Google画像検索と面白いアプリの話。(第178回)

※2014/4/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

ライバルバイヤーの買い付け先を調べるのに、
Googleの画像検索を利用している方も多いと思います。

shopstyleを利用してしらみ潰しに探すのもいいのですが、
画像検索を利用すると、ライバルの画像と同じショップを
一発で見つけられる可能性があるのがよいですね。

もちろん、そのライバルが、
実際にそのショップから買い付けているかは分かりません。

もしかしたら、画像だけ利用していて、
本当の買い付け先は別のショップかもしれません。

ただ、あまり見たことのない雰囲気の画像を見かけたとき、
画像検索を利用することで、自分が知らなかったショップを
発掘できたりすることはよくあると思います。

具体的な使い方はググっていただきたいのですが、
ポイントは、「加工されていない画像」を利用して
検索をすることです。

最近は商品画像を加工して、
自分のバイヤー名やブランドのロゴなどを
商品の周りに入れているバイヤーさんもけっこういます。

こういう加工された画像を利用すると、
画像検索がちゃんと機能しないので気を付けたいところです。

この機能がリリースされたときは、
かなり精度に問題があったのですが、
現在の検索精度はかなり高くなっています。

さすがGoogleというところなので、
もし今まであまり使ったことがなかった方は、
ぜひ試してみてくださいね。

さて、これにちょっと関連して、
先日面白いスマホアプリがリリースされました。

■あれどこの? がすぐわかる。写真に撮るだけで服のブランド名が判明

http://www.cafeglobe.com/2014/04/037467app_asap54.html

要するに、スマホのカメラで商品の写真を撮ると、
その商品が買えるショップを検索してくれるというアプリです。

例えば、
テレビでタレントさんが着ていた商品が
どこのブランドなのかなどの詳細を知りたいとき、
その映像をカメラで撮って検索をする
というような使い方を想定しているとのこと。

これだけ聞くと物凄く革命的ですが、
早速利用してみたところ、はっきり言って、
検索の精度がまだまだ理想には程遠いです笑

テレビの映像をキャプチャした解像度の低い画像ではなく、
オンラインショップのきれいな画像を利用して検索しても、
なかなか同じ商品を探し出してくれません。

また、検索結果として表示されるショップの候補も、
現時点ではそれほど目新しいところがない感じで、
shopstyleに掲載されているようなところがほとんど
という印象でした。

というわけで、コンセプトとしては
本当に素晴らしいのですが、今の時点では
少なくともバイヤーが買い付け先を見つけるのに
どのくらい有効かと言われれば、ちょっと微妙なレベルです。

しかし、Google画像検索の例もあるように、
こういうサービスはどんどん改善されていって、
気付いたときにはすごい精度になっていたりします。

気付いたときには周りはみんな使っていた
ということにならないように、常に頭の片隅で
今後の展開を意識しておきたいサービスですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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farfetchの変化に思うこと。(第174回)

※2014/4/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

実は、昨日のBUYMAのアクセス数が
ちょっとおかしかったのですが、
お気付きになりましたでしょうか?

私を含めて、コンサル受講生全員が、
いつもの半分くらいまでアクセス数が落ちていて、
でもほしいもの登録数はいつもとほぼ変わらず。

さすがに最初アクセス数を見たときは、

BUYMAでなにかただならぬことが起きているのか!?

とちょっと焦りましたが、他の人も同じだったこと
そして今日になってアクセス数が戻ったことで、
昨日だけのエラーだったと分かったわけです。

というわけで、昨日のアクセス数が
妙に低くくて不安だった場合はご安心ください。

さて、すでに多くの人が気付いていると思いますが、
バイヤー御用達のオンラインショップfarfetchが、
先日日本円での決済を始めました。

これまでは、日本に発送する場合は米ドル決済でしたが、
日本のユーザーの増加に伴い、決済通貨を日本円に変更し、
しかも日本人のスタッフも何名か雇ったようです。

farfetchは表示価格に関税が含まれていて、
また日本にも直送してくれるショップなので、
お世話になったバイヤーさんはかなり多いでしょう。

私がバイヤーを始めた頃は、
表示価格に関税は含まれておらず、
また決済通貨もドルかユーロかポンドから選べたので、
この2、3年で大きく変化しているのが分かります。

この流れがこのまま続くと、いずれは日本語での対応も始まって、
もっと多くの人が普通にfarfetchから購入することになるはずです。

また、farfetchだけではなく、
その他のショップでも同様の変化が起きても
まったく不思議なことではありません。

そうなってくると、当然ある程度は
BUYMAのユーザーもそちらに移ってしまうでしょう。

しかし、その割合が、
BUYMAでビジネスができなくなるほど絶望的かというと
私はそんなことはないと思っています。

BUYMAユーザーの多くがBUYMAを利用するのは、
もちろん価格が安いというのが大きいわけですが、
実際にはそれだけが理由ではありません。

BUYMAと同じ商品が楽天ではもっと安いのに、
BUYMAで売れていることからもそれは分かります。

なぜより安い楽天ではなく
BUYMAから買うのかといえば、
BUYMAのほうが本物の可能性が高い
と判断されているからでしょう。

・価格が安いこと

・本物が扱われている(と思ってもらえている)こと

この2つがBUYMAの大きなアドバンテージです。

そもそも多くの海外ショップが
日本語での対応をするようになる可能性は、
それほど高くないでしょうし、なっていくとしても
それなりに時間が掛かることは間違いありません。

