お客さんの動向もチェックする。(第152回)

※2014/3/24の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日は私がこの冬、
誰でも買い付けできるショップから
同じ商品を50個以上売り上げた事例から、
出品したあとに具体的にどんなことをするのか
という話をしました。

今日もそれと似たような話です。

お客さんから在庫確認の問い合わせが来て、
在庫ありと返信したあと結局売れなかった、
というケースはたまにあると思います。

これもひとつのBUYMAあるあるですが、
こういうときは以下のいずれかだということは
結構昔に書きました。

・他のバイヤーさんから購入した

・BUYMA以外のショップで購入した

・何らかの都合で購入しなかった

まあ当たり前ですよね。

さてこのうち、
「他のバイヤーさんから購入した」を
事前に防ぐにはどうすればいいでしょうか。

自分のところに問い合わせをしたお客さんは、
かなり高い確率でほかのバイヤーさんにも
同じように質問をしています。

つまり、これを逆手に取って、
そのライバルにだけは負けないように
何か手を打てばいいわけです。

以前このような場面の遭遇した時は、
お客さんは、私ともうひとり
同じ商品を出品しているバイヤーさんに
同じように在庫確認の質問をしていました。

そのライバルの買い付け先は、
おそらく私と同じだということが分かったので、
先にショップでその商品を購入してしまい、
在庫切れの状態にしてしまいました。

結局ライバルバイヤーは
いざ在庫確認をした時にはすでに完売していて
お客さんは私から購入するしかなかったというわけです。

これは極端な例ではありますが、
他にもライバルに価格で負けていたら
そのときだけ値段を下げて、お客さんに
「価格を見直したので再度検討してください!」
と連絡してみたりとか、そういうことはします。

またちょっと毛色は違いますが、
昨日も似たような場面に出くわしたので、
こんなことをしてみました。

・問い合わせをもらった商品と、
同じ買い付け先から購入する商品の注文が
別のお客さんからさっき入った。

・今日中に注文してもらえれば、
まとめて購入することができるので、
送料が少し浮くため、その分値引き可能。

・値引き分のクーポンを発行します。
利用期限は今日中です。

このお客さんは、
私が出品しているものと同じデザインで
色違いの商品を出品しているバイヤーさんに
在庫確認の問合せをしていました。

そのバイヤーさんの回答が遅かったため、
しびれを切らした私は上記のような提案をして、
当日中に注文をもらったわけです。

実際のところ、
ライバルの買い付け先は分かっていたので、
そこではもう買えないことは確認済みでしたから、
放っておいてもこちらで購入した可能性も高いのですが、
あまり長く放っておくと、今度はお客さんの
「熱」が冷めてしまって売れなかったりします。

あっちもいいけどこれもいい、
なんて迷ってるうちに、しだいに
どっちもどうでもよくなってしまうアレです。

それを防ぐためにも、あえて期限を切って
その上で購入の動機(クーポン)も添えて、
購入を急かすようなことをしてみました。

ライバルの動向をチェックする
というのは昨日書いた話ですが、
お客さんの動向もチェックすると、
売り逃しが少し減るかもしれませんね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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神は細部に宿る。(第151回)

※2014/3/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

一昨日は体調不良で
久々にサボってしまいました…。

たまに元気じゃなくなると、
健康第一を痛感しますね。

そして昨日は、
何を書こうか迷っているうちに、
寝落ちしてしまいました。

書けるネタのストックはあるのですが、
「今まさに求められるネタ」というのが
しっくり来なくてウンウン唸っていました。

こういうメルマガとかブログを続けていると、
いただくお問い合わせのメールや
コンサル受講生とのやりとりから、
多くの人が「今」こういう話を欲している
という「空気感」を感じることが出来ます。

それにしっくり来るネタを出せない日は、
書く筆の進みが遅いですね。

結局のところ、成果を出すには、
その人本人に頑張ってもらうしかないのですが、
とは言え、私がなにか伝えることで、
その助けになれることはあると信じています。

引き続きお付き合いいただければ幸いです。

さて、先日書いた、
買い付け力を磨こうという話は
反響のメールをいつもより多くいただきました。

改めて読むと文章がイケてなかったのですが、
内容についてはピンとくる方が多かったようです。

ただ、中には、
「買い付け先を使い倒す」の例として挙げた、
決済通貨を一番為替レートが安いのに変更するとか、
あえて一度転送業者を経由するとか、
そういう小ワザはちゃんとやっているけど、
いまいち成果が伸びないというメールもありました。

これは何でなのかということを考えたのですが、
それはたぶんこういうことだと思います。

例えば、人気商品をリサーチする、
そしてその買い付け先が見つかる。

ライバルは数名いて、
おそらく同じ買い付け先だが、
とりあえずちょっとだけ最安値で出品する。

そして、あとは「放ったらかし」。

同じ要領でどんどん新しく出品していく。

このようにやっている人は、
特に出品数が数百以上とかなり多い人ほど
多いのではないかなと思います。

出品数が多いこと自体は
別に問題ではありません。

問題なのは、一度出品したあと、
ほとんど放ったらかしにしてしまうことです。

例えば、私の場合、
同じ商品を出品しているバイヤーの動向や
その商品の買い付け先でのクーポン情報など、
こういうのは毎日チェックしています。

今冬、私が出品した中で
最も売れた商品の販売数は50個を超えます。

その商品は誰もが知っているショップで買えたので
競合バイヤーも雨後の竹の子のように出現しました。

しかし、それらはすべて蹴散らし、
しかも最終的には独占的に販売する状況を作ったため、
ひとつあたり2万円の利益が出たこともありました。

まずはじめに、
最初から強烈な価格競争を仕掛け、
ひとつあたり3千円程度の利益で、
私の出品ページの人気順を一気に上げました。

そこで、他のバイヤーのやる気を挫きつつ、
人気順での上位表示とその商品を何個も扱っている
という実績を作ったわけです。

この間に他の買い付け先をいくつも探しながら
ちょうどセールが始まる時期でもあったので、
見つけた買い付け先は毎日チェックして、
そのタイミングを見逃さないように気を付けていました。

セールが始まった瞬間に、
その時点で在庫をごっそり確保して、
ライバルが買いつけ出来ないような状況を作ります。

しかしここで気を抜かず、
毎日ライバルバイヤーの動向をチェックしていると、
自分がその時点で把握している限りでは、
買い付けできない価格で販売しているバイヤーが
たまに出現したりします。

これはお客さんからのお問い合わせへの
返信で分かりますね。

そういうバイヤーさんが出てきたら、
その人と同じ買い付け先を開拓するために、
再度ショップの検索を頑張ります。

こういうことを繰り返していくうちに、
誰でも買い付け出来るショップから買い付けて、
合計50個以上を販売することが出来たわけです。

この商品は、そもそも初めから、
かなりヒットするのが分かっていた
特殊なアイテムではあります。

ただ、基本的にはどの商品でも
このようなチェックはけっこう細かくしていて、
価格を微妙に調整したりすることなどは日常茶飯事です。

もちろん、あまり細かく
一部の商品のことばかりにこだわると、
特に初心者の方は、出品数が伸びず、
行き詰まってしまう可能性が高いの注意してください。

ただ、ある程度実績があって、
バイヤーとしてそこそこ成果は出ているが
いまいち突き抜けられていない方というのは
今回のように特に一部の商品に力を入れてみると
いいかもしれません。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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買い付けの力を磨こうと言われましても。(第150回)

※2014/3/20の記事です。

こんにちは、エスノです。

珍しくまともな時間に
配信できてとても嬉しいです笑

今日はずっと食べたかった、
近所の洋食屋のハンバーグランチを食べました。

なぜ今まで食べなかったかというと、
一日10食限定にもかかわらず、いつも
ランチ終わりぎりぎりの2時くらいに来店して、
だいたいハンバーグランチが終わってしまっていたからです。

しかし今日は雨。

いつもはほとんど満席の店内も
今日ばかりは閑古鳥が鳴いておりました。

そのおかげで、
来店時間はいつもと同じでもハンバーグは完売しておらず、
無事、目的の品にありつくことが出来たわけです。

雨だと、洗濯物が干せなかったり、出かけるのが
億劫になったりして嫌がられることも多いですが、
今回の私のように思わぬ恩恵に預かれることもありますし、
今の時期だったら花粉が飛ばなくなって助かる
という人もいることでしょう。

ものすごく身近な例ですが、
このようにほとんどの物事には、
メリット・デメリットの両面を持っています。

人によって「好き」「嫌い」のように
感情による判断は分かれるところですが、
純粋に事象として見た場合には、
それには善いも悪いもないわけです。

感情による反射的な判断に任せるのではなく、
一つの事柄・事象を、様々な切り口から
観察・考察するクセをつけることで、
それまでは見逃していたようなことに
ふと気付けるようになったり、あるいは、
それまでは考えたことのなかった、
新しい視点から物事を捉えることが出来ます。

そういう気付きや新しい視点が、
「その他大勢」との差を広げる一つの
重要なポイントになったりします。

こういう力を伸ばしていくのも、
BUYMAに限らず、ビジネス全般における
努力の一つの形と言えるでしょう。

という感じで昨日の最後の方と
なんとなく絡めた話ができたところで、
BUYMAの話もしてしまう盛り沢山な内容です。

買い付けの力を磨くことが大事だ、
ということを以前から何度かお伝えしています。

人気商品を見つけ出す力も重要ですが、
せっかく見つけられたとしても、
それを実際に買い付けできなければ意味がありません。

さらに言えば、より安く買い付けできれば
言うことなしなわけです。

では一体どうやって買い付けの力を磨くのか。

というか、そもそも
「買い付けの力を磨く」とは
どういうことなのか。

これも以前少し触れたことがあるのですが、
改めてまとめておこうと思います。

「買い付けの力を磨く」というのは、
具体的には以下の2つのことを指します。

1.より多くの買い付け先を確保していること

2.それぞれの買い付け先を使い倒せていること

例えば、多くの海外ショップを知っている、
というのは前者に当たるわけです。

shopstyleにあるような、
すでに知られたショップ以外の、
ほとんど知られていないショップを知っているだけで、
ライバルバイヤーとの競争では優位に働きます。

探し方としては、やはり世界一優秀な
Google先生で検索をするのが一番なのですが、
その際、2つ注意すべきことがあります。

ひとつはやはり、偽物を販売している
オンラインショップの存在です。

ちゃんと見分けられないと、
支払い後に偽物が届けばまだ良い方で、
お金だけ振り込んで商品は届かない
という詐欺に遭うことになってしまいますので、
十分注意してくださいね。

見極めポイントはいくつかありますが、
新作の価格があまりにも安すぎる場合は、
基本的に偽物だと思って大丈夫です。

もうひとつは、
仮にメジャーでないショップを見つけたとして、
そこの画像をそのまま使って出品すると、
すぐに他のバイヤーにバレてしまうということです。

Googleの画像検索はかなり優秀なので、
BUYMAになにも加工していない商品画像を使うと、
そこからどこのショップなのかは簡単に分かります。

敵にむざむざ情報提供することもないので、
画像はそのショップ以外のものを使ったりして、
情報が漏れないように防ぐとよいでしょう。

逆にここまでやっているバイヤーは
まだそれほど多くはないので、
自分のショップ開拓に他のバイヤーの
商品画像を利用することは有効です。

さて、「買い付けの力が大事」というと、
今話したような「新規開拓」を重視しがちですが、
実は同じくらい大事なのが、

2.それぞれの買い付け先を使い倒せていること

だと思います。

これまで何度も触れてきましたが、
買い付け先ごとにその特徴は微妙に異なり、
それが他のバイヤーとの差になることもしばしばです。

決済通貨を選択できるショップでは、
それだけで買い付け価格が1万円以上変わってくる
という例を以前書きましたし、あるいは、
日本に直送せずにアメリカの転送業者を経由することで、
買い付け費用が大きく異なってくることもよくあります。

しかし、多くのバイヤーは
こういう現象にまだ全くと言っていいほど
気付いていませんし、仮に気付いていても
それを活かしきれていません。

私が見ている限りではありますが、
せっかくいい買い付け先を知っていても、
そこから一度出品したらあとは放ったらかしで
結果たまにポロッと売れるだけというバイヤーが
現時点ではかなり多い印象です。

身に覚えがある場合は、
ぜひ一度自分のスタイルを
見直してみることをオススメします。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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