あけおめ税務調査でした。(第480回)

※2016/1/17の記事です。

こんにちは、エスノです。

こんにちは、というか
あけましておめでとうございます!

年始からいろいろ立て込んでしまい
2016年最初のメルマガの配信が
すっかり遅くなってしまいました…。

何に立て込んでたかというと
大きく2つあって、ひとつは、
法人設立に伴うあれこれで、
もうひとつは税務調査の対応でした。

順番から言えば、昨年後半に
税務署から税務調査したいという
連絡が来たのが先ですね。

税務調査というと、
大きな脱税の疑いがある企業とかに
いきなり国税の職員が乗り込んできて、
有無をいわさず事業関係の資料を
洗いざらい持って帰る、みたいな
激しいやつをイメージしがちですが、
そういうのではないです。

それはいわゆる「査察」というやつで、
一般的な税務調査は、国税局ではなく
税務署からちゃんと事前に連絡が来ます。

確定申告をしている方はご存知のように、
税務署に提出する確定申告書には、
売上や経費の「根拠となる書類」は
一切提出する必要がありません。

つまり、極端なことを言えば、
適当な売上と適当な経費を書いて、
それで申告することも可能なわけです。

ただ、それだけでは
デタラメを書く人ばかりになるので、
ランダムで選ばれた事業者を対象に、
申告書の数字をチェックするのが
「税務調査」です。

もちろん、ランダムと言っても
完全に適当に選ばれているわけではなく、
売上が大きかったり、書類におかしい
記載があったり、ツッコミどころがありそうな
事業者がピックアップされているのは間違いありません。

ちなみに、この「税務調査」は、
何年か経営している「法人」であれば
基本的には誰でも経験するものだそうです。

そう、「法人」なら…。

普通、税務調査が個人事業主に
来る確率は1%以下と言われています。

そんな、くじ引きなら大当たりみたいな
引きの強さを今回発揮してしまったのが私です。

まあ要するに、私はちょっと、
売上で目立ってしまったんだと思います。

なにせ従業員一人の個人事業主なのに、
売上は何千万円とかなので、
税務署からすれば「何だこいつは?」
となったんでしょうね…。

また、これが東京の港区とか渋谷区なら
事業者の数も多いので埋もれてしまい、
目立たなかったかもしれませんが、
埼玉県さいたま市となってくると、
たぶんけっこう異色な存在なんだと思います^^;

そういうわけで、独立して以降の
過去4年分の確定申告の内容について、
その数値の根拠を示せと言われて、
クレジットの明細を取り寄せたり、
レシートの束をひっくり返してまとめたり、
いろいろやっていたわけです。

税務調査を終えて思ったのは、
やはり専門的なことは専門家に
任せたほうがいいということですね。

ある程度会計や税務の知識はあるので、
自分で大丈夫と思っていた内容であっても、
やはり素人考えで判断していた部分もあり、
大火傷には至らなかったものの、
突っ込まれてしまったこともありました。

何より過去数年分の支払いについて
改めて振り返って資料をまとめて、
あーだこーだ説明する準備をする作業は、
あまりにも非生産的でもの凄く時間の無駄です。

まあ、税務調査は
もちろん初めてのことだったので、
経験できたこと自体は良かったと思います。

税務調査官が厳しくチェックするところと
そうではないところはどこなのかというのを、
膝を突き合わせて話す中で
把握することが出来たので、
これはこれでひとつの財産ですね。

ただもうしばらくは結構です…。

ということで、自分で作業する限界を感じ、
ちゃんと税理士さんにお願いするついでに、
あわせて法人も作ってしまいました。

ただ法人のほうも、
作ったら作ったで、いろいろ
資料出してくれと税理士に言われるので、
税務調査の対応と時期が重なって、
あわあわしていたという感じです。

そんな感じでようやく落ち着いたかと思いきや、
月曜から(正確には日曜の深夜から)
イタリアに買い付けに行ってきます。

唐突ですが、12月には月利114万円
稼いでしまった元コンサル生青木さんが
「現地買い付けしたい」ということで、
その案内がてらいろいろ買ってこようと思います。

今回は、
派手に寝坊して予定の飛行機に乗れず、
現地での予定が完全に狂ってしまった
昨年9月のときよりは長く滞在できるので、
フィレンツェとミラノを回ってきます。

フィレンツェではPRADAのアウトレット、
ミラノには多くのハイブランドの直営店が
あるので楽しみです。

ちなみに話はちょっと飛びますが、
飛行機に遅れそうな時は、1分でもいいので、
出発時間の前に航空会社に連絡すれば、
「事前連絡」扱いになって、キャンセル料が
大幅に安くなることを、その寝坊事件で知りました。

