効率よく無在庫で利益を出している人がやっていることを解説します。(第849回)

※2024/3/17の記事です。

こんばんは、エスノです。

今日は大阪でセミナーでした。

ということで、昨日名古屋で
コンサルしてから、そのまま
大阪に向かったんですが、
ホテルの手配を忘れていて、
新幹線の中で予約をすると、
週末なのに妙に安い。

もしや当日の予約だと、
思った以上に安いのか?
と新しい発見をした気分で
ウキウキしながらホテルに
着いたら、ただ間違えて
翌日の日付で予約してただけでした…。

スタッフさんのご厚意で
キャンセル料無しで、
改めて予約の取り直しを
させていただけて助かりました…。

毎月最低2回は出張する生活を
もう10年近く続けてますが、
意外と日付間違いの予約ミス
というのは経験がなくて焦りましたね…。

次回のセミナーツアーを、
いつどこでやるかは未定ですが、
一度オンラインでやってみるのも
ありかなと思っています。

また決まったらお知らせします。

さて、3月も半ばを過ぎて、
先月からのリサーチや出品が
実を結んできている方が増えてきました。

BUYMAアカデミア在籍中のYさんは、
今月に入って毎日1、2件の受注が続く日々です。

今月は、昨日時点で、
17件の受注で粗利16万ちょっと、
月間30万円ペースで進捗しています。

活動状況としては、
受取と発送は業者に外注も、
それ以外のすべての作業を
Yさんおひとりでこなしています。

そんなわけで、
やたらめったら出品できず、
出品中の件数は100件以下で、
在庫販売も一部やっていますが、
そのほとんどは無在庫販売です。

取り組んでいる内容はシンプルで、
今日のセミナーの内容とも
かなりリンクしますが、

・人気(≒受注実績がある)商品を

・優位性あるいは差別化要素ありで出品

しているだけです。

ただ、その裏側には、

・優良な仕入先の開拓

・人気商品(モデル)のサイズやカラバリを幅広く出品

・出品後もちゃんとメンテ

という大事なポイントが、
しっかり実践されています。

やはり、仕入先自体が、
多くの出品者と競合していると、
特に無在庫ではなかなか
思ったような成果が出づらいです。

仕入先が被れば、
究極的には価格でしか差がつかず、
一時的にそうじゃない瞬間はあっても、
最後は価格競争になっていきます。

在庫を持てるような人気商品
だったり、在庫を持てるだけの
資金的なリソースがあれば、
また話は変わってきますが、
それはちょっと限定的な状況です。

仕入れが被っていないということは、
それだけで、在庫でも無在庫でも、
大きなアドバンテージになり得ます。

そのショップが、品揃えが良かったり、
割引の条件が渋すぎなかったりすればなおさらです。

Yさんはこの優良な仕入先の開拓を
以前から継続して、リサーチのたびに
頑張ってきたので、今の成果に結びついています。

また、その前提があったうえで、
人気の商品の、人気サイズ以外を
ちゃんと出品したり、人気モデルの
人気カラー以外のカラバリまで、
出品していくのも、特に無在庫では
重要なポイントです。

人気商品であっても、
在庫を持つには悩ましい、
たとえば、XSとかXXLとか、
小さすぎたり大きすぎたりするサイズも、
無在庫であれば、リスクほぼなしで、
利益に繋げられる可能性が生まれます。

人気がそれほどない商品も、
幅広く大量に出品して受注に繋げる、
いわゆる「ロングテール」を、商品の
「種類」で行ってしまうと、活動全体の
効率の悪さを招いてしまいます。

しかし、それを、無在庫かつ、
人気がある商品やモデルの
サイズやカラバリで行えば、
その効率の悪さを押さえつつ、
利益を伸ばせる可能性が増えるわけです。

そして、それらを踏まえて、
出品したあとほったらかしにせず、
ちゃんとメンテしてアクセスを集める
ということも、丁寧にやっています。

上述の、サイズやカラバリでの
「ロングテール」も、そもそも、
その商品ページ自体に、一定の
アクセスが集められなければ、
まったく意味をなしませんので。

ということで、基本に忠実に、
やるべきことを丁寧にやるのが大事
といういつもの話ではあります。

もちろん、ここからさらに、
粗利100万とかそれ以上を目指す
となってくると、完全に今のやり方の
延長では、ちょっと厳しい可能性が高いです。

セールシーズンの良い波に乗って、
50万円くらいが、たぶん本人の
キャパ的に限界だと思います。

なので、あらゆる側面から、
効率化と省力化を進める必要はあるでしょう。

ただ、それは、
これまで積み上げ続けてきた、
利益を生み出すための原理原則
と比べれば、対応するのに、
そこまで時間や手間を要するものではありません。

そこまでのレベルをYさんが
実際目指すのかどうかはさておき、
目指すことが、一つの選択肢として、
実感を伴って目の前に出てくるのは
そう遠いことではないと思います。

そういうタイミングに立ち会えるのが、
この仕事の面白いところだったりしますね。

ではではー。

P.S.

