチローさんからお送りしていますので、
その点ご注意くださいませ。

なお「特典だけほしい」という声も
たくさんいただいておりますので、
前回募集時と同様に、今回も

「BUYMA PROGRESS STAGE」

への参加者を別途募集します。

■「BUYMA PROGRESS STAGE」詳細

http://

※メルマガでのみ募集しました。

こちらの案内は、

・「Buyer’s Drive」会員だけれども、

・私以外の方からの紹介で「Buyer’s Drive」に参加した

という方向けのご案内です。

「Buyer’s Drive」会員ではない方には、
基本的にはあまり意味がないので、
注意していただければと思います。

こちらの募集は
11日(金)24時までですので、
ご希望の方はお見逃しなく。

さて、今日は北海道で個別コンサルでした。

と言っても、空港でお会いして、
すぐに帰ってきたので、滞在時間は
だいたい4時間程度の日帰り出張です笑

この時期の北海道だと
下手に滞在すると帰ってこれないか
と思ったりしていたんですが、なんか
今日は暖かかったです^^;

ところで今日お会いしたMさんから
最近受注した商品が転送業者から
なかなか発送されないという話を聞きました。

その転送業者はアメリカなんですが、
どうもすでにクリスマスシーズンの
配送の混雑は始まりつつあるようですね。

配送の遅れそのものはこちらでは
どうすることも出来ません。

配送遅れによる、
トラブルを防ぐために出来るのは、
お客さんとこまめに連絡を取ること、
そのために、各取引の手配の状況を
1件1件丁寧に確認することです。

もちろん、あらかじめ
配送が遅れる可能性があることを
商品ページに記載しておいたり、
注文直後に「クリスマスには
間に合わないけど問題ないか」
と確認したりするのもいいでしょう。

あるいは、対策としては
少しハードルが上がりますが
この時期は在庫販売に
注力してみてもいいでしょう。

最悪なのは、予防策も打たず、
進捗の確認も報告もこまめにせず、
すべてが後手後手に回ってしまうことです。

と、こんな感じで、
パーソナルショッパーの仕事は、
人気商品を安く買えるショップを探し、
ただ出品しまくるだけではありません。

そして、
取引件数が増えれば増えるほど、
それに付随する作業の煩雑さは
単純な比例増加ではなく、
指数関数的に酷くなっていきます。

そういう観点からも、取引数、
特に無在庫販売でのそれを
出来るだけ少なくすることで、
効率よく利益を出せる体制を
目指していかなければいけない
というのが、ずっと続けている私の主張です。

なぜなら、そうしないと、
ただ目の前の取引を捌くだけになり
新しいことに手を付ける時間を
生み出すことができないからです。

新しいことを取り入れられなければ、
現在の上手くいっている方法は
いつしか古いものになってしまい、
周囲の変化から取り残されてしまいます。

この新しいことというのは
別に新しい他のビジネスに取り組む
みたいな大きな話のことだけではなく、
たとえば、今まであまり扱ったことのない
ブランドをリサーチしてみるとか、
新規の優良なショップを開拓するとか
そういう具体的で身近なことも含まれます。

ASOSを月に200件販売して、
月利30万円以上稼いでいる人は、
もしASOSが急に日本に配送しなくなったら
その瞬間売上は激減しお先真っ暗です。

そのリスクを回避するには、
当然別のブランドを扱ったり、
いろんな買い付け先に精通して、
ASOS以外でも売れる力を
つけておく必要があります。

しかし月に取引が何百件もあると
目の前の作業に忙殺されて、
そんなことをする余裕はほぼありません。

作業を外注化するにしても、
上手いタイミングでかなりいい人材を
数名は確保できないと、結局
自分の手間はそれほど変わらないと思います。

これはもちろん極端な例ですが、
この例え話の本質を掴んでいただいて、
もはや耳にタコかもしれませんが、
改めて心に留めておいていただければ。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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