今回の税務調査もそうですが、
一見トラブルにしか見えないことでも、
見方を変えれば、「希少な経験」とも
言えるわけで、そこから得られることは
必ずあります。

起きてしまったことは仕方ないので、
そのときに湧いてくる「悲しい」とか
「悔しい」とか「辛い」みたいな強い感情は、
とりあえず一旦横に置いておいて、
「今自分にできることは何かな?」と、
冷静に考えられると、いろいろ経験値が上がり、
臨機応変な対応ができるようになっていきますね。

BUYMAでも、商品の配送が遅れたり、
お客さんからクレームが入ったり、
いろいろトラブルが起きたりしますが、
上で書いたようなスタンスで臨むのが大事です。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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ノウハウと考え方の両方大事。(第478回)

※2015/12/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のメルマガで、

「受注がない時期というのは、
逆にお客さん対応以外の作業に
時間を使うことが出来るときでもある」

ということを引き合いに、

・どんな時でも必要なことを同じクオリティで
淡々と継続すること

の重要性をお伝えしました。

ヒットが打てないからと言って
練習や試合をサボるプロの野球選手は
おそらく存在しません。

もしいたとしても、その人が
遠からず凋落してしまうのは
誰もが分かることだと思います。

あるいは、ヒットが打てないから
と言って、もうめちゃくちゃにバットを
振り回す選手も同じくいないでしょう。

もしいたとしたら、たぶん
もっと調子が悪くなるか、あるいは
怪我をしてしまうか、いずれにしても
割と残念な結末が待っていると思います。

そういう状況に陥ったら、まずは
これまでと今とでバッティングフォームが
おかしくなっていないかを確認したりしながら、
丁寧に練習するはずです。

調子が良かろうと悪かろうと、
必要な作業を丁寧に淡々と続けること。

これは、作業の結果、つまり
出品を安定して続けること自体が
重要ということもあるのですが、
それと同じくらい大事なのが、
自分の感情に振り回されないようにする
という発想です。

多くの方にはこの視点が
あまり無いように感じます。

ひとつひとつの作業に当たるときに
いちいち感情を上げたり下げたりしていると
精神的にもの凄く疲れてしまいます。

それは少し先の未来の
ちょっと長めの“息切れ”に繋がって
最終的には大きな“挫折”を
生み出しかねません。

興が乗ったときに頑張るのは
けして悪いことではありません

またテンションが上がらない時でも
頑張って作業をなんとかこなすのは
尊い姿勢ではあります。

ただ、ずっとそうやっていると、
どこかで大きな断絶が生まれやすいです。

理想的には、機械のように
感情を乗せずに淡々と、
目の前の作業に没頭することです。

自分の行動によって、
自分の精神がどれだけ削られるか
というのは、外部からの強制力が
働きづらい個人事業主としては、
割と重要な視点だと思います。

“頑張るべき”タフな作業のために、
自分のやる気のリソースは、
常に余らせておきましょう。

さて、昨日のメルマガでは、
上記のような内容を例に、
汎用性の高い考え方を
身に付けようとお伝えしました。

先ほどの野球選手の話をするまでもなく、

・どんな時でも必要なことを同じクオリティで
淡々と継続すること

というのは別にBUYMAに限らず、
ありとあらゆる分野で活用できる方程式です。

と、ここまで書いた時点で、
昔こんな記事を自分用にメモっていたのを
ふと思い出しました。

■超一流は、結果が出なくても「頑張らない」

http://toyokeizai.net/articles/-/67115?page=2

本田圭佑が「超」一流かは置いておいて、
まあ同じようなことを主張している記事です。

こういういろんな分野、場面で
幅広く活用できる汎用性の高い
考え方が自然と出来るようになることは、
私たちの最大の関心事である、
「BUYMAでの成果を伸ばす」
という極めて具体性の高いことにも
大きく貢献してくれます。

例えば、以前のメルマガで、

「セールが始まったばかりの時期、
 farfetchでは、配送先をアメリカに変えることで、
 セール価格になっている商品があったりする」

ということを書きました。

もちろんこれだけでも使えるノウハウ
ではあるのですが、ちょっと視野を広げて

「こういう傾向はfarfetchに限らないのでは?」

という考え方もできると思います。

で、実際にfarfetch以外にも、
そういう現象が発生しているショップはあり、
それを活用しただけで、たとえば、
元コンサル生のSさんは、10万円以上の
同じ商品を2、3日間で5つ売って、
約10万円の利益を一気に出したりした
というのも以前のメルマガで書いたとおりです。

こういう風に、ひとつの気づきを、
他の似たような場面でも応用できないか
検証してみるというのは汎用性が高く、
重要な考え方です。

ただ、ここで忘れないでいただきたいのは、

・「farfetchに存在する特徴」という具体的なノウハウ

・「ひとつの気づきを似たような場面でも応用する」
という汎用性の高い考え方

のどちらも揃っていないと意味が無い
ということです。

前者だけではただfarfetchに詳しい人
でしかないですし、後者だけでは、
BUYMAで利益を出せるようにはなりません。

「具体的なノウハウ」と「汎用性の高い思考」は
セットで初めて意味を持ちます。

もちろん私は個別コンサルで、
これを意識してお伝えしているわけで、
だからこそこれまで一定以上の
成果を出してこれたのだと思っています。

ではではー。

P.S.