近いうちに、また個別コンサルの
新規募集を行おうと思います。

ちょっと思うところもあり、
「個別コンサル」については、
今回の募集のあとしばらくは、
新規の受付はしないつもりです。

一生しないということはないですが、
無期限の休止という感じです。

ということで、もしご興味ある方は、
引き続きメルマガチェックしておいてくださいませ。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから

アクセスが減ってしまう画像の文字入れに気を付けよう。(第848回)

※2024/3/16の記事です。

こんばんは、エスノです。

はじめにお知らせです。

私が今後ライフワーク的に
開催していくセミナーの
参加者を現在募集中です。

明日の大阪があと1名申込可能です。

よろしければご検討くださいませ。

https://39auto.biz/esnobiz/touroku/entryform8.htm

今週月曜には東京で開催して、
前回はその参加者からの感想を
いくつか紹介したのですが、さらに
ひとつ嬉しい感想をいただいたので、
ちょっと長いですが追加で紹介させていただきます。

==================

先日はセミナーありがとうございました。

エスノさんのことは活動初期からウォッチしており、
ずっと一貫した内容を発信し続けておられますので
今回のセミナーも内容はなんとなく
想像がついた状態で参加させていただきました。

想像がついていてもわざわざ参加したかったのは、
頭ではやった方がいいと分かっていても
実践できていないことがあったから。

ある程度BUYMAでの実績は出し続けてこれていますが、
決まった仕入れ先からの買付に安住し、
新規開拓を怠っているうちにじわじわと
仕入れ先やライバルの状況が変化し、
気がつけば以前ほど売り上げが伸びなくなっている。

エスノさんのメルマガでも度々紹介されていることですが、
いままさにそういう状況に陥りかけているところでしたので
今回セミナーを聴けて、今やらなければいけないことを
再確認することができました。

それだけではなく、ある程度慣れてる人にも
何か得て帰ってもらおうという思いで用意してくださった
BUYMAハックの内容がなかなか衝撃的で。

正直あまり広まってほしくない内容ですが、
プレイヤーを退いてもこんなマニアックな研究を
続けられているのはさすがだなと思ったし、
これを聴けただけでも参加した甲斐があったなと思います。

※編注:退いてはないです笑

世の中には、大した実績もないのに
見せ方、売り方ばかりが上手で
薄いコンテンツの高額塾で荒稼ぎしている発信者が少なからずいて
そういう被害話を聞くたびにやるせない思いがしますが、

エスノさんのような、とてもまともな情報発信者ほど
一見地味で素通りされてしまいがちなので
もっと必要な人に届けば良いのにと思っています。
(自分にとっては強力なライバルを増やすことにはなりますが)

長くなりましたが、
いつも有益な発信とセミナーをありがとうございます。

==================

この感想を送ってくださったKさんは、
冒頭でも書いてくださっているように、
私のブログとメルマガの、かなり
初期からの読者さんです。

初めてお会いしたのが、
私がコンサルを始める直前の
2014年1月だったと思います。

当時まだ会社員として、
副業で実践されていて、
メールでもたくさん質問して
くださっていました。

その頃のメールを
久しぶりに読み返したのですが、
今ではトップショッパーのKさんも
こんな時期があったんだなあと
感慨深くなるような内容でした。

一生懸命リサーチしても、
なかなか成果に結びつかない、
どうしたらいいかという相談が、
少しずつ受注が増えてきた
という嬉しい報告に変わっていき、
そして突き抜けて成果が出るように
なるにつれて、連絡の頻度は減っていきました笑