また、全体で見れば、
海外から直接買う人の割合は増えるでしょうが、
我々が取引するのはせいぜい月に数十人~数百人
という規模で十分なわけです。

その程度のお客さんも来なくなるのは、
ちょっと考えにくいです。

もちろん何十年先のことは分かりませんが、
少なくともこれから数年先は問題ないと思います。

個人的に一番問題があると思っているのは、
こういう話を聞いたときに、それを自分の
「逃げ道」にしてしまうことです。

これからは個人が直接輸入して安く買ってしまうから、
BUYMAでは稼ぎにくくなってしまうに違いない!

だから私は他のもっと良いビジネスを探します!

人は弱いので、なかなか上手くいかないと、
そうやって言い訳じみたことを考えて、
目の前のちょっと苦しい状況を投げ出しがちです。

もちろん他にも稼げるビジネスはたくさんあります。

BUYMAがそのすべてではありません。

しかし、どんなことでも、
なにか特殊な環境や才能に恵まれていない限り、
基本的に軌道に乗るまではそれなりに大変なものです。

大事なことは、とにかくすぐ始めてみて、
ひとまずこれ以上は出来ないというところまでやってみて、
その上でもう一回それまでの経験を元に、
もう一度工夫を凝らしてやり込めるかどうか。

それでダメなら他に行けばいいですが、
普通そこまでやれればだいたいのことは、
ちゃんと上手くいきます。

一見ネガティブな情報が、
自分にとってどれだけのインパクトがあるのかを吟味して、
それを自分の都合のいいように解釈しないように、
客観的に判断しないといけませんね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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私の気持ち悪い特殊技能を教えましょう。(第173回)

※2014/4/17の記事です。

こんにちは、エスノです。

さて今月も早くも半分経過しましたが、
売上はいかがでしょうか。

私は現時点で約92万円で、
発送分が約19万円、受注分が約22万円
という感じでございます。

先日の大阪出張の際に
出品作業を頑張るつもりが結局できず、
このあとの展開がけっこう不安です^^;

なんとか200万円には届かせたいところですね。

さて、書くネタをどうしようか悩み、
もうこんな時間になってしまいました。

出てこない時は出てこないものです。

もう4時間以上モニターとにらめっこ。

実はネタのストックはあるのですが、
なんとなく今書くべき話じゃない感じのする、
気乗りしないネタばかりなのです。

コンサルをしていると、自分以外のバイヤーさんと
かなり近い距離でのやりとりをすることになります。

その中で思うのは、
みんなの上手くいかない原因は、
ある程度共通点がありつつも、細かく見れば
やはりひとりひとり全く違うということです。

そういう状況に日々触れていると、
なんとか小手先の話ではなくて、
もっと根本的な新しい気付きを提供できるような
そんな話をメルマガではしたいと欲張ってしまい、
気付けばこの有り様なわけですね。

あ、ひとつこんな話はどうでしょうか。

私はBUYMAを始めて約3年なのですが、
これだけ長くバイヤーをやった結果、
とある特殊技能が身につきました。

それは、

「商品の画像を見ただけで、その画像がどこのショップのものか分かる」

という、BUYMA以外では全く役に立たない能力です笑

要するに、shopstyleで検索するまでもなく、
他のバイヤーさんの出品画像を見ただけで、
その画像がどのショップのものかすぐ分かるわけです。

画像の背景の感じとかで何となく分かるんですよね。

ライバルの買い付け先を探すのにこだわるあまり、
こういうことが出来るようになってしまいました。

そのおかげで、ライバルの買い付け先がどこか
すぐに分かるということがかなり多いです。

少なくとも、自分が得意なブランドについては
見ただけですぐに分かります。

画像だけ別のショップのものを使って
撹乱させようとするバイヤーさんも中にはいますが、
その数はそれほど多くはありません。

また逆に、見慣れない感じの画像もすぐ分かるので、
それをヒントに新しいショップを開拓したことも数知れず。

なお、以前から私は
「買い付け力」の重要性をかなり強調しております。

それは当然、

他のバイヤーが知らないような新しいショップ

を開拓していくことも重要な作業なのですが、
それをしようとしたときに、いきなり何もとっかかりなく
Googleでオンラインショップを探すのは効率が悪いです。

まずは、他のバイヤーの画像や
商品ページの情報をヒントに探しましょう。

何のあてもなく未開の地に旅立って、
お宝をひとりで一本釣りするのもロマンがありますが、
それが上手くいく確率はかなり低いはずです。

まずは他の人が出来ていることを
自分もきちんと出来るようになるというのが、
安定した実績を出し続けるための最短距離です。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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