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汎用性の高い考え方を身に付けよう。(第477回)

※2015/12/25の記事です。

こんにちは、エスノです。

先週の水曜以来のメルマガでございます。

先週の木金は今年最後の出張で
名古屋でコンサルをしてきました。

振り返ると今年は昨年以上に
本当にあちこち行きました。

よく行っている大阪、名古屋をはじめ、
国内で宿泊したところだと、札幌、函館、
仙台、箱根、金沢、京都、鳥取、松山、
徳島、広島、博多、小倉、長崎、那覇
というところでしょうか。

海外はフィレンツェとラスベガスと
グランドキャニオン周辺ですね。

もちろん国内はコンサル以外の
ただの旅行も含まれていますが、
改めていろいろ行ったもんだなあと。

今年は割と関西に偏っていたので
来年は東北とかもっと行きたいですね。

あと北海道で牧場巡りをします。

車の免許がないのでタクシー移動ですが…。

さて、そんな感じでうっかりすると
一年を色んな角度から振り返りがちな
年の瀬の今日この頃ですが、
BUYMAからこんなお知らせが来ていました。

■【要注目】2016年幕開けイベント!NEW YEAR SALE開催のお知らせ

http://buyersinfo.buyma.com/?p=32081

注目したいのは昨年末の、
年末年始の売上推移のグラフですね。

http://buyersinfo.buyma.com/eg-content/themes/buyersinfo/images/upload_img/2015/12/%E5%B9%B4%E5%A7%8B.png

クリスマス直前から大晦日にかけて
徐々に落ち着くものの、年明けから
上向くのは意外な感じがするかもしれません。

まあ24日以前が出ていないので、
年明けの復調具合というのが、
どこまでクリスマス前の水準に戻っているか
というのはまったく分かりませんが…。

ただ、年末の静かな感じは、
年明けもずっと続くものではない
ということは読み取れると思います。

またそれを後押ししてくれるクーポン
の発行も告知されています。

かなり汎用性の高いクーポンなので、
ぜひ受注に繋げられるように、
「年末の受注が少なくなるうちに」
出品に力を入れたいところですね。

以前何度か書いたことですが、

「受注がない時期」

というのは逆にお客さん対応以外の
作業に時間を使うことが出来るとき
でもあります。

受注がないとやる気が出なくて、
いまいち作業をする気になれなかったり
あるいは、変に焦ってしまって、
何も考えず数を出品しまくるだけ
になってしまったりする人も多いのですが、
いずれも極めて成果につながりづらい姿勢です。

受注があろうがなかろうが、
必要な作業を淡々と同じクオリティで
こなせるかどうかというのが大事ですね。

ところで「よし、じゃあ出品するぞ」
と思ったところで気を付けていただきたいことが一つ。

先ほどのリンク先の真ん中辺りに、
「2016年NEW YEAR SALE出品時のお願い」
という項目があります。

曰く、商品価格の値下げをお願いします、と。

事務局の意図は分かります。

ただ、盲目的に従う必要は
もちろん一切ありません。

商品ごとの最適な販売価格というのは
間違いなく事務局より我々のほうが
正確に把握しているはずです。

(というかしていて然るべき。)

また、以下の様なコメントを
商品ページに書くと成約の可能性が高まる
ということですが、これも無闇に従う必要はありません。

========================
12/20 値下げしました。
16,000円 ⇒ 13,000円

1/1 NEW YEAR SALE!限定値下げ中!
13,000円 ⇒ 11,000円
========================

なぜなら、どの程度
可能性が高まるのか分からないからです。

結局、このコメントを書く手間の分、
リターンがあるかどうかは分かりません。

個人的には、値下げしたそばから
商品ページにこういうコメントを入れる
くらいなら、新しい出品を1件でも
増やしたほうがいいんじゃないかと思います。

もちろん、感覚的には
受注率が下がることはなく、
多少は上がりそうですから、
やってもいいとは思います。

ただ、このコメントを入れるのに掛かる手間と
そのリターンをまったく想像せずに、
「事務局が言うから」という理由だけで
判断するのは良くないです。

細々したことを書きましたが、

・どんな時でも必要なことを同じクオリティで
淡々と継続すること

・手間とリターンを常に考えること

というのは、効率よく成果を出すために
絶対に欠かせない考え方です。

買い付け先を探したりする際の
ちょっとした小ワザみたいなものも重要ですが、
より汎用性の高い思考力を身に付けて、
色んな場面で応用できるようになると
そういう小ワザももっと活かせるようになります。

ではではー。

P.S.

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