成果が伸びた人あるあるですね^^

ただ、その後も折に触れて、
何かしら連絡をくださったり、
私のサービスに申し込んで
くださったりと、節目節目で
ご縁があって今に至ります。

これからもKさんが
仰ってくださったように、
私が発信する内容を、
それを必要とする方に、
届けられるように、地味に笑
活動していこうと思います。

さて、ちょっと軽めの話題ですが、
ここからが今回の本題です。

商品ページへのアクセスを
上げることを目的に、画像の
1枚めに文字を入れている人は結構います。

「関税送料込み」とか
「手元に在庫あり」とか、
「Sサイズ在庫あり」とか
「◯日でお届け可能」とか。

自分の出品が持つ、
優位性や差別化要素を
画像に文字として入れ込んで、
お客さんの目を引くことで、
アクセスアップを目論むわけです。

これ自体は有効な戦術ですが、
気を付けないと意味がなかったり、
逆にアクセスが落ちてしまったり
するケースもあるという話です。

ひとつは、このメルマガでも
過去何度か取り上げたように、
「文字を配置する場所」に注意ということです。

商品一覧の画面で見ると、
1枚目の画像の右下には、
「お気に入り」登録のための
ハートがあります。

そこに画像として大事な
情報を入れても、ハートと
被ってしまって見えません。

あとは左上には、
「タイムセール」が被ったり、
右上には「・」が縦に3つ並んだ、
検索と比較機能用のボタンもあります。

これらを考慮して配置しないと、
せっかくひと手間をかけて、
情報を増やしても意味がありません。

そして今回のもうひとつ。

それは、

「少数のお客さんにしか訴求しない情報を書いてしまう」

ということです。

たとえば、ある商品において、
自分が人気のサイズを
「複数」出品できているならば、

「XS・S・Mサイズ在庫あり」

みたいに入れるのは良いと思います。

しかし、これが売れていって、
在庫のあるサイズが減った結果、
何も考えず素直に、

「XS在庫あり」

と文字を書いてしまうのは、
逆効果な可能性があります。

特に手元在庫の場合、
「XSを求めているお客さん」にしか
アクセスをしてもらえない可能性が
出てきてしまいます。

この場合は逆に、画像に
もうサイズを文字で書かずに、

「何のサイズがあるのかな?」

というアクセスを狙ったほうが
良いケースもあるわけです。

特に、人気順で
上位に来たのであれば、
商品自体の人気があるなら、
そうしたほうがアクセスは
維持される可能性が高いです。

一方で、自分は、
他の出品者が出せていない
サイズを出品できているなら、
それが1種類とかでも、ちゃんと
文字を入れてアピールしたほうが
アクセスやお気に入り登録に
繋がる可能性は上がります。

文字を入れるときは、
ただ自分の出品の特徴を
機械的に入れるのではなく、

・その目的は何なのか

・そのためにはどうするのがいいのか

というのをお客さんの視点から
考えないといけないということですね。

ぜひご自身の出品を振り返って、
改善できそうなことがあれば
取り入れてみてください。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから

画像の権利問題について今後どう考えるべきか。(第847回)

※2024/3/13の記事です。

こんばんは、エスノです。

今週月曜日に、私が今後
ライフワークにしていくセミナーを
東京は秋葉原で開催してきました。

今週末の大阪はまだ申込可能です。

日程など詳細は以下をご確認くださいませ。

https://39auto.biz/esnobiz/touroku/entryform8.htm

セミナーの内容としては、
上のページも記載があるように、
どちらかというと初心者の方や、
これからもっと実績を伸ばしていこう
というステージの方向けです。

ただ、これはあるあるなんですが、
そういう内容でも、得てして、
すでにキャリアも長い熟練者が、
積極的に参加しがちだったりします。

結局、そういう姿勢、スタンス、
あるいはマインド(言い方は
何でもいいですが)を持っていた
からこそ、これまでも貪欲に学び、
行動し、成果を伸ばしてきた
ということなんでしょう。

過去に何度かお会いした方が
半数も来てくださって、久しぶりに
近況を伺えたのも良かったです。

一方で、実際にこのセミナーに
参加してほしかった、BUYMAで
まだほとんどキャリアがない方も
来てくださいました。

ただ、話を伺って、先日
このメルマガで紹介した方と
あまりにも状況が似通っていて
参加者一同驚いた次第です。

どんな状況かというと、
いわゆるコミュニティ的な
サービスに参加しているものの、

・とにかく出品数が重要、1日に
何十件も出品するべきと言われる。

・主宰者ではなく、別の講師の人が
個別に指導してくれるが、その人の
アカウントが分かってしまい、
調べたら全然売れていない。

(数千件出品で月10件くらいの
そんなに高くない価格帯での受注)

というような話でした。

このセミナーに参加したことで、
少しでもこの方の今後の活動が
利益に繋がるように願っております。

何かあれば、遠慮なく
ご連絡していただきたいですね。

参加してくださった方から、
早速感想をいただいたので、
そちらも紹介しておきます。

==================

エスノさん

本日は、有難うございました。

有限なリソースを日々の活動で使い潰すのではなく、余らせたリソースを将来の利益を生む活動のために使うべき、という疎かになりそうなことを、改めて確認できたのは、大きな収穫です。。

「価値を生み出す作業」についてや画像著作権問題への考え方も、大変参考になりました。

また、ご紹介されたテクニックを、今度使ってみます。

改めて、本日は、有難うございました。

==================

エスノ様

お世話になります。セミナーは大変有益でした。

BUYMAでの活動において、継続と習慣化の重要性について学びました。
そのため、毎週のルーティンとして買付力と販売戦略に時間を充てることを計画しています。
セレクトショップの仕入れにも重点を置き、良い商品を仕入れることを目指します。

何か困ったことがあれば、いつでも相談させてください。

昨日は貴重な知識をありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています。

==================

エスノ様

昨日はありがとうございました!

とても中身の濃いセミナーでした。参加されていた皆さんのお話も次元が違うお話もありましたが、
とても勉強になりました。私からしたら、あの場にいた皆さんが先生でした!

本当に貴重な時間でした。

今のコミニティーでは外注スタッフを募り、どんどん出品と言われていたので、
言われるがままつい先日、クラウドワークスで募集をかけ、一人スタッフさんを見つけました。

利益出てないのに。。。

確かにコミニティーのインストラクターさんが言う、
どんどん出品、どんどんセレクトショップにVIP割引もらうためのメールを送る、はそれで成果が出ている人もいるわけで、
間違いじゃないのかもしれません。

そこに疑問を持ち何も成果が出てない私は、自分に甘いのだと思いました。

うまく説明できませんが、
もっと自分の頭で考えて、行動していかないといけないと思いました。

エスノさんのブログは本当に勉強になるので、じっくり読み込んでいきたいと思います。

またセミナーがあったら出席したいです。 
ありがとうございました!

感想の掲載は名前が出なければ、なにも問題ございません。

==================

※原文ママ、改行のみ一部編集

さて、ここからが本題ですが、
BUYMA事務局から、先週3/7に
唐突に送られてきたメールで
頭に?が浮かんだ人も多かったでしょう。

おそらく読んだ結果、

「結局何が変わったの?
自分はどうしたらいいの??」

と思った人がほとんど
だったのではないでしょうか。

結論として伝えたいのは、
おそらく、権利侵害の頻度や
程度がよほど酷くない限り、
アカウント停止にすることはないよ。

「だから」

利用の許可もらってなくても、
オンラインショップの画像とかも
もっと使って、どんどん出品しておくれ!

ということだと思います。

画像著作権について、
BUYMA事務局が初めて
大々的に注意喚起したのは、
2021年末だったと思います。

その直前の2021年10月は、
BUYMA全体で約580万件の
出品数が確認できています。

これがBUYMA史上最大なのか
というのは検証していませんが、
少なくともその直後の22年2月には
約520万件まで出品数は減っています。

出品数の多い少ないというのは、
各ショッパーが効率的に成果を出す
という観点からは、あまり関係がない
というのは、これまで何度もお伝えしたとおりです。

しかし、BUYMA全体の
業績への影響ということになると
もちろん話は違ってきます。

出品数が10%以上減る
ということは、エニグモの
収益につながる窓口が
それだけ減るということです。

これが事業全体に
影響がないわけがありません。

ということで、本日時点で
約510万件になった総出品数を、
少しでも増やしたいというのが、
ここ2年の業績が苦しい事務局の
本音ということです。

これまで通り、
farfetchや各ブランド公式など
指摘が厳しい権利者からは、
同じように指摘が入って、
出品が一時的に全部取り下げ
みたいなことはあるは思います。

アカウント停止になるリスクは
これから減るよとは言われても、
ここについては、これまで通り、
避けたほうが無難かと思います。

もちろん、farfetchの画像を
利用しているセレクトショップの
画像についても同様です。

ただ、それ以外のオンラインの
画像については、もう少し
柔軟に考えても良さそうですね。

もちろんこれは私の個人的な
見解ですので、責任は負えません。

その点はあしからずご了承ください。

ではなんでこのタイミングなのか
というのは、色々あると思います。

決算発表が間近に迫っているとか、
昨年のfarfetchの買収に続いて、
先日はmatchesfashion閉鎖という
ニュースもあり、ハイブランドの
オンラインショッピングの環境が
変わりつつあると判断したうえで、
なにか打てる手があれば打とう
ということかもしれません。

ただ、大きな潮流は、
可能な範囲で意識しつつも、
出品者ごとに取り組むべきことは、
結局変わりません。

引き続き淡々とやっていきましょう